2014年2月28日金曜日

おはようさん 2014.2.28.

2月も終わりましたね。 なんだかずっっっっとよく働きづめだったような気がしますが、 50代半ばを過ぎて、世の中の同級生諸氏はそろそろ定年が迫って来ているようです。 65才まで定年延長とか言っても、現実世界では55才過ぎると働きがいのあるプロジェクトに入れるのは稀だとか・・・ 出身地の地元に最後の転勤をさせられたり、子会社・孫会社に出向させられたり・・・ただ、そんなありがたいポジションも枯渇してきていて、キャリア開発部屋へ送られるなんてことが日常茶飯事になりつつあるようで・・・なんだかこれからますます50~60才男性のうつ病患者さんが増えそうな予感もします。 そんなニュース記事を読む度に、働けるってことのありがたさを噛みしめています。 心療内科に来る20~40代の男性患者さんに最近、増えているのが「働きたくない病」です。 上司と合わない、会社ぐるみのいじめ、仕事が自分に向いていない・・・一見 なるほどな原因を述べますが、休職した途端に元気になる! 自律神経失調症も鬱状態も一夜で消えてしまいます。そして、バカンスの終わり頃、会社に行くと・・・症状再発です。 新型うつ病なのでしょうか? よくわかりませんので、こういうタイプは精神科専門医へ転医してもらいます。スピリチュアルケアでも、東洋医学&鍼灸でも、どうみても救いようがないからです。 まだ「自分で病気を創り続ける病」の患者さんの方が救いようがあります(通院してくれれば治せるのですが、哀しいかな、通院してくれないのですよねぇ。。。) 生活保護の40~50代男性にもこの「働きたくない病」がたくさん見受けられますので、昔からある病なのでしょうが、最近、特に若者に目立つように思います。 普通に働きたくて仕方ない40代(35才以上と書いている記事も)でもなかなか仕事がないのですから、「働きたくない病」は20代のうちに何とかしなければ、人生が終わってしまいます。 老人医療費の議論も大切ですが、実はこういうロングテイルの高額保護費(30代で生活保護になれば約50年間 血税が・・・門真市報みたら(°0°)ですよ)のことも考えて、20代のうちにしっかりと「大人教育」しなければ・・・と思うのです。 そんなこと、あんなことを思いながら・・・ 毎日、ヘトヘトになりながらも、一生懸命にお仕事できる幸せを ありがたいなぁ うれしいなぁ と思える今日この頃なのです。 前世物語  先生はサチオと母の魂を高みへと導きました。そしてサチオの人生と、今、生きている人生を見比べてみるように促しました。サチオの魂が言いました。 「人を助けないと。私は人を助けなくてはいけません」  先生は更に高みへと導きます。 「そこから上はどうなっていますか?」 「雲の上に誰かいます」 「どんな人がいますか?」 「男の人です。神様みたいな感じです」 「その人に聞いてください。今回の人生の目的は何ですか?」  神様が答えました。 「無理をしたらダメです」 「それはどういうことですか?」 「人のことを気にしないで、人のために助けてあげなさい」  先生は神様に頼みました。 「あーちゃんに会わせてください」  神様が微笑みました。 「出て来た・・・。歩いてます。ママって・・・」 「しっかりと抱きしめて、思いっきり言いたかったことをお話してください」 「・・・ごめんね。守ってあげられなくて」 お母さんは啜すすり泣いています。 「ううう・・・寂しくない、って」  先生はお母さんの代わりに尋ねました。 「お母さんのこと、恨んでる?」  あーちゃんが答えました。 「ぜーんぜん」 「あなたを殺しちゃった、と思ってるんだけど、恨んでない?」 「恨んでないよ」 「あなたを元気な子供に生んであげられなかったんだけど、怒ってないの?」 「怒ってないよ」 「あーちゃんは元気にしているの?」 「元気です。飛んだりもしています」 「なぜ病気の身体で生まれてきたの?」 「神様にお願いしたんだ」 「あーちゃんが決めたことなの?」 「そうだよ」 「お母さんが悪いんじゃないの?」 「違うってばぁ」 「あーちゃんは死ぬことがわかっていたの?」 「全部わかってたよ」 「死ぬ時、お母さんを恨んだでしょう?」 「苦しくなかったよ」  「あれは、あーちゃんが決めた人生だったの?」 「その通りだよ」 「もっと生きたかったんじゃないの?」 「あれで十分だったんだ」 「あの人生で、あーちゃんは何を学んだの?」 「お母さんにいろんなことを教えようとしたんだよ」 「いろんなことって何を?」 「人と比べないで、ゆっくりすることだよ」 「お母さんに出来るかなぁ?」 「きっと出来るよ」  お母さんは一番心配していたことを尋ねました。

2014年2月27日木曜日

おはようさん 2014.2.27.

2週間前から脳梗塞後遺症で片足びっこをひいたおじいさんが通院されています。 病院のリハビリでは、もうこれ以上はダメだ、と言われたそうで。 お腹と鎖骨下に打鍼して、残った天枢の邪と百会に鍼を毎日、していると・・・ 少し曲がって伸びなかった左膝が伸びてきて、 松葉杖で歩くのがとても楽になったと喜んでくれています。 医院まで歩いてくる時間が半分になったとか・・・よしよし!(*^^)v 胆道ジスキネジーなのに、近くの病院では異常なし(この病気のことを知らない内視鏡専門医って・・・いるんだぁ)とされたおばあちゃん。 お腹の打鍼をした後に背中を見ると・・・左右の胆兪がもっこりともりあがってます。側で見ていた看護師さんも思わず「ワォ-!」と感激してました。 邪の強い方へ鍼をすると、ジスキネジーは徐々に軽快してきて・・・よしよし!(*^^)v 重度の糖尿病なのに過食が止まらないおばさん患者さん。 昨日はスキヤキを喰ったとか・・・なにすんねん! ここ数ヶ月は湧泉へ鍼をしてます(別におしおきじゃぁないよ) 本人曰く「最近、食欲が減ってきました」・・・でも糖尿はぜんぜん良くならないんだけどねぇ スキヤキ後の今日の湧泉。 鍼が入りません・・・そう、スキヤキ翌日の鍋の中のよう・・・あのギトギトベタベタな油の固まりに鍼を刺している感じでした。 もう、バレバレじゃん! うちに光の前世療法を受けに来られた癌患者さん。 藤本蓮風先生を紹介して、今、遠方より漢祥院に通っておられます。 高度先端医療も受けられていますが、鍼をされて約2ヶ月で腫瘍マーカーが激減(1/6) 画像上サイズも½になったとか。 すごいですねぇ。 そして今日、私がしていただいたのは筋縮(GV8)へ。 先週と同じですが、良くなってきているそうです。 「ひどい疲れや。このまま放っておいたら大変なことになるところやった」と。 確かに&確かに その予感 してました(^^ゞ 週一の鍼は自分の身体とこころの大切なメンテナンスになっています。 蓮風先生の1本の鍼が明日からの私の患者さんたちをも治療していってるわけですね。 一粒万倍 これこそ宇宙の美しき流れでしょう。 さぁ 明日からまたがんばりましょい!☆彡 前世物語 美子レポート    ゆびきりげんまん 昔々、青葉の美しい城下町に、サチオという男の子がいました。優しいお母さんと二人で暮らしていました。サチオのお母さんは「今の亡くなった娘」です。  十六歳の時、サチオは外国へ奉公に行きました。母は泣きながら駅で見送ってくれました。 「行かないで、サチオ!」  彼は決心しました。 「絶対、戻ってくるぞ!」  時が過ぎて、サチオはヒマラヤで暮らしていました。妻のマーシャと男の子がいました。黒いクルクルした髪がかわいい男の子でした。この子は「今のお父さん」です。妻も子供もサチオをとても愛していました。  ある時、子供が心臓の病気になりました。近くに病院はありません。マーシャは神様に祈り続けました。 「何とかして、この子をお助けください」  サチオは自分で薬草を採りに行こう、と決心しました。初めての薬草採りです。彼は妻と子供に約束しました。 「絶対、採ってくるからね」  でも、サチオは戻りませんでした。もう少しのところで高い崖から滑り落ちてしまいました。彼は死にました。  サチオの魂をお母さんが出迎えてくれました。 「もう、いいんだよ」と優しく抱きしめてくれました。

おはようさん 2014.2.26.

今日は朝から鼻がグズグズで。 天気予報の花粉情報で、大阪もとうとうグリーンからイエローゾーンに突入して、花粉シーズンを実感してました。 今年の花粉量は少ないとか・・・でもスタッフも患者さんも鼻ズルズルと・・・ 夜のニュースで大阪もついにPM2.5の注意喚起が出たとのことで。 なるほど 今日の鼻ズルズルはPM2.5が原因だったのねぇ。 そういえば、今朝の日の出さんはまるで甘酒のやうな空に、まん丸&まっ赤なお日さまが出てきたんだった。 もう早朝からPM2.5だったわけですかぁ。。。 対処法はマスク。 明日からマスクをして通勤しようかな・・・メガネ曇るしなぁ・・・(結局、マスクしない私です) 今週は春の温かさを実感できて。 梅の花も一気にほころんできたんじゃないかな? あぁ 梅園が呼んでいます。  あの梅の薫り 早春の薫り  春風にのって そよそよと香ってくる春の幸せ あぁ 香梅堂の鈴焼 食べたいなぁぁ 鳩居堂の薫物 梅花の薫り AKBの梅ちゃん♡ 梅というだけで、もう夢が夢へと夢の中・・・でした。 週末は梅を撮りに行きたいね。 前世物語  私は先生にこのように報告しました。先生は聞きながら涙を流してくれました。 「美子さん、すばらしいよ。やっぱり教育のスペシャリストだね。笑いが潤滑油だなんて、よく気づいたね。確かに今の子供たちには笑いが少ないよね。先生も無表情な感じだしね。急に笑おうと思ってもうまくいかないよね。だいたい意識して笑っても、それは笑いじゃないものね。お互いの心が開いているから、笑いを潤滑油にして愛が伝わるんだ。心を開くためには、まず見栄を捨てることだったね。ほら、パッチ・アダムスだってピエロだろう。ピエロって見栄を捨ててるよね。大人が見栄を捨てて心を開くことで、子供たちの心も開かれていくんだ。だからパッチは子供たちや患者さんの心をすぐにつかめるんだね。そしてピエロには笑いがある。もう恐いものなしだね。  先生がピエロの格好をするわけにはいかないし、もしピエロになったとしても学校では子供たちに受けないだろうね。学校と病院の違いは認識しとかなくちゃいけないよ。美子さんはわかっているけどね」  私は大きく頷きながら答えました。 「先生も心をピエロにすればいいのです。ピエロの笑いの本質をつかむのですね。見栄を捨てて、心を開いて、子供たちに接するのです。笑いを携えてね」 「うん、言葉ではそうとしか言えないけど、美子さんはしっかりとつかんでくれたね、ありがとう。よかった、よかった」  先生は心をいっぱいに開いた笑顔を見せてくれました。 「でも、美子さん。教育の神髄をつかんだからといって、夫の代わりにやっぱり先生に戻ります、は・・・かんべんしてね。これはホント、個人的なお願いだけど、ずっとここにいてね。お願いだから、ね」  先生は私の目をじっと見つめて言いました。 「うーん、どうしようかなぁ。これでも夫の大学の学園祭では人気投票ナンバーワンだったんだから、ね。学園のマドンナなんだから、もっと大切にしてちょうだいね。セクハラなんかしたら、やめちゃうからね」  私も先生の目を見つめて言いました。先生の目の緊張が緩んでいくのが見えました。私は心の中で呟きました。 「もう二度と先生から離れはしないわよ。先生の疲れた心を癒せるのは私だけじゃないの。これからも先生はたくさんの人たちの心の扉を開いていくのでしょう。たくさんの魂がこの世で輝きだすのを待っているのが私にも見えるわ。  だから、大丈夫よ。私が先生を笑わせてあげるからね。ほら、最近、患者さんによく言われるでしょう、先生の笑顔だけで治ったような気がします、って。美子さんが来てから、先生がすごく笑うようになった、って。  先生、気づいてない? 今、待合で患者さんたちの噂のふたりなのよ、私たち・・・でも、いいんだ、私は。だって、今の私って、『今』を生き生きと生きているもの。ほら、夫も私たちを見て笑っているよ。美子の好きなようにしていいよ、って。  そう、だから今日は言うね。先生、ううん、奥山くん、愛してるわ」

2014年2月25日火曜日

おはようさん 2014.2.25.

今日はポカポカ陽気の一日でした。 やっと春近しを実感できましたね。 春といえば・・・もうすぐ春ですねぇ 恋をしてみませんかぁ ですよね。 NHK 100分de名著「フロム 愛すること」で、 インターネット前までは実際に会わなければ知り合いになれなかったが、インターネット後の世界では、会わずに知り合いになれる。その分、関係性が希薄になってしまった、と言っていました。 確かに超情報化社会の今、愛すること、愛されることから人々が遠ざかっているように思えます。 私もFBを介しての世界中の写真友だちに誰一人、会ったことがありません。 普段、お互いの写真に いいね! し合っている仲良し友だちでさえ、よく知りません。 つまり、ネットの向こうにいる友人のフィーリングとだけ繋がっているわけです。 これじゃぁ 恋も愛も生まれませんよね。 ちょっとした友情くらいかな、あるのは。 インターネットで世界中の距離感がとても近くなりました。 ネットで繋がっていれば、相手のことがすべてわかる。相手のフィーリングも癖も好き嫌いも・・・何もかもがわかったように思えてきます。 リアルな実体が古くさく、面倒くさく、じれったく感じてきちゃうでしょう。 ネットなら相手のこころの裏側まで見通せるような錯覚に陥ってしまいます。 何でもわかっちゃう、何でもできちゃう。まるで全能の神のような気分がもうどこかに芽生えていませんか? 写真がフィルムからデジタルになってしまったように、 恋も愛も・・・デジタル化されはじめてるような気がします。 デジタル同志の恋や愛だから、デジタル社会ではどこにも違和感がないのでしょうが・・・それでいいのかしらむ? バリバリのデジタル写真大好き派だった私は、RAW現像に夢中になっていたある時、ハッとデジタル世界の恐ろしさに気づいてフィルム写真に戻りました。 あれは現実ではない。いくら綺麗でも自然の美ではない。 それに気づいた時の恐ろしさ、寒気は今でも覚えています。 今時の恋も愛も・・・同じ危惧をしています。 映画やドラマの恋愛ストーリーもどこかデジタルっぽい味がします。 デジタルな恋、デジタルな愛はコントラストも色調も効いているし、ノイズは見事に消されています。 もちろん涙も苦しみも努力も、そして笑顔もあります。でも、デジタルには何かが欠けています。 なんだろう? 学びかなぁ アナログな恋をして、アナログに愛して愛されて学べること。 人生の目的も使命もソウルメイトも、デジタルにはないと思います。 デジタル ♂ X デジタル ♀ 生まれてくるのはデジタルな子供たち。 生まれながらに笑わない赤ちゃんは、もしかしたらデジタル子の権化なのかもしれません。 デジタルやネットが悪いわけではありません。 うまく使えばいいのです。 機械やデジタルに使われるのではなく、機械やデジタルを使いこなす賢い人間にならなくちゃいけません。 原発にしてもデジタル・ネット社会にしても、人間の賢さが追いつけなくなっているように思えます。 手塚治虫先生が危惧していた近未来に私たちは足を踏み入れつつあるのでしょうか。 そんなこと言ったって、じゃぁ どうすればいいのよ?って光さんに尋ねてみれば・・・ もうすぐ春なんだから、みんな、どんどん 恋をして 愛して愛されて 今を楽しめば、今を生きればいいのよ ってお返事でした。 (日本の)神々がみんな、いなくなっていることに気づいているでしょう。 もうすぐ そう 春になったら 神々がそれぞれの(見守っている)人のところへ戻って来ますよ。 恋の 愛のパートナー(ソウルメイト? いえいえ、もっと聖なるパートナーですよって)との出会いの絆を携えて、帰ってきますよ。 世界中の人たちが新しい誰かに恋をします。 その時、目をつぶっている人、下を 後ろを向いている人、足が前へ踏み出せない人、古い世界が手放せない人・・・は聖なる恋が通り過ぎていったことすら気づかないでしょう。 夜空が一瞬 真昼のように明るくなって、次の瞬間、星の瞬く夜空に戻ってしまうような・・・そんな聖なる出来事です。 星になれたカップルだけが光の世界へ迎えられます。 すべてを手放し、すべてを受け入れる(こころの)準備をしておきなさい。 聖夜を共にしましょう。 前世物語  『子供を信じて、ただ愛しなさい』ということは、今の親と先生は子供を信じれない、純粋に愛せない、という示唆と読み取れるわ。確かに親も先生も見栄を張って、子供が本当は望んでいないものを押しつけちゃっているわね。もちろん間違っている事は諭さないとね。人の迷惑になることと人を傷つけることを身をもって教えていけば、今でも子供はちゃんと受け止めてくれるわ。世話を焼いて干渉していると、いつまでたっても自立出来ない子供になってしまうわね。大人になりきれない子供、大人になりたくない子供だわ。自立出来ないということは責任が果たせないということでもあるのよ。決断したことがない、自分から進んでしたことがない、計画が立てれない・・・こんな子供たちの親はたいてい過剰に子供に干渉するタイプだけど、光はこのことを言っているのかしら。だとすると、自分の意見があり、自分の行動に責任が持てる自立した子供に育てなくてはいけないんだわ。そんな自立した子供にするには、まず見栄は干渉の始まりだから外さないとね。そして、人として生きていくための基本的なルールに触れないかぎり、子供が望むとおりにさせるんだわ。もちろん子供のことだから失敗だらけよね。さっきの基本ルールに触れた失敗には心から愛情を持って自分の気持ちに正直な言葉で諭してあげるけど、それ以外の失敗は子供にとっては自立するための大切な学びなのだから、親と先生はニコニコ笑っていてあげないといけないのだわ。心でイライラしながら黙ってガマン、ではいけないのよ。子供は心で感じ取っちゃうからね。親も先生も、子供は失敗を積み重ねながら自立への階段を登っていると思わなくちゃね。もし子供が登り疲れて助けを求めたら、その時はすぐに手を差し伸べて引き上げてあげなくちゃいけないわ。すると子供はいつも見守ってくれているという安心感の中で、またチャレンジ出来るのよね。この安心感が自信に変わり、やがて簡単な責任が負えるようになるんだ。責任感が決断力を磨いてくれるから、子供はどんどん自立していけるんだわ。  もう一度、この子供の自立への良き流れを振り返ってみると、大人が心からニコニコ笑っていることが重要だと言えます。笑顔が潤滑油だったのです。その笑顔が見守られている安心感を子供に与えます。子供の心を開いたままにしておいてくれます。子供の開かれた心は、必要な時いつでも愛のエネルギーを受け取れます。子供の心は愛のエネルギーで育ちます。それは子供にとっては太陽の光なのです。心から愛情を持って接するとは、大人が太陽になったつもりで、誰にも分け隔てなく、いつもニコニコしながら愛を降り注ぐことなのです。太陽のようにニコニコするには、すべてを信じれなければなりません。子供も大人も、そして何より自分を信じれないと笑えません。笑いましょう。笑いが潤滑油となって、すべてのギクシャクを解決してくれます」

おはようさん 2014.2.24.

