2014年8月31日日曜日

おはようさん 2014.8.31.

今日は北辰会の夏季研修会「夢分流腹診&打鍼」のお勉強会でした。 昨年のこの会には、蓮風先生もニコニコ顔で参加されて、ドクター班を手取り足取り教えて下さいました。 今年も同じつもりで勇んで参加したのですが、蓮風先生の姿は見えませんでした。 とても残念。。。 でも、養老の船戸博子先生が参加してくださったので、一日、楽しく過ごすことができました。 内容は去年よりも初心者向けになっていました。 会場となった森ノ宮鍼灸学校の学生さんたちもたくさん参加されており、この学生さんに講義のベクトルが向けられていました。 これも博子先生にはピッタリだったと思います。 午後の実技講習は去年と同様の内容でした。 腹診&打鍼の初心者向けの内容だったので、「かなり高度で応用的な話だったり、試行錯誤中の最先端な話題だったら、博子先生がついてこられなくなってしまう・・・」という危惧は徒労に終わりました。 夢分流腹診&打鍼を始めて1年半・・・毎日、たくさんの患者さんたちに腹診&打鍼をしてきました。 あくまで最優先の目的は、「患者さんの病を癒やすこと」です。 鍼灸はそのための最善のツールですが・・・ツールに過ぎません。 私は北辰会と蓮風先生の鍼灸しか知りませんが、今日の実技指導の中で、私の夢分流腹診&打鍼はすでに北辰会の夢分流腹診&打鍼を「守・破・離」の「破」に至ったと思いました。 wikpediaによれば「守・破・離」とは・・・まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。 まさしく「守・破・離」の破です。 どの伝統芸能の世界でも、この「守」に固守し、「破」するアドベンチャーを「捨」するグループが居ます。 時代がゆっくりと流れていて、今も昔も変わらぬ世界のまま、人生が終わっていく時代は、それでも良かったのですが、昨今のように、人々の価値観が多様化してくると、「守」だけの伝統芸能は絶滅危惧種へと墜ちていってしまいます。 例えば假屋崎省吾さん・・・明らかに「破」であり「離」で大成功した華道家です。 彼の大成功の影響もあって、花会の中でも草月流はとても元気です。 最近では池坊の次期家元さんも「破」ろうとして、がんばっているようにお見受けします。 蓮風先生は「守」なのか「破」なのか?  私は癌や難病を鍼灸で治療しようとがんばっておられる蓮風先生が大好きです。 それは従来の鍼灸界からの「破」であり、鍼灸が抗ガン剤や放射線療法に代わる有効治療になって「離」の境地に達する・・・そんな意気込みを感じるからです。 「守」の中に居ながらにして「破」することなど出来ません。 今日の大河ドラマは、天下を取った秀吉が変わっていく様を描いていましたが、これはいつの時代のどんな人間にも起こり得ることです。 まるで自分が黒田官兵衛になったかのような葛藤に苛まれ始めた研修会でした。 願わくば「世のため、患者さんのため」という大義を忘れず「破」を見守り、「捨」てずに、「離」する運命を共に喜んでいただければ最幸です。 前世物語 「最悪は身体も心も閉じている人なんだ。セックス嫌いで心も閉じていると外界からのストレスエネルギーは身体に溜まる一方だし、魂から放射される内面のエネルギーは心の奥底で滞ってしまうから、まともなエネルギー循環が消え去ってエネルギーがそれぞれ内熱化してしまうんだ。そして最後には心と身体が焼け死んでしまうんだよ。セックスを溜めすぎると身体に悪い、って世間では言うけれども、あれはあながちウソではないようだね。心が焼け死んでしまったら、ともかく肉体に憑依しようと彷徨さまよっている悪しき感情エネルギー体の格好の餌食だからね」  それってひどい精神病になってしまうということなの? という私の問いに先生はゆっくりと頷いてくれました。 「この肉体を持った世界で目覚めるためには、心も身体も開放することが必要なんだ。神さまはちゃんとそのヒントを与えてくれているんだよ、セックスの快感としてね。今の時代の人々はやっとそのヒントに気づいて、セックスの本当の意味を理解し始めた人たちなんだ。  そして、心も身体も開放するためには男性と女性の性の統合を経験する必要があるんだよ。これはセックスのテクニシャンになれだとか、同性愛を体験しなさい、なんていうことではないからね。この両性の統合というプロセスは、肉体的な快感、エクスタシーを心の目を通じて見つめることから始まるんだ。意識が覚醒したままエクスタシーを体験して、神さまのセックス・プログラムを解読する必要があるんだよ。心の目が見開きっていない頃には神さまは男女別々のセックス・プログラムをお作りになったように思えるけど、心の目が全開になって魂の目でエクスタシーを見つめれるようになると、神さまのセックス・プログラムはひとつだということが理解できるようになるんだ。そして肉体同士を流れるエネルギーだけではなく、魂から心を通じて肉体へ、肉体から心を経て魂へ循環する崇高なエネルギーが見えてくるんだ。両性の統合過程が進んでくると、そんな崇高なエネルギーをコントロール出来るようになってくるけど、そうなるとエクスタシーは言葉では言い表せないくらい素晴らしいものに進化しているよ。宇宙旅行どころではないね、銀河旅行? 神々のエクスタシー・・・そう、宇宙の法則を体感できた感じになるだろうね。