2014年2月23日日曜日

おはようさん 2014.2.23.

こまつ座公演 大竹しのぶさん主演「太鼓たたいて笛ふいて」を観てきました。 放浪記の林芙美子が如何に従軍記者となっていったか、戦後の作品に込められた芙美子の想いとは・・・を綴った作品です。 「戦争は儲かる」という幻想が日本人を、世界全てを狂わせて、芙美子も「太鼓たたいて笛ふいて」戦争を鼓舞していった抗いがたい潮流があの頃の世界、人々のこころの底に渦巻いていた、と描かれていました。 戦後、「戦争は儲かる」という幻想はすべて嘘だと人々は気づいて・・・となるのですが、この作品を今、再上演した意図、再上演させた大いなる力に鳥肌が立ちました。 今の日本は明らかにおかしい。。。「戦争は儲かる」の道をどんどん進んで行ってしまってるように感じます。 原発は儲かる 武器は儲かる 土木は儲かる ・・・すべて「戦争は儲かる」と同じベクトルです。 物がない時代 もっと便利に、もっと働けるように・・・経済拡張&高度成長が世界のメインテーゼだった時代はもう終わったのです。今はもう幻想でありノスタルジーでしかありません。 今の世界は少子高齢化の中での生き残り方を模索しています。 幸いにして日本は少子高齢化の先鋒を担っています。 高齢者が求めているものは長寿ではありません。病気をしないこと、幸せだと感じられることを求めています。 幸せだと感じられること・・・それは「ひとりじゃない」って日々、感じられることです。 今日の「太鼓たたいて笛ふいて」にも「ひとりじゃない」というフレーズが何度も繰り返し出てきました。 例え「ぼっち飯」でも、そこにちょっとしたこころの温もりがあれば「ひとりじゃない」って幸せに感じられます。 医療や福祉はこれからますます・どんなにあがいたってニーズが増えていきます。 お金をかければ、高齢者がみんな幸せになれるか?って言われると難しいかもしれませんが、それでも今のまま、医療・福祉への出費を抑制して、土木や武力などの古き幻想へつぎ込む続けるのは、大いなる流れに逆らうこと、時流を見失うことになってしまいます。 今はまさに、芙美子が従軍した世界大戦のまっただ中と同じように見えます。 こころが傷を負い、ドクドクと血を流している人が実は国中に溢れてきています。 芙美子は戦争末期に「きれいに負ける」と発言して特高の監視下に置かれました。 そう、「きれいに負けて」原発・武器・土木から医療・福祉へと大きく舵を切るべき時なのに・・・ あの時の国民と同じ過ちを犯している今のこの国です。 311が1度目の警告だとすれば、2度目の警告が・・・あるでしょう。 昔からこの国は2度、痛い目に遭わないと変われない国なの・・・でしょうか? 少しずつ芽が出てきているけど、まだまだ花咲くところまでは育ちません。 残された時間はあまりないように思われます。 今日の公演の帰り道、そんな予兆を感じていました。 お知らせ 3月16日(日曜日) 午後1時から4時まで 天満満天堂にて 久しぶりに「光の前世療法グループワーク」を開催いたします。 テーマは「今、やるべきことがわかる過去生へ」 過去生・未来生・光との対話 が主体の中級者以上向けのワークです(ヒーリングやアカシック、インナーチャイルドなどの上級者向けワークは入れません) 会費:3000縁 会場:天満満天堂(新日本天満橋ビル10階) 地下鉄谷町線天満橋駅は2番出口から、京阪天満橋駅14番出口を目指して右に曲がって徒歩2分、走れば30秒。新日本天満橋ビル10階です。エレベーターで9Fまで。階段で10Fへ。 個人の宗教・教義は自由です。どんな方でもご参加いただけます。 ただし過去生の見方、光との対話の仕方などの解説は時間の関係上、致しません。 今回は特別枠での実施で、次回の予定は未定です。 前世物語  先生は、今のお母さんが亡くなった息子さんから何を学ぶのか、月の光に尋ねました。 「今まで愛していることに気づきませんでした。手遅れでも、失ったからわかるのです」 「そんなの、ひどいじゃないですか?」  月の光は答えました。 「でも、いっときだけのことです」 「私は彼の死から何を学ぶのですか?」 「子供との愛です」 「それは何ですか?」 「認めてあげることです。そして、ただ愛してあげるのです」  先生は月の光に聞きました。 「私の人生はここまで順調ですか?」 「仕方ない、と思えるかもしれないけれど、でもこういうものです。これは決まっていたことですから」 「子供を失うことは決まっていたのですか?」 「決まっていたことです。約束だったのです」  先生は月の光に頼みました。 「亡くなった子供は今、何をしていますか? ちょっとだけ会わせてください」 「願わなくても彼はいつもそばにいるはずだよ、って。・・・出て来て笑っています。大きな顔だけだけど笑ってる・・・」  先生は彼に尋ねました。 「どうして君は死んじゃったの?」 「面倒臭くなって・・・でもなぜかは忘れさせられちゃった」 「今は大丈夫?」 「楽しい修行、何か学ぶことをしてる、と言っています」 「苦しくないの?」 「学ぶことは楽しいよ」 「なぜ私をお母さんに選んだの?」 「最初から決まっていたことだし、忘れちゃった」 「彼をしっかりと抱きしめて・・・どんな感じがしますか?」 「暖かいエネルギーをくれます」 「彼は何て?」 「大袈裟だなぁ、って」 「お母さんにアドバイスをください、とお願いして」 「ぼくはいつも楽しいから、お母さんもお兄ちゃんたちと楽しくしなくちゃいけないよ」 「どうしたらイライラしなくなれるのかなぁ?」 「それは自分で自分が変わらなくちゃいけないよ。何かのせいにしちゃいけないよ」  先生は月の光にイライラする性格を治すヒントを聞きました。 「それを乗り越えることも課題だから・・・ヒントはなしだよ」 「でも、私に解決出来ますか?」 「あなたが出来る、と思って決めたことだから、出来なければ、また次も同じことをやり直さなきゃいけないね」 「私にその力がありますか?」 「あるはずです」 「この課題は誰が決めたのですか?」 「私自身だそうです」  亡くなった子供に呼びかけました。 「また、お母さんと一緒の人生を生きてくれる?」 「親子じゃないかもしれないなぁ。反対にするかも・・・。兄弟にするかもしれないよ。でも大丈夫だよ」 「お母さんをそこから見守っていてくれる?」 「当たり前でしょう」 「きみを感じるにはどうしたらいいの?」 「ときどき感じてるでしょ」  先生は月の光に向かって聞きました。 「あなたも私を見守ってくれますか?」 「見守ってます、って。笑ってる感じです」 「もう一度、彼をしっかり抱きしめて、ひとつ約束して・・・」 「後悔しないように子供をかわいがるから・・・。もうこんなに後悔しないように」 「彼は何て言ってる?」 「そうだね、って」  先生は月の光に彼のことをお願いしました。 「大丈夫ですよ。彼は楽しく過ごしていますから」 「また会いに来てもいいですか?」 「はい」