昨日 お知らせしました久しぶりの天満満天堂Liveのご案内です。 今年初めての「光の前世療法 グループワーク」を行います。 グループワークでは、個人ワークと同じ誘導で皆さんの意識を過去生へ降ろして、皆さんに勝手にその過去生の場面場面を見て頂きます。 旅行に例えるなら、個人ワークはマンツーマンでエベレスト登山するようなもの、グループワークはガイドさんが旗を持って名所旧跡を巡る団体旅行のようなものです・・・ある意味、アメリカ縦断ウルトラクイズみたいかも(途中で脱落すると・・・おわり) 過去生が見える、光との対話がしっかりできるのは断然、個人ワークですが、一度でも過去生を見て、光との対話ができた方なら、グループワークを堪能できるでしょう。 初めての方で初めてグループワークに参加して過去生が見える&光との対話ができるのは3割ほどでしょうか・・・3割を すごい! と前のめりになれるのか な~んや!とそっぽ向くのか・・・ まずそこで貴方のスピリチュアル度がわかります。 前のめりになった皆さんにはぜひ参加していただきたいなぁ・・・場のエネルギーがとても大切なワークですのでね。 今回は例年 年末に行っていた「来年やるべきことがわかる過去生へ」の2014年版でもあります。 実は去年夏から鍼灸を始めて、とっても忙しくて・・・毎月やっていたグループワークが困難になりました。 先月、満天堂のごろーさんから「光さんワークをやりましょうよ」ってお誘いメールをいただき、ごろーさんは私がこの世で唯一認定している生き神さまなので「それじゃぁ やりましょう」と何とかスケジュールを空けて実現したグループワークです。 だから、次をやるかどうか? は未定です。 参加者が少なかったら、♪ これっきり これっきり もう これっきりですよ~~ ♪ メインテーマは「今、やるべきことがわかる過去生へ」です。 光との対話ではお決まりの、今生の目的・使命・天職・ソウルメイト についていろいろ光さんに尋ねます。 未来生 その1は「今、やるべきことをやり遂げた未来の自分」と出会っていただき、未来の自分からメッセージ&アドバイスをもらってきます。 未来生 その2では、「このまま何もしなかった未来の自分」とも出会っていただき、やはりメッセージ&アドバイスをもらいます。これはちょっと辛いかな。。。 未来生 その3は、「今のままの日本の近未来・世界の近未来」をみんなで見てみましょう。 過去生 その2として「貴方がイエス・キリストと共に生きた過去生(もしくは 貴方がイエス・キリストだった過去生)」も見ましょう。これは光さんがやりなさいって言ってきた過去生ですので。 というわけで、今回のグループワークは過去生と未来生と光との対話だけで3時間! のワークにするつもりです。 乞うご期待! 日時 3月16日(日曜日) 午後1時から4時まで 開場:12時半 開始1時(時間厳守・・・1時に誘導を始めます) ワーク後のシェアーやQ&Aをする時間はありませんのであらかじめご了承願います。 参加予約は不要です。当日 時間厳守で起こし下さいませ。 (医院へのお問合せには応じかねます。スタッフは天満堂グループワークのについては、な~んにも知りませんので) FBで繋がりのある方々はFBで参加表明していただけると、ごっつううれしゅうございまする。 テーマは「今、やるべきことがわかる過去生へ」 過去生・未来生・光との対話 が主体の中級者以上向けのワークです(ヒーリングやアカシック、インナーチャイルドなどの上級者向けワークは入れません) 会費:3000縁 会場:天満満天堂(新日本天満橋ビル10階) 地下鉄谷町線天満橋駅は2番出口から、京阪天満橋駅14番出口を目指して右に曲がって徒歩2分、走れば30秒。新日本天満橋ビル10階です。エレベーターで9Fまで。階段で10Fへ。 個人の宗教・教義は自由です。どんな方でもご参加いただけます。 ただし過去生の見方、光との対話の仕方などの解説は時間の関係上、致しません。 今回は特別枠での実施で、次回の予定は未定です。 (たくさん参加していただければ、またやりますよ) 前世物語  この症例では、子供への接し方について光の世界からのアドバイスが得られました。光は子供をよく見ることが大切だと言います。子供をよく見ることとは「愛情を持ってみてあげること」であって「世話を焼いて干渉すること」ではない、と断言します。そして、「愛情を持って子供に接する」には「子供のための見栄を捨てて、子供が望むとおりにさせなさい。子供が助けを求めた、その時には手を差し伸べて、間違っている時には諭して、あとは子供を信じなさい。もっと自分の気持ちに正直に、心から愛情を持って接しなさい」と言います。 「子供を信じて、ただ愛すること」が光の世界の教育の礎なのです。 「美子さんはこの分野のスペシャリストだから、ここは美子さんがしっかりと考察しておいてね。楽しみにしているよ」  先生はワクワクのポーズをしながら夜診を始めました。確かに私は美術の、夫も考古学の先生でした。 夫は学生の心をつかむのが上手だったらしく、いつも若い学生に囲まれて笑っていました。そんな夫が亡くなるまで、私も子供たちの絵画教室を開いていました。 「先生の意地悪・・・これは科目で言うなら先生お得意の哲学じゃないの。でもいいわ。子供の教育の神髄は何か? が確かに語られているものね。それに私も母親ですからね、考えてみましょう」  そう呟きながら私は先生のワーク用のイスに座り直しました。私は思索する時、コソッとこの場所に座ります。目をつぶって瞑想し始めると先生の愛のエネルギーが感じられてきます。そして意識が澄み渡ってきた頃、ポコッと良いアイデアが浮かんでくるのです。 「光のメッセージはあれで完璧だわ。『子供を信じて、ただ愛しなさい』は教育の神髄だと言えるわ。でもそれだけでは今、心が病んで助けを求めている子供たちや自信を失ってしまった親と先生たちを救うことは出来ないわ。光は具体的には、親も子供も先生も見栄を捨てること。親と先生は子供が助けを求めた時には手を差し伸べて、間違っている時には諭して、あとは子供を信じて子供が望むとおりにさせること。そしてもっと自分の気持ちに正直に、心から愛情を持って接することだと言うけれども、どれも形だけ整えただけで始めてもすぐに失敗してしまうわ。そう、何かが足りないのよ。何か潤滑油みたいなものが足りないから、うまく回らないでギクシャクしちゃうのね。

2014年2月23日日曜日

おはようさん 2014.2.23.

こまつ座公演 大竹しのぶさん主演「太鼓たたいて笛ふいて」を観てきました。 放浪記の林芙美子が如何に従軍記者となっていったか、戦後の作品に込められた芙美子の想いとは・・・を綴った作品です。 「戦争は儲かる」という幻想が日本人を、世界全てを狂わせて、芙美子も「太鼓たたいて笛ふいて」戦争を鼓舞していった抗いがたい潮流があの頃の世界、人々のこころの底に渦巻いていた、と描かれていました。 戦後、「戦争は儲かる」という幻想はすべて嘘だと人々は気づいて・・・となるのですが、この作品を今、再上演した意図、再上演させた大いなる力に鳥肌が立ちました。 今の日本は明らかにおかしい。。。「戦争は儲かる」の道をどんどん進んで行ってしまってるように感じます。 原発は儲かる 武器は儲かる 土木は儲かる ・・・すべて「戦争は儲かる」と同じベクトルです。 物がない時代 もっと便利に、もっと働けるように・・・経済拡張&高度成長が世界のメインテーゼだった時代はもう終わったのです。今はもう幻想でありノスタルジーでしかありません。 今の世界は少子高齢化の中での生き残り方を模索しています。 幸いにして日本は少子高齢化の先鋒を担っています。 高齢者が求めているものは長寿ではありません。病気をしないこと、幸せだと感じられることを求めています。 幸せだと感じられること・・・それは「ひとりじゃない」って日々、感じられることです。 今日の「太鼓たたいて笛ふいて」にも「ひとりじゃない」というフレーズが何度も繰り返し出てきました。 例え「ぼっち飯」でも、そこにちょっとしたこころの温もりがあれば「ひとりじゃない」って幸せに感じられます。 医療や福祉はこれからますます・どんなにあがいたってニーズが増えていきます。 お金をかければ、高齢者がみんな幸せになれるか?って言われると難しいかもしれませんが、それでも今のまま、医療・福祉への出費を抑制して、土木や武力などの古き幻想へつぎ込む続けるのは、大いなる流れに逆らうこと、時流を見失うことになってしまいます。 今はまさに、芙美子が従軍した世界大戦のまっただ中と同じように見えます。 こころが傷を負い、ドクドクと血を流している人が実は国中に溢れてきています。 芙美子は戦争末期に「きれいに負ける」と発言して特高の監視下に置かれました。 そう、「きれいに負けて」原発・武器・土木から医療・福祉へと大きく舵を切るべき時なのに・・・ あの時の国民と同じ過ちを犯している今のこの国です。 311が1度目の警告だとすれば、2度目の警告が・・・あるでしょう。 昔からこの国は2度、痛い目に遭わないと変われない国なの・・・でしょうか? 少しずつ芽が出てきているけど、まだまだ花咲くところまでは育ちません。 残された時間はあまりないように思われます。 今日の公演の帰り道、そんな予兆を感じていました。 お知らせ 3月16日(日曜日) 午後1時から4時まで 天満満天堂にて 久しぶりに「光の前世療法グループワーク」を開催いたします。 テーマは「今、やるべきことがわかる過去生へ」 過去生・未来生・光との対話 が主体の中級者以上向けのワークです(ヒーリングやアカシック、インナーチャイルドなどの上級者向けワークは入れません) 会費:3000縁 会場:天満満天堂(新日本天満橋ビル10階) 地下鉄谷町線天満橋駅は2番出口から、京阪天満橋駅14番出口を目指して右に曲がって徒歩2分、走れば30秒。新日本天満橋ビル10階です。エレベーターで9Fまで。階段で10Fへ。 個人の宗教・教義は自由です。どんな方でもご参加いただけます。 ただし過去生の見方、光との対話の仕方などの解説は時間の関係上、致しません。 今回は特別枠での実施で、次回の予定は未定です。 前世物語  先生は、今のお母さんが亡くなった息子さんから何を学ぶのか、月の光に尋ねました。 「今まで愛していることに気づきませんでした。手遅れでも、失ったからわかるのです」 「そんなの、ひどいじゃないですか?」  月の光は答えました。 「でも、いっときだけのことです」 「私は彼の死から何を学ぶのですか?」 「子供との愛です」 「それは何ですか?」 「認めてあげることです。そして、ただ愛してあげるのです」  先生は月の光に聞きました。 「私の人生はここまで順調ですか?」 「仕方ない、と思えるかもしれないけれど、でもこういうものです。これは決まっていたことですから」 「子供を失うことは決まっていたのですか?」 「決まっていたことです。約束だったのです」  先生は月の光に頼みました。 「亡くなった子供は今、何をしていますか? ちょっとだけ会わせてください」 「願わなくても彼はいつもそばにいるはずだよ、って。・・・出て来て笑っています。大きな顔だけだけど笑ってる・・・」  先生は彼に尋ねました。 「どうして君は死んじゃったの?」 「面倒臭くなって・・・でもなぜかは忘れさせられちゃった」 「今は大丈夫?」 「楽しい修行、何か学ぶことをしてる、と言っています」 「苦しくないの?」 「学ぶことは楽しいよ」 「なぜ私をお母さんに選んだの?」 「最初から決まっていたことだし、忘れちゃった」 「彼をしっかりと抱きしめて・・・どんな感じがしますか?」 「暖かいエネルギーをくれます」 「彼は何て?」 「大袈裟だなぁ、って」 「お母さんにアドバイスをください、とお願いして」 「ぼくはいつも楽しいから、お母さんもお兄ちゃんたちと楽しくしなくちゃいけないよ」 「どうしたらイライラしなくなれるのかなぁ?」 「それは自分で自分が変わらなくちゃいけないよ。何かのせいにしちゃいけないよ」  先生は月の光にイライラする性格を治すヒントを聞きました。 「それを乗り越えることも課題だから・・・ヒントはなしだよ」 「でも、私に解決出来ますか?」 「あなたが出来る、と思って決めたことだから、出来なければ、また次も同じことをやり直さなきゃいけないね」 「私にその力がありますか?」 「あるはずです」 「この課題は誰が決めたのですか?」 「私自身だそうです」  亡くなった子供に呼びかけました。 「また、お母さんと一緒の人生を生きてくれる?」 「親子じゃないかもしれないなぁ。反対にするかも・・・。兄弟にするかもしれないよ。でも大丈夫だよ」 「お母さんをそこから見守っていてくれる?」 「当たり前でしょう」 「きみを感じるにはどうしたらいいの?」 「ときどき感じてるでしょ」  先生は月の光に向かって聞きました。 「あなたも私を見守ってくれますか?」 「見守ってます、って。笑ってる感じです」 「もう一度、彼をしっかり抱きしめて、ひとつ約束して・・・」 「後悔しないように子供をかわいがるから・・・。もうこんなに後悔しないように」 「彼は何て言ってる?」 「そうだね、って」  先生は月の光に彼のことをお願いしました。 「大丈夫ですよ。彼は楽しく過ごしていますから」 「また会いに来てもいいですか?」 「はい」

おはようさん 2014.2.22.

今日は222 にゃんにゃんの日だとか。。。 医院の駐車場横のパーマー屋のおばはんは野良猫2匹を野外で飼ってます。 家横に傘と毛布でスペースを作って、餌をやって、首に鈴まで付けて・・・あきらかに飼い猫じゃん! 秋~冬~春は駐車場のワーゲン君の上に野良猫が乗って、屋根は毛だらけ。 この秋から車シートを被せてますが・・・めんどくさいです。いらいら・・・ 今日、帰りにシートをはがしていると、あの臭い猫尿臭が・・・ あいつら! シートの上でシッコしやがったなぁ (*`Д´*) 駐車場のオーナーさんはうちの患者さんでもあり、何回かパーマ屋へ怒鳴り込んでくれたのですが、野良猫に餌をやる輩たちには何を言っても聞きません。まわりの迷惑などお構いなし、自己中の悪魔です。 こういう動物ネタを書くと、怖ろしく偏狂なグループがサイバー攻撃してきて炎上しちゃった経験もありますが、今日は222かぁ・・・と今日のお昼のブチ切れを思い出してしまったのでした。 私の写真の師匠 一咲先生はネコ写真家でもありますし、最近ではネコ写真が流行っていますが、さすがに私は猫写真など撮る気にはなりません。 そもそも猫アレルギーがあって触れませんしね(シノマリと同じやねん) 花博公園にお散歩に行くと、必ずノーリードの犬散歩に出会います。 土日なんか それが当たり前にように平然としてますし、嫌な顔をすると睨み返してきます。 野良猫族と同じ輩なのですが、最近、なんだか増えているように思えます。 花写真と撮りに行っていて、5,6年前まではマナーの悪い人たちやなぁ・・・日本語じゃないな、仕方ないな・・・でした。 最近は、日本語じゃないカメラ族の方が日本語でしゃべってるカメラ族よりもマナーが良いことが多いです。 NHKの世界ネコ歩きなんて番組を見ながら、こんなに野良猫がいる町の人たちは猫害をどうしてるんだろう? 庭に糞や尿をされて、車を傷つけられて、それでも笑っていられるのかしら?って思いながらも、ヨーロッパの人たちの犬との生活、特にしつけやマナーを見る度に、日本の犬猫文化水準の低さを思い知らされます。 日本は東洋一の文明国なんて思っているけれど、さてさて、経済と同じで、文化やマナーもアジアのジリ貧国へと堕ちていってるのではないかと危惧する今日この頃です。 前世物語  タスコーの魂は身体を離れて決心しました。 「欲張らずに早く家に戻れば良かったのになぁ・・・。とても良い家族だったのに、欲張って戻りそこなってしまいました。その後も途中で怠けてしまって、本当は戻りたかったのに戻りそこねてしまいました」  先生は彼の魂に尋ねました。 「だから次ぎはどうしよう、と思いましたか?」 「まず強欲をやめることです。そして意地を張らないことです。今度は自分の直感に従って生きよう、と思いました」  先生は彼の魂を高みへと導きました。そして彼の人生をその高みから振り返ってもらいました。 「ただその二つだけです。強欲と我を張ること、素直にならないことでした。でもそれはもう学んだから、これからは新しい他のテーマを決めなくっちゃ・・・」  先生はもっと高みへと導きました。そして彼の人生と、今、生きている人生を見比べてもらいました。 彼の魂が答えました。 「タスコーの時には、子供と接する時間があまりありませんでした。だから今回の人生では子供をうんと細かく見る様になってしまいました。かまい過ぎています」  先生は更に高みへと導きます。そこには「月のような光」がありました。先生は月の光に尋ねました。 「今回の私の人生の目的は何ですか?」 「子供をよく見ることです」 「それはどういう意味ですか?」 「子供をよく見ることと。今の私がしていることとは本当は違います。愛情を持ってみてあげることと、世話を焼いて干渉することとは違うのです。愛情を持って接するということが違う方向に行っています」 「愛情を持って子供に接することとは一体どういうことですか?」  月の光が答えました。 「見栄を張ってはいけません。そしてもっと自分の気持ちに正直に、心から愛情を持って接しなさい」 「どんな愛情を持てばいいのですか?」 「見栄を捨てて、子供のために、子供が望むとおりにさせなさい。子供が助けを求めた、その時には手を差し伸べて、間違っている時には諭して、あとは子供を信じなさい。そしてただ愛してあげなさい」 「子供を信じて、ただ愛するのですか?」 「はい」

2014年2月22日土曜日

おはようさん 2014.2.21.

