2014年8月31日日曜日

おはようさん 2014.8.31.

今日は北辰会の夏季研修会「夢分流腹診&打鍼」のお勉強会でした。 昨年のこの会には、蓮風先生もニコニコ顔で参加されて、ドクター班を手取り足取り教えて下さいました。 今年も同じつもりで勇んで参加したのですが、蓮風先生の姿は見えませんでした。 とても残念。。。 でも、養老の船戸博子先生が参加してくださったので、一日、楽しく過ごすことができました。 内容は去年よりも初心者向けになっていました。 会場となった森ノ宮鍼灸学校の学生さんたちもたくさん参加されており、この学生さんに講義のベクトルが向けられていました。 これも博子先生にはピッタリだったと思います。 午後の実技講習は去年と同様の内容でした。 腹診&打鍼の初心者向けの内容だったので、「かなり高度で応用的な話だったり、試行錯誤中の最先端な話題だったら、博子先生がついてこられなくなってしまう・・・」という危惧は徒労に終わりました。 夢分流腹診&打鍼を始めて1年半・・・毎日、たくさんの患者さんたちに腹診&打鍼をしてきました。 あくまで最優先の目的は、「患者さんの病を癒やすこと」です。 鍼灸はそのための最善のツールですが・・・ツールに過ぎません。 私は北辰会と蓮風先生の鍼灸しか知りませんが、今日の実技指導の中で、私の夢分流腹診&打鍼はすでに北辰会の夢分流腹診&打鍼を「守・破・離」の「破」に至ったと思いました。 wikpediaによれば「守・破・離」とは・・・まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。 まさしく「守・破・離」の破です。 どの伝統芸能の世界でも、この「守」に固守し、「破」するアドベンチャーを「捨」するグループが居ます。 時代がゆっくりと流れていて、今も昔も変わらぬ世界のまま、人生が終わっていく時代は、それでも良かったのですが、昨今のように、人々の価値観が多様化してくると、「守」だけの伝統芸能は絶滅危惧種へと墜ちていってしまいます。 例えば假屋崎省吾さん・・・明らかに「破」であり「離」で大成功した華道家です。 彼の大成功の影響もあって、花会の中でも草月流はとても元気です。 最近では池坊の次期家元さんも「破」ろうとして、がんばっているようにお見受けします。 蓮風先生は「守」なのか「破」なのか?  私は癌や難病を鍼灸で治療しようとがんばっておられる蓮風先生が大好きです。 それは従来の鍼灸界からの「破」であり、鍼灸が抗ガン剤や放射線療法に代わる有効治療になって「離」の境地に達する・・・そんな意気込みを感じるからです。 「守」の中に居ながらにして「破」することなど出来ません。 今日の大河ドラマは、天下を取った秀吉が変わっていく様を描いていましたが、これはいつの時代のどんな人間にも起こり得ることです。 まるで自分が黒田官兵衛になったかのような葛藤に苛まれ始めた研修会でした。 願わくば「世のため、患者さんのため」という大義を忘れず「破」を見守り、「捨」てずに、「離」する運命を共に喜んでいただければ最幸です。 前世物語 「最悪は身体も心も閉じている人なんだ。セックス嫌いで心も閉じていると外界からのストレスエネルギーは身体に溜まる一方だし、魂から放射される内面のエネルギーは心の奥底で滞ってしまうから、まともなエネルギー循環が消え去ってエネルギーがそれぞれ内熱化してしまうんだ。そして最後には心と身体が焼け死んでしまうんだよ。セックスを溜めすぎると身体に悪い、って世間では言うけれども、あれはあながちウソではないようだね。心が焼け死んでしまったら、ともかく肉体に憑依しようと彷徨さまよっている悪しき感情エネルギー体の格好の餌食だからね」  それってひどい精神病になってしまうということなの? という私の問いに先生はゆっくりと頷いてくれました。 「この肉体を持った世界で目覚めるためには、心も身体も開放することが必要なんだ。神さまはちゃんとそのヒントを与えてくれているんだよ、セックスの快感としてね。今の時代の人々はやっとそのヒントに気づいて、セックスの本当の意味を理解し始めた人たちなんだ。  そして、心も身体も開放するためには男性と女性の性の統合を経験する必要があるんだよ。これはセックスのテクニシャンになれだとか、同性愛を体験しなさい、なんていうことではないからね。この両性の統合というプロセスは、肉体的な快感、エクスタシーを心の目を通じて見つめることから始まるんだ。意識が覚醒したままエクスタシーを体験して、神さまのセックス・プログラムを解読する必要があるんだよ。心の目が見開きっていない頃には神さまは男女別々のセックス・プログラムをお作りになったように思えるけど、心の目が全開になって魂の目でエクスタシーを見つめれるようになると、神さまのセックス・プログラムはひとつだということが理解できるようになるんだ。そして肉体同士を流れるエネルギーだけではなく、魂から心を通じて肉体へ、肉体から心を経て魂へ循環する崇高なエネルギーが見えてくるんだ。両性の統合過程が進んでくると、そんな崇高なエネルギーをコントロール出来るようになってくるけど、そうなるとエクスタシーは言葉では言い表せないくらい素晴らしいものに進化しているよ。宇宙旅行どころではないね、銀河旅行? 神々のエクスタシー・・・そう、宇宙の法則を体感できた感じになるだろうね。

おはようさん 2014.8.30.

癌を作るのは、身体の冷えと低酸素状態だ!という説を読んで、なるほど! そうだよね!って思いました。 日々の診察で体表観察をしっかりとするようになって思うのが、夏になっても身体の芯が冷えている人がものすごく多い、ということです。 脈診や舌診などで診る実証・虚証・熱証・寒証とは異次元のレベルで「身体の芯の冷え」を夢分流腹診が教えてくれます。 身体の芯が冷えている人たちの経絡は、どこかが滞っていて、とてもアンバランスな状態であることがわかります。 悪血も肝火上炎も湿痰化火も、身体の芯の冷えが経絡を滞らせた結果だと言えます。 高速道路の流れに乗れないまま不必要なブレーキを連発するドライバーが後方の大渋滞の元凶であるかの如くです。 この身体の芯の冷えは、以前にも書いたように、ホッカイロでは対処できません。汗をかいてしまって、病変部に湿痰を引き込んでしまうからです。 直接、温めたいならお灸でしょう。 もちろん滞りの原因となっている経絡を見つけ、最も効果的な経穴に鍼をしても改善します。 身体の芯の冷えをゆっくり治せる余裕が患者さんにあるのなら、日々の照海への鍼もよく効きます。 そして何より・・・日々、夢分流腹診&打鍼を続けていれば、この冷えもアンバランスもどんどん消えていくことは、この1年間の患者さんたちの変化を見ていると明らかです。 でも・・・近所にそんな医者も鍼灸師もいないし、自分で何とかできないかしら? それはまず歩くことです。 そして、暖房と冷房をあまり早くから使いすぎないことです。 四季折々の気候に身体を委ねることが大切です。 例えばこの夏・・・初夏は暑かったですが、お盆前後からは雨ばかりでした。 それでも毎年の慣れでギンギンに冷房した環境に居たんじゃないですか? 身体の芯が冷えている人たちの中には、余った爇が体表に広がったり(アトピー性皮膚炎とか喘息とか)頭に昇ったり(不眠症や神経症)している患者さんがたくさんおられました。 その爇を冷ますために、いつも冷房の中に居る・冷たいものをたくさん摂る・・・するともっと身体が冷える・・・の悪循環となって・・・それを夏バテだとか夏風邪だとかに決めてかかってる人たちも多いのです。 そりゃぁ癌にもなるわぁ。。。 低酸素の方は、元々、舌癒着症を持っている人がとても多いわけですし、運動不足、特に歩かない・歩けない人たちも多いわけですから、臓器の微小循環系では慢性的な低酸素状態となっていることも明らかです。 糖分&炭水化物の食べ物・菓子類に溺れている生活をしていれば、その分解代謝系は当然、低酸素状態を加速します。 ますます癌になるわなぁ。。。 冷えと低酸素が癌を作る。 そういうわけで、私にとっては ガッテン&ガッテン&ガッテン! な説でした。 ちなみに、癌だけじゃなくって、子供たちの自閉症や多動症などの発達障害も、さまざまなアトピーも、冷えと低酸素が元凶なようにも思えてきました。もちろん、エビデンスはありませんけど・・・ そうそう、癌を作る元凶には「素直でない」もありましたね。 癌が再発転移をしなかった患者さんたちのことを思い浮かべてみると、みなさん「素直」です。 癌になる前、つまり元々は「素直でなかった」患者さんたちも、癌になったことで何かが吹っ切れて「素直」になれた患者さんたちは、みなさん、良好な転帰をたどっておられます。 この「素直でない」というのは、癌の術後、余命何ヶ月と宣言されて、ホスピスに入ったり、自宅で最後を迎えようとしている患者さんも含めて・・・になります。 なぜなら「本当は生きたい! 癌を治したい!」が皆さんの本音だと感じるからです。 宗教や信仰がそんな生きる本音を黙らせることもあります。 菩薩のような医者がそんな本音を飲み込ませてしまうこともあります。 死ぬ時に「ありがとう」と言って死にたい・・・死に際に100%「ありがとう」と思っていたとしても、それは宗教や医者の洗脳ではないのだろうか? こころの奥底では「それでも生きたい! 死にたくない!」と叫んでいるんじゃないのだろうか? このほんのわずかな1点がずっと癌患者さんの看取りやホスピスのケアの中で引っかかっていることです。 だって、人間だもの・・・死を恐れるからこそ、今を楽しみ・笑うことができるんだもの。 30年あまり医者をやってきて、それでも癌を治そう! 病気を治そう! というベクトルを捨てきれないのは、そんなところにあるのかなぁ と思いを馳せながら、今は鍼灸の道を必死で歩んでいるのです。 前世物語 「美子さんはセックスが好きかい?」  先生が突然、心の中で尋ねました。ここではウソはつけません。 「もちろんよ。愛して、愛されて、また愛して・・・私、セックスは大好きだわ」  先生が大きく頷いてくれたので私も安心しました。 「肉体のこの世界は、セックス好きとセックス嫌いの二つに分かれるんだ。これも大きな二元性だ、と言えるね。この世界の人間の肉体はセックスを快感として感じるようにプログラムされているだろう。プログラマーは神さまだね。熱いものに触れば熱い、針で刺せば痛い、のと同じで、セックスは快感だとプログラムされているんだ。これは例外なしだよ。セックス好きな人は身体の快感が素直に開放されているだけなんだ。  しかし、現実にはセックスを快感だと感じない人がたくさんいるよね。セックス嫌い、不感症の原因はすべて心のブロックにある、と言ってしまってもいいと私は思っているんだ。なぜなら神さまのプログラムにミスはないからね。もし仮に心は開かれているが身体が閉じているように見える人がいても、それは心のスイッチで身体の快感反応を切っているだけなんだ。心頭滅却すれば火もまた涼し、と言うだろう。心の力は偉大だよ。身体に対しては何だって出来るからね。  するとセックス嫌いはみんな心が閉じているのか? ということになる。この肉欲の世界を見ていると、身体が開放されていて心が閉じているのが普通のようだね。そんな世界で、セックスが好きだ、と言える人は心の開き具合は定かではないけれど、少なくとも素直で正直な人なんだよ。神さまの贈り物を楽しんで使っているのだから。セックス好きは身体の快感の開放だ、と言ったけど、心の開放と身体の開放の両方が相まって進んでいったら、両性の統合プロセスがとても早く完成して、目覚めのプロセスを駆け上がっていくことが出来るだろうね。  それに反して、セックス嫌いの人は心が重く閉じているんだ。陰気だ、嘘つきだ、という話ではないからね。明るく陽気で皆の人気者、という人だってたくさんいると思うよ。ただ、そういう人でも心の奥深くはわからない、ということなんだ。心を重く閉ざしてしまうと、自分で心を覗き込んでも心の奥深くは見えないんだよ。心を閉ざしていることにさえ気がつかない人が多いからね。そんな人はセックス嫌いになりやすいんだ。私は明るい性格なのに、なぜだかセックスは好きになれないわ、という人には心を開くワークをお薦めしたいね。神さまが人生の目的の中でよく言うだろう、人生を楽しみなさい、ってね。一度、神さまに言ってもらいたいよね、セックスを楽しみなさい、って」  こんな不謹慎な事を平気で言う先生にも慣れてきました。初めはバチが当たらないか・・・と心配してましたが、つまらない心配をすると心が閉じてしまいます。先生とのセックスのチャンスが巡ってきた時に私が不感症になっていたら・・・きっとその方が神さまに怒られるでしょうね・・・。先生は私の心を読んで大笑いしています。

