2014年2月12日水曜日
おはようさん 2014.2.12.
今朝は早起きして、外来も8時スタート!できました。
ノンストップで診療し続けて、終わったのが1時すぎ。
あっという間だったので、疲れも知らず。
いいですね、こういうのって。
神さまもちゃんと打鍼のお勉強の復習をさせてくれて・・・
五十肩の初診さん・・・章門と鎖骨下の穴をトントンすると、あれれ? 肩の痛みが消えちゃいました。
腕もスッと上がるようになって、一件落着(*^^)v
原因不明の片麻痺の初診さん・・・不容・天枢と鼠径靱帯のあそこに穴がはっきりと出ていたのでトントンと・・・足の引きずりが少なくなってました。うんうん 治るよ。
半年ちょっと打鍼をしてる透析の患者さん・・・最近、自尿が増えてきたとのこと。足のむくみも消えて、動悸も少なくなって動きやすくなってきたと喜んでくれてます。腹診で明らかに腎虚のバランスが良くなってきてるので、この先が楽しみです。
強迫神経症の娘ちゃん・・・先日までお腹は見るからに「病気のお腹」って色艶&硬さでしたが、今日は「普通のお腹じゃん」に戻っていました。月曜に左の足陽明胃経にゴリゴリの邪気が居座っていたので、これをトントンしただけなのに・・・すご~~い!と我ながらビックリです。
肝臓癌術後の患者さんが今朝からゆるい目眩で来院・・・水毒はなく、ちょっと腎に冷えが残っているだけで。聞けば孫たちと淀川河川敷で遊んだって。はい、寒邪が少し入ったのですね。ということで丹田に火曳の鍼で補法しました。
いやぁ、こうやって思い出すだけでも今日一日の診療は楽しかったですねぇ。
オリンピックで「楽しみました!」ってコメントしてる若者たちがいたけど、あの気持ちと同んなじやわ。
一生懸命&真剣にやっているからこそ、仕事・試合が「楽しく」なってくるのです。
勝ち負け・結果も気になるけれど、それよりもともかく「今」目の前のやるべきことに全力でアタックしてることが楽しいのです。
これは何かに必死でアタックしたことのない人たちにはわからない・理解できない「楽しさ」でしょう。
同じ歳の人たちは定年が差し迫っていて、もうワクワク&ドキドキできる仕事に出会えなくなっている人たちが多い中で、こうやって「仕事が楽しい」「今が楽しい」って言えるのは、とっても&とっても幸せなことだと思っています。
神さまに感謝しながら、さぁ、明日もがんばるんばっ☆彡
前世物語
私は先生にこのように報告しました。先生はうれしそうに聞いてくれました。
「すばらしいレポートをありがとう。マラソンと短距離走の例えは美子さんならではだね。とてもわかりやすかったよ。もうどんな問題を出しても、美子さんはヒョイヒョイと飛び越えていってしまうね。やっぱり昔から美子さんのハードルはピカイチだね」
先生はハードルをこなす格好をしながら言いました。
「先生だって飛び越えるのは上手だったでしょう。ホラ、高飛びで先生、自分の身長のバーを飛び越えたこと、あったでしょう。私、ちゃんと覚えてるんだから」
私は背面跳びの格好でお返ししました。
「そうそう、あれは誰も信じてくれなかったなぁ。お前、バーの下をくぐったんじゃないか? なんて言われたね。だって・・・」
先生はしゃべり続けています。でも、私の意識は急に遠い昔に戻っていました。
「彼の高飛びのシーンなんて、なぜ覚えているんだろう。彼には悪いけど、私、昔の彼の思い出なんてほとんど覚えてないもの。彼が昔話をあまりしないから助かっているけど、それでも私、時々は悪女になって話を適当に合わせていること、あるものね」
そう思いながら、私は問題の高飛びのシーンに戻っていました。
高校の体育の授業です。阪急電車が体育祭のマスコットで見え隠れしているので、水不足だったあの夏の終わり頃でしょう。私たち女子はハードル、男子は高飛びでした。私はハードルを走り終わって次の順番待ちをしていました。友人たちが男子の高飛びを指さして噂話をしています。私も仲間に加わりました。フッと意識が真っ白になって、まわりの音が消えました。私はまばたきせずに高飛びを見ています。彼が走りだします。時の流れが静かに止まりました。すべてが白いモノトーンの背景となった中を彼は飛んでいます。私の視線だけが彼の跳躍を追っています。彼がゆっくりとバーを越えていきます。不意に太陽が私の視線を遮ります。そう、その時です。太陽の中に、彼と私が向き合って楽しそうに話をしているヴィジョンが浮かんできたのです。私は背面跳びの格好をしています。彼の暖かい目が笑っています・・・今日まで封印されていた一瞬のヴィジョンでした。
時が再び動きました。彼は背中の砂を払い、私は噂話をしていました。
「あの時でさえ、まったく気に留めなかったほんの一瞬の記憶がなぜ今頃、こんなに鮮明に思い出されたのかしら? これがデジャブなの? だとしたら、私が今、彼と再び出会って、こうしてアシスタントをしていることは初めからの計画通りなの? ワークで神様は、あなたの人生は順調ですよ、予定通りですよ、と言われるけど、私の人生も彼の人生もすべては計画通りで順調だということなのかしら?
私たちは今日のこんな些細なお喋りで、各々の人生の順調さをチェックするように仕組んで来たというの・・・。そんなに綿密に私たちの人生計画は練られているの?」
私の頬に涙がこぼれました。今までに学んだ悲しみや苦しみ、喜びと愛の涙でした。
「今、私はこの人生での先生との強い絆に気づきました。もう迷いはありません、私は先生のもとで私の気づきと学びの統合をしていきます。先生が踏みならしていってくれた道を辿っていけば、私にだって出来るはずです」
頬の涙が光色に輝いています。
「今日の私はすばらしい気づきを得たのです。私が今までに何度も生まれ変わって学んできたこと、気づいてきたことが、今、ひとつに収束して根源の何かに変わろうとしているのです。それが何かはわかりません。でも先生はこれからも強い絆で私を導き、見守ってくれます。先生の人生の目的は愛です。学びと気づきの収束の向こうにある愛がどのようなものであるのか、先生なりの確信をつかんできて以来、自分のセンターがブレにくくなった、と言っています。私の人生のテーマも愛です。私がつかんでくる根源の愛は、先生の確信とは違っているかもしれません。いえ、違っている方がいいのです。私の確信と先生の確信が触れ合う時、新しい根源の愛が誕生するかもしれません。神様はそれを待ち望んでいるのだ、と私にもわかりかけてきました。
天使が私を祝福しにやって来てくれたような気がしました。
光の涙が七色に輝いてます。私は目を閉じて、その至福感に浸りました。
天使が私の頬にキスをしました。その天使が誰なのか? 私にはわかっていました。私は目を閉じたまま・・・微笑みを返しました。