ここ数週間の外来診療がとても混み合ってしまって、誠に申し訳ない次第です。 インフルエンザなどの風邪が多いわけではなく、常連のお年寄りさんたちが次々と病気をこじらせてしまって(尿閉・吐血・脳梗塞などなど)診察に時間がかかってしまうのが原因です。ただ、こればかりは仕方ありません。病気は突然、やって来ますから。 漢方外来や打診を目当てに初診される方々も増えつつあります。 心療内科の初診は問診に時間がかかるので、完全予約制にしていますが、漢方外来や鍼灸外来の初診はまだ予約制にはしていません。漢方外来も鍼灸外来も初診の診察は時間がかかりますので、そろそろ予約制にした方が・・・と思っていました。 今週は特に混み合いが激しく、生活習慣病の月一診察に2時間待ち・・・本当にごめんなさい。 対策として、2週間前から診療開始を8時前に早めていますが、待ち時間の解消にはあまり役だっていない様子です。 今日も8時前から診察を始めて、休憩なしで診療して、終わったのが1時。 1時から「光の前世療法」4時間ワークが入っていたので、お昼ご飯抜きでした。 5時から夕方診察。6時半に終わって、すぐに在宅往診へ。すべての診療を終えたのは8時すぎでした。 う~ん、さすがにこれじゃぁ身体がもたない。。。 (昨日、蓮風先生に整えて頂いたバランスが・・・もう崩れてしまいましたぁ(>_<) そんなことを思いながら帰っていたら、「生活習慣病や月2回までの診療を予約制にしたらいいよ」って天からアドバイスが降ってきました。 そうですよね! 何月何日の何時(例:10時~10時半の枠)に起こし下さい にすれば、よほどのことがないかぎり、待ち時間は1時間以内に出来ます(順調よく流れていれば、待ち時間は20分位内のはず) 明日、早速に受付スタッフたちと相談してみて、できるだけ早く予約診察システムを始めたいと思っています。 前世物語 美子レポート     子供との愛  昔々、ある暑い国に、タスコーという男の人がいました。彼は茶色の目で金の石を見つけ出すのが得意でした。  タスコーは小さな赤い屋根の家に住んでいました。金髪に青い目をした妻とスータという少年と幸せに暮らしていました。もうすぐ赤ちゃんが生まれそうです。  茶色の髪のかわいい女の子が生まれました。ミナエラといいます。彼女は「今の死んだ息子」です。  澄んだ茶色の目を見て、タスコーは決心しました。 「貧しいから、もっと豊かにしてやらないと」  砂漠の向こうに二つのトンガリ山がありました。それは金の山です。  タスコーは砂漠を越えて行きました。青い目のスータとロバがお伴しました。  金の山の麓にオアシスがありました。水の豊かな賑やかな町です。  茶色の鼻ひげのタスコーたちは知り合いの家に着きました。太った女主人が出てきました。それは「今の夫の母」でした。  タスコーは高い岩山に縄をかけながら、どんどん登っていきました。そして毎日、金の石をたくさん掘り出しました。 「これだけあれば、まとまったお金になるぞ」  ある日の帰り道、いきなり後から殴られました。頭の大ケガをしてしまいました。金の石も奪われてしまいました。タスコーは考えました。 「せっかく稼いだお金をなんで治療のために使わなくちゃいけないんだ。高いお金を払うのは嫌だ」  タスコーはがめつい人間です。ひどい頭痛が続きました。働く気がなくなってきました。目も見えなくなってきました。そして、とうとう家へ帰る気力もなくなりました。そのまま泉の町で暮らしました。  砂が流れていく中、タスコーは家に戻らなかったことを後悔しながら死にました。

2014年2月20日木曜日

おはようさん 2014.2.20.

元々 よろず診療ちゅうか何でも診ますの総合診療をしてきた外来に、鍼治療を取り入れて半年あまり。 今月に入ってからは更に夢分流腹診&打鍼を加えて、ますます患者さんひとりひとりをしっかり診る&治すことができるようになりました。 朝は8時前から診療開始!して、ノンストップで5時間の午前診。 午後は在宅往診に廻ったり、光の前世療法をしたりですぐに夕診に。 夕診終えて、また在宅往診に廻ってから帰宅。 さすがに疲れが溜まってきます。 月・火・水・木 そう、木曜日の午後は藤本蓮風先生に鍼をしていただける! 今のがんばりを支えてくれているのは蓮風先生の鍼なのです。ほんまに感謝&感謝です。 先週、とっても疲れていて・・・蓮風先生は督脈の至陽に鍼をしてくださいました。 これがとっても良く効きました。 おかげさんで日曜日はいっぱい動けました。疲れがすっかり取れてしまっているのにびっくりです。 そして今週。やっぱり木曜が待ち遠しくて・・・今日の蓮風先生の鍼は至陽のひとつ下、筋縮へ。 ここも肝の疲れの穴です。 ただ重傷度は至陽>筋縮だそうです。つまり、先週よりも良くなってるということですね。 鍼をしていただいてのうつぶせのまま40分。もう熟睡です(o_ _)o 鍼の後、立ち上がったら、あら? さっきまでの地に足が着いていないフワフワした疲労感が消えてしまっていて、すっきり&はっきりグランディングできてますやん! 背筋も伸びていて・・・疲れがおんぶおばけになっていたのですねぇ。くわばら&くわばら。 北辰会・蓮風先生の鍼は1本鍼です。 望診・脈診・舌診・腹診・背候診して、ここだ!という穴に1本 鍼をします。 この北辰会・蓮風先生の鍼はドクターの外来診療にとても相性が良いと思います。 まず、望診・腹診は普通の内科診断学の教科書にも載っている基本中の基本です(もちろん腹診の見地は全く違いますが)。 初心忘るべからず  ベテランになればなるほど、重く大切な言葉ですね。 舌診・背候診・脈診は東洋医学の独断場ですが、漢方薬を使うドクターにはとても役立つ診断ツールです。 何より、これから病状がどうなるのか?が予想できます。これって、実は患者さんが一番聞きたいことなんですよね。(明日、学校や仕事に行けるかどうか? いつまで休まなきゃいけないのか? 熱はいつまで続くのか? などなど) そしていよいよ鍼をします・・・ひとりの患者さんにたっぷりと時間を割けるのなら、普通の鍼灸院のように&鍼灸の教科書に則って、何本も鍼をしていくこともできるでしょう。 でも、ドクターの外来はそんなに悠長なことはできないことが多いのではないでしょうか。 ここだ!という穴に1本 鍼をして、その反応を脈診で診ます。 その結果をフィードバックして投薬内容を決めると、より適確な治療が望めます。 施術時間の問題・診断の一助として・お薬を減らす(鍼で治しちゃう) この3点で、ドクターの外来には北辰会・蓮風先生の1本鍼が最適だと思っています。 前世物語  先生はもう私に話をしているのではありません。私の目を瞬きもせずじっと見つめながら、私の魂を介して誰かに答えているのです。これは先生の宿題の答えなのかもしれません。私も先生の目の光を見つめ続けていました。 「この『在る』が現れては消滅する一連の流れとは違ったものを創りださなければなりません。これがすべての魂の根源の命題、存在意義なのかもしれません。意識が拡大した魂にはこの命題が与えられます。存在意義を思い出すのです。そして蓄積された気づきを使って、この命題を解き続けます。私は、光と闇が安定して混在することは出来ないか、と考えています。光が『光に飲み込まれてしまう闇の恐怖』を知り、闇が『在るという意識を顕在化していく光の勇気』を学ぶのです。猛々しかった光の中に闇を思いやる愛が芽生え、ネガティブな感情エネルギーに満たされていた闇の中に光を許す愛が生まれることでしょう。そして、この慈愛と許しで光と闇がいつしか結ばれ、新しい何かが生まれてくると思います。それはどんなものか? はまだわかりかねますが、『在る』がまったく別の流れとなって悠々と流れる光景がしっかりと感じ取れるのです」  先生はこう言うと、ゆっくりと目を閉じました。私の意識の中ではまだ光と闇が渦巻いていました。その向こうに、まだ触れることの出来ないモノリスがあることが何故だか私にもわかりました。私は深呼吸をしながら「今この時」へと戻ってきました。そして私は先生に薔薇色の合格のハンコを押してあげました。

おはようさん 2014.2.19.

リンパ腫で腹水パンパンの患者さんが明日、大学病院に入院となりました。 今日はわざわざ来院されて、打鍼を所望されました。 打鍼するとお腹が楽になる・よく眠れるとのこと。 大学からはすでに大量のステロイド剤が処方されていて、これからどんな治療をするのかはまだわかりませんが、出来れば週に1回でも枚方まで出向いて、病室で打鍼をしてあげたいなって思いました。 癌治療 特に化学療法や放射線治療を行っている時には、氣を補ってあげるのもとても大切な治療だと思います。 家族に出来る補気は、手を握ってあげること。祈ってあげること。笑顔を見せてあげることです。 鍼灸を使えば、良き氣を補ってあげることができます。 氣は、生きようとするモチベーションです。 だから良き氣が補われると、生きようとする免疫系が賦活されます。 打鍼は鍼を刺すことが難しい衰弱した患者さんにも施術できます。 優しい鍼のようですが、穴にはまると結構ダイナミックな変化を起こしてくれます。 今日の腹水の患者さんも10分ほど打鍼をしていると、明らかに腹水が減ってきたのが感じ取れました。 打鍼や毫鍼やお灸だけで癌が治る!なんてことは言えませんが、癌の集学的療法のひとつに鍼灸を入れるのは患者さんにとっても、化学療法や放射線治療などの先端医療にとっても、very COOL!なことだと思います。(実際に癌専門病院で鍼灸を取り入れているところもありますが、まだまだ腰痛鍼灸のレベルなのは残念なことです) 打鍼は一種の波動療法だと思います。 木槌で銀の鍉針を軽く打って生じた精妙な波動が腹壁の穴や経絡を通じて体中に波及していくのだと思っています。 神経は神経伝達速度で刺激が伝わっていきますが、経絡に乗った波動は光速よりも早い速度で(つまり同時に!)体中に伝わっていきます。 そして波動ですから、精妙であればあるほど強く作用していきます(まるでホメオパシーのように)。 だから、お腹の1点をを叩いているようで、実のところは全身のバランスを改善し、自律神経系や免疫系が良き働きをするように、生きようとするように賦活しているわけです。 もちろん、(下手な叩き方をしない限り)副作用はありません。 そんなことを確かめさせてくれた患者さんでした。だから、きっと大丈夫です。だって、神さまが連れてきた=神さまがついているのだからね。 元気な顔で帰ってきてくれるのを楽しみにしています。 前世物語 「地球はね、物理学者が探し求めている、すべての始まり、だよ。普段は光と対話しているだけでワークを終わっているけど、光の中を更に進んでいくことが出来る人もいるんだ。もちろん魂の力が尽きると押し戻されてしまうから、どこまで行けるかはその魂次第だけどね。光は闇から生まれるんだ。つまり、光の先は闇の世界だね。広大な闇の世界の中に小さな光の世界が点在している、といった方がいいだろうね。光は闇の世界の中で生まれて成長していくんだ。私たちはその光と闇が混在したエリアの中にいるんだね。だから単純だけど激しい二元性の葛藤を味わうんだ。闇の世界を更に進んでいくと、光の点在は少なくなり、ついには闇だけの世界になるよ。そこは光と闇の葛藤がないから、それなりに安定した世界なんだ。そんな闇の世界から光をみると、ずっと何事もなかった平和な暗黒の世界に訳もなく襲いかかってきた異種の存在に見えるんだ。問答無用で闇を食いつぶしていくんだからね。闇が生き残ることを許さないどう猛な存在、すべてを光に変えようとする強欲な存在だね」  そして先生は遠い目をして、誰かに語りかけるように続けました。 「そんな闇の世界を更に進んでいくと、闇と光が生まれ出ずるもの、虚無でありヴォイドの世界になります。老子は天地万物が虚無から発生すると言ってます。それは形状がなく、見えず聞こえないもので我々の認識を超越しているものだ、と説いています。私はそれをとても密度の濃いエネルギーだと思っています。すべてのエネルギーの根源なのです。そして虚無というエネルギーは無限に拡がっています。と言うよりも、虚無の中ではいかなる時空間も存在しません。ただひとつの虚無があるのです。  虚無のエネルギーは、ただひとつの『在る』という意識から成っています。そう、やっとたどり着きました。すべての始まりは、この『在る』という意識なのです。時空間もエネルギーも根源の意識さえもなかった『無の世界』に、突然『在る』という意識が生まれました。在ると思うこと自体がすでにエネルギーです。『在る』から虚無のエネルギーが流れ出しフィールドを形成しました。『在る』の意識は虚無のエネルギーの中で思いました。無いとは何か? いや、在り続けたい、と。この『無いと在る』という思いが虚無のエネルギーから闇を生み出しました。闇が生まれるとすぐに、闇の中に光が生まれました。光が闇を追いつめていき、やがて光だけの世界となります。『在る』の意識が具現化されている限り、光の世界は成長を続けます。知恵や美、愛が有限なら、光の世界もやがて終わりを迎えます。『在る』という意識が意識できなくなった時、『在る』が消えて、光の世界は『無の世界』となるのです」

2014年2月18日火曜日

おはようさん 2014.2.18.

4月の保険点数改正で、こころの病気の患者さんに処方するお薬の種類が制限されることになりました。 睡眠薬3種類まで・向精神薬3種類まで・抗不安剤3種類まで(←正確ではありませんので、すの筋の方々はご自分で確認してくださいませ)だったかな? 精神薬を他種類大量に服薬させているのを是正するという大義名分です。 確かに・・・精神科医の中には酷い処方をしてはるドクターも数知れず・・・ですからねぇ。。。 この処方制限は今、服用中の患者さんたちのお薬を減量していく経過処置があって、10月実施の予定だそうです。 ただ・・・ちょっと心配です。。。 うちのこころの病気の患者さんたちの顔ぶれを見渡してみても、そんな多剤服用している方はいないので・・・うちは大丈夫なのですが。。。 時々、精神科から転医して来はる患者さんの処方箋を見ると、こんなに飲んでて大丈夫なん? と心配することがあるからです。 多剤服用してる患者さんは、全部が効いているとは思っていません。ただ、どれが良く効いているかもわからないのです。で、仕方ないから全部飲む。 それをいきなり3つにしましょう!と言われて・・・うまくいくのかしらむ。。。 休職する人、閉じこもってしまう人、自殺する人、犯罪を起こす人が増えなければいいのですが・・・。 この大義名分、勘ぐればいろいろ想像できます。 例えば、多剤服用を減らす時、新薬は残す・新薬に切り替えるケースが多いように思います。 得するのは製薬会社。それも大手&外資系製薬会社ですよね。 これってTPPの前倒し? もちろん医療費削減効果もちょっとはあるでしょう。 ただ、これで味をしめて、次は一生活習慣病のお薬にも同じことをされるのは怖いです。 高血圧は降圧剤3種類でコントロール仕切れない患者さんたちもいます。 糖尿病だって3種類では良好なコントロールはちょっとムリ・・・な患者さんもいます。 ここ数年、大手製薬会社から相次いで合剤が発売になっています。 降圧剤AとBを1剤にした合剤です。糖尿病の合剤もあります。 ちょっとした合剤ブームです。 生活習慣病のお薬も3種類に縛ったら、得するのはやっぱり大手製薬会社ですね。 合剤の新薬を出した。パテント切れるまでにしっかり儲けたい。いざ 厚生労働省をプッシュ! なんてことは・・・きっとあるでしょう、わたしの単なる妄想やけど。 医学部受験予備校の案内がしばしば送られてきます。 就活も婚活も医者はやっぱり断トツ人気です。 医者だけではなく、どの職種でも同じなんですが、 医者でお金持ちになろうと思ったら、こころの大事なものを悪魔に差し出さなくてはなりませんよ。 病院に勤めて高給をもらおうと思ったら、すごいノルマがあります。 月に何例の白内障のオペ、透析ベッドをいつも埋めること、心臓カテーテルを月に何例以上 なんてね。目標達成出来ないと・・・すぐにクビです。 だから、まだオペ適応じゃない患者さん、検査しなくても大丈夫な患者さんにも手を出してしまいます。 医は算術 丸出しのお話が実際にそこらじゅうに転がっています。 そんなん、どこの世界でも一緒やぁ! ですかねぇ? 産地偽装やカビないパンなんかの話題を眺めていると、確かにどの世界も一緒。。。 ちゅうか、この世界はもう腐海に飲み込まれてしまっているんじゃないのかしら・・・と溜息が出てしまう今日この頃です。 あぁ 医は仁術の善き時代に戻りたいなぁぁ。。。 前世物語  さて話を戻そうか。私たちのワークはすばり『光との対話』だね。では光って何? となると、それは今まで話してきたように『ワンネス』だと言えるだろう。ワンネスとは大いなるもの、創造主、光、神・・・そう表現されてきたね。この表現はほぼ丸だと思よ。では言い換えようね。私たちのワークは『神との対話』です。するとホラ、『過去生は存在するか?』は『神は存在するか?』という問いかけになってしまうだろう。ツァラトゥストラさんに答えを聞いてみたいね。それでも神は死んだ、と言うかな?」  先生は大きく深呼吸をしました。顔が光で輝いています。その輝きが私の心を照らし出します。私の心は桜色に染まっています。 「緑豊かな森を思い浮かべてみてごらん。次に、その中の一本の木を思い浮かべてみよう。そしてその木の緑色に輝く無数の葉っぱを見てみよう。その葉っぱの一枚一枚はちゃんと生きているね。その一枚の葉っぱが私たちなんだよ。葉っぱは枝を介して木と繋がっているよ。木は森の中で生きているよ。そしてしっかりと地球と繋がっているね。同じ枝の葉っぱ達がソウルメイトかな、木は魂の集合意識かな、すると森がワンネスだね。春に芽吹いて秋には散る葉っぱは、よく人生に例えられるからね。『葉っぱのフレディ』とか、シャンソンの『枯れ葉よ』とかだね。葉っぱは枯れるけど、木も森も育ち続けていくよ。この世とあの世を平面的に描き出すとしたら、そんな絵になるかなぁ。でも、誰にでもわかるように平面的に表すのは難しいね。どの宗教でも苦心してるからなぁ。こういうのがマンダラであり天上図なんだよ」  先生はそう言いながらスケッチを見せてくれました。先生の絵はヘタクソです。私は地球らしき円を指さしながら聞きました。 「じゃぁ先生、地球は何になるのですか?」

おはようさん 2014.2.17.