2014年8月30日土曜日

おはようさん 2014.8.29.

最近、鳴り物入りで発売開始された遺伝子検査MYCODEをやってみました。 唾液を何滴か、専用容器に入れて、書類と一緒に郵送するだけの簡単な検査でした。 昨日、その結果が届きました。 さまざまな検査項目に、日本人平均との比較・患者数・論文評価レベルが記載されています。 その内容は、同じ親族にも当てはまる可能性が高く、重要な個人情報として自己管理するべし・・・となっていますが・・・一部、私の結果を公表しますと・・・ 私の遺伝子型の疾患発症リスクで最高だったものは、食道癌の2.61倍(対日本人平均)でした。 その他の結果のうち比較的高いもの・・・アトピー性皮膚炎の1.74倍 冠動脈性心疾患の1.41倍 脳動脈瘤の1.19倍 心房細動の1.18倍 慢性骨髄性白血病の1.72倍 アルコール依存症の1.44倍 COPDの1.38倍 でした。 内心、ホッとしました。 だって私、お酒は全く飲めないし(アルコール代謝酵素なし)タバコも吸いません。 食道癌のリスクファクターはアルコールと喫煙ですからね。 遺伝子的なリスクが多少高くても、生活習慣からすれば悪くてもトントンってところでしょう。 アトピー性皮膚炎は確かにその気はありますが、これも鍼と漢方で十分にコントロール出来ています。 ファーストフードは食べないし、食品添加物には気をつけています。これでOKでしょう。 白血病は致し方ないとして・・・それでも放射能汚染食品には気をつけています。 その他は、やはり日々の運動とストレス発散でリスク回避できるんじゃないかな。 つまり 長生き体質やぁぁ\(^O^)/ ←脳天気な遺伝子は検査項目に入っていませんでしたけど。 参考項目として、乳癌 1.44倍  子宮筋腫 1.26倍  子宮内膜症 1.13倍  子宮頸癌 1.22倍でした。 男の子でよかったぁ(*^^)v 日本人平均よりも低いのは・・・胃癌 0.88倍 大腸癌 0.88倍 肝臓癌 0.84倍 前立腺癌 0.79倍 多発性骨髄腫 0.46倍  慢性リンパ性白血病 0.36倍 骨肉腫 0.57倍 まぁ、胃癌と大腸癌、それに肝臓癌は油断大敵ですよね。 食生活に気をつけなくちゃって思いました。 2型糖尿病 0.68倍  脂質異常症 0.91倍  脳梗塞 0.80倍  高血圧 1.01倍 やったぁ\(^^@)/  糖尿病がそろそろやばいかな?って思っていたので(検査はしたことないけど・・・医者の不養生(;^^)ヘ..) 肥満3度 1.23倍・・・唯一 大当たり!かもネ アルツハイマー病 0.86倍  加齢黄斑変性 0.84倍 パーキンソン病 0.88倍  円形脱毛症 0.70倍 ふふふっ 楽しい老後が過ごせそうやわぁ。 このような項目結果が152件報告されていました。 すべての結果を見た感想は・・・まずは「ホッとした」のが正直な気持ちです。 癌の遺伝子が平均の3倍、4倍も強いぞ!って言われると、さすがに定期検査をしようと思ったかもしれません。 2倍を超えていたのは食道癌のみ。 食道癌なら今の生活(禁酒&禁煙&運動)でカバーすることができるでしょう。 心配していた肝癌や糖尿病、脳梗塞やアルツハイマー病の可能性が低かったのは何よりの吉報です。 このような遺伝子検査は、これから10年、20年とデーターを積み重ねていくうちに、どんどん精度が上がってくるものです。 今はまだ、ちょっと高価なコンピューター占いっぽいですが、私の場合は、\(^^@)/が多かったので、やって良かったと思っています。 ただ、ネガティブ思考の人・神経症の人・心配の強い人・強迫神経症の人・不眠症の人・・・ともかく良かったところを喜ぶよりも悪かったところにどうしても目がいってしまって、どんどん心配妄想がふくらんでしまう人は、こういう検査はしない方がよろしいでしょうね。 遺伝子検査は、占いを楽しめる人にお薦めしたい検査です(*⌒▽⌒*) 前世物語 「まぁ、私の話はまた別の機会にするとして・・・。新しいスピリチュアルな時代の入口にあたる時期は、どうしてもギクシャクしてしまうことが生じやすいんだ。夫婦や恋人の片方がスピリチュアルに目覚めてしまうと、魂のレベルから物事や人々を見てしまうようになるんだ。美にしても愛にしても、唯物論対スピリチュアルになってしまうんだよ。  魂の知恵のプロセスを進んでいった時、パートナーが同じスピリチュアルなプロセスを歩み始めていたら、とても良い関係を続けることが出来るんだ。きっとそれまで以上にパートナーが愛おしく思えるだろうし、そんなパートナーからの愛が今まで以上にダイレクトに感じ取れるようになるよ。なぜならスピリチュアルなプロセスでは心が開いていることが必要だからね。毎日の生活の中、唯物論の世界で受けてきた心の傷がスピリチュアルなプロセスを歩んでいるパートナーには見えるんだ。だからパートナーの心の傷を癒してあげれる。開いた心を通して魂の本質で通じ合っているから、お互いに素直な心で同じ道を歩めるんだ。こちらこそが私のソウルメイトです! って、自信を持って紹介できるんだ。  しかし、悲しいことに相手が頑なに唯物論に固守していると、二人の間の葛藤は日増しに憎悪していくんだ。文字通り『住んでる世界が違う』ので相手のことが見えなくなってしまうんだよ。スピリチュアルなプロセスを歩んでいる人は心を開いているので、唯物論の人の言動ですぐに心を傷つけられてしまうんだ。スピリチュアルな人は、唯物論の人もきっといつかは目覚めてくれる、と信じているから、いつまでも傷つきっぱなしになるんだ。傷つけている人にはそれがわからないからね。果てしない忍耐が人生の目的になってしまうんだ。そんな苦渋の忍耐の中でもマリア様の微笑みを保てたら・・・こんな茨の道はきっと神への道だと思うよ。私は歩きたくないな・・・」  先生の額に深い皺が刻まれていました。誰にもわかってもらえない彼なりの忍耐の証なのかもしれません。 「さて、さっき目覚めは女性から始まる、と言っただろう。と言うことは、最近の離婚の増加は女性が社会の主導権を取り戻し始めた証拠なんだね。でも、もう昔の母系社会には戻れないよ。目覚めた女性たちは新しい社会を作り上げていかなくてはならないんだ。願わくは魂が輝ける世界であらんことを、だね」  先生は心を開いてくれています。私には先生の離婚の真相がわかったような気がしました。

2014年8月28日木曜日

おはようさん 2014.8.28.

