2014年2月18日火曜日

おはようさん 2014.2.18.

4月の保険点数改正で、こころの病気の患者さんに処方するお薬の種類が制限されることになりました。 睡眠薬3種類まで・向精神薬3種類まで・抗不安剤3種類まで(←正確ではありませんので、すの筋の方々はご自分で確認してくださいませ)だったかな? 精神薬を他種類大量に服薬させているのを是正するという大義名分です。 確かに・・・精神科医の中には酷い処方をしてはるドクターも数知れず・・・ですからねぇ。。。 この処方制限は今、服用中の患者さんたちのお薬を減量していく経過処置があって、10月実施の予定だそうです。 ただ・・・ちょっと心配です。。。 うちのこころの病気の患者さんたちの顔ぶれを見渡してみても、そんな多剤服用している方はいないので・・・うちは大丈夫なのですが。。。 時々、精神科から転医して来はる患者さんの処方箋を見ると、こんなに飲んでて大丈夫なん? と心配することがあるからです。 多剤服用してる患者さんは、全部が効いているとは思っていません。ただ、どれが良く効いているかもわからないのです。で、仕方ないから全部飲む。 それをいきなり3つにしましょう!と言われて・・・うまくいくのかしらむ。。。 休職する人、閉じこもってしまう人、自殺する人、犯罪を起こす人が増えなければいいのですが・・・。 この大義名分、勘ぐればいろいろ想像できます。 例えば、多剤服用を減らす時、新薬は残す・新薬に切り替えるケースが多いように思います。 得するのは製薬会社。それも大手&外資系製薬会社ですよね。 これってTPPの前倒し? もちろん医療費削減効果もちょっとはあるでしょう。 ただ、これで味をしめて、次は一生活習慣病のお薬にも同じことをされるのは怖いです。 高血圧は降圧剤3種類でコントロール仕切れない患者さんたちもいます。 糖尿病だって3種類では良好なコントロールはちょっとムリ・・・な患者さんもいます。 ここ数年、大手製薬会社から相次いで合剤が発売になっています。 降圧剤AとBを1剤にした合剤です。糖尿病の合剤もあります。 ちょっとした合剤ブームです。 生活習慣病のお薬も3種類に縛ったら、得するのはやっぱり大手製薬会社ですね。 合剤の新薬を出した。パテント切れるまでにしっかり儲けたい。いざ 厚生労働省をプッシュ! なんてことは・・・きっとあるでしょう、わたしの単なる妄想やけど。 医学部受験予備校の案内がしばしば送られてきます。 就活も婚活も医者はやっぱり断トツ人気です。 医者だけではなく、どの職種でも同じなんですが、 医者でお金持ちになろうと思ったら、こころの大事なものを悪魔に差し出さなくてはなりませんよ。 病院に勤めて高給をもらおうと思ったら、すごいノルマがあります。 月に何例の白内障のオペ、透析ベッドをいつも埋めること、心臓カテーテルを月に何例以上 なんてね。目標達成出来ないと・・・すぐにクビです。 だから、まだオペ適応じゃない患者さん、検査しなくても大丈夫な患者さんにも手を出してしまいます。 医は算術 丸出しのお話が実際にそこらじゅうに転がっています。 そんなん、どこの世界でも一緒やぁ! ですかねぇ? 産地偽装やカビないパンなんかの話題を眺めていると、確かにどの世界も一緒。。。 ちゅうか、この世界はもう腐海に飲み込まれてしまっているんじゃないのかしら・・・と溜息が出てしまう今日この頃です。 あぁ 医は仁術の善き時代に戻りたいなぁぁ。。。 前世物語  さて話を戻そうか。私たちのワークはすばり『光との対話』だね。では光って何? となると、それは今まで話してきたように『ワンネス』だと言えるだろう。ワンネスとは大いなるもの、創造主、光、神・・・そう表現されてきたね。この表現はほぼ丸だと思よ。では言い換えようね。私たちのワークは『神との対話』です。するとホラ、『過去生は存在するか?』は『神は存在するか?』という問いかけになってしまうだろう。ツァラトゥストラさんに答えを聞いてみたいね。それでも神は死んだ、と言うかな?」  先生は大きく深呼吸をしました。顔が光で輝いています。その輝きが私の心を照らし出します。私の心は桜色に染まっています。 「緑豊かな森を思い浮かべてみてごらん。次に、その中の一本の木を思い浮かべてみよう。そしてその木の緑色に輝く無数の葉っぱを見てみよう。その葉っぱの一枚一枚はちゃんと生きているね。その一枚の葉っぱが私たちなんだよ。葉っぱは枝を介して木と繋がっているよ。木は森の中で生きているよ。そしてしっかりと地球と繋がっているね。同じ枝の葉っぱ達がソウルメイトかな、木は魂の集合意識かな、すると森がワンネスだね。春に芽吹いて秋には散る葉っぱは、よく人生に例えられるからね。『葉っぱのフレディ』とか、シャンソンの『枯れ葉よ』とかだね。葉っぱは枯れるけど、木も森も育ち続けていくよ。この世とあの世を平面的に描き出すとしたら、そんな絵になるかなぁ。でも、誰にでもわかるように平面的に表すのは難しいね。どの宗教でも苦心してるからなぁ。こういうのがマンダラであり天上図なんだよ」  先生はそう言いながらスケッチを見せてくれました。先生の絵はヘタクソです。私は地球らしき円を指さしながら聞きました。 「じゃぁ先生、地球は何になるのですか?」