能年玲奈ちゃん主演映画「ホットロード」の原作を読み終えました。 1986~7年の紡木たくさんの少女マンガです。 孤独から逃げるように、暴走族の仲間に入り不良の道を進んでゆく主人公・和希とバイクに命をかけ、死の意味に飲み込まれていく暴走族総頭の春山の物語です。 まるでゴッホの向日葵を見ているような・・・作品でした。 わたし 彼&彼女の気持ちがよくわかります。 42才でバイク免許を突然取っての44才の時にはFireblade954RRというスーパースポーツバイクに乗ってました。 傍から見ればまさしく 中年暴走族ですね(;^^)ヘ.. 町中や夜中をブーブー言わせて走るお子ちゃま暴走族とは違って、ちゃんと革ツナギ着てサーキットを走ってました。 この世界に入ってみると、結構 中年暴走族がいるもので、とっても面白かったですよ。 サーキットと言ってもバイク屋さん主催の走行会ですから、各々それなりに走ってました。 早い人は早い、わたしみたいに初心者は適当に・・・ それでも鈴鹿のストレートでは250Kmは出てました(出さないと追突される!) Firebladeでの自己最高は300Km! この一瞬の快感は人生の大きくて大切な宝物です。 バイクというのは、本当にひとりになれます。 孤独というよりも、何もなくなって、ただひとりになれるのです。 ひとりぼっちではありません。ひとりになれるのです。 多分、ゼロ戦を飛ばしている時に似てるんじゃないかなぁと思います。 空があって 雲があって エンジン音があって お日さまが輝いていて。 バイクも同じです。 道があって 景色が溶けてしまった空気があって エンジン音があって やっぱりお日さまが輝いていて。 サーキットで前を行くバイクのテールランプを見ているのと同じ感覚が「ホットロード」には何回も出てきました。 その瞬間、たった1秒1秒の中に溶け込んでいく景色も音も光も生命もすべてをひとりじめできます。 孤独でも友人、親兄弟、社会、学校、愛、信頼、義務、責任、幸福、大人・・・フェイクな絆でもない、ホンモノの自由な刹那がバイクにはあります。 ホットロードはお子ちゃま暴走族のお話ですし少女マンガですから、恋をして死と直面して奇跡が起こって・・・というハッピーエンドで幕を閉じます。これはこれで良かった! 今の漫画だったら、間違いなく暗く後味悪い終わり方になったでしょうね。 たしかにこの主人公 和希に能年玲奈ちゃんはぴったりです。 彼女は憑依型女優です。 紡木たくさんは読み込んでボロボロになったシナリオを持って来た能年ちゃんを見て「あなたはもう 和希です」とコメントしてました。 ひとり そして愛と死 きっと能年ちゃんなら見事に演じきってくれることでしょう。 今から映画を心待ちにしています。 P.S. わたし フッと10年ぶりにバイクに乗ろうと思ってます。 もちろん もうスポーツバイクには乗れません(体力が・・・ムリです) あれだけは今生で絶対に乗らないぜ!って豪語していたアメリカンタイプのバイクに一目惚れしちゃいまして・・・あれれぇぇ(^^ゞ この春から再び「ひとり」の刹那を大いに楽しみたいと思っています。 ・・・この気持ちって バイク乗ったことのある人しか わかんないよねぇ・・・ 前世物語  先生はうつむいて言いました。 「もう二度と愛する人を失いたくないだろう」  突然、私の涙が激しく流れ出しました。悲しみと嬉しさの入り交じった涙です。そして先生は私だけに教えてくれました。 「この症例をよく読み直してごらん。過去生で死んでから、その人生を振り返る場面では何も答えられなかったし、今の人生との対比の場面でも気づきはなかったよね。光のところでも息子さんとのコンタクトは断られてしまったよ、『まだ早い』とね。どうやらこの患者さんは憎しみで魂の窓が塞がれてしまっていて、心が憎しみのエネルギーで暴走していたんだね。でも過去生はちゃんと見えたから、心の素直さ、純粋さは残っていたと思うよ。ちょとした気づきで十分にリカバリーできる患者さんだったんだね。  さて、光に無理強いして息子さんとコンタクトしたわけだけど、それ以降の光と息子さんの返事はまるで賢人のような内容だったと私は思うけど、どうだろう。  例えば、『人を憎んだり恨んだりしてばかりだったから、あなたには本当の悲しみが足りなかった。その悲しみで憎しみを洗い流して、愛することを学びなさい』・・・この教えは普通の人が簡単に気づけることではないと思うよ。この患者さんには悪いけど、それまでの受け答えからして、とてもこの患者さんが創造したとは思えないんだ。もし光のメッセージに患者さんの創造による真偽があるとしても、これは本物の光からのメッセージだと思うよ。  私たちのワークは、ワイス博士が始めた過去生退行による前世療法を大きく発展させたワークなんだ。ワークの基本にはゲシュタルト理論が入り、『今の人生』『今の自分』が必ずアンカーされた上で過去生に降りているだろう。だから死を通り越した後の世界に入っても『今』にセンターを保っているので、フラフラとどこかへ流されてしまうこともないし、魂の扉を開いて魂の根源へ、光へと向かうことが出来るのだよ。『今』へのセンターリングが強固であればあるだけ、魂の光の中をより深く進んでいくことが出来るんだ。個人の魂がその個人の根源たるひとつの光に問いかける形でワークは進められているよね。このひとつの光は、少なくとも今の人類の魂の集合意識から答えてくれているんだ。歴史上、この鉄の時代と呼ばれている私たちの集合意識からだね。同じ土俵からだからメッセージもわかりやすいんだ。それに同じ時代を生きているのだから、個人の魂もその魂の集合意識の影響を絶えず受けているからね。光のメッセージを自分で創っているように感じてしまうのも当然なんだ。光はいつも言うだろう、『いつでも、どこでも、みなさんを見守っていますよ』って。つまりこの時代の人類はどの歴史に生きていようと、みんなひとつの集合意識に繋がっているんだよ。そして、ひとつの光は絶えず個々の魂たちの気づきを吸い上げているんだ。こうやって魂の集合意識はどんどん成長し続けているんだ。ひとつの光がどんどん眩しく大きくなっていくんだね。  シンクロニシティは、このひとつの光と個々の魂たちの繋がりを介して起こるんだ。すばらしい気づきが得られると、それは魂の集合意識を介して一瞬で多くの魂たちに伝わるんだ。また、光の中に蓄積された気づき同士が反応して新たな気づきが現れると、それも瞬く間に魂たちに広まるんだよ。ここには時間軸は存在しない。過去が未来を変え、未来が過去を変えるんだよ。そしてパラレルワールドの話は・・・また今度だね。

2014年2月17日月曜日

おはようさん 2014.2.16.

今日は北辰会定例会での鍼の実習と東洋医学会開催支部例会を掛け持ちしてきました。 東洋医学会での竹本喜典先生(山添村国民健康保険東山診療所)の発表にとても感動しました。 「僻地で実践、東洋医学 鍼での変化を弁証の一助に」 北辰会方式で体表観察&弁証して鍼をする。その変化を診ながら漢方薬の匙加減を決める、ということでした。 会場はほとんどが漢方の先生方ばかりだったけど、こういう持って行き方をすれば、どの先生方も「なるほど」と納得されたことでしょう。 例えば、胸脇苦満があると「柴胡の証」が外せなくなります。 でも、鍼をしてみると、その胸脇苦満が改善してしまい、その奥の証が見えてくることがあります。 漢方薬だけで行けば、まず数日分処方してみて反応をみて・・・1週間くらいはすぐに経ってしまいますが、鍼なら数分でわかります。 漢方治療に鍼を加えると、患者さんも大助かりなわけです。 鍼で治す!と言うと、漢方薬で治す!と反発されますが、鍼でその処方の成否がわかるよ、それも数分で&目の前で!なら、これは良医なら食いついてくるはずです。 そういう意味でも、とっても良き発表を聞かせていただきました。 前世物語  これは交通事故で亡くなった息子さんとコンタクト出来たお母さんの症例です。亡くなった息子さんが生前のようにバイクに乗って現れたことを「お母さんの強い願望が創った妄想」だと解釈される方もおられるでしょう。ワイス博士は一連の著書の中で、過去生退行のヴィジョンには現在の知識、体験、願望等が一〜二割入ることがある、と言っています。この症例では、ワイス博士が言う過去生のヴィジョンだけではなく、博士がマスターと読んでいる「大いなる存在」が見せてくれたヴィジョンにも患者の現在の願望が入るのかもしれない、という疑問が生じます。  先生は、このような過去生は本当にあるのか? マスターは実在するのか? といった議論にはあまり熱心ではありません。避けている、とうよりは、興味がない、といった感じを受けます。過去生退行催眠の医学的治療では今や日本の第一人者なのですから、もっと科学的な論説を行なった方がいいのではないですか? と尋ねたことがあります。 「美子さん、ありがとう。でも今はまだ、目の前にいる患者さんたちにワークをすることを優先したいんだ。美子さんの指摘したテーマはとても大切なポイントなんだよ。過去生を認めない唯物論の方々が攻め寄せてくる大手門みたいなところだからね。敵方はそれだけじゃないよ。マスターや光は神とも取れるわけだからね。宗教自体が攻めかけてくることも考えられるんだ。そうなったら、もう大戦争だよ。とても悠長にワークなんかしてられなくなるだろうね・・・。いやいや、平和が一番。私が有名になろうとしたり、欲を出さないかぎり、この忙しい世の中は私を放っておいてくれるからね。それに、せっかく美子さんが来てくれたのに、毎日、戦いくさばかりでは申し訳ないよ。それに・・・」

2014年2月16日日曜日

おはようさん 2014.2.15.

土曜外来はいつも大忙しです。 土曜にしか来られない患者さんたちの診察をしながら、いつもの患者さんたちに打鍼と鍼をしていきます。 ずっと待ってる診察の患者さんたちと鍼を待ってる患者さんたちの板挟みで、こころが引き裂かれる想いです。 そんな辛い想いに気を取られていて、鍼の患者さんがベッドしたに置いていた杖につまづいてしまって古傷の左膝をまた痛めてしまいました。 なじみのリハビリ&鍼組を早く済ませようという看護師さんのエゴにちょっと苛ついた結果です。 今朝、着替えている時にロッカーの横にずっと前から置いてたシップとフッと目が合ったのを思い出しました。 今日、捻挫するぜ!っていう神さまからのお知らせだったのですね。 膝にそのシップをはりながら・・・思いました。 朝のお知らせに気づいて「今日は気をつけよう」と思っていても、この流れだったら、やっぱり苛ついて・・・結果は変わらなかったんじゃないの? これが運命は変えられない!ってヤツかいな? つまづく前に一瞬の「運命の分かれ道」はありました。 ベッドに横になって待っていた患者さんたちに鍼をし終わった時、看護師さんにせかされながら、そそくさとベッドに横になった常連の患者さんの杖につまづいたのです。 いつもなら・・・そのまま寝かせておいて、外来診療へ戻っていたのですが、今日はちょっとムッとしながら我慢してしまったのでした・・・その結果が「痛ったたたたぁぁぁ」 まず、ムッとしたのがいけなかった。 そして、我慢したのもいけなかった。 どちらも「氣」を乱して、善き鍼はできません。 そう・・・手抜きで澄ましてしまえ!って気持ちに天罰が下ったのですね。 懺悔&懺悔 六根清浄。。。 朝、シップと目が合ったのも、最近、氣が乱れてるぞっていう合図だったのかもしれません。 いやはや・・・まだまだ修行が足りませぬ。。。 今日の外来で。1ヶ月ぶりに診察した患者さんの顔色がちょっと・・・変!なのに気づきました。 本人には自覚症状もなし。 舌を見ると、やはり悪い邪気が肝に出ていて、脈にも肝の深いところに邪気がありました。 大のジャイアンツファンで、奥さんとの仲も良し。特にこころの問題はなし。 腹診して・・・肝癌とか膵癌もありえるかも? とりあえず腫瘍マーカーも入れて採血検査をしました。 何もなければ良いのですが。。。 西洋医学だけでも、東洋医学だけでも、このような診療はしません。 私はこれが統合医療だと思っています。 昨今、統合医療を名乗っている病院クリニックが増えましたが、どこもええかげん・・・エゴが垣間見られて・・・ちょっと苛つきます。 でも、それに囚われて、つまづいているヒマなどありません。 自分の信じる道をただひたすらに進んで行くだけ・・・それでいいのだって天罰下された神さまが笑っているように思います。 前世物語  先生は息子さんに尋ねました。 「君は今回の人生では早く死ぬ、って決めてたの?」  息子の魂が答えました。 「死ぬつもりはなかったけど、強くなりたかったんだ」 「死んだら強くなれた?」 「いや、バカなことをしたもんだ」 「自殺して苦しんだの? すぐに雲の上にあがって来れたの?」 「結構大変だったよ」 「なぜこのお母さんを選んだの?」 「お母さんが子どもを欲しがっていたからだよ。オレしかいない、と思ったんだ」 「君が死んでから、お母さんのことを見守ってくれてるの?」 「そんなこと、わかってるだろう」 「お母さんはどうしたら君に喜んでもらえるのかな?」  息子の魂が答えました。 「タバコは止めた方がいいよ。ビールも飲み過ぎないようにね。仕事をしているお母さんんが好きだから、出来るだけ長く仕事をして、長生きしてくれよな」 「そう出来るように手伝ってくれる?」 「それは自分の意志で決めることだ。オレを頼りにするなよな」  先生は光に聞きました。 「今回の私の人生の目的は何ですか?」 「人を憎んだり恨んだりしてばかりだったから、あなたには本当の悲しみが足りなかった。その悲しみで憎しみを洗い流して、愛することを学びなさい」 「私の人生はここまで順調ですか?」 「はい、悲しいこともありましたが計画通りです」 「その計画は誰が立てたのですか?」 「私自身と、天にいる『上の存在』とで決めました」 「私にそれをクリアーすることが出来ますか?」  光が答えました。 「息子をそれだけ愛せたのだから出来るはずです」  先生は光に続けて尋ねました。 「父との関係は何ですか?」 「勇気です。嫌なことをちゃんと拒否する勇気です。今まではそれがなかったのです。今、なかったことに気がつきました。だから、これからは本当に嫌なことにはノーと言う勇気が必要です」 「夫との関係は何ですか?」 「もっと彼のことを愛して理解してあげなくてはいけません。愛も理解も足りません。自分のことばかりを考えていました。もっとおおらかな心で人を愛することが大切です。大きな愛です。だのに愛されることばかりを求めていました。心の底の悲しみや本当の孤独感がわかっていませんでした。頭だけで考えていました」  先生は息子の魂に言いました。 「お母さんをこれからも見守っていてね」  息子の魂が答えました。 「お母さん、元気でね」  先生はお母さんに聞きました。 「息子さんに何を約束しますか?」  お母さんが答えました。 「最後の日まで生きるぞー!」  光もお母さんに言いました。 「あなたはもう大丈夫ですよ。見守ってあげますからね」

2014年2月14日金曜日

おはようさん 2014.2.14.

今日はバレンタインデー。 スタッフや患者さんから「ありがとうチョコ」をいただきました。 ネットのアンケートで「バレンタインデーの義理チョコって必要?」ってのがあって、 1番は、男性の意見:もらわなくていい。 2番は、男女とも:どちらでもいい。 3番は、女性の意見:なくなってほしい。 (断トツ ベッタだったのは、もらいたいという男性の意見) ありがとうチョコでもない、ただの義理チョコはやっぱり男女ともに人気ないですね。 大好きですチョコは様々な感情がMAX ハイテンション!に盛り上がって、結果はどうであれ、人生のうふふな1ページになります。 そんな大好きですチョコは人生のうちに何回あるんだろうなぁ? 今日、夫へあげたのは大好きチョコでしたか? それとも義理チョコだったかな? 毎年訪れるバレンタインデー。 人生80年として、70回のバレンタインチョコのほとんどが義理チョコだと・・・人生、哀しいよねぇ。 せっかくのバレンタインデーなんだから、年に一度、普段お世話になっている男性諸氏に「ありがとう」の気持ちを込めてプレゼントするっていうモチベーションなら、なんか幸せ笑顔じゃないかなぁ。 お花は帰りの荷物になるし、小物やネクタイは趣味があるし(家庭不和の元になってはいけないしね)・・・持って帰ってもらって、あちらの家族みんなも幸せ笑顔になれるのは、やっぱりチョコが最適ですよね。 男性諸氏は「ありがとう」という気持ちを込めて、いつでも花束を贈ることができます。 花束を持ち帰ったって、家庭不和になったりしませんからね。そこらへんは女性の方がうまい! これからの光の時代、もっとお互いに「ありがとう」の気持ちを表現してもいいんじゃないかなって思います。 国と国ともそう。「ありがとう」がいっぱいあるよね。 オリンピックの選手たちもそう。勝っても負けても「がんばったね、ありがとう」だし「感動をありがとう」だもの。 NMB48の十代の娘ちゃんたちと劇場公演の後にハイタッチする時も、自然に「ありがとう!」って言っちゃいます。年齢なんて関係ない、今、目の前でがんばってくれたその姿に「ありがとう!」としか言えないもの。(明後日の日曜日、劇場公演が今年初めて当たったのです(;^^)ヘ.. 光の世界へ移行する呪文は「ありがとう」 日々の暮らしの中で「ありがとう」を見つける度に、幸せ笑顔になっていけますよ。 前世物語  先生は竜の魂を高みへと導きました。そして竜の人生と、今、生きている人生を高みから見比べてもらいました。 「・・・酒とバクチに溺れちゃいけないなぁ。弟より先に死んじゃいけないよ。もっと真面目に、きちんと生きなきゃいけないね」  先生は更に高みへと導きます。真っ青な空の上に大きな白い光がありました。魂が光の中へ入って言いました。 「・・・辛いことも何もありません」  先生は光に尋ねました。 「今回の人生で、死んだ息子との関係は何ですか?」  お母さんが泣きながら答えました。 「愛することです」 「息子に会わせてください」  光が答えました。 「まだ早い」 「どうしたら会えるのですか?」 「人を憎むことをやめないとダメです」  先生は光に頼みました。 「もう人を憎みませんから、息子に会わせてください」 「大丈夫です、息子は元気だから安心しなさい」  先生は光にお願いしました。 「ビジョンだけでも見せてください」 「雲の上でバイクに乗ってる!」  お母さんが驚いて叫びました。 「お願いですから息子の所へ行かせてください」 「近づきました。私に気づきました。恥ずかしそうにしています。元気?って言ったら、ああ、だって」  お母さんが笑いだしました。 「息子さんをしっかり抱きしめてください。そして、あなたが言いたかったことを全部言ってあげてください」  お母さんが言いました。 「ヘルメットを取って、って頼んだら取ってくれました。まっすぐな髪の毛で、カッコつけちゃって革ジャン着ています。ごめんね、ごめんね、って抱きしめて、その後は手を握っていました。かまわないよ、って言ってくれました。全然私を恨んでない、って。お母さんが先に死ぬのが嫌だった、って。今はイラストを描いてバイトしてるんだ、上手くなったぜ、って。また会いに来てもいい? って聞いたら、いいよ、って言ってくれました」

2014年2月13日木曜日

おはようさん 2014.2.13.