今日の外来で・・・ 脳梗塞後遺症の夫の介護をされている患者さんが広背筋を痛めて、今朝から腕が上がらない、と訴えられていたので、触診してみると確かに広背筋の上部に鶏卵大の邪気が沈んで圧痛点になっていました。 腕を動かすと、広背筋上ですから、その圧痛点は動きます。 よくよく阿是穴を定めて、刺絡&吸角しました。 黒い血がドロドロと流れ出します。 10分ほど吸角した後、そのまま休んでいただいて。 外来を続けていると、その患者さんの嬉しそうな声が待合から聞こえてきました。 「もう全然痛くない!」と言いながら、上がらなかった腕をグルグル振り回して受付スタッフに見せてくれたそうです。 「あんなに痛くて動かなかったのに。不思議やぁ。ウソみたいやぁ」と言いながら、満面の笑みで帰られたそうです。 もちろん筋の起始部への打鍼でも楽にすることが出来たと思います。 でも、こんなに見事に刺絡&吸角が効いてくれると、こちらまでバンザイしたくなります。 母指頭大の阿是穴にチクチクチクと3回刺絡して、吸角で吸引しただけで・・・鎮痛剤も不要、シップも不要、リハビリも不要・・・完全に治っちゃいました!ですからね。 鍼もすごいと思うけど、刺絡はツボにはまれば最大最幸な結果を即座に出してくれるところがSuper COOL!!ですね。 鍼は氣をさばきます。 刺絡は血をさばきます。 鍼と刺絡は似ているようで、実はここにも対極とか陰陽な深い関係があることが分かってきました。 つまり、鍼と刺絡は共存共栄というか、上手く両者を併用すれば、ものすごい効果が期待できる!と思っています。 お盆休み前までは「刺絡祭」っぽい盛り上がりを見せていましたが、今週に入って、鍼・灸・刺絡(&吸角)という定番メニューの仲間入りをしてしまって涼しい顔の刺絡くんです。 前世物語 「源氏物語に見られるように、貴族社会では通い婚による女系家族が主体だっただろう。母方が一族のリーダーシップを握っている形だね。母系は元々が平和を好み、生み育てる、慈しむ・・・ことに長けているけど、スピリチュアルに目覚めると愛に生きるようになるから、その平和な体質はますます顕著になっていったんだ。確かにそんな貴族社会を支えていた底辺の人々は虐げられ搾取されていたけど、それは今だって同じことだからね。グローバル化しただけで、世界中に貧富の差が二極化してきているだろう。だからここでは貧富の差はあえて勘定に入れないで進めるからね。  さて、平和な貴族社会からは雅や風流が生まれたよね。これは女性的な美だろう。女性的な貴族社会ではセックスもおおらかだったし、何より女性が主導権を握ることが出来たんだ。母性による母系社会だったんだね。  しかしそんな平和な貴族社会の中で、男性本能が爆発を迎えたんだ。戦い、破壊、競争・・・武家社会の到来だよ。男たちは武力社会を作り上げたが内心は心配だったんだ。どんな武力も美には適わないことを知っていたんだよ。そこで女性から気づきのチャンスを奪う影の社会体制も作り上げていったんだ。つまり、セックスは恥ずかしい、女性は汚れている、女性は弱いから武力で守らなければならない・・・等々の社会的既成概念が出来上がったんだ。これで女性は長い間、そう、つい最近まで男性に虐げられてきたんだね」  先生はそう言いながら男性を代表して私に謝りました。 「そして私たちが生きているこの時代、女性は目覚め始めたんだ。肉体的にも、精神的にも、スピリチュアルにも、新しい気づきをつかみ始めたんだよ。それは偶然のことではないんだ。暗く長い闇の時代の中で、女性の中に母性本能からの脱皮が起こってきたからなんだ。これは子供がかわく感じられない、といった困った問題のように男性社会では報じられているけど、実は女性が魂の本質について無意識のうちに考え始めた兆候なんだよ。魂のレベルで価値判断をし始めたということなんだ。そして、それまでの男性社会からの幻覚的な既成概念の押し付けを考え直して、男性と戦うのではなく、そんな男性社会を包み込み、慈しみ、愛することが出来るだけの知恵を新しい時代の女性たちは持っているんだよ。そんな女性たちがどんどん目覚めて、スピリチュアルなプロセスを歩んでくるよ。もちろんその後には男性だって大勢歩んでいる。そして、もうすぐ新しい愛と美の社会がやって来るんだね」  先生は嬉しそうに言いました。 「先生、それで最近、離別や離婚が多いのですか? いえ、先生の個人的なことを聞いてるんじゃありませんよ」  私は心の中でずっと先生の離婚の原因が気になっています。こういう何一つ隠し立ての出来ない世界は結構、不便なこともあるのです。

おはようさん 2014.8.27.

久しぶりに舌癒着症のお話を。。。 当院での舌癒着症のオペを終了して、もう1年以上になります。 それでも月に何人かの舌癒着症診断のための受診と術後のフォローのための受診をされる患者さんがおられます。 私としては、舌癒着症の酷い患者さん、特に赤ちゃんや子供さんには向井將先生のところでのオペをお薦めしています。 ここ数年、向井先生の診療所で舌癒着症オペを受けられる患者さんがかなり減ってきているようですが、これは東京の耳鼻科の先生が舌癒着症オペを大々的にやっているからだろう、と推察しています。 それでも向井先生のオペをお薦めするのは、東京の先生との腕の違いが如実だからです。 やはり向井先生は舌癒着症の元祖。 そしてオペを見れば、向井先生の手術感というか、「神の手」であることがすぐにわかったからです。 手術をする外科医に迷いは禁物です。 向井先生には迷いがありません。 この一点において、私も迷いなく向井先生に紹介できているのです。 さて、舌癒着症の診断目的で当院を初診される方々の中で、「父母が医療関係者」のケースがよくあります。 その中でも、たまに「父が医者」のケースがあります。 赤ちゃんや子供が舌癒着症じゃないか?とネットを検索しまくって当院をヒット! 藁をもつかむ思いで初診されるのは、すべてお母さんです。 医者のお父さんはと言えば、初診時には来られません。 確かに、平日ですからムリなのはよくわかっています。だから、それはそれで良いのです。 赤ちゃんや子供を診察して、酷い舌癒着症だ! となったら、向井先生をご紹介するわけですが、その前に「舌癒着症講演会のビデオ」を観ていただくように指導しています。 かならず お父さんと一緒に!! なぜなら、例え生後2ヶ月の赤ちゃんでも、お母さんとお父さんが同じ想い(ここでは手術して元気になって欲しい!)かどうか?をとても鋭い感性で感じ取っているからです。 初診時に必ずひと言、付け加えることがあります。 「もしお父さんがこのビデオを見て、手術に反対したり無関心だったら、この子のこころの奥深くにトラウマを残すから、手術はしない方がいいですよ」 術後の診察には、お父さんも同伴されるケースがほとんどです。 ふつうのお父さんは、とても協力的です。 正直、術後の創部癒着を防ぐための毎日の舌の持ち上げの成否は、お父さんにかかっています。 術後、1週間以内に再診していただくように指導していますが、ほとんどのケースで手術創部は癒着してしまっています。 これは1週間以内だったら、診察時に剥離することができます。 そして、お父さんとお母さんに舌の持ち上げを再指導! これで創部の癒着はかなり防ぐことができます。 さてさて・・・お父さんが医者の場合、ほとんどのケースで「舌癒着症」を内心では認めていません。 舌癒着症なんて、学生時代に習わないし、同級生や勤務先の耳鼻科の先生に尋ねても・・・知らない。 小児科の先生に尋ねてみると、ものすごい否定的なことを言われる。 だから「舌癒着症」に懐疑的になるのも仕方ないとは思います。 ただ、奥さんが「舌癒着症」オペにものすごく期待しているから・・・ まぁ オペしても大したことにならないようだから・・・ 奥さんともめるのは面倒だから・・・ 仕方なしにOKした、ということが医者のお父さんたちの顔にありありと出ています。 そして、悲劇が起こります。 医者であるが故に「舌癒着症」に否定的なお父さんの赤ちゃん・子供は、ものすごい勢いで創部の再癒着が起こってしまいます。 1週目に再診しても、もう手の施しようのないくらい完璧に再癒着してしまっています。 いつも想念の力を恐ろしさをまざまざと見せつけられた思いがします。 そして・・・癌も難病もアレルギー疾患も、同じような想念の力が悪しき方へと引き込んでいるのだと思うと鳥肌が立つ思いがします。 そしてもうひとつ・・・お父さんとお母さんの仲が悪いとか、こころの奥深くで憎んだり怒ったりしているとか・・・そう愛が弱い場合、赤ちゃん・子供はその不安を言葉で出すのはなく、身体の病気で表現したり、こころの病で表現したりするのです。 そこまで踏み込んで診ないと、難病や癌は根治させることなど、できないのです。 前世物語 「そうだよ、魂のプロセスを歩んでいる人たちの光だよね。そしてもう一枚、フィルターをかけてみようか」  すると再び地球が真っ暗になって、今度は淡い虹色の光が散在しているのが見えました。赤も黄も青もあります。 「そうだよ、これが両性の統合プロセスを歩んでいる人たちの光だよ。元々の性別とその人の統合のプロセスのステージによっていろんな色の光に見えるけど、みんなエクスタシーの意味に気づいた人たちなんだよ」  私は感心しながら虹色に光る地球を眺めていました。私の先輩は思っていたよりも多そうです。 「ずっと昔から宗教家たちはこのエクスタシーの真理に気づいていたんだ。しかし、人々に気づきをもたらす、という使命に殉じることを厭い、肉体的な快楽に溺れた宗教家たちはこのエクスタシーでの目覚めを怖れたんだよ。なぜなら、それは神さまから女性に与えられた祝福だったのだからね。女性は肉体的にエクスタシーに達しやすくなっているだろう。男性は射精するほんの一瞬にエクスタシーを感じるけれども、その一瞬ではとてもじゃないけど宇宙旅行してくる時間などないからね。射精しちゃったら意識はすぐに現実に戻ってしまうようになっているんだ。男はあの凝縮した快感が女性のエクスタシーと同質だと思っているけど、とんでもない誤解だよ。男は何も知らないからね。女性のエクスタシーは世の男性諸君の想像が及ばないくらい素晴らしい快感なんだよ。そして、エクスタシーの余韻が続いてちゃんと宇宙旅行してくる時間まで取ってあるのだから、神さまの創造力はすばらしいよね」  私は目をあげて先生を見つめました。先生はいつもと変わらない微笑みを浮かべながら話してくれています。 「女性はセックスのエクスタシーによって、しばしばこのスピリチュアルな世界の入口にやって来れるんだ。何度もここまでやって来ていると、例え肉体的な快楽に溺れていたとしても、エクスタシーの都度、スピリチュアルな快感にも感作されていくのだよ。  スピリチュアルな快感は本人が気づかないところで、魂と心を隔てている厚い壁をゆっくりと溶かし始めるんだ。エクスタシーの真意が心と魂に染み込んでいくのだよ。そして・・・あるエクスタシーの中で彼女は魂の本質と繋がることが出来るんだ。スピリチュアルな目覚めの一瞬であり、そこからプロセスが始まるんだね。こうやって女性はいち早く目覚めるべく創造されているんだ。こうやって普通に生きていてもスピリチュアルに感作されていくように肉体が仕組まれているんだよ。だから女性の方がスピリチュアルに目覚めやすいと言えるのだけど、この仕組こそが女性が長い間、男性に虐げられてきた元凶でもあるんだよ」  私は先生の話に引き込まれていきました。肉体を持って聞くよりも、先生の想いがダイレクトでピュアーに伝わってきます。

