2014年8月11日月曜日

おはようさん 2014.8.10.

夏台風にたたられた土日でしたが、みなさんのところは大丈夫でしたか? 我が家のベランダ菜園も何とか無事でしたが、西日本の農家のみなさんは大変だったと思います。 ただでさえお盆前の出荷でてんてこまいしてはるやろうに、台風の雨風で・・・夏風邪も流行ってきていますので、くれぐれもご自愛くださいね。 今年のセミは夜中まで騒がしく鳴いているなって思っていましたが、セミたちは台風が連発して来ることを察知していたのかもしれません。 現に台風一過の今夜は、セミの鳴き声もなく、とても静かな夜ですから。 蓮風先生も「立秋になった途端に、風の香りが変わった」と仰ってましたが、確かに冷房を切って窓を開けていると、秋風の香りを感じることができます。 もうちょっとすると、蝉時雨が虫の音に代わってきますね。 こういう季節の移ろい、自然の香りを感じ取る感性は、世界中で日本人が断トツなようです。 日本人の聴覚器官は、虫の音を心地よく感じ取れるように進化しているそうです。 外人が虫の音を聞いても、雑音&騒音にしか聞こえないのは仕方ないことなのですね。 あぁ 日本人でよかったぁ。 日本人の細やかで豊かな感性は、大陸伝来のさまざまな文化文物をより美しく&優しく&味わい深く進化させてきました。 料理も織物も絵画も陶芸も・・・そして鍼灸も。 そんな日本の強みを最近は自ら放棄している企業が目につきます。 SONYしかり、SHARPしかり、TOYOTAしかり・・・ 数年前、SONYの製品を久しぶりに購入して愕然としました。 商品の梱包が酷い・・・そこに美も喜びも優しさもありませんでした。 APPLEの商品の梱包の美しさ・開封の喜び・優しさは世界断トツです。 天国と地獄やなって思っていたら、案の定、SONYは没落の一途です。 世界は機能重視、コンパクト重視から、美しさ・喜び・優しさ重視に進化しています。 本来は日本が再び日の目を見るはずの・・・でも、今の日本はあらゆる分野で、真逆に進んでいるように感じます。 鍼灸の分野でも、効率&採算が幅をきかせてきて、治療の中に宿る 美・喜・優 がどんどん忘れ去られてきたように危惧しています。 感性を高めるのは大変です。 でも大変だからと言って、エビデンスに頼ってばかりいては、生身の人間は治せません。 感性が冴え渡った鍼灸には、美も喜も優もあります。 生体の気血津液が美しく循環して、衛気が穏やかに輝いて、腎脾肝肺心が喜んでいれば、どんな病気も癒やされるでしょう。 私の手は蓮風先生の手のコピーです。 一年前に蓮風先生の労宮と触れあうことで、一気に感性が触発され目覚めてしまいました。 こういうことってあるんですね。 だったら、AKBの握手会ならぬ若手の鍼灸師さんたちとの握手会もあり? かしらね。 採算&効率一辺倒の鍼灸界に渇!を入れるためには・・・ これからの鍼灸界を善き方へ引っぱっていく使命をまたひとつ背負ってしまったと・・・覚悟を決めた私です。 乞うご期待! 前世物語 「今回の私の天職は何ですか?」  白い人が答えました。 「・・・・何でもいい」 「ヒントを教えてください」 「人と接することです」 「今回の人生で私は天職を決めてないのですか?」 「・・・まだ経験してない、やり残したことがあるから、もう少し経験しなさい」 「なぜ私は自信が持てないのですか?」 「人まかせにしているからです」 「どうしたら自信が持てますか?」 「好きなことを見つけて、本当にやりたいことを探して、それだけに絞りなさい」  先生は白い人に聞きました。 「私がこれから大事にしなくてはいけないものは何ですか?」 「優しさと触れあい。思いやる心。家族」 「なぜ私は愛情を失うことを恐がっているのですか?」 「・・・親の愛情を受けないことがあったからです」 「どうしたらそれを克服できますか?」 「自分を大切にしなさい」 「私はなぜ何度も生まれ変わっているのですか?」 「本当にしたいことをしていないからです」 「私が本当にしたいことって何ですか?」  白い人が答えました。 「もうお前は知っているだろう」 「ヒントだけでも教えてください」 「いろんな道があります。ひとつの道に決められないなら、平行しながら行ってもいいのです」 「私は今まで何回生まれ変わりましたか?」 「六回です」 「そのうち、今の夫とは何回一緒に生きましたか?」 「三回です」