夏の終わり頃から毎日、鍼を受けに通院されているおじさんがおられます。 初診の症状は、自律神経失調症と軽い高次脳機能障害でした。 むつかしい症例なので蓮風先生の漢祥院を紹介したけど、うちに通い続けていただいてます。 鍼は最初からずっと湧泉&百会、星風の伝家の宝刀鍼です。 症状はもうほとんどなくなっていて、氣のアンバランスも消えてしまいました。 鍼灸に興味があるご様子で、時々、質問をくださってました(あまり上手には答えられなかったけど)。 今日、鍼をしながらのお話で「4月から森ノ宮の鍼灸学校に通うことになりました」と。 なんだかとってもうれしくなりました。 鍼で治っていただけたこともうれしいけど、鍼の素晴らしさをわかっていただけたことがうれしくて&うれしくて。 さまざまな人生経験を乗り越えられてきた方ですので、きっと良き鍼灸師になられると思います。 今日の漢祥院での研修で、初めて刺絡のアシストをさせていただきました。 刺絡を間近に見るのも初めてで。 実際にアシストさせていただくと、よくわかりました。 「やってみて、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」 やらせていただきと、とってもよくわかります。感謝&感謝です。 今日はいろいろなプチシンクロが重なって、この刺絡に結びついていたので、きっとこの体験を生かす機会がすぐにやってくるんだなって褌締め直しておきましょう。 今日の蓮風先生の鍼は「至陽」へ。 督脈の鍼はものすごく良く効きます。 肝が大いに疲れてるのがバレバレでした(アルコールじゃないよ)。 こうやって時々、肝の深いストレスを取っていただくことは肝癌の予防になるなって思いました。 週1回でも鍼をしてもらうことは、未病を治す、特に癌を予防することに大いに役立ちます。 人間ドック、PET検査は癌を見つけるのが目的です。 そうじゃなくて、癌になる素因、臓器に溜まったストレスや邪気を掃除してしまえるのが鍼の力です。 歳を取るにしたがって、日々、体中に蒔き散らかされる癌の種は増えていきます。 西洋医学の検査は、種が発芽して芽吹いた芽を摘み取っていく作業です。 鍼は、発芽の要因を取り去ってしまいます。 いくら種を蒔いても、水も光もなければ全く発芽できないのと同じですね。 ストレス&邪気を取り去ることが健康に生きるために如何に大切かということがよくわかった鍼でした。 前世物語 美子レポート     自殺  昔々、とある貧しい農村に仲の良い兄弟がいました。竜たつと良太です。  竜が十二歳の時、両親は兄弟を捨てて村を逃げ出しました。二人はおむすび一つを持って両親を探しに出かけました。夕方になりました。良太がいなくなりました。竜は慌てました。 「ずっと手をつないでいたのに、チビはチョロチョロするからこんなことになるんだ。どこへ行ったんだろう」  竜は山の中を走り回りました。息が切れます。兄は途方に暮れました。 「早くみつけなきゃ・・・」  ふと目をやると、大きな松の木の下でチビがおしっこをしていました。兄はホッと溜息をつきました。  二人はまた、手をつないで山を下りていきました。麓のお地蔵さんと並んで座って、おむすびを半分ずつ食べました。そして三人は身を寄せ合って眠りました。竜は江戸へ出ようと決めました。  数年後、竜は大工になっていました。江戸の町は賑やかです。彼は喧嘩とバクチに飲み込まれました。 大工で稼いだ金はすべて酒とバクチに注ぎ込みました。飲めば喧嘩です。毎日、同じことの繰り返しでした。弟の良太は酒に溺れた兄とケンカして出て行ってしまいました。  時が過ぎました。竜はボロボロでした。ひどい肝臓病で血を吐きます。長屋で寝込んで、もう動けませんでした。  時々、良太が見舞いに来てくれました。弟は結婚してまじめに暮らしていました。そんな弟を見ることだけが竜の喜びでした。でも、兄は口には出しませんでした。  五十二歳の時、竜は死の床にいました。 「俺はダメな人間だったなぁ。全然、弟に兄らしいことをしてやれなかった。弟は自分独りでよくがんばったなぁ」  良太がそばに来てくれています。 「兄ちゃん、死なないでくれ」  兄は答えました。 「俺はもうダメだ。ごめんな、何もしてやれなくて・・・」 「いいんだよ、二人でがんばって来たじゃないか」  良太が手を握って泣いてくれています。  竜の心が落ち着き、安らかに身体を離れました。

2014年2月12日水曜日

おはようさん 2014.2.12.

今朝は早起きして、外来も8時スタート!できました。 ノンストップで診療し続けて、終わったのが1時すぎ。 あっという間だったので、疲れも知らず。 いいですね、こういうのって。 神さまもちゃんと打鍼のお勉強の復習をさせてくれて・・・ 五十肩の初診さん・・・章門と鎖骨下の穴をトントンすると、あれれ? 肩の痛みが消えちゃいました。 腕もスッと上がるようになって、一件落着(*^^)v 原因不明の片麻痺の初診さん・・・不容・天枢と鼠径靱帯のあそこに穴がはっきりと出ていたのでトントンと・・・足の引きずりが少なくなってました。うんうん 治るよ。 半年ちょっと打鍼をしてる透析の患者さん・・・最近、自尿が増えてきたとのこと。足のむくみも消えて、動悸も少なくなって動きやすくなってきたと喜んでくれてます。腹診で明らかに腎虚のバランスが良くなってきてるので、この先が楽しみです。 強迫神経症の娘ちゃん・・・先日までお腹は見るからに「病気のお腹」って色艶&硬さでしたが、今日は「普通のお腹じゃん」に戻っていました。月曜に左の足陽明胃経にゴリゴリの邪気が居座っていたので、これをトントンしただけなのに・・・すご~~い!と我ながらビックリです。 肝臓癌術後の患者さんが今朝からゆるい目眩で来院・・・水毒はなく、ちょっと腎に冷えが残っているだけで。聞けば孫たちと淀川河川敷で遊んだって。はい、寒邪が少し入ったのですね。ということで丹田に火曳の鍼で補法しました。 いやぁ、こうやって思い出すだけでも今日一日の診療は楽しかったですねぇ。 オリンピックで「楽しみました!」ってコメントしてる若者たちがいたけど、あの気持ちと同んなじやわ。 一生懸命&真剣にやっているからこそ、仕事・試合が「楽しく」なってくるのです。 勝ち負け・結果も気になるけれど、それよりもともかく「今」目の前のやるべきことに全力でアタックしてることが楽しいのです。 これは何かに必死でアタックしたことのない人たちにはわからない・理解できない「楽しさ」でしょう。 同じ歳の人たちは定年が差し迫っていて、もうワクワク&ドキドキできる仕事に出会えなくなっている人たちが多い中で、こうやって「仕事が楽しい」「今が楽しい」って言えるのは、とっても&とっても幸せなことだと思っています。 神さまに感謝しながら、さぁ、明日もがんばるんばっ☆彡 前世物語  私は先生にこのように報告しました。先生はうれしそうに聞いてくれました。 「すばらしいレポートをありがとう。マラソンと短距離走の例えは美子さんならではだね。とてもわかりやすかったよ。もうどんな問題を出しても、美子さんはヒョイヒョイと飛び越えていってしまうね。やっぱり昔から美子さんのハードルはピカイチだね」  先生はハードルをこなす格好をしながら言いました。 「先生だって飛び越えるのは上手だったでしょう。ホラ、高飛びで先生、自分の身長のバーを飛び越えたこと、あったでしょう。私、ちゃんと覚えてるんだから」  私は背面跳びの格好でお返ししました。 「そうそう、あれは誰も信じてくれなかったなぁ。お前、バーの下をくぐったんじゃないか? なんて言われたね。だって・・・」  先生はしゃべり続けています。でも、私の意識は急に遠い昔に戻っていました。 「彼の高飛びのシーンなんて、なぜ覚えているんだろう。彼には悪いけど、私、昔の彼の思い出なんてほとんど覚えてないもの。彼が昔話をあまりしないから助かっているけど、それでも私、時々は悪女になって話を適当に合わせていること、あるものね」  そう思いながら、私は問題の高飛びのシーンに戻っていました。  高校の体育の授業です。阪急電車が体育祭のマスコットで見え隠れしているので、水不足だったあの夏の終わり頃でしょう。私たち女子はハードル、男子は高飛びでした。私はハードルを走り終わって次の順番待ちをしていました。友人たちが男子の高飛びを指さして噂話をしています。私も仲間に加わりました。フッと意識が真っ白になって、まわりの音が消えました。私はまばたきせずに高飛びを見ています。彼が走りだします。時の流れが静かに止まりました。すべてが白いモノトーンの背景となった中を彼は飛んでいます。私の視線だけが彼の跳躍を追っています。彼がゆっくりとバーを越えていきます。不意に太陽が私の視線を遮ります。そう、その時です。太陽の中に、彼と私が向き合って楽しそうに話をしているヴィジョンが浮かんできたのです。私は背面跳びの格好をしています。彼の暖かい目が笑っています・・・今日まで封印されていた一瞬のヴィジョンでした。  時が再び動きました。彼は背中の砂を払い、私は噂話をしていました。 「あの時でさえ、まったく気に留めなかったほんの一瞬の記憶がなぜ今頃、こんなに鮮明に思い出されたのかしら? これがデジャブなの? だとしたら、私が今、彼と再び出会って、こうしてアシスタントをしていることは初めからの計画通りなの? ワークで神様は、あなたの人生は順調ですよ、予定通りですよ、と言われるけど、私の人生も彼の人生もすべては計画通りで順調だということなのかしら?  私たちは今日のこんな些細なお喋りで、各々の人生の順調さをチェックするように仕組んで来たというの・・・。そんなに綿密に私たちの人生計画は練られているの?」  私の頬に涙がこぼれました。今までに学んだ悲しみや苦しみ、喜びと愛の涙でした。 「今、私はこの人生での先生との強い絆に気づきました。もう迷いはありません、私は先生のもとで私の気づきと学びの統合をしていきます。先生が踏みならしていってくれた道を辿っていけば、私にだって出来るはずです」  頬の涙が光色に輝いています。 「今日の私はすばらしい気づきを得たのです。私が今までに何度も生まれ変わって学んできたこと、気づいてきたことが、今、ひとつに収束して根源の何かに変わろうとしているのです。それが何かはわかりません。でも先生はこれからも強い絆で私を導き、見守ってくれます。先生の人生の目的は愛です。学びと気づきの収束の向こうにある愛がどのようなものであるのか、先生なりの確信をつかんできて以来、自分のセンターがブレにくくなった、と言っています。私の人生のテーマも愛です。私がつかんでくる根源の愛は、先生の確信とは違っているかもしれません。いえ、違っている方がいいのです。私の確信と先生の確信が触れ合う時、新しい根源の愛が誕生するかもしれません。神様はそれを待ち望んでいるのだ、と私にもわかりかけてきました。  天使が私を祝福しにやって来てくれたような気がしました。  光の涙が七色に輝いてます。私は目を閉じて、その至福感に浸りました。  天使が私の頬にキスをしました。その天使が誰なのか? 私にはわかっていました。私は目を閉じたまま・・・微笑みを返しました。

2014年2月11日火曜日

おはようさん 2014.2.11.

今日は建国記念日。 神武天皇の即位日(紀元前660年2月11日)です。 これを調べるためにググって・・・思いました。 世界中のほとんどの国の建国記念日は、革命や独立の記念日です。 日本って・・・ほんまに平和で幸せな国なのですねぇ。 だから、建国記念日は「日本に生まれてきて良かったDAY」 来年はケーキでも買ってきて、コソッとお祝いしなくちゃね。 だって、生まれて来る前の雲の上でね、どこの国に生まれて来るのかの行列があるとしたら、きっと日本は断トツに長蛇の列だと思うんだよなぁ。 だから、よかったなぁ、ありがたいなぁって・・・そう、世界中の人たちに恩返し しなくちゃね。 それはやっぱり、この平和さ&幸せさを世界中の人たちにもプレゼントしたいよねぇ。 原発や武器を売ったり、戦争ごっこをしかけたりは真逆だよ (`ヘ´) プンプン。 いつのまにか 和を以て尊ぶべし が 金&力を以て尊ぶべし になっちゃってる今日この頃だけど。 神武天皇からの長い歴史を眺めてみれば・・・日本人には向いてないよなって思うのです。 幸之助さんも宗一郎さんも井深の大ちゃんも、世界中の人たちを幸せにしようと願って、より良い家電や車を作っていました。 でも、もう世界はモノで幸せ&平和になれる時代ではりません。 日本発のサブカルチャーやマンガかな? なんでも取り入れちゃうおおらかさ・いいかげんさかもね? 2011年まで、光さんは何度も「日本が世界を光へと導いていくよ」って言ってました。(最近は・・・言わなくなっちゃったんだけど) 日本人が「何が本当の幸せ&平和なのか」に気づいて、ブレークスルーして、それが100匹目の猿現象となって世界中に拡がれば・・・芽は出るんだけどなぁ・・・でも、まだまだ・・・まだまだなのです。 今日も一日、朝から打鍼の本で自宅勉強してました。 こんなに根気良くお勉強できたのは・・・う~ん、30才の脳外科専門医試験の時以来かなぁ。 50代になって、やっぱり歳だよねぇ なんて根気が続かない言い訳にしてましたけど。 やればできる って訳でもないようで。 今回は、ふっと天から「打鍼の本を読みなさい」って降ってきて、これまた素直に「は~い!」と予定を取りやめての休日二日間のお勉強でした。 いつもだったら、途中で疲れて&眠くなって・・・ありゃりゃぁ が常でしたが、この二日間は気がつけば夕方・・・とっても能率良くお勉強できました。 打鍼を毎日の外来で施術して10ヶ月・・・実体験があるから、本に書いてあることがとてもリアルにわかりました。 なろほど&なるほど・・・そうか&そうか!って。 ふっと浮かんできたイメージは、遣唐使で唐の寺院で日本に持ち帰るお経を写経しているお坊さんでした。 たくさんの人たちが待ってくれている。このお経でたくさんの人たちを救うことができる。 寝食を忘れて写経に没頭してるお坊さんの姿を見ながら・・・人間、本当は死ぬまで集中力も根気も失せはしないんだよって思いました。 歳を取ると夢や希望は、世のため&人のためという大志から、自己中な金儲けや権力保持になってしまいます。どんどん天地自然の理、大宇宙の愛から遠ざかってしまうので、そりゃぁ疲れるし根気も続きませんよね。 歳をとっても、否、歳をとったからこそ、世のため&人のために我が余生をすべて捧げるような生き方をすれば、脳も氣力も冴え渡り、若者をも凌ぐような集中力と根気を、そして何より若者にない経験値と知恵を持って夢を叶えることができるのです。 日本は明らかに古い闇の世界から新しい光の世界へと変わろうとしています。 光さんもメッセージを語るよりも、実力行使にシフトし始めています。 まだまだ芽は踏みつけられ潰されますが、雪が積もって寒い朝でも、お日さまの力強さがどんどん増しているのが感じられるように、新しい光の世界へと進んで行っています。 「それを楽しみにして、今日をがんばりなさいね」 光さんからのメッセージが降りて来た夜でした。 前世物語  愛で結ばれた夫婦の再会が果たせたワークです。このように過去生なしで、そのままどこだかわからないところに着地した時のガイドは先生の真骨頂が発揮されます。そばで聞いている私がハラハラしていても、先生は涼しい顔でガイドしていきます。  この症例は愛する夫婦の典型的な光との対話でした。その中で特に興味深かったのは、この夫がガンになった原因でした。光の答えは、「幸せをもらい過ぎたからガンになった」でした。幸せをもらい過ぎたらガンで死ぬお約束だった、と光は言うのです。ただし、これはすべてのガンで死ぬ人にあてはまることではないようです。  この「幸せをもらい過ぎたらガンになる」という命題が果たしてどれくらいのガン患者さんとその家族に当てはまるのか、を検証してみるように、と私は先生に宿題を出されました。  彼女はこの人生が三回目、夫と生きた人生はこれが初めてです。ですから人生の目的も「夫と知りあって、辛い目にあいつつも、乗り切って生きていく」というものでした。  人生のテーマは二つに大別されます。ひとつは人生の喜怒哀楽、さまざまな出来事を実体験しつつ最後まで乗り切っていくものです。これは自殺したり、残りの人生を投げ出したりしなければ合格です。この症例では、夫も光から「定められた通りにちゃんと生きてきたから、これで人生の目的は果たせましたよ」と言われます。人生の流れに乗ってゴールまでたどりつくことが求められている生き方です。  もうひとつは愛、信じること、楽しむこと等々の主題を決めて、それを気づくことが最優先される人生です。人生のゴールまでたどりつけばいいものが直線的だとすれば、この主題に選んだ気づきをマスターするための人生はスポット的だと言えます。  例えれば、マラソンと百メートル走のようなものでしょうか。完走を求められるものと、コンマ一秒を求め続けていくものです。人生を完走することは必要不可欠だと思います。完走出来ないようでは、とても気づきをマスターする段階へは進めません。ですから人生経験が浅い魂は、まずこの「マラソンコース」から始めるのでしょう。しかし、「マラソンコース」は初心者だけが走っているわけではありません。過酷な「気づきコース」を進んでいくと、どうしても魂に持久力が必要になってきます。魂が「気づきコース」の人生を何度繰り返しても越えられない壁に当たった時など、きっと「マラソンコース」の人生に戻ってきて、生きるための持久力をアップしていくのでしょう。ですから人生のマラソンコースにはあらゆるレベルのランナーが走っているのです。マラソンは初めての完走目的ランナーから二時間台のランナーまで、いえ、上はきりがありません。神様クラスになると百メートル走のペースでフルマラソンをしている強者つわものもいるかもしれませんから。  そのように考えながら、私は「幸せをもらい過ぎたらガンになる」のはこのご夫婦だけの命題だったのではないか、と思いました。  彼女の今回の人生の目的は「辛い目にあいつつも、乗り切って生きていく」ことですから、彼女は人生三回目の新米マラソンランナーだと言えます。その辛い目を起こすために夫がガンで亡くなりましたが、その夫と人生を生きるのは今世が初めてでした。つまり夫との間に解消しなくてはならないような前世からの問題はなかったのです。すると夫の役割は、ガンで死ぬことで彼女に辛い思いをさせること、彼女の人生に大きな悲しみのインパクトを与えることだった、と言えます。神様は本当に悪魔のような方だと思います。インパクトを大きくするために、「幸せをもらいすぎたら」という条件まで加えるのですから。愛のない夫婦や憎しみ合っている夫婦だったなら、夫がガンで死んでもあまり悲しみはないかもしれません。その人生へのインパクトが小さいのです。しかし、このご夫婦のように幸せがこぼれ出すような人生にとって、この悲しみのインパクトは再び立ち上がることなど不可能なくらい強烈な一撃だと言えます。おそらくノックアウト寸前の状況から、よろめきながらもカウント9で立ち上がった彼女は、今回の人生でみごと初級マラソンコースをすばらしい成績で卒業することでしょう。たった三回の人生経験で・・・魂の世界では、驚異の新人現る! と彼女の話題でもちきりかもしれませんね。  魂が人生の計画をする時に、この「幸せをもらい過ぎたらガンで死ぬ」というオプションが、神様から薦められることがあるのかもしれません。深い深い悲しみの中だからこそ学べる愛やいろいろな気づきもありますから。でも、選ぶ、選ばない、は各々の魂の自由です。ですからこのオプションが魂の世界で実際にどれくらい人気があるのかはわかりませんが、これを選んだ魂はとても元気な魂であることは推察されます。

おはようさん 2014.2.10.