2014年8月26日火曜日

おはようさん 2014.8.26.

昨日は過去生が見える・見えない のお話をしました。 今日はその続き・・・光との対話ができる・できない にちょっと触れてみましょう。 過去生を見て、その過去生の最後、死の場面を通り過ぎると、過去生での意識体:魂は身体を離れます。 そこで「素直に」上へ上へと誘導していくと、やがて光の存在が現れます。 (「素直に」しないでウロウロしていると、暗黒面に飲み込まれたり、その過去生のパラレルワールドや輪廻に引き戻されてしまいます・・・体外離脱や臨死体験のほとんどはこのレベルです) 光の存在はさまざまな姿をして「見えてきます」 神さま、仏さま、イエスさま、観音さま、仙人、女神さま・・・亡くなった父や母の姿をしていることもあります。 その光の人に近づいていってコンタクトしてエネルギーを繋げて・・・最初のメッセージをいただきます。 実はこの段階では、私はまだ、その光の人が目の前の患者さんにとっての本物の光の人なのか? 確定はしていません。 その光の人の表情やメッセージの「言霊」、光の人のエネルギーの「愛」を吟味しています。 最初に現れた光さんで、そのまま最後まで「光との対話」を続ける人は1/3くらいでしょうか。 残りの2/3の方たちがコンタクトした「最初の光さん」は、たいがいすぐにボロを出してくれるので、すぐに「さらに上に居ます光さん」に導きます。 2度、3度と上へ上へと昇っていっては「光とのコンタクト」を続けていくうちに、目の前の患者さんにとっての「今、最高の光さん」だと確信できれば、そのまま光との対話に持ち込みます。 光との対話。  大いなる光さんに近づけば近づくほど、光のメッセージはシンプルになります。 愛しなさい・許しなさい・素直になりなさい・認めなさい・信じなさい・笑いなさい・・・ひとことで言えば、和であり輪です。 もちろん長いメッセージをしゃべり続ける方もおられます。それはそれでOKでありCOOL!です。その方にとって「今、最高に」必要なメッセージなのですから。 シンプルなメッセージだから「私は大いなる光 そのものです」なんてことは・・・ありません。 シンプルなメッセージに込められた言霊のフォース:光の彩りであり心地よさであり、そこに内在する大宇宙そのものの美しさ   そんな言霊のフォースを見れば、その人がどのあたりに居るのか? すぐにわかります。 ここでちょっとお断りをしておきますが、私は魂のレベルだとか魂の優劣だとか覚醒レベルだとか・・・ともかくレベルだけが大嫌いです。この星に学ぶために生まれてきた? 魂の修行だって? それで人生が楽になる人たちはそれでいいのです。全然OK! でもね、ふふぅんです。だって、意味なしアリスだもん(大いなる光さんは決してそんなことは言いませんからね) (ちなみに、気功だとかレイキだとか、エネルギーや氣を扱うワークで、レベル何何・・・って言ってるものはぜ~んぶ暗黒面に酷く犯されている、と感じています。この世では暗黒面のエネルギーの方が相性が良いし、使いやすいし、相手の暗黒面を介して繋がりやすいし、癒やしやすいのです・・・癒やしているのではなく、エネルギーの奪い合いをすることで氣を循環させているだけなのですが) 話を元に戻して・・・ 光との対話ができる人は、私の個人ワークでだいたい8割おられます(もちろんぶっつけ本番の1回限りです)。 その8割の中で「この方は大いなる光さんのすごく近くまで行けたね」と思える方は・・・1/50でしょうか・・・ ええっ そんなに難しいの? ってがっかりすることはありませんよ。 光さんは今、あなたに一番必要なメッセージをくれます。 あなたがちゃんと理解できて、明日から実行できることのMAXを何度も何度も話してくれます。 それでいいのです。それが必要なのです。そのためにわざわざ私のところへ導かれて来たのですから。 例えば、大いなる光さんそのものの中の、その中心とコンタクトできたとしても、そのメッセージを理解することも実行することもできないでしょう。むしろ統合失調症もどきに陥ってしまったり、自殺する可能性だってあります。こころが壊れるどころじゃなく、魂もこころも、それらを受けとめ包み込んでいる掌も壊れてしまうかもしれません。 だから、見えている光さんでOKなのです。 それでいい。それがいい。それで十分なのです。 どうせ何度も死を繰り返しているうちには、大いなる光さんと同化する時だって来るでしょうからね。 私は光さんへのガイドです。 ガイドは自分が登ったところまでしか登山者を引き上げられません。 ガイドは自分が登ってきた道を登山者さんの先頭に立って、手を引きながら登っていくのです。 それが麓の丘でも、ちょっとした山でも、足元危うい高山でも、 登山者さんが笑顔で「登れた!」ってバンザイできるところまで導くのが仕事です。 そんなこと言って、じゃぁ 先生はどこまで登ったことがあるの? それはね・・・ひみつのアッコちゃん(*⌒▽⌒*) (過去の天満満天堂でのグループワークの内容をチェックすれば、どこまで? の見当はつくでしょう・・・でも、理解できるかな?) 前世物語 「青い地球を見てきただろう。ユングも百年前、まだ誰も宇宙飛行をしていなかった頃に、あの青い地球を眺めたんだよ。彼はセックスではなく瞑想によってだろうけどね」  先生がウインクしたように感じました。私は先生の手をしっかりと握りしめました。 「ここはスピリチュアルな気づきのプロセスが始まる入口なんだよ。ここでは意識が肉体から離れて、意識自体が覚めている状態だからね。肉体を持ちながら、魂が目覚め始めたステージなんだよ。だからとっても気持ちいいんだ。肉体的よりも精神的にね。自分の本質が目覚め始めたことに気づけば、このエクスタシーの大切さがわかるのだけど、ほとんどの場合がセックスが最高潮の時に女性に訪れる気づきだからね。いつも気づきとのファースト・コンタクトまであと一歩なんだけど、シャワーを浴びて肉体の次元に戻るとその意味を忘れてしまって、ついエクスタシーを肉体的な快感の極地だと納得してしまうんだ。無理はないけどね、こんな魂レベルの快感を生きている間に味わうことなんて、普通の人たちにはそうないのだから。それでつい見逃してしまうんだよ。  例えば世界三大珍味のキャビア、トリュフ、フォアグラがどれも心底美味しい! と思っている人ってそうそういないだろう? 値段を見て、評判を聞いていて、トレ・ビヤン! と言っているだけの裸の王様が多いのじゃないのかな。魂レベルの快感とは、そんな珍味の本物の味を知ってしまった、味覚が目覚めてしまった人と似ているんだよ。もう後戻りは出来ないんだ。ペリゴールのトリュフを堪能してレストランを出てきた時、値段の話や珍味の自慢話をしている人たちは肉体的なセックスがお好きな方だろうね。レストランを出てからずっと黙り込んで歩きながら、ただ時々ニヤついている人こそが今日の料理の素材もシェフの心も味わい尽くした人なんだよ。彼の肉体は歩いてはいるけれど、彼の魂はまださっきの料理の中にいるんだ。そして、その魂に染みついた味わいは永久に消えないものなんだよ」  魂レベルでも、やっぱり先生はちょっと外れた物語をしています。私はおかしくなって下を向いてクスクス笑ってしまいました。確かに先生の言う通りです。子供に「これは世界の三大珍味だよ」と言ったって、「美味しくない、要らない!」と言って逃げ出しちゃうでしょうね。でも、それとセックスとどう関係があるの?  先生はすぐに答えてくれました。 「人間社会で言う大人とは物事のわかった人を指すようだね。しかし大人が哲学に長けているか、知恵を愛しているか、と言うと、これは問題だよね。そんな人はまだまだ少ないよ。足下を見てごらん」  私は真下に意識の目を向けました。青い地球が見えます。パッとライトを消したように地球が真っ暗になりました。その時です。蛍が光るように、地球のあちらこちらで明るくて優しい光がいくつもいくつも灯ともり始めました。このヴィジョンは私も以前、見たことがあります。そうです、魂の本質に目覚め始めた人たちの光、愛の光なのです。

