2014年2月16日日曜日

おはようさん 2014.2.15.

土曜外来はいつも大忙しです。 土曜にしか来られない患者さんたちの診察をしながら、いつもの患者さんたちに打鍼と鍼をしていきます。 ずっと待ってる診察の患者さんたちと鍼を待ってる患者さんたちの板挟みで、こころが引き裂かれる想いです。 そんな辛い想いに気を取られていて、鍼の患者さんがベッドしたに置いていた杖につまづいてしまって古傷の左膝をまた痛めてしまいました。 なじみのリハビリ&鍼組を早く済ませようという看護師さんのエゴにちょっと苛ついた結果です。 今朝、着替えている時にロッカーの横にずっと前から置いてたシップとフッと目が合ったのを思い出しました。 今日、捻挫するぜ!っていう神さまからのお知らせだったのですね。 膝にそのシップをはりながら・・・思いました。 朝のお知らせに気づいて「今日は気をつけよう」と思っていても、この流れだったら、やっぱり苛ついて・・・結果は変わらなかったんじゃないの? これが運命は変えられない!ってヤツかいな? つまづく前に一瞬の「運命の分かれ道」はありました。 ベッドに横になって待っていた患者さんたちに鍼をし終わった時、看護師さんにせかされながら、そそくさとベッドに横になった常連の患者さんの杖につまづいたのです。 いつもなら・・・そのまま寝かせておいて、外来診療へ戻っていたのですが、今日はちょっとムッとしながら我慢してしまったのでした・・・その結果が「痛ったたたたぁぁぁ」 まず、ムッとしたのがいけなかった。 そして、我慢したのもいけなかった。 どちらも「氣」を乱して、善き鍼はできません。 そう・・・手抜きで澄ましてしまえ!って気持ちに天罰が下ったのですね。 懺悔&懺悔 六根清浄。。。 朝、シップと目が合ったのも、最近、氣が乱れてるぞっていう合図だったのかもしれません。 いやはや・・・まだまだ修行が足りませぬ。。。 今日の外来で。1ヶ月ぶりに診察した患者さんの顔色がちょっと・・・変!なのに気づきました。 本人には自覚症状もなし。 舌を見ると、やはり悪い邪気が肝に出ていて、脈にも肝の深いところに邪気がありました。 大のジャイアンツファンで、奥さんとの仲も良し。特にこころの問題はなし。 腹診して・・・肝癌とか膵癌もありえるかも? とりあえず腫瘍マーカーも入れて採血検査をしました。 何もなければ良いのですが。。。 西洋医学だけでも、東洋医学だけでも、このような診療はしません。 私はこれが統合医療だと思っています。 昨今、統合医療を名乗っている病院クリニックが増えましたが、どこもええかげん・・・エゴが垣間見られて・・・ちょっと苛つきます。 でも、それに囚われて、つまづいているヒマなどありません。 自分の信じる道をただひたすらに進んで行くだけ・・・それでいいのだって天罰下された神さまが笑っているように思います。 前世物語  先生は息子さんに尋ねました。 「君は今回の人生では早く死ぬ、って決めてたの?」  息子の魂が答えました。 「死ぬつもりはなかったけど、強くなりたかったんだ」 「死んだら強くなれた?」 「いや、バカなことをしたもんだ」 「自殺して苦しんだの? すぐに雲の上にあがって来れたの?」 「結構大変だったよ」 「なぜこのお母さんを選んだの?」 「お母さんが子どもを欲しがっていたからだよ。オレしかいない、と思ったんだ」 「君が死んでから、お母さんのことを見守ってくれてるの?」 「そんなこと、わかってるだろう」 「お母さんはどうしたら君に喜んでもらえるのかな?」  息子の魂が答えました。 「タバコは止めた方がいいよ。ビールも飲み過ぎないようにね。仕事をしているお母さんんが好きだから、出来るだけ長く仕事をして、長生きしてくれよな」 「そう出来るように手伝ってくれる?」 「それは自分の意志で決めることだ。オレを頼りにするなよな」  先生は光に聞きました。 「今回の私の人生の目的は何ですか?」 「人を憎んだり恨んだりしてばかりだったから、あなたには本当の悲しみが足りなかった。その悲しみで憎しみを洗い流して、愛することを学びなさい」 「私の人生はここまで順調ですか?」 「はい、悲しいこともありましたが計画通りです」 「その計画は誰が立てたのですか?」 「私自身と、天にいる『上の存在』とで決めました」 「私にそれをクリアーすることが出来ますか?」  光が答えました。 「息子をそれだけ愛せたのだから出来るはずです」  先生は光に続けて尋ねました。 「父との関係は何ですか?」 「勇気です。嫌なことをちゃんと拒否する勇気です。今まではそれがなかったのです。今、なかったことに気がつきました。だから、これからは本当に嫌なことにはノーと言う勇気が必要です」 「夫との関係は何ですか?」 「もっと彼のことを愛して理解してあげなくてはいけません。愛も理解も足りません。自分のことばかりを考えていました。もっとおおらかな心で人を愛することが大切です。大きな愛です。だのに愛されることばかりを求めていました。心の底の悲しみや本当の孤独感がわかっていませんでした。頭だけで考えていました」  先生は息子の魂に言いました。 「お母さんをこれからも見守っていてね」  息子の魂が答えました。 「お母さん、元気でね」  先生はお母さんに聞きました。 「息子さんに何を約束しますか?」  お母さんが答えました。 「最後の日まで生きるぞー!」  光もお母さんに言いました。 「あなたはもう大丈夫ですよ。見守ってあげますからね」