今日の外来は、昨日のお勉強でパワーアップ!した打鍼のお披露目診療で。 打鍼本を読みながら脳裏に浮かんできた、あんな患者さん、こんな患者さん、みなさん ちゃんと来院して下さいました。 効果の程は、また明後日にお聞きしたいと思っています。楽しみですね。 ただ、ひとりあたりの診療時間がますます長引いてしまいます。 う~ん・・・また開始時間を早めるかなぁぁぁ。 ということは、早く寝ないといけないし・・・ ということは、ブログ書きに時間を削らないと・・・ う~ん・・・でもね、鍼&打鍼してる間の患者さんとのおしゃべりも楽しいし、何より、患者さんのことがよりよくわかるから、これは早起きするモチベーション 大いにあります。 ということで、診療開始時間を8時に!(寝坊することもあるので、あくまで目標ということで(;^^)ヘ.. これから日の出がどんどん早まってくるから、ちょうど良いですよね。 明日の祝日・・・もう一冊、打鍼の本があるので、それを読もう!と決めています。 上天気らしいけど、美山の里はまだ雪景色だけれど、 今は打鍼にぞっこん!です。 今、一番ノリノリ&楽しいことをする。それが光さんがいつも言うところの「今を楽しむ」ことですよね。 だから、明日も楽しむぞうさん! 打鍼をやっていて思うのは、これはアーユルヴェーダの波動療法に通じるものがあるということです。 今のところ、打鍼本にはそのようなことは書いてないので(鍼灸の先生方はあまりアーユルヴェーダをお知りにならないからね)、これは私だけの秘密でございます。 氣というのは、光(光子&波動)よりも、より波動に近いですよね。 打鍼は、病邪の波動をホワイトノイズで撹乱して減弱させたり、外部からの太い波動で病邪の波動を減衰さえたりする効果があるように思います。 そういえば、蓮風先生をはじめとする講師陣の先生方は、この三日間、温泉&スキー付きの研修会を関東の方でされています。 だからかな? 私もしっかりと自宅研修! なわけなのでしょう。 医の神さま、おそるべし(*^^)v 前世物語 「私の今回の人生の目的は何ですか?」 「夫と知りあって、辛い目にあいつつも、乗り切って生きていくことです」 「私は今まで何回生まれ変わったのですか?」 「三回です」 「夫とはこれまで何回一緒の人生を生きていますか?」 「今回が初めてのようです」 「私が夫を選んだのですか?」 「両方が選び合いました」 「夫はなぜ私を選んだのですか?」 「好きだったから」 「私はなぜ彼を選んだのですか?」 「幸せと試練のためです」 「彼にひとこと、あなたから声をかけてあげてください」  彼女は威厳に満ちた声で言いました。 「定められた通りにちゃんと生きてきたから、これで人生の目的は果たせましたよ」 「夫の人生はこれで順調だったのですか?」 「理想通りです」 「私の人生はここまで順調ですか?」 「順調です。これからは自分で選んだ道をまっすぐに生きるように、と言われました。それも試練だから、って」 「これから先、どうなっていくのですか?」 「いろんな思いをすると思いますが、一生懸命、子供を育てなさい」 「私の子供は、こうなることを知っていて生まれて来たのですか?」 「そうです」 「子供は私が呼び寄せたのですか?」 「子供たちがあなたたちを選んできました」 「なぜ私たちを選んだのですか?」 「誰よりも愛しあってるから・・・。この家に生まれたら幸せになれる、と思いました」 「お父さんが早く死んでも?」 「愛情は私が持ってるから・・・。満たされています」 「子供たちの人生も順調ですか?」 「順調です」  先生は彼女の自己否定について尋ねました。 「私はこのまま生きていていいのですか?」 「それが試練です」 「もしも私が早く死んじゃったらどうなるのか、を見せてください」 「ボロボロです。山の中で木にナワをかけて、首を吊って死んでいます」 「それを見てどう思いますか?」 「布団の上で死にたかった・・・」  彼女は大きな溜息をつきました。続けて先生が未来へと導きました。 「私が人生の目的をクリアーできた、未来の私の姿をちょっと見せてください」 「年をとっています。布団の上で寝ています。もうじき死ぬのかなぁ。子供たち、孫も来てくれています」 「そのおばあちゃんは何を考えていますか?」 「平和そうです。やっと一生終わるんだなぁ、って。早く夫に会いたいなぁ、って」 「おばあちゃんのあなたはがんばってきましたか?」 「はい、よくやりました。自信があります」  先生はこのワークのまとめに入りました。 「もとの白い人のところに戻って、そして聞いてください。私にやっていく力がありますか?」 「がんばれるよ、と言っています」 「あなたがここに戻ってくるまで、彼をどうしますか?」 「白い人に預けます」 「彼は何と言っていますか?」 「お前のそばにいたいけど、自分が幸せになったらここに帰っておいで」 「白い人に、私がここに戻ってくるまで彼を預かっていてくれますか? と聞いてください」 「わかった、って言っています」 「彼に、私は残りの人生をがんばって片付けてくるから待っててね、って。彼は何と言っていますか?」 「子供のことをお願いするよ」 「あなたは何て答えましたか?」 「私、がんばるから守っていてね。そうしたら白い人が、自分を信じて生きなさい、と言ってくれました」  彼女はもう一度、夫をしっかり抱きしめてから、今、この時へと戻ってきました。

2014年2月10日月曜日

おはようさん 2014.2.9.

日曜日の朝 京都の美山かやぶきの里の雪景色を撮りに行こうと決めていたので、 さっさっさっと準備して。 歯磨きしてる時に、「今日は打鍼のお勉強をしなさい」って降ってきて。 どっちが後悔するかな?って思いを巡らせてみると・・・はい!お勉強を取りました。 部屋着に着替えなおして、打鍼の本を一日かけて読み終えました。 これはあの患者さんに使えるな・・・ あの患者さんにこれをしてあげればよかったぁ・・・よし、今度、来たらこれで治しましょう・・・ 昨日までの打鍼は基礎編で。 明日からの打鍼は大いにグレードアップしてます。 だから、今日は一歩も家を出ず、超運動不足やったけど、こころの満足度は100点でした。 今、在宅往診で週1回 脳卒中後遺症で左片麻痺&拘縮の患者さんに鍼をしています。 春になったら歩こうねって言い続けてきたけど、現実にはなかなかで。。。 でも、今日のお勉強でいろいろ参考になることがありました。 北辰会の先生方の何十年分の経験値を一日で飲み込んで、明日から牛さんのように反芻しながら医の血肉に変えていきたいと思っています。 今、特に鍼治療に全力を傾けているのは、こんな患者さんです。 * 癌の治療中の患者さん(末期も含む) * 脳卒中後遺症の片麻痺の患者さん(拘縮でも可) * 神経症(強迫神経症・拒食症・過食症も含む)の患者さん・・・ただし初診の結果、病状により、お断りすることもあります。 * 自律神経失調症の患者さん * 認知症の患者さん * その他、大病院でダメ出しされた難病の患者さん ・鍼治療(打鍼も含む)は週三回以上の通院が必要です。 ・現在の治療と併用できます。主治医さんの同意も不要です。 ・北辰会方式の鍼治療です(1~2本の鍼を使います) ・どれくらい通えばいいか? どれくらい効果があるのか? は個人個人の病状で大きく変わってきますので、お答えできません。 ・鍼治療はリハビリ室で行っていますので、ごめんなさい、賑やかです(それでも気持ちよくって鍼してる間は眠ってはりますけど) ・往診での治療をご希望の患者さんは週1回なら可能かもしれませんので(保険診療上の制約)、まずは担当看護師とご相談ください。 ・治療ご希望の患者さんは事前にお電話で初診のご予約をいただき、当日は保険証を持ってお越し下さい。 奥山医院 電話 06-6907-7578 あきらめるのはまだ早い! ご一緒に治しましょう! 前世物語 美子レポート     しあわせ  ある日、先生は先年、ガンで亡くなった夫との関係がわかる過去生へと、ある女性を導きました。  彼女は過去生ではなく、今の自分のままフローリングのような地面に立ちました。まわりは白いもやがかかっています。  白いもやの中を彼女は歩きます。  心の中で夫に「迎えに来て」と呼びかけながら歩きます。  白いもやの先の方に黒い影が見えます。 「その影に、あなたは誰ですか、と尋ねてください」 「俺だよ、と言っているような気がします」 「黒い影を優しく抱きしめてください。手を握ると、どんな感じがしますか?」 「愛しい・・・。彼です」 「彼はどんな表情ですか?」 「いつもの感じです。・・・抱きしめてくれ、と言っています」 「愛おしさだけで彼をしっかりと抱きしめてあげてください」 「ごめんね、って言っているような気がします。なんだか彼は無念で仕方ないような感じです。私も、もう離れたくないわ」  先生は彼女に心の中で二人きりでお話をして、終わったら教えてくれるように言いました。そしてしばらくの後、彼を抱きしめたまま彼女の魂を高みへと導きました。 「そこに何が見えますか?」 「光・・・」 「その光の中に二人がスゥーと吸い込まれます。光の中はどんな感じですか?」 「とても明るいです」 「その光の中に誰かいますか?」 「白い人がひとり・・・」 「その人に聞いてください。夫は今回の短い人生が無念で仕方ないようですが、どうしたらいいのですか?」  白い人が答えました。 「運命だから・・・」 「夫の今回の人生の目的は何ですか?」 「私と子供を愛するため・・・」 「なぜこんなに早く死んじゃったのですか?」 「家族から愛情をもらったから・・・」 「私も子供も、もっともっと愛情をあげたかったのに」  彼女は泣きながら訴えました。 「もう十分でしたよ」 「夫はそうは思ってないみたいですけど?」 「それが彼にとって与えられたものです」 そう白い人は穏やかに言いました。 「夫は早く死ぬことを知っていて、生まれてきたのですか?」 「知っていたかもしれません」 「なぜガンになったのですか?」 「幸せをもらい過ぎたからです」 「幸せをもらい過ぎるとガンになるのですか?」 「お約束でした」 「誰との約束なのですか?」 「最初から決められていたことなのです」 「幸せをもらい過ぎたら死ぬことになっていたのですか?」 「そうです」 「どんな人でも、幸せをもらい過ぎるとガンになるのですか?」  白い人は微笑みながら答えました。 「そんなことはありません」

2014年2月9日日曜日

おはようさん 2014.2.8.

大阪の雪は道路を白く染めることもなく、 いつもと同じ土曜外来でした。 すべって転んだ人もいなかったので良かったです。 朝の通勤時に、行き交う雪をかぶった車たちを見ながら、この車くんたち、冬タイヤ履いてるよね?って思ったりもして。 でも休日ドライバーさんたちは何するかわかんないからなぁ。。。とちょっと不安もあったけど。 夜のニュースで大雪になった首都 東京でJAFの呼び出しが平日比の15倍だったとか・・・ 映像ではスリップして立ち往生の車車車・・・ 白い道をノーマルタイヤで走れるって思うんだ・・・なるほど、だからこれまであんなひと&こんなひとを知事に選べたわけだねぇ。。。さて、今回は如何に? 2月に車を使わなければいけない(かもしれない)という心配があれば、 冬タイヤを履くという手間&出費と心配事を天秤にかけてみて、 心配事が重ければ、事前に冬タイヤを履いておく。 これも危機管理能力ってヤツでしょう。 雪が積もった。車で行かなきゃ。どうしよう・・・仕方ない、行け!っでツルリン! こういう人たちが地震や津波に飲み込まれてしまう人たちなんだろうなって悲しくなりました。 さてさて、東京の知事選挙はまだ「原発」が陰の争点になってる?からいいけど、 大阪のあのヒト なんとかしてやぁぁ(゜´Д`゜) 選挙費用5億円・・・文楽や楽団には無駄金で? もうわかりましぇ~~ん(>_<) 大阪市民として「豊臣秀吉」とでも書きましょうかねぇ。。。どないなっとんねん! 前世物語  私も今回の人生では、夫を亡くしたという出来事が自分自身を振り返ってみる良い機会になりました。もちろん死ぬほど苦しかったです、その時は。「明日、死のう」と決めて何とかその日を生きている、そんな毎日が続きました。自殺したら夫に会えない、夫は悲しむ、光のない地獄へ堕ちてしまう、そのようなことはわかっていました。でも悲しかったのです。苦しかったのです。愛とは何と過酷なものなのでしょう。神様を恨みました。自分の人生を呪いました。そんな人生を計画した自分が信じられませんでした。自分自身への憎しみが日々、つのりました。「消えてなくなりたい・・・」ただそれだけでした。  あの夜もそうでした。 「今日は死のう」  そう決めた私は愛する夫の遺品の眼鏡を持っていくことにしました。 あの夜の私は信じられないくらい冷静でした。コーヒーを十杯飲んだくらい頭が冴えていました。私はじっと夫の机に置いてあった眼鏡を見ていたのです。そして夫が先生の本を指し示したのです、月の光と共に。「生きがいの催眠療法 光との対話・・・」  夫の眼鏡をセーターの首に引っかけて、私はその本を手に取りました。 その本には途中までミミ折りがいくつもありました。ミミ折りは夫の読書のクセでした。それも必ず下を折ります。私はしゃがみ込んで本にほお擦りしました。 「あなた、全部読めなかったのね。いいわ、私、これからあなたのところへ行くから、この続きをみやげ話にしてあげるからね。ちょっと待っててね」  そして私は先生の本を途中から読み始めました。  何度も何度も読みました。冷たい涙がページを濡らしていきます。  気がついたら「今日は」終わっていました。朝日が部屋に射し込んできました。本からゆっくり陽炎が上っています。いつしか熱い涙がこぼれていたのです。  真っ赤な太陽の中に微笑んでいる夫が見えました。私は夫にみやげ話をしてあげました。夫は喜んで急に大きな太陽になりました。眩しい光が私の全てを包み込んでくれました。私は愛の光の中で夫とひとつになりました。その時、私はすべてを理解していました。すべてがわかった、と思いました。悲しみと苦しみが昨日の中に去っていくのを夫と一緒に見送りました。愛に生きる私の今日が始まったのです。  夫は光色に輝く太陽に戻っていきました。笑顔で手を振ってくれました。私も太陽に向かって手を振り続けました。私の頬の涙はもう消えていました。  そして、そこに先生が待っていてくれたのです。

2014年2月7日金曜日

おはようさん 2014.2.7.

大阪も雪の夜です。 もうベランダも真っ白に雪化粧して。 しんしんと降る雪ん子の音だけ。 ほんとうに静かな夜です。 雪の降る夜は 楽しいペチカ ペチカ燃えろよ お話しましょ 昔 昔よ 燃えろよペチカ 冬のオリンピックも始まりました。 ロシアもアメリカも中国も、どの国の選手さんたちも精一杯がんばってくれることでしょう。 人生の檜舞台に、思いっきりがんばってる姿は、国や民族なんて小事を越えて、人間の美しさ、素晴らしさ、生きる輝きを見せてくれます。 今、仕事や闘病や勉強や・・・人生を一生懸命に生きている人には、選手たちの放つ光が見えるはずです。 だから、自然と涙が出ちゃう。 どの選手にも感動しちゃう。 精一杯がんばる&一生懸命に生きると放たれる光は、なぜかウキウキ&楽しくなります。 それはまるで魂の成長ホルモンのような天恵です。 成績だけに目を奪われて一喜一憂するのは愚鈍な駑馬です。 オリンピックを見ながら、ぽろぽろ涙を流している人を見かけたら、その人こそ、あなたのソウルメイトであり、魂の師匠なのかもしれませんよ。 前世物語  この症例は、病気のお母さんの看病をずっと続けてきた娘さんのワークです。娘さんはお母さんの面倒を十分にみれなかった、と思っていました。そしてお父さんが病院にあまり来ないのを怒っていました。光のメッセージはお母さんと娘さんを暖かく包み込みました。きっと娘さんはたくさんの気づきを持ち帰ってくれたことでしょう。 「してあげられなかったことへの後悔」  これは愛する人に先立たれた者が直面する大きな課題です。私も長い間、この課題に押し潰されて闇の中をさまよいました。強い自己否定が続いたのです。この課題からの学びは何でしょうか? 私自身の答えはこうです。 「人を信じて、以前の私以上に自分らしく生きていくこと」  これはそれまでの自分自身を一度バラバラにしたうえで、客観的な目で自分を見つめながら、自分というものを組み立てなおして生きていく作業です。以前と同じ自分に再構築したつもりでも、深い悲しみと後悔を経験した後ですから、必ずどこか違うところが出てきます。その違いこそが魂の進歩であり、人生の気づきなのです。  魂が成長を遂げてくると、たくさんの気づきが魂の中に蓄積されてきます。魂の中で気づき同士が結合したり、気づきが関連性の絆を結んでいきます。そのポテンシャルが新たな気づきを引き出すヒントにもなります。自分を自分の手でバラバラにするということは、この魂の中で形成された気づきの結合と関連性の絆をも自ら断ち切ることになります。まるで魂という鍋に入った気づきたちを強くかき混ぜるかのようです。そしてこの気づきの撹拌によって、新しい気づき同士の結合や関連性の絆が生まれてきます。魂の中でも気づきの再構築が起こるのです。これは今までになかった全く新しい大きな気づき を生みだすチャンスともなります。このような魂レベルでの大仕事をするためには、この強い自己否定のエネルギーが必要なのでしょう。  そう考えていくと、最愛の人を突然亡くす人生は、気づきがある程度たまってきた魂に起こる「ミックスジュースの人生」なのです。ミキサーが魂です。気づきが果物です。美しい果物ひとつひとつの味をあなたは堪能してきました。今、あなたのミキサーにはそんな果物がたくさん入っています。  ふっと神さまの声が聞こえました。 「混ぜてごらん・・・」  美しい果物たちが潰れてしまうのをあなたは悲しみ、躊躇しました。でも思いきってスイッチを入れてみました。あなたの愛する果物たちが潰れて撹拌されています。あなたは悲しみと後悔を感じています。 「やるんじゃなかった」  神さまが微笑みながらミキサーのスイッチを切りました。そして出来たてのジュースを光のコップに注いでくれました。  あなたは薦められるまま口にします。 「おいしい・・・」  あなたは全く新しい甘美な味を知ったのです。そして再び、美しい果物を探す旅に出ました。前よりも元気に、前よりも自信に満ちて。 「そうだね、すてきなお話が出来たね。気づきばかりを求めていても、いつまでも気づきのコレクターにすぎないからね。たまには魂の鍋をよくかき混ぜないと、せっかくの気づきも焦げついちゃうよね。よく気づいたね、美子さん」  先生はそう言って合格のハンコをくれました。

おはようさん 2014.2.6.