おはようさん 2014.8.25.

過去生が見える・見えない の差はどこにあるのでしょうか? とよく尋ねられます。 スピリチュアルだから見えやすい 善人だから見えやすい 深刻な悩みやストレスがないから見えやすい 魂が成熟しているから見えやすい ・・・・どれもウソです。 6000人以上の人たちに前世療法の催眠誘導をしてきて、 見えやすい条件はたったひとつ「素直さ」だと思います。 素直な人ほど、過去生がよく見えるし、光との対話もスムーズに&濃厚に行えます。 過去生を見るという一点に絞れば、 極悪非道な人でも素直ならば、過去生は見えます。 素直な確信犯・・・例えばヒットラーにこのワークをすれば、きっと過去生が見えたでしょう。 過去生を見せてくれるのは、その人の潜在意識です。 それを神さま、サムシンググレート、守護霊・・・なんと呼ぼうが構いませんが、そういう存在・エネルギー体・フォース・・・めんどくさいですね、ここではまとめて潜在意識体 その潜在意識体がその人に今、最も見せたいものを見せてくれるのです。 自分の潜在意識体からのメッセージであり、アドバイスであり、未来地図なのです。 だから、過去生へ降りるテーマに何をチョイスしようが、潜在意識体が 「今、これを見せなくちゃ!」 「これを見て、気づいておくれ!」 「このまま進めば、こうなってしまうぞ!」 「ほら、こんな未来への道が開けているよ!」  などなどを伝えがっていたら、潜在意識体が見せたい過去生が見えてしまうわけです。 それに抗うのが「健在意識」ですね。 常識:~ねばならない・~こうあるべきだ・~が普通だ ・・・ プライド:~したら恥ずかしい・~失敗は嫌だ・~前例がない・~目立ちすぎる ・・・ 競争:~したら負けてしまう・~アイツより劣ってしまう・みんなより遅れてしまう ・・・ 損得・~したら損や・~しても得にならん・~すてもムダや ・・・ まだまだありますねぇ。。。 これら「健在意識」が強いほど、「素直さ」は弱まります。 過去生が見えなかった人たちの口グセがあります。 「~が気になって、集中できませんでした」 この何々が・・・こそ、その人の顕在意識の強さを物語っています。 ワークに入る前の前説の段階から「今日のこの人はダメやろうな」と感じることがあります。 そして、予想通り、全然、過去生が見えなくて・・・でも、その見えないことに大きな意味があるのです。 なぜなら、私の光の前世療法を受けられる方は、必ず大いなる何かに導かれてやって来られているからです。 10年以上も前から、このワークのことを知っていたけど、今日、やっと来れました!という方もいれば、たまたま最近知りました!という方もおられます。 そして、すべての方々が「今」 人生の大節目に立っておられるという事実に身が引き締まります。 そんな中で、何も見えない方への潜在意識体からのメッセージは・・・ 「素直になりなさい」です。 そう言うと、「私は素直ですよ」と言い返される方もいます。 でも「そうです! 私はずっと素直だと思っていましたけど、今日、こんなに素直じゃないってことに気づかされました!」という方は、とても素晴らしい気づきを得たことになります。 きっと明日からの生活も、生き方も、人間関係も、仕事も、どんどん善き方へと変わっていくでしょう。 光の前世療法で過去生が見える・見えないって、実は「素直さ」のリトマス試験紙なのです。 「明日からもっと素直に生きましょう!」 前世物語  私は青い地球を眺めています。久しぶりの地球です。夫とのセックスで、私はよくこうやって青い地球を見せてもらいました。いつも夫は私の心も身体も丹念に愛してくれました。私が心を開きさえすれば、夫はしばしば宇宙旅行に連れ出してくれたのです。今だからこそ、このステージは過去生で死んだ後、魂が上に昇っていった時に達するのと同じステージだと言うことを私は知っています。過去生での死後、魂となって青い地球を眺める人は結構おられるのです。先生はこのステージに入ると、宇宙に目を向けて、宇宙の中の特に明るい星へ向かって進むように導きます。今日の私も地球から宇宙へと目を向けてみました。  宇宙は真っ暗なはずですが、意識の目で見ている私には、宇宙は明るい光で満ちあふれていました。明るい光の中を、まるで調べを彩色したようにいろいろな色の群れが行き交っています。私は一番大きくて眩しい光に入ろうと決めました。  そう思った瞬間、私はその大きな光の中心に立っていました。そこには若々しい姿の先生が微笑みながら待ってくれていました。筋肉が今以上に盛り上がっています。その姿はまるでボディービルダーそのものです。でも笑顔はまちがいなく先生です。私の意識がホッとしているのを私は感じとりました。その時、私の意識は彼の姿に男性の本質と美を感じていました。ロダンの彫刻を見つめるように、私の意識は先生の身体を見つめました。 「美子さんが今度、エクスタシーの中に泳ぎ出てきたら、スピリチュアルな性について一緒に考えようと思って待っていたんだよ」  先生はそう言いました。私にもその意味がすぐに感じ取れました。 「美子さんはエクスタシーがどんなものかは、もうわかっているよね。そうでなければ、ここまで来れないからね」  私は頷きながら気づきました。ここは魂のステージです。私の想いはたちどころに先生にわかってしまうのです。先生が手を差し伸べてくれました。そうです、私は先生と手を繋いでいたかったのです、光の中で先生を見失わないように。 「美子さんがいるこのエクスタシーの世界は、シャーマンが太鼓や踊り、秘伝の薬などを使って変性意識状態に入る世界と同じだと考えてもいいんだよ。誰でも身体をリラックスさせて肉体のなすがままにさせてやり、心を開いて、瞑想するかのように心を無にした瞬間にこのレベルのエクスタシーに入ることが出来るんだ」 「私が今いるエクスタシーのレベルは、一体どういうレベルなのですか?」

2014年8月25日月曜日

おはようさん 2014.8.24.

