2014年2月20日木曜日

おはようさん 2014.2.20.

元々 よろず診療ちゅうか何でも診ますの総合診療をしてきた外来に、鍼治療を取り入れて半年あまり。 今月に入ってからは更に夢分流腹診&打鍼を加えて、ますます患者さんひとりひとりをしっかり診る&治すことができるようになりました。 朝は8時前から診療開始!して、ノンストップで5時間の午前診。 午後は在宅往診に廻ったり、光の前世療法をしたりですぐに夕診に。 夕診終えて、また在宅往診に廻ってから帰宅。 さすがに疲れが溜まってきます。 月・火・水・木 そう、木曜日の午後は藤本蓮風先生に鍼をしていただける! 今のがんばりを支えてくれているのは蓮風先生の鍼なのです。ほんまに感謝&感謝です。 先週、とっても疲れていて・・・蓮風先生は督脈の至陽に鍼をしてくださいました。 これがとっても良く効きました。 おかげさんで日曜日はいっぱい動けました。疲れがすっかり取れてしまっているのにびっくりです。 そして今週。やっぱり木曜が待ち遠しくて・・・今日の蓮風先生の鍼は至陽のひとつ下、筋縮へ。 ここも肝の疲れの穴です。 ただ重傷度は至陽>筋縮だそうです。つまり、先週よりも良くなってるということですね。 鍼をしていただいてのうつぶせのまま40分。もう熟睡です(o_ _)o 鍼の後、立ち上がったら、あら? さっきまでの地に足が着いていないフワフワした疲労感が消えてしまっていて、すっきり&はっきりグランディングできてますやん! 背筋も伸びていて・・・疲れがおんぶおばけになっていたのですねぇ。くわばら&くわばら。 北辰会・蓮風先生の鍼は1本鍼です。 望診・脈診・舌診・腹診・背候診して、ここだ!という穴に1本 鍼をします。 この北辰会・蓮風先生の鍼はドクターの外来診療にとても相性が良いと思います。 まず、望診・腹診は普通の内科診断学の教科書にも載っている基本中の基本です(もちろん腹診の見地は全く違いますが)。 初心忘るべからず  ベテランになればなるほど、重く大切な言葉ですね。 舌診・背候診・脈診は東洋医学の独断場ですが、漢方薬を使うドクターにはとても役立つ診断ツールです。 何より、これから病状がどうなるのか?が予想できます。これって、実は患者さんが一番聞きたいことなんですよね。(明日、学校や仕事に行けるかどうか? いつまで休まなきゃいけないのか? 熱はいつまで続くのか? などなど) そしていよいよ鍼をします・・・ひとりの患者さんにたっぷりと時間を割けるのなら、普通の鍼灸院のように&鍼灸の教科書に則って、何本も鍼をしていくこともできるでしょう。 でも、ドクターの外来はそんなに悠長なことはできないことが多いのではないでしょうか。 ここだ!という穴に1本 鍼をして、その反応を脈診で診ます。 その結果をフィードバックして投薬内容を決めると、より適確な治療が望めます。 施術時間の問題・診断の一助として・お薬を減らす(鍼で治しちゃう) この3点で、ドクターの外来には北辰会・蓮風先生の1本鍼が最適だと思っています。 前世物語  先生はもう私に話をしているのではありません。私の目を瞬きもせずじっと見つめながら、私の魂を介して誰かに答えているのです。これは先生の宿題の答えなのかもしれません。私も先生の目の光を見つめ続けていました。 「この『在る』が現れては消滅する一連の流れとは違ったものを創りださなければなりません。これがすべての魂の根源の命題、存在意義なのかもしれません。意識が拡大した魂にはこの命題が与えられます。存在意義を思い出すのです。そして蓄積された気づきを使って、この命題を解き続けます。私は、光と闇が安定して混在することは出来ないか、と考えています。光が『光に飲み込まれてしまう闇の恐怖』を知り、闇が『在るという意識を顕在化していく光の勇気』を学ぶのです。猛々しかった光の中に闇を思いやる愛が芽生え、ネガティブな感情エネルギーに満たされていた闇の中に光を許す愛が生まれることでしょう。そして、この慈愛と許しで光と闇がいつしか結ばれ、新しい何かが生まれてくると思います。それはどんなものか? はまだわかりかねますが、『在る』がまったく別の流れとなって悠々と流れる光景がしっかりと感じ取れるのです」  先生はこう言うと、ゆっくりと目を閉じました。私の意識の中ではまだ光と闇が渦巻いていました。その向こうに、まだ触れることの出来ないモノリスがあることが何故だか私にもわかりました。私は深呼吸をしながら「今この時」へと戻ってきました。そして私は先生に薔薇色の合格のハンコを押してあげました。