ある医療関係者さんとの話・・・ 「先生は西洋医学と東洋医学のどっちが優れていると思ってはるの?」 「どっちもええよねぇ。前田敦子と大島優子みたいなもんやろ。わしゃぁシノマリがええけどな」 「西洋医学の先生は東洋医学はダメや、いかさまやって言って西洋医学しか使わへんし、東洋医学の先生は東洋医学しかない!って感じやけど・・・」 「患者さんが治ればええんでしょう。治るためなら何でも、どっちでもええやん。安全な方、簡単な方、良く効く方をチョイスやなぁ。両方使った方が良ければ、チャンポンすればええやん」 「(鳩に豆鉄砲な顔で)・・・」 「治すのが一番。西洋医学だけ、東洋医学だけって駄々こねるのはエゴやからなぁ。まっ自信がないっちゅうことやろうけどなぁ」 「(怪訝そうな顔で)・・・」 「私のことは嫌いでもAKBは嫌いにならないでくださいってことだよ。あっちゃんでもゆうこちゃんでもええやん。楽しければ、元気になれれば。NMBなら楓子ちゃんとケイラ推しやけど、研究生でもシアターでハイタッチしただけでムチャ元気になれるもん」 「(呆れ果てた顔で)・・・(きっとスケベぇおやじって思ってる)」 「インフルエンザの熱でフーフー言いながら来院した患者さんにはね、今年はイナビル処方するのよ。一発で治っちゃう。それでええ、それがええわけ。でも関節痛や頭痛が残ることがあるのよね。だから、麻黄湯も1日分処方して、しっかり汗をかけるように養生指導しとくわけ。これで完治! 西洋医学と東洋医学のええとこどり。それでええんちゃう?」 「(おっ 目に尊敬の星が)・・・・」 「最近流行ってるインフルエンザとちゃう方の風邪さん。これ、西洋医学だけだと長引くのよね。咳がなかなか止まらない。風邪喘息になっちゃう人も多いけどね。西洋医学だけだと、ちょっとお手上げ なところまで行ってしまう風邪さん。死にはしないけど、治らない。死にはしないから、しばらく&ずっと咳止め飲んどきって済ませてしまう。そやけど、東洋医学を知ってると、東洋医学的に病状&病因を突き止められる。そして東洋医学的な治療で治してしまえるわけ。例えば、滋陰降火湯とか滋陰至宝湯とか竹茹温胆湯とか・・・でね」 「(おいおい 惚れるんじゃねえぜ)・・・」 「もし新型とか鳥インフルエンザが大流行しても、なんとか治せると思ってるよ。もっとすごい未知なる病気、例えば細菌テロでどの医者もパニックになったって、なんとか治療できると思うよ。だって、身体は治ろうとするものだからね。その治ろうとする声さえ聞こえれば、何をすれば良いかも自ずと分かってくるもんなんだよ」 「(あかん、ついてこれてへんわ)・・・」 「まぁ、これがほんもんの統合医療やなっ!」 「先生の目標は?」 「そやなぁ・・・まずはNMBの専属ドクターやなぁ うふふふふ」 前世物語 「光に向かって聞いてください。今回の私の人生の目的は何ですか?」 「世の中不公平だ、理不尽なことばかりだと思ったら、まず自分のまわりから変えていきなさい。あなたには人を説得する力を与えました。まわりを変えていきなさい。自分のためではなく、これはおかしいと思うことをあなたは伝えていけるはずだから」 「今回のお母さんとの関係は何ですか?」  光の中心が答えました。 「・・・お母さんの死によって自分が傷つくけど、人は時間が経つと傍観者になります。それを覚えておきなさい。人を信じるのはいいけれど見返りはなしです」  大きな光が続けます。 「あなたは野心を持っていました。それは本当のあなたの姿ではありません。今から元に戻ってあなたのまわりから、小さなことから、不公平を解いていきなさい。軌道修正するのです」 「私は父がお母さんを殺した、と思っています。そんな父との関係は何ですか? あの父から私は何を学ぶのですか?」 「人の愛にもいろいろな形があります。愛し方も枠にはまりません。お父さんもあなたが考えている以上にお母さんを愛していました。ただ恐くて看病が出来なかっただけなのです。人にはいろんな愛の形があるのです」 「私が結婚できない意味は何ですか?」 「お前の光が望んでいないからです」 「それはなぜですか?」 「生まれ変わることに理由があります。あなたが選択したのです。あなたが何度も生まれ変わることを選択したのです」 「下から一緒に来た、あの男の子は誰ですか?」 「いつもそばにいる者、だそうです」 「そばで何をしてるのですか?」 「人の出会いを助けています。きっかけを作る者です」 「私は結婚しないことから何を学ぶのですか?」 「孤独と慈悲です」  先生は未来へと導きました。 「今回の人生の目的をクリアーできた、未来の私の姿をちょっと見せてください」 「八十三歳で、机に向かって眼鏡をかけて何かを書いています。きれいなおばあさんです。今、原稿を書いているから邪魔しないで、って怒られちゃいました。忙しいから幸せだ、と言っています」 「その未来のあなたから、今のあなたに何かアドバイスをもらってください」 「結局のところ普通が一番よ、って。忙しいけれど夜は切ないよ、って言っています。外へ出なさい。多くの人と出会いなさい。もしかしたらいくつもやり直す機会が出てくるから人と出会いなさい、と言っています」 「彼女としっかりと握手してください。どんな感じがしますか?」 「あったかい・・・。お母さんの手に似ています」 「光にお願いしてください。お母さんと一緒に過ごせる予定の次の人生をちょっとだけ見せてください」 「お母さんが私の子供、女の子になっています。まだ小さいなぁ。もっと小さい男の子もいるみたいです」 「その未来のあなたからも何かアドバイスをもらってください」 「変えられるからね、って」 「その女の子を抱かせてもらってください。どんな感じですか?」 「前にも私の子供だったことがあったみたいですね」

2014年2月6日木曜日

おはようさん 2014.2.5.

今日の外来で。 強迫神経症の若い女性さん。 どうしたら私は治りますか? を繰り返し聞かれている間に気づきました。 アンタの「でも」but をやめればええんや! ご本人、えらく納得された様子で、 アドバイス ありがとうございました! と勇んで帰っていかれました。 交渉術では、まず相手の話に同意して、but で、こちらの提案を出すと勝てるそうですが、普段、使いすぎると精神が疲れて病んでしまいますよ。 強迫神経症の方は、「でも but」で自分を否定しているように思います。 光の前世療法で光さんに「どうしたら自信が持てますか?」と尋ねると、 「自分を信じなさい」のメッセージが返ってきます。 「でも but」が口グセになっちゃってる人は、どうもこの「自分を信じる」ことが苦手のようです。 本当は自分に自信がないから、相手の話を素直に受け止められない。 だから「でも but」で未開封のまま相手に投げ返してしまう。 言葉尻をとらえたり、威嚇するような強気な態度で自分をガードしてしまう。 そしてどんどん神経症が重くなっていく。 そんな悪循環を何度も診てきました。 「でも but」をやめればええんや! が素直に腑に落ちたこの患者さんは、間違いなく治ると確信したのでした。 前世物語  先生は尋ねました。 「今、身体を離れた時に、何か決心したことはありますか?」  彼の魂が答えました。 「次はたくさんの家族に囲まれていたいなぁ。家族が死ぬのを見たくないなぁ。自分が先に死にたいなぁ、と思っていました。だから次は女がいいなぁ、と思いました」 「身体を離れて魂となったあなたのまわりに何か存在を感じませんか?」 「子供がいます。四才くらいの日本人形みたいな男の子です。私をじっと見ています。なんだか無表情です・・・。彼が一緒に行こう、と言っています」 「その子供に尋ねてください。私と一緒に上にあがって行きますか?」 「うなずきました」  先生はカーツの魂を高みへと導きます。 「それでは、その子と一緒に高く高く上にあがります。その高い場所からカーツさんの人生の全てを見ます。そして何か気がつくことはありますか?」  カーツの魂が答えました。 「リルが死んだ時に、私と結婚して幸せだったのかなぁ、とずっと心配していたけれど、彼女は幸せだった、ってわかりました。私は人を恨んで生きてたけれども、本当は恨んでなかったんだ、と気づきました。お金が欲しいと思ってたけど、本当は愛情が欲しかったのです。だから誰かにそばにいて欲しい、と一生思っていました。あなたは自分は良い人間じゃないと思って生きてきたけれども、そうじゃありませんよ、と聞こえてきます」  先生はもっともっと高みへと導きます。 「もっともっと高く高くあがります。その高い高い所からカーツさんの人生と、今、生きているあなた の人生を平行に並べて見比べます。そして何か気がつくことはありますか?」 「してあげられなかったことへの後悔が同じです」  先生はさらに上へと導きます。 「上には何が見えますか?」 「もやもやした光です」 「その光の中に入ります。そこはどんな感じですか?」 「水玉模様みたいな光がたくさん飛んでいます」 「その中に、光の中心のような何かがありますか?」 「大きな光があります」 「その中に入ります。すると、どんな感じですか?」 「あったかい・・・」 「その中に誰かいますか?」  今の魂が泣きながら答えます。 「お母さんがいます。ありがとう、って言っています」 「お母さんをしっかりと抱きしめてください」 「泣きながら・・・ありがとう、って言っています」 「私、してあげられなかったことがあって、まだ後悔してるのだけれど・・・」  お母さんの魂も泣きながら答えます。 「十分してもらいましたよ」 「お母さんの人生はこれで幸せだったの?」 「いろんなことがあったけど、ここで幸せだった、と言っています」 「今は幸せですか?」 「幸せだ、って。ここは病気もないし、こんなにきれいになったよ、って手を見せてくれました。あんなにひどかったのに治ってるよ、って喜んでいます」 「なぜ私を残して死んじゃったの?」 「がんばったんだけど、ごめんね、って言っています」 「お母さんが死んで私はもう目的もなくて、どうしたらいいのかしら?」 「体に気をつけてね。野心を持たずに人を信じて、以前のあなたのように生きていったら、いつでも会えるからあせらないでね、って教えてくれました。私は大丈夫だからお父さんを大事にしてね、って言っています」 「そこには他に誰かいますか?」 「おばあちゃんがいます」 「おばあちゃんはあなたに向かって、何と言っていますか?」 「ごめんね、って。この私に病気のことを気づかせたかったから、お母さんを先にこっちに呼んだのです、と言っています。だからあなたも体に注意しなさい、って」

2014年2月4日火曜日

おはようさん 2014.2.4.

医院で鍼を始めて8ヶ月が過ぎました。 当初は上半身とお腹への鍼が多かったのですが、秋が深まり寒くなってきた頃からは下半身への鍼が主になりました。 鍼の効果も夏に比べると、目に見える効果は減ってきています。 何となく冷えがましになった、ふらつきがましになった、血圧が安定した・・・等々。 神経症や自律神経失調症、パーソナリティ障害などの方々の中には「もう半年もしてるのに治らない」と言われる方もおられます。 でもね、明らかに良くなってきてますよ、あなた! 「春になったら良くなるよ」と元気づけてはいますが・・・これは本当のことです。 冬の鍼、特に下半身の鍼は、冬の畑を耕すようなものです。 固く乾いた土に寒肥を鋤き込んで、藁を敷いていく作業によく似ています。 どれだけやっても、実りは得られません。 でも、春になったら、その努力は必ず報われます。 何もしなかった畑と寒肥を鋤き込んだ畑では、春の芽吹きの勢いも、夏の緑の濃さ、実りの豊かさもどれだけ違うことでしょう・・・これが天地自然の理です。 冬の鍼を気長に続けていると、春の軽快さ、夏の充実感、秋のこころの豊穣さは数倍、数十倍になります。 冬の鍼は腎を補い養ってくれます。 腎は生命エネルギーの源です。 生きる力が弱いと、神経症も自律神経失調症も治すことはできません。 腎が頼りないと肝がイライラ怒り出します。神経症が暴れ出し、交感神経が燃え上がります。 野球の選手が冬に走り込むのは腎を養い鍛えているのです。 シーズン中にケガをしないように、真夏に息切れしてスランプに陥らないように・・・養腎が大切なのです。 この冬の時期の鍼は表だった症状の改善はみられないかもしれません(本当は鍼をしていなかったら、もっとひどいことになっていたのですが・・・) でも、春が来て、夏に入るときっと去年までの自分とは違う、別次元の新しい自分に気づけるはずです。 なぜなら、冬の間、ずっと鍼を続けてきたということは、それだけの感性を持っているという証だからです。 氣の感性に欠ける人たちは鍼が長続きしないことは、この8ヶ月間でよくわかりました。 氣の感性は、身体の中で、こころの中で、治ろう&治ろうとしています。 氣の感性のある人たちは、スピリチュアルな善のエネルギーに守られています。 治る運命にある人たち と言っても過言ではありません。 そんな想いもあって「春にはよくなるよ」と自信を持って答えています。 前世物語 美子レポート     亡くなったお母さんへ  昔々、カリフォルニアに「カーツ」という男の人がいました。妻と二人で草原の小さな家に住んでいました。ブルーの目をした妻は「リル」と言います。彼女は「今の母」です。  カーツはヤギを飼っていました。 「いっぱい働いて、今にお金持ちになるからな」  彼は破れた麦わら帽子を押さえながら、いつもヤギに語りかけていました。  ある日、リルは病気になりました。高熱で寝込んでいます。カーツはリルの手を握りながら呟きました。 「ヤギの病気がうつったんだ。早く医者に見せなくては・・・」  カーツは草原を越えて、遠くの友人の家まで走りに走りました。息を切らせながら家のドアを叩きます。老人が出てきました。彼は「今の父」です。カーツはリルの病気のことを老人に伝えました。老人はあわてて馬に飛び乗り町へと駆け出しました。  カーツは家に戻りました。一晩中、リルの手を握っていました。高熱は下がりません。やっと医者が来てくれました。でも、リルはその日の明け方に亡くなりました。  カーツは泣きました。貧乏は嫌だと泣きました。  リルとの思い出の教会でお葬式をしました。 「俺も死にたい。俺が身代わりになればよかった。リルにはもっと楽をさせてあげたかった。あの老人がもう少し早く医者を連れて来てくれていたら、リルは助かったかもしれないのに・・・」  カーツは老人に感謝していました。でも、どこかで恨めしい気持ちも感じていました。  カーツはヤギを捨てて町に出ました。刃物研ぎを始めました。  ある時、お客のべルーダと再婚しました。彼は子供が欲しかったのです。でも子供は授かりませんでした。べルーダの灰色の目がいつも笑っています。彼女の賑やかなしゃべり声がいつも家中に溢れていました。  八十一歳のカーツは一人、森の中の大きな木の幹に座っていました。若い頃からのタバコが彼の肺を蝕んでいました。 「今日も胸が苦しいなぁ。寂しいなぁ・・・」  立ち上がった時に、ひどく咳き込みました。そのまま意識が遠のきます。 「ここでは人も呼べないなぁ。このまま死ぬのかなぁ」  そして、カーツの魂は身体を離れました。

おはようさん 2014.2.3.