とうとう大阪まで記録的短期間大雨警報が出てしまいました。 今年の夏は雨ばかりですね。 それもあの2連発大型台風以来、局所的な超弩級大雨が各地を襲っています。 そんな悪天候のせいでしょうか? 今年は老若男女、みなさんの身体の芯が冷えています。 イライラや高血圧、不眠、自律神経失調症、アトピーなどの皮膚炎・・・で身体の表層は猛暑になっている人たちも、身体の芯は酷く冷え切っています。 ですから、熱中症や下痢の患者さんたちも、例年でしたら点滴すれば、すぐに回復できたのですが、今年は身体の芯の冷えが強いので、発熱や下痢といった身体の瀉法反応を補うだけの陽エネルギーが足りない人ばかりです。 熱中症は治ったけど・下痢は止まったけど、いつまでもしんどい人が多いのは、東洋医学的に診れば、身体の芯の冷えによるものなのです。 では、どうしたらいいの? まずは、冷たいものをあまりに飲み過ぎないことです。 身体の芯が冷え切っている人の体表観察をすると、たいがい陽明胃経、特に滑肉門・天枢・大巨に邪気があります。 つまり、臍周りが冷えているってことですね。 昔、子供の頃は、夏の夜といえば「腹巻き」でした。 冷房がなかった時代でも、やっぱり先人の知恵ですよね。身体の芯を冷やさないように!という気配りだったのです。 するとやっぱり夜の冷房はダメ? いえいえ、今年はもう手遅れですから、今までどおりに冷房を使ってくださいね。 夏の夜、冷房なしで過ごそうとするのなら、冬身体から夏身体に変わる3・4月頃から身体と自律神経を慣らしておかなくてはいけません。 いきなり冷房なし!にすると、自律神経がついてこれませんからね、ムリはやめましょう。 身体の芯の冷えをよくするには・・・漢方薬もよく効きます。 ただし、これもゆっくり効いてくるものばかりですから、今からでしたら、今年の冬を目指して飲み始める気持ちでいきましょう。 私にはどの漢方薬がいいの? それは個人個人で全く異なってきますから、やはりしっかり診てくれる漢方医か薬局で相談しましょう。(ちなみに薬剤師さんの中にも、ごく稀ではありますが、しっかり漢方を勉強されている方もおられます。うちの近所では、門真・守口・四条畷・旭区の中で、唯一一件だけ、そんな薬剤師さんがおられます・・・つまり、ごく稀!でしょう) もちろん、鍼灸も身体の芯の冷えには良く効きます。 ただ即効性は・・・漢方薬と同じかな・・・ だから、私は身体の芯の冷えには、漢方薬と鍼灸の併用をお薦めします。 特に、これから冬へと向かうので、今から冷え治療をやっておくと、今年の冬はいつもよりも楽に過ごせるでしょう。 身体の芯の冷えが治ってくると、こころが落ち着いてきます。 その人の持っている性格が暴走して悪い面しか出ていなかったのが、良い面が出てくるようになります。 やさしくなれる 気づかいできるようになる 人の話を聞けるようになれる よく眠れ、よく食べられるので、朝から元気になれる な~んだ、心身症も神経症も身体の芯の冷えが原因だったのですね。 ということで、秋の気配を感じたら、身体の冷えを治し始めましょうね。 前世物語 「最近はね、フィットネスに行ってダイエットしてるのよ。生まれて初めて本気でダイエットしようと思ったんだって。そう言えば、お母さんが先生と初めて出会った小学校の頃から、先生はかなりのオデブちゃんだったわ。彼の痩せてる姿なんか想像できないもの。それがね、この前なんか、生まれて初めて力こぶが出来た、なんて言って看護婦さんたちと大はしゃぎしてるのよ。みんなに力こぶ、触ってもらって喜んでるのだから。まだまだ子供のままなんだから」 「そう言いながら、お母さん、とっても嬉しそうな顔してるじゃん? で、お母さんも先生の力こぶ、触らせてもらったの?」 「もちろんよ、お母さんは先生の前ではそんなシャイじゃないんだから。それがね、本当に立派なのよ。モッコリしてカチカチでね、ドーピング剤をうまく使っているらしいけど、本物の力こぶだったわ」 「じゃあ、お母さん、楽しみだわね。筋肉モリモリに生まれ変わった先生に抱かれるなんて、うらやましいわ・・・私が盗っちゃおうかしら」  私はその時、フッとこの娘に彼を紹介してはいけないわ、と思いました。この不安は娘の若さへのジェラシーだけなのでしょうか? 「何、言ってるのよ。先生のダイエットは右脳と左脳のバランスを取るためのものなんだからね。先生にそんな下心なんか、ないわよ」  私はむくれた顔をしながら、先日の先生との初夜の話を聞かせてあげました。娘は途中から笑い転げています。 「お母さん、それっておかしすぎるわ。このまま笑い過ぎて東山から転がり落ちそうだわ」  本当に娘は笑い過ぎて、その日寝るまでシャックリが止まらなくなりました。 「おふたりさんとも本当に大人でございますわね。でもお母さん、何やってんのよ。そういう時はね、先生を押し倒しちゃうのよ。燃える時は燃えまくらなくちゃ、ホラ、何もかも忘れてね」  そして娘は私を押し倒して、私の上に馬乗りになりました。娘の顔が午後のお日さまに眩しく重なっています。お日さまの光に一瞬、目がくらんだような気がして・・・私は突然、エクスタシーに襲われました。娘に押さえ込まれている私の仙骨が、まるで地球から噴き上げてきた熱いマグマに満たされたように真っ赤に燃え上がっています。そのメラメラ燃えたぎるマグマが、龍が天に昇るように私の背骨を頭頂まで一気に駆け上がって行きます。私の意識はその赤い龍と一緒に私の肉体を離れて天高く昇って行きました・・・すぐに私の意識は宇宙に漂っているのがわかりました。

2014年8月24日日曜日

おはようさん 2014.8.23.

うなじの刺絡のことを書いたら、今日の土曜外来は刺絡の患者さんがたくさん再診されました。 手の十井穴刺絡、足の井穴刺絡、腰痛の委中刺絡と胃兪刺絡、肩こりの肩井刺絡、神経性食思不振&食道狭窄の不容刺絡・・・いろいろやりました。もちろん刺絡の数倍、今日も鍼をしています。 難治性&原因不明の顔面圧迫感の患者さんに手十井穴刺絡をしながら、思ったことがあります。 FBには「癌を**で治す」というコミュニティがたくさんあります。 私も試しにひとつのコミュに入ってみました。 そこは・・・まず医者不信の暴風雨が吹き荒れていました。 確かに抗ガン剤を使いまくる医者も悪いです。 私もそんな医者が大嫌いなのは、このブログを読まれている方々ならよく知っておられますよね。 でも、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い・・・医者がすべて悪党だと決めてかかるのはどうかな?と思います。 なぜなら、たまたまかもしれませんが、このコミュは健康食品や「健*」系の雑誌で話題になっている食品や食養生などが新興宗教のように崇められている場面をよく見るからです。 抗ガン剤LOVEな医者は、確かにそのような食品や食養生については知らないし・・・知らないから、頭ごなしに完全否定してきます。(食品や食養生だけでなく、そういうものに興味を持った患者さんと家族の人間性も否定してくるから「患者と戦争状態」になるんやけど) 抗ガン剤とは関係のない、元々の家庭医こそが、製薬会社とも健康マスコミとも距離を置いて中立の立場に立ったアドバイスができるんじゃないかと思っています。 抗ガン剤や放射線療法、免疫療法などの「高度先進医療」が目の前の癌患者さんに本当に必要なのか? 必要だとしたら、最低限、どれをどれだけすればいいのか? 民間療法や食養生はどれがいいのか? 悪いのか? ひとりひとりの癌患者さんとその家族に寄り添いながらのアドバイスができるのは、家庭医だと思います。 身近に医療という立場からアドバイスをくれる家庭医を持っていれば、ネットにあふれかえっている「癌を**で治す」という情報に踊らされ、殺されることもないでしょう。 私が「癌を**で治す」というFBコミュに興味を持ったのは、「鍼灸でも癌はよくなりますよ!」という情報を発信できるかもしれないな、と思ったからです。 でも・・・とてもじゃないけどムリだと分かりました。 鍼灸で癌を治す場合、最も大切な条件は「患者さんが素直であること」です。 盲信する必要などありませんが、絶えず恐怖と不安と不信の中に居たら、治るものも治りません。 この「素直さ」が残念ながらFBの「癌を**で治す」コミュには欠けているように感じています。 必死なのは分かります。 さんざん叩かれて、人間不信なのも分かります。 でも、もうちょっと懐深く、さまざまな情報をジャッジなしで受け入れてもいいんじゃないかな、と思っています。 鍼灸、特に刺絡は癌の治療によく効きますよ! これをこれからどのように発信していくのか?  数多の癌患者さんたちの中の「こころが素直な人」へ上手く鍼治療のこと、刺絡治療のことが届きますように。。。 前世物語  私たちのハイキングはいつもハイペースです。二人とも走るのが大好きですから、まるで千日回向えこうの行者さんのようなペースで歩きます。それでも景色はしっかりと見ています。まわりの人たちから見ると二人で鬼ごっこをしているように見えるかもしれません。  お昼頃になると、さすがに娘の若さに負けてしまいました。私たちは秋晴れの空の下、のほほんと流れ行く鴨川を見下ろしながら、お弁当をいただきました。 「やっぱり運動はいいわね。気分がスキッとするわ。心の中に溜まっていたゴミがみんな吐き出されてしまったみたい。空気も美味しいし、言うことなし、だわね」 「あら、お母さんでも心にゴミが溜まるの? もう毎日が幸せいっぱいかと思ってたわ」 「そんなことないわよ。先生と一緒にワークに入っているとね、患者さんのネガティブなエネルギーをどうしてもかぶっちゃうんだから。患者さんがそんなエネルギーを開放してくれるのは、先生も私も大歓迎なんだけどね。ワークが終わってホッとすると、やっぱり心がしんどくなるの。先生なんか、右の頭が重い、といって頭をゴロゴロ振るんだから」  そう言いながら私は先生のマネをして見せました。娘も大笑いしながらマネしています。 「今のゴロゴロ、うちのゼミで流行らせちゃうからね。お母さんの先生ってね、公には誰も口に出せないけど、結構、心理の学生に読まれてるんだよ。私が先生のサイン本を持ってるのを、みんな不思議がって集まってくるんだもの。この前も院生のセミナーの打ち上げで盛り上がっちゃったんだ。ある教授なんかね、酔った勢いでね、こういう医者は『バカと天才は紙一重』の貴重な症例であります、なんて言ってたんだよ。でもね、なんだか好意的な感じがしちゃった。だってね、どんなに興味があっても教授には簡単には手を出せない分野だもの。なかなかワイス博士のような勇気は出せないよ、特に日本の学閥の中ではね。私ね、そんな先生がすごく身近にいるように思えて、なんだかとっても嬉しかったんだ」  娘はそう言いながら東山の空気を胸いっぱい吸い込みました。若さが私のジェラシーをくすぐります。 「そうそう、美穂は奥山先生の知りあいなの? って聞かれるとね、いつも私、こう答えることにしてるんだ。『ええ、未来のパパなの』・・・ウソウソ、そんな『社内秘』を漏らしたりしませんから、ご安心くださいませ。  それにしても『頭ゴロゴロ』の感じって私もわかるなぁ。試験勉強ばかりしていると何だか左の頭が重いんだもの。やっぱり頭を振りたくなるわよ。で、お母さんの先生はどうやってストレスを開放してるの?」

2014年8月23日土曜日

おはようさん 2014.8.22.

7月から続いた刺絡ブームもお盆をはさんで、ちょっと落ち着いてきました。 立秋に至って、真夏の陽気が弱まってきたせいもあるでしょう。 身体は植物と同じく生きものですから、東洋医学的な見地で診ている身体は、四季や月齢にとても敏感に反応していることが分かります。 そんな中で、刺絡リピーターの一番人気は・・・うなじ:亜門への刺絡です。 「痛いけど、後の爽快感がクセになる」との声が多数寄せられています。 私も毎週、蓮風先生にプチ刺絡していただいている、あの亜門刺絡です。 確かに・・・・痛いです。 うなじの幅は10cm以上ありますよね。 それを最低でも2列・・・10カ所以上は確実にプチプチと刺されます。 それにうなじの皮膚は厚い! ちょい刺しでは効果がありません。 ちょっと思い切って ブスッといかなければ・・・ あまりに痛そうだから、1列だけにしたこともありましたが、やはり効果が弱いようでした。 どうせ痛い思いをするのだったら、5も10も20も? 同じやし、一瞬の痛みだけやから、我慢できます!という声が多いのです。 刺絡の成書によれば・・・ うなじは脳の静脈(脳の静脈って、とてもユニークな走行をしているのですよ)と深い関係があるので、ここを刺絡することによって、脳のうっ血を緩めることができるそうです。 同様に尾骨から頸椎まで続く脊椎の中を走っている静脈とも深い関係があるので、この刺絡によって、尾骨から頸椎までの全ての脊椎・脊髄のうっ血を緩めることができます。つまり、原因不明・有効な治療法のない手足のしびれやマヒなどに効果が期待できます。 そして自律神経(交感神経も副交感神経も)も、このうなじの部分で帯を締めるようにキュッと束ねられていますので、自律神経のうっ血を緩めることもできます。 さらに、12脳神経のいくつかは、うなじよりも下までブラーンとUカーブして下がってきていますので、ここの刺絡は脳神経のうっ血やストレスを緩める効果も期待できます。 つまり・・・体中のあらゆる刺絡部位の中で、断トツに脳・上肢・下肢・躯幹の不調に効果が期待できるだけでなく、自律神経系の不調にも、脳神経系の不調(例えば、難聴とかメニエルとか嚥下障害とか・・・いろいろ)にも効果が期待できるのです。 もちろん、頭重感や肩こりにはバッチリ効きます。 そんなウンチクはともかく・・・ 患者さんたちは素直に効果を実感されているのですね。 論より証拠!  エビデンスより「治ればよいのだ!」 これから「うなじの刺絡」が大ブレークしそうな予感です(*^^)v 注:証によっては、刺絡できない方もおられます。 また、初回は補法の鍼と共に刺絡をいたします。 前世物語 第七章      愛  昨日の日曜日、先生は脳神経外科の総会にお出かけでしたので、私も久しぶりの休日を楽しみました。秋が深まってくると思い出します。夫と私は毎年の紅葉狩りを欠かしたことがありません。ふたりとも夏が大好きでした。夏の光をいっぱい受け止めてくれていた木々の緑葉がいつしか美しく錦色に輝いているのを見ながら、今年の夏に感謝して、夏を讚えながら二人で歩いたものです。  今年は何を思ったのか、娘が私を誘ってくれました。 「お母さん、明日ね、京都に紅葉狩りに行こうよ。キャンパスから見てると、東山がとても奇麗に紅葉してるの。私、思ったんだ。これはお母さんを連れてこなけりゃいけないわ、ってね」 「あら、珍しいわね。あなた、紅葉狩りなんて大嫌いだったんじゃないの? 学園祭の掛け持ちで超忙しいはずなのにねぇ」  そう言いながらも私は嬉しさで笑みがこぼれています。 「いいのよ、たまにはお父さんの代わりをしてあげなくちゃ、ね。だってお母さんこそ、ここのところお休みなしだったでしょう。いくら先生に惚れてるから、一緒にいたいからって言っても、やっぱり息抜きは必要だと思うの。それにね、お母さん、まだ先生とセックスしてないでしょう? 心理学的に言うとね、今のお母さんは精神的なエネルギーの方が勝っちゃってるわ。それってアンバランスなのよ。この頃、お母さんを見てると、そういうアンバランスが行動面に出始めているんだもの。だから明日は私と身体を動かして、肉体と精神のバランスを回復しなけりゃね。でも、ディナーは豪勢におごってよ ね。やっぱり栄養が肝腎だもの」  娘は私にそっくりな性格をしています。京都の大学で心理学を学んでいますが、いつの間にか、こうやって私の良きカウンセラーになってくれています。 「あなたの言う通りだわね。最近、何だか心がザワザワしてるもの。わかったわ、明日はしっかりと歩きましょうね。そして晩ご飯はドーンと張り込んじゃおうかな。ねえねえ、何にしようか・・・」  娘と二人して歩く東山の紅葉は、とても力強い大地のエネルギーを感じさせてくれました。眼下から立ち昇ってくる若者たちの熱気とスピリッツが、この東山の紅葉をより紅く染めているのかもしれません。

2014年8月21日木曜日

おはようさん 2014.8.21.