今日の「光の前世療法」は、久しぶりに亡くなった息子さんとのコンタクトがテーマでした。 黒い短い髪、黒い目、浅黒い肌を布で包んだ裸足の男性に降りて。 その時の息子が今の息子さんでした。 これといった波風もない人生でした。 最初に現れた光さんは優しい顔の人でした。 でも、質問にちゃんと答えてくれません。 次に現れたのは仏さまのような女性でした。 でも、やっぱり質問にちゃんと答えてくれません。 最後に現れたのは、愛いっぱい女神さまでした。 でも・・・やはりしっかりと答えてくれません。 仕方ないので、側にいた過去生の男性に質問すると、いろいろ答えてくれました。 でも・・・これまでとは何かが違う・・・ このクライアントさんの問題ではなく、繋がってる光さん自身の問題。 そう、光さんが大きく変容していると感じました。 2011年前後に、いはゆる「アカシック」が崩壊しました。 今でも2010年までの時相から入れば、アカシックレコードは昔のままの殿堂で存在していますが、2012年以降の時相(つまり「今」)から訪れると、そこは殿堂の廃墟のままです。 あの時以来、光の世界と古い闇の世界がくっきりと分離してしまい、以後、どんどん乖離していっています。今ではよほど意識を純化しなければ、(生きたまま)互いの世界を行き来することはできない距離になってしまいました。(もちろん本当に死んじゃえば、比較的簡単に行き来できますが) 不幸にして?? 退行していってる古い闇の世界にいる私たちですが、このままずるずると時代退行していくのかしら? と思っていたら、どうやらそうではないようです。 死後の世界・・・魂が大いなるひとつの光に還っていくプロセスに何やら大きな変容が起きているようです。 そういえば、今年、初詣に出雲に行こうとしたら、神さまたちから「今、来ても、誰もおらへんで」と告げられました。私はてっきり「喪中だからダメなんや」と思ってましたが、どうやら今日の「光の世界の変容」と大きく関係があるようです。 去年の出雲大社遷宮の頃からずっと今でも、出雲は「神無月」なわけです。 出雲の神々、つまり縄文の・・・もっといえばレムリア、アトランティスと続いてきた光の神々たちがこの一年近くもどこにも不在なのはどういうことでしょう・・・ 光の神々がいなければ、当然、死後の世界も変容してきます。 池川明先生の「胎内記憶」にも何やら変容が生じてくるかもしれませんね。 光の神々がいない死後の世界、そして光の世界とは・・・? それはこの世に例えるなら、規律、道徳が消え去った無法地帯のようになるかもしれません。 我欲の大いなる光、エゴで充ち満ちてる大いなる光。 我欲の愛、エゴの和。 それらが神と崇拝され、絶対視される世界。 純粋さよりも大きさ、強さがより良いとされる世界。 ・・・最悪やなぁ・・・ でも、銀河通信によれば、これも善き兆しだそうです。 これまで(死後の世界から光の世界の間近まで)天上高くまで盛り上がっていた我欲とエゴの世界が、まるで一夜明けた綿菓子のように縮んでいっているんだそうです。 東京ドームの空気圧を抜いたら屋根が凹んでくる姿に似てるかな。 以前のように闇の世界と光の世界の境界がパンパンに張りつめていれば、簡単に境界を破って光の世界へ行くことも出来たけれど、今はその境界がたるんでいるので、かえって破りにくいのだそうです。 境界を破れないまま、向こうの光の世界を透かし見るから、光の世界が変容しているように感じるのだそうです。 光の世界は何も変わらないよ、安心してねって。 出雲の神々も一端、光の世界の側へ戻っているそうです。そして、こちらの闇の世界が退縮していったスペースに(亜空間的なスペースという概念)出雲の神々は腰を下ろして、こちらの世界がこれからどうなっていくのかを眺めているそうです。 こちらの世界はこのまま退縮していけば、どうなるの? それはね、陰陽対極だよって。・・・なるほどねぇ。 結局、光の世界では善も美も愛も・・・すべて光です。 闇の世界が究極まで退縮して爆発すると、そこに残るのは善・美・愛です。 光というのは闇から生まれて、闇の対極でしかなかったのだけど、その闇が縮退して爆発することで次元上昇が起こって、善・美・愛の世界が始まるのだそうです。 それも・・・間近だよって。うふふ。。。 といことで、今夜の銀河通信は・・・お・わ・り。 前世物語  この症例は、夫を亡くした妻が「夫との関係がわかる過去生へ」戻ったワークです。私も同じ立場ですので、この方のお気持ちはよくわかります。私の個人的には大好きな症例です。特に際立ったメッセージはありませんが、過去生も魂での対話も、全体が暖かい幸せのエネルギーで包まれています。  春日和の一日。そんな人生を睦まじく二人で生きていくのもすばらしいことです。 「今回の人生の目的は何ですか?」 「良く生きることです」 「それはどういうことですか?」 「自分のやりたいようにやっていけばいいのです」  この自由さは光との対話の中を流れる大原則です。  ただ自分から一歩を踏み出しさえすれば、魂のレベルではその結果の成否を問われることはありません。自分の意志で前へ踏み出すことが良く生きることだ、と私は思います。今まで体験しなかったことをすべて体験して学んでいく、とは心を開いて人生を歩み続けていくことなのでしょう。どの方向に歩んでいくのか、その選択の自由は光が保障してくれています。だから私たちは失敗を恐れず、自分で決めた道を進めばいいのです。 「いずれは全ての失敗も成功も体験しなくてはならないのでしょうか?」 そう先生に尋ねました。 「人生の喜怒哀楽や富貴貧賎に流されてしまって、失敗や成功から魂が学ばなければ、いつまでも失敗と成功を実体験し続けるだろうね。でも魂はそんなにおバカさんじゃないよ。実体験を繰り返して学んでいくうちに、人生で実際に体験しなくても魂にとってはリアルに体験できるようになってくるんだ。学ばなくても知っている事柄が増えてくるんだよ。  例えば、かけ算の文章題。問題の数はこの世の中に無数にあるよね。じゃぁそれをすべて解かないと、かけ算の文章題がマスター出来ないなんて誰も思わないだろう。最初は誰でも頭をひねりながら解くけれど、何十題、何百題と解いているうちに、問題を見ただけで解き方も答えも『知っている』レベルに達するよね。そしたらもうかけ算の文章題は卒業だろう。  魂の修業もそんなものだと思うよ。人生をやり始めた頃は喜怒哀楽、富貴貧賎を散々、実体験するんだ。肉体で悦楽と痛みを感じることに溺れ続ける人生が続く時期だね。そのうちに少し気づき始める、肉体の中の魂の存在を。そして魂が学び始める時期になる。これも長く続くよ。永遠に感じるほど長く学び続けなくてはならない。でも長く学んでいくうちに、人生の中で魂が占める部分が大きくなっていくのがわかるから楽しいよ。そしてある時、知っているレベルに達するんだ。学ばなくても知っている境地だね。そこまで行くと、もうほとんど源の光とひとつになって見えるだろうね、目で見えればの話だけど」 「先生、それって魂の波動が高くなって姿が見えなくなる、という話のことなの?」 「それは魂が学び始める時期の後半に起こりえることだね。魂に本当はレベル分けなどない、と私は思っているけどね。この時代はどうしてもまだ時間軸に合わせて事象を考えてしまうけど、初歩の時空理論的に時間軸をはずして考えてみると、魂なんて好き勝手な人生を好きなだけ同時に体験出来るんだ。例えば、喜怒哀楽どっぷりの人生とエンライトメントした人生を同時に体験することだって出来るんだよ。そういう視点から魂を見てみると、魂の波動レベル云々は確かにわかりやすいスケールなんだ。  魂の話って実際に伝えにくいだろう。この過去生のワークでも、とんでもない誤解を持って受けに来られる方も多いからね。大昔よりは普通の人たちも魂を理解できる土壌が出来てきてはいるけれど、その魂への理解を深めていこうとする時には、やはりわかりやすいスケールが必要なんだ。魂の波動レベルというスケールは近未来の人々に必要なものなのだよ。だから今、一斉に魂の波動論が花開いているんだよ。スケールなんてそんなものだろう、必要な時に現れ、要らなくなったら忘れ去られる。真珠取引の匁とか、長さの尺寸とか、だね。だから絶対に真実だ、と頑なにならないで、便利だから取りあえず使いましょう、でいいと思うよ。ファジーすぎるかな?」  先生は、はるか遠くを見つめながら、こう教えてくれました。  私にはよくわかりません。でもこのお話は同じ境遇の方のワークの後で、なんだか喜怒哀楽に再び飲み込まれてしまいそうだった私をしっかりと先生の助手に引き戻してくれました。私はニュートラルな私のポジションに戻って、その日を終えることが出来ました。

2014年2月3日月曜日

おはようさん 2014.2.2.

雨上がりの日曜日。 春の陽気に誘われて、今日も万博公園へお散歩へ。 今日は子供連れも少なくて、万博の森をひとりじめしてきました。 森林浴って云うけれど、森の中を歩くのはとっても気持ちの良いものですね。 神社もお寺もない万博の森だから霊気はありませんが、その分、木々の木霊を感じ取ることができます。 万博の森は、万博のパビリオン施設残土の上に人工的に土を入れて植樹した森です。 万博の将来ビジョン http://www.expo70.or.jp/pdf/futurevision.pdf を見てみると意外なことがわかりました。 当初の計画通りの森には育っていないのです。 たしかに自然の森独特の下草や苔類、低木は育っていません。 コンクリートの町を自然の森に帰すのが如何に困難であるのか・・・よくわかります。 そうですね、霊気を感じられないのは、森が自然の森として自立できていないからなのでしょう。 木々の一本一本はがんばっています。 でも、人工的な造成&植林にはまだまだ問題があるようです。 東北の津波瓦礫を埋め立てて畑や森にしようという意見を聞いたことがあります。 しかし万博から40年を経て、まだ自立した森を創りきれないでいる私たちに、果たして畑や森を創ることができるのかな?  もちろん諦めてばかりではいけません。 やってみなけりゃ・・・やり始めなきゃいけません。 あと何年、何十年、万博の森を歩くことができるかわかりませんが、いつの日にか、万博の森に宿った神さまの霊気を感じてみたいものです。 前世物語  先生は未来へと導きました。 「彼をしっかり抱きしめながら、おじいさんに聞いてください。私が今回の人生を全う出来たら、また、この人と一緒の人生を送れますか?」 「・・・はい」 「では、それが出来た未来の私たちの姿をちょっとだけ見せてください」  彼女は嬉しそうに答えました。 「婦人警官が見えます。髪は赤茶色で目は灰色がかっています。仕事中だから真剣な顔をしています。夫は大学で建築を教えています。私たちは兄弟になっています」 「未来のあなたから何かアドバイスをもらってください」 「心配ないよ、って言っています」 「彼女としっかりと握手してください。どんな感じですか?」 「すごく強い」 「そのエネルギーを分けてもらってください」 「いいわよ」 「彼とは仲良いのかしら?」 「時々ケンカするけど、とても可愛がってくれるよ」 「未来の夫にも何かアドバイスをもらってください」 「よく来たね、って。お茶を出してくれています」 「彼としっかりと握手してください。どんな感じですか?」 「力強いです」 「二人に聞いてください。今の私を応援してくれますか?」 「はい。もちろんだよ」 「白いおじいさんの所に戻って聞いてください。今度は夫婦じゃなくって兄弟なの?」 「笑っています」 「夫は何て?」 「ふざけてます。残念だったね、って」 「夫に尋ねてください。あなたを感じる合図を教えてください」 「彼・・・考えてる。・・・夢の中に出るからね、って頭をなでてくれてます」 「じゃぁこれから辛い時には、あなたを呼ぶから夢に出てきてね」 「わかったよ、って約束してくれました」 「白いおじいさんに聞いてください。私の人生はここまで順調ですか?」 「順調です」 「私は乗り越えて行けますか?」 「がんばりなさい」 「私を応援してくれますか?」 「もちろんだよ、って言っています」

2014年2月1日土曜日

おはようさん 2014.2.1.

今日は土曜外来。 11時半に受付終了しますが、いつも診察&治療が終わるのは1時頃に。 今日は上天気だったので、お昼ご飯をいただいて、1件在宅往診に行って、それから万博公園でたっぷりとお散歩してきました。 3時間ちかく歩いたかなぁ。 秋の古都の紅葉で歩いて以来かも・・・確かに太るわ((;^^)ヘ.. 特にイベントもない冬の万博公園でしたが、お天気がよかったからかな? 子供連れさんが結構たくさん来られていました。 この時期の花は・・・サザンカが盛りでしたよ。 ♪ さざんか さざんか さいたみち ♪ 万博公園も2月に入って、もうすぐ梅祭りです。 梅園も見てきましたが、まだまだ蕾。 これがあと2週間もすると、一斉に花咲くんだなって思いながら、大自然の生命力を強く感じました。 日本庭園も冬景色。 山茶花の赤だけがモノトーンな冬色に映えていました。 今日はあったかだったからかな? ベンチでたたずんでいる人たちもいて・・・まるでサイモン&ガーファンクルの♪ old friends ♪のジャケットのようでした。 Old Friends Old Friends Sat on their park bench like bookends Newspaper blowin' through the grass Falls on the round toes Of the high shoes Of the old friends Old Friends Winter companions the old men Lost in thier overcoats Waiting for the sunset The sounds of the city sifting through trees Settle like dust On the shoulders of the old friends Can you imagine us years from today Sharing a park bench quietly? How terribly strange to be seventy... Old Friends Narrowly brushes the same years Silently sharing the same fear A time it was It was a time A time of innocence A time of confidences Long ago it must be I have a photograph Preserve your memories They're all that's left you 春近しといえども、まだまだ陰の強い日々が続きます。 ただこれからは、梅や桜が花咲くように、新しい陽気が日々、力強くなっていきます。 この古い陰と新しい陽の躍動に翻弄されてしまうと、身体もこころもバランスを失います。 自律神経失調症、神経症、狂気やうつ病・・・ 古い陰には背中を押してもらい、新しい陽を抱きしめるような気持ちで陽に向かって生きていけば、ダイナミックな初春の氣の嵐も軽々と乗り越えていけます。 もう去年にはサヨウナラ。 新しい年、新しい自分に向かって歩み出しましょうね。 前世物語  先生は、やよいの魂に尋ねました。 「死んだ時、何か決心したことがありますか?」 「夫を探しています」 「見つかりましたか?」 「はい」 「彼は何と言っていますか?」 「よく来たねぇ、って。若い頃と同じです」 先生は、やよいの人生と、今、生きている人生を見比べてもらいました。 「二つの道の形は同じですが、道がだんだん太くなっています」  先生はさらに高みへと導きます。 「雲の上に出てください。そこに誰かいますか?」 「まわりが全部黄色いです。雲の上には、白い服を着た、白いヒゲのおじいさんがいます」 「そのおじいさんに尋ねてください。今回の人生での夫との関係は何ですか?」 「今まで体験しなかったことをすべて体験して学んでいきなさい」 「私の今回の人生の目的は何ですか?」 「良く生きることです」 「それはどういうことですか?」 「自分のやりたいようにやっていけばいいのです」 「なぜ夫は死んじゃったのですか?」  妻の魂のすすり泣きが続きます。 「夫は早く死んじゃって、悲しんでいませんか?」 「悲しんでいません」 「あの歳で死ぬって決まっていたのですか?」 「決まっていました・・・。おばあちゃんが決めたそうです」 「それはなぜですか?」 「寂しかったそうです」 「今回、私と夫はなぜ結婚したのですか? 誰かが決めたのですか?」 「二人で決めました」 「その時、夫が先に死ぬことを知ってたのですか?」 「はい」 「二人が結婚した目的は何ですか?」 「私が強くなるためです」  先生は彼女に代わってお願いしました。 「もう迷ったりしませんから、少しでいいですから夫に会わせてください。お願いします」  白いヒゲのおじいさんが答えました。 「わかった」 「では、呼び出してもらってください」 「ただいま、って言っています」 「彼に近づいて、彼をしっかりと抱きしめて、そしてお話をしてください」 彼女は長い間、静かに泣き続けました。  彼女が合図をしてくれたので先生は再び尋ね始めました。 「あなた、どうして欲しいの?」 「何もしてくれなくていいよ」 「私、これからどうしていったらいいのかなぁ?」 「そのままでいいよ。決めたようにやっていけばいいのだよ」 「先に死んで苦しんでないの?」 「苦しんでないよ」 「死んだ後、私たちとどんなふうに接してくれているの?」 「いつもそばにいるよ」 「私はどうしたら、あなたに喜んでもらえるの?」 「無理をしないで、ゆっくりやっていけばいいよ」 「私はずっと独身の方がいいのかなぁ?」 「その必要はないよ」 「誰かと恋をして、結婚してもいいの?」 「いいよ」 「私が人生を全うするのを待っていてくれる?」 「はい」 「あなたに会いたくて、自殺したらどうなるのかなぁ?」 「来るな!」 「どうやったら喜んで迎えてくれるのですか?」 「今のままで勉強を続けなさい」

おはようさん 2014.1.31.

在宅医療で診ていた肺の悪いお年寄りが腸閉塞になって救急病院に入院しています。 元気になってきていましたが、腸閉塞が再発して二度目の緊急オペとなって1週間後の今日、連携医療システムでICUへ往診してきました。 意識はかろうじてありますが、肺不全が著しく人工呼吸器で加圧呼吸していました。 ものすごく苦しそうで・・・ 丹田に金の鍉針を翳して補法してみると・・・全く反応しませんでした。 氣を入れても、真空の宇宙空間に空気を放出してるように、まるでもう身体がないかのようにすり抜けて拡散してしまいました。 腹診してみると、ひどい腎虚で生命力が尽きかけていました。 わずかに肝相火に虚火が残っていましたが、肺から心に向かって虚熱が浮いているだけで。 両肺に手を翳してみると、湿熱湿痰の末期でした。この肺の湿熱湿痰を呼吸器で加圧しているためでしょうか? 百会に分厚い湿熱湿痰がこびりついて百会を塞いでいました。 体温計では38度前後の熱ですが、それは虚熱・・・まるで蛍火のような空ろさでした。 「意識は時々戻ります」とICUナースさんの話でしたが、それはもうほとんど魂が抜け出てしまっているということでしょう。苦しそうな目に神はもうありませんでしたから。 人魂って、この蛍火が身体から抜け出て彷徨っている状態なんだなって思いました。 ただ、この蛍火=魂ではないこともよくわかりました。 ICUナースさんにunfavorable pattern / syndrome 逆証に陥ってしまったので、もう二三日しかもたないでしょうと告げて、もう一度、患者さんにお別れを言ってICUを後にしました。 蓮風先生がよく「逆証に陥ったら何をしても救えない」とおっしゃいますが、開業医しているとなかなかそういう場に出会いません(病院勤務時代はよく診ましたが)。 長いつきあいだった患者さんだったので、最後に「逆証」を見せてくださったような気がしています。 補法の鍼へのあの空ろな感覚をしっかりと覚えておきます。 前世物語 美子レポート     伴侶の死  昔々、京の都に「やよい」と言う若い女の人がいました。今日もお寺の境内で「のぶさん」とお話をしています。石段にしゃがみ込んで、楽しそうに話し続けています。彼は「今の夫」です。日暮れまでおしゃべりが続きました。やよいは穏やかな気持ちで、のぶさんと別れました。  町家の木戸が見えます。 「おかえり」というお母さんの声が聞こえます。お母さんは座って針仕事をしていました。お母さんは「今の母」です。やよいはお母さんと二人で暮らしていました。  今日あったことを楽しそうにお母さんに話しました。夕食のお魚が笑っています。  やがて、やよいはのぶさんと結婚しました。彼女は機織りをしています。  やよいが手を休めました。のぶさんはやよいのそばに座って話をしています。 「お茶がおいしいねぇ」  温かい幸せが二人を包みます。  車を引いている人が荷物を落としました。夫が行って、それを拾ってあげました。  春日和の一日です。  のぶさんは海岸に座って魚釣りをしています。彼は漁師です。  夫が帰ってきました。やよいが食事の支度をしています。時がのんびりと流れます。  食事の後、のぶさんは寝転がって話をしています。やよいはそばでお茶を飲んでいます。  夫がたばこを吸っています。夜の闇まで微笑んでいました。  時が過ぎ行き、のぶさんは五十七歳で死にました。やよいは悲しみに沈みました。 「また、いつか会いたい・・・。また夫婦になって一緒の仕事がしたい・・・」  やがて、やよいも六十七歳で死を迎えました。孫が看取ってくれました。とても安らかな気持ちです。 穏やかな人生でした。