先日来の原因不明の腰痛のことを今日の研修中にお話していて・・・!!! と気づきました。 この腰痛が起こるちょっと前に、歯医者さんで「(ずっとがんばり続けてきて)歯を食いしばりすぎて縦割りしてしまった右下の奥歯の義歯も割れてますよ」と言われて、とりあえず義歯を取り去って、今は奥歯1本分が空き地になっています。 歯医者さん曰く「先生、これはもう部分入れ歯しかないですよ」 私「え~~~! 嫌だ 嫌だ!! 入れ歯なんか入れたら、じじいになってしまうやん!」 と言いながら、脳の奥深いところでは姫さまに「え~~ 入れ歯なの! いやだぁ 嫌いだわぁ サヨウナラ!」と死刑を宣告されているビジョンが・・・ 私「あかん あかん 何があっても入れ歯だけはあかんぜよ! 先生、iPS細胞で歯が生える技術が確立するまで待ちますから・・・」と駄々をこねました(^^ゞ ところがそれ以来、謡いのお稽古してる最中に変なところの舌を何度も噛んだり、何となく目がかすんだりして・・・ そして、気がつきました。 歯のかみ合わせがちょっと狂っただけで、難治性の腰痛や肩こり、後頸部痛、頭痛などが起こるやん! そして・・・決心がつきました。 「仕方ないわ。部分入れ歯もありやわ」 実は昨日が歯医者さんの予約日だったのですが、医院の急用が入って、1週間、予約を伸ばしていただいたところでした。 きっと、今日のこの気づきと決心は予定されていたので、歯医者さんの予約日もそれに合わせて伸びたのでしょう。 だとしたら、これで上手くいくはずです。 なんだか身勝手な辻褄合わせのように見えますが、不思議と「思ったら勝ち!」なのが大宇宙の法則なのです。 部分入れ歯にしても腰痛が治らなかったら、どうすんねん? それはね、その時にまた考えたらいいことですよ。 少なくとも今は、これだ!と決心して、何の迷いもなく選んだ道を進んでみれば、その先の展望が開けてくるというものです。 それが山なら登ればいいだけ。 そこが河なら泳ぎ渡ればいいでしょう。 そこが断崖絶壁ならインディー・ジョーンズのように空中を歩けば・・・ではなくて、ちょっと引き返してみればいいだけです。 一番ダメなのは、何もしないで、何も自分で決心できないで、そこにじっと佇んでいることです。 生きるとは歩むこと。 自分らしく生きるとは自分の決めた道を自分の足で歩むことです。 人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり の頃は、自分らしく生きることはなかなか難しいことでした。 そして今、この時に生を受けた人たちは、自分の人生を自分らしく生きるチャンスをいただいています。 迷いや恐れは誰にでもあります。 ポリデントがマイ洗面所にある図を思い描いただけで溜息が出ます。 姫さまと美味しい貝料理屋さんで楽しくお食事している最中に「歯は大丈夫?」って振られただけで涙が出ちゃいそうです。 「先生もとうとう入れ歯になったん」と患者さんに笑われるだけで「毒鍼にしたろか!」って思っちゃいます(ウソだよ~ん(;^^)ヘ..) 腰痛は怒りのシンボルです。 何に怒っているのかと反省してみれば、ジッとして、ウジウジしている自分に怒っているんだと気づきました。 入れ歯 ええじゃん! それも経験値やし、入れ歯の患者さんのことがよくわかるやんか! 入れ歯の患者さん、お年寄りたちにもっともっと優しくなれるやんか! 姫さま? 大丈夫やって。一緒に笑い話にしてくれるわ、きっと。それでバイバイなんやったら、それだけの姫さまやってことやもん(^o^)/~~~(←かなり自暴自棄(;^^)ヘ..) ということで、相変わらず脳天気に自分の腰痛までスピリチュアルなネタにしてしまう私でした。 前世物語  そしてもっともっと『今』に集中して生きていると、その人の一次元的な時間軸が破れて、その人のまわりの時間軸が多次元化し始めるんだ。以前に言ったように、病的に個人の時間軸が多次元化すると本人にはそれを理解することも制御することも出来ないから重度の幻覚妄想になってしまうんだ。でも『今』に集中して生きている人は、ある意味で確信犯だからね。意図的に過去や未来を旅することが出来るんだから楽しいだろうね。想念が強ければ集合意識から集合無意識の中にも入り込めるだろうから、人類はおろか、神々の全てのメモリーバンクにだってアクセス出来るのだよ。預言者やアカシック・レコードを読むような人々は、こういうプロセスを歩んでいるのだと思うんだ。これは大変な道だから、『お子様の手の届かないところへ』置いておかなけりゃいけない甘美な魔道だね。私も自信がないから、そっちの道へは行かないことにしているんだ」  先生はそう言うと大きく深呼吸しました。 「あれ? 先生は時々、アカシックで自分の過去生を読んでくると言ってたじゃないの? 私の過去生なんか、全部読んじゃったんじゃないかって、私、前から心配してたのよ。だって不公平でしょう。先生の過去生は私にさえ教えてくれないくせして・・・」  私はわざとむくれてやりました。先生は頭を掻きながら言いました。 「大丈夫だよ。アカシックを使うのは自分の過去生を見る時だけだよ。これはオリンポスの神々に誓ってもいいよ、美子さんの過去生は見ていません、ってね」 「ホラ、やっぱり怪しいわ。全部見ていません、と誓いなさい。誓わないと・・・」  そう言いながら、私は次の言葉が出ませんでした。頬が急に火照っています。 「誓わないと・・・どうなるのかな? パラス・アテーナイに睨まれると恐いからね。そう言えば、美子さんってアテーナイの生まれ変わりじゃなかったのかな? 確かそんな気がしたのだけど・・・」 「何言ってるのよ。先生と私は巨人族の時代、ふたりで一人だったんじゃないの、忘れたの? ホラ、どっちが表でどっちが裏か、よくケンカしたじゃない・・・」 「うん、そうだった。手が四本、足が四本の時代だったね。あの頃から美子さんの足は速かったなぁ。僕の足が遅れると言って、よく怒られたよ。神々に追い立てられて、二人に引き裂かれた時は悲しかったなぁ。もう二度とひとつになれないんだ、って僕が泣いていたら美子さんに喝を入れられたんだったね。いつまでメソメソしてんのよ、新しい世界を生きていくのよ、なんてね。どうも二つに引き裂かれる時に、内面の男性生は美子さんの方にたくさん入っちゃったようだね。いつも美子さんの方がしっかりしているもの。私の内面の女性生は何だかいつも男性の肉体を持て余し気味にしているよ。まぁ、このミスマッチな感覚が神さまにとっては刺激的なのかもしれないけどね」  二人してここまでウソを並べられたら上出来です。私たちは大笑いしました。 「こんな話、講演会なんかでは冗談でも言えないよね。みんな信じちゃうよ。そうか、究極のソウルメイトと言うのは手足が八本のタコ人間のことを言うんだ・・・なんてね。するとすぐに、ソウルメイトのルーツは火星人だ、火星はプレアデスの植民星だった、なんて新説が出てきたりしてね。危ない、危ない・・・美子さん、誰が聞いているか、わからないから外ではこういう冗談は禁止だね」 「じゃぁ、どこで盛り上がろうか?」  私は先生の目をジッと見つめてやりました。先生はタジタジしながら答えました。 「ホラね、そういうところが美子さんの男性生むき出しのセクシーなところだよ。僕の内面の女性生が今、ドキドキしながら高ぶってきたじゃないの。あんまり刺激しないでね。私はもう男性生と女性生の統合が終わっているんだから・・・優しくしてよ」  私の中でも内面の男性生と肉体の女性生が軋きしみだしたのがわかりました。私の中でも、また新たなプロセスが始まりだしたのです。 「ねぇ、先生、私の中でも両性の統合のプロセスが始まったような気がするわ。先生が火をつけたのよ。だから最後まで私のアシストをしてちょうだいね。どんなプロセスになるのか、先生は知っているんでしょう」  先生はニコニコ笑いながら筋肉質の胸をドンと叩きました。  今、私は彼を男として眺めています。彼が生まれて初めて本気のダイエットに取り組み、見事にシェイプアップして私好みの身体になってきたのもあまりに偶然過ぎます。私が両性の統合のプロセスを行なうために、彼が一生懸命にフィットネスしているようにも見えます。ふたりで事前に決めた計画通りに事が運んでいるように感じられます。さすがにちょっと恐ろしい気もしてきます。 「本当に幸か不幸かは自分が感じ取るものだから、どれが正解かはありません。どれを選んでもいいのです。選ぶのは自分です。あまり迷っていても何にも変化は起こりません。どれかを選ばなければ変化は起こらないのです。立ち止まるな!」  今日のワークのこの言葉が、そんな私の迷いを吹き飛ばしてくれました。 「順調、順調、オーライ、オーライ」  先生はキングコングのまねをしながら私の周りを回っています。 「まぁ、こいつに賭けてみようじゃないの!」  私もレディーコングのまねをしながら、先生とグルグル回り続けました。

おはようさん 2014.8.20.

火曜日の午後は、ちょっと遠いところの在宅往診にバイクで通っています。 白衣の上に長袖革ジャケットを着て、ライダー手袋をはめて、もちろんヘルメットをかぶって。 昨日はものすご~~く暑かったです。 往診先に着くたびに、まずジャケットとメットとグローブを脱いで、汗を拭いて・・・ よく往診先で「先生、そんなに着込んで、暑くないの?」って聞かれます。 もちろん 超暑い!です。 走っている間はまだ風がありますが(ただし熱風やけど)、信号待ちの時にはアスファルトからの照り返しと直射日光に挟まれて、まるで魚焼き器の中のサンマです。 汗と一緒に脂が滴り落ちてくれたらいいのですが・・・ 行き交うバイクたちは、半パン&半袖は当たり前。素手のライダーも結構います。 私も本当は、せめて半袖で乗りたい・・・でも・・・ 昔々、救急当直を週に何度もしていた頃、「夏はバイク事故!」な患者さんをたくさん診ました。 脳外科医だから、当直以外でも、夏はしばしば「バイク事故で緊急オペ!」と呼び出されました。 (まだ50cc原付バイクはノーヘルメットな時代でしたから) その時、転倒して酷く焼けただれた腕や足もいっぱい処置しました。 アスファルトで転倒して足や腕や手を直接引きずられると、ものすごい火傷と挫傷になります。 足はまだジーンズを履いてる人が多かったので、火傷もましでしたが、腕や手は悲惨でした。 そして、そんなバイク転倒による火傷は、とても痛みます。 翌日からのガーゼ交換は阿鼻叫喚 生き地獄でした。 そんな地獄図を見てきてしまったので、どうしても半袖・半パンなどでバイクに乗る気にはなれません。 私自身、バイクで転倒した経験もあります。 スーパーバイク(HONDA CBR954RR)の走行会でサーキットの第一カーブ 時速100kmでツルッと転倒したことがあります。 もちろん遠心力で、バイクと共にアスファルト面を越えて、向こうの砂利でできた緩衝地帯へとズルズル ズルズルと飛ばされました。 それでも・・・まったく無傷でした(バイクは痛かったけど) なぜなら、サーキットを走るには、きちんとした革ツナギを着用するレギュレーションがあったからです。 もちろんグローブも靴もメットも必須です。 アスファルトの上を亀がひっくり返ったような姿勢で飛ばされながら(もし転けたら「龜になれ!」って事前にレクチャーされてました)・・・全然熱くないから大丈夫やわ!なんて悠長なことを思ってました。 あの余裕な気持ちが、今、どんなに暑かろうとも、長袖&長ズボン&グローブ着用が当たり前!なマイルールになっているのです。 私は上手だから転けない! なんて思ってる若者も多いでしょう。 郊外のワインディングロードを軽快に走っている時は、確かに自分の腕次第ってところもあります。 でも、事故が多いのは町中です。 それも車がらみの事故です。 昔に比べて、下手くそな運転の車がとても増えました。 ウィンカーを出さない・急に曲がる・急に飛び出す・急に止まる・無茶に車線変更する などなど バイクにも乗っている人の車の運転は、バイクにとても優しいです。 バイクが何をしようとしているのか? 何をされると困るのか? ちゃんとわかっています。 逆に言えば、車しか乗らない人の運転は、バイクにとって 悪魔! です。 これは逆も言えますね。 そんな下手くそな車が急増している今、いかにバイクが上手でも、やはり事故に巻き込まれてしまうこともあります。 その危険性は原付でも大型バイクでも同じです。 原付50ccで30kmで転倒しても、やはり大ケガします。 特に女性は「転けたらどうすんねん?」って・・・悲しくなります。 自分の身は自分で守るしかありません。 だから、せめてジーンズの長ズボンに長袖、グローブ着用で! バイクを楽しんで欲しいものです。 前世物語 「ミューズたちの悪戯はどうだったかな?」  先生がニコニコしながら言いました。 「先生、私たち、ずっと昔から無二の親友だったんですね。今のヴィジョンは後になって常識が働いてくると、さすがに作っているような気がしましたけど、だけどそんなことはどうでもいいのです。今、私にもそれがはっきりとわかりました。この世の中は夢幻ゆめまぼろしだとも言います。過去生だって未来生だって、夢幻で構わないのです。大切なものは、ただ今、この時だけなのです。今を生きるとは『今』に全ての力と神経を集中して生きることなのです。過ぎ去ったことも、起こり行くことも、『今』に集中していれば、それらは夢幻に過ぎないのです。『今』に集中して生きていれば、過去も未来も『今』に追従してくるのです。過去も未来も『今』より遅れてやって来ます。だから『今』の生き方によって、過去も未来をも決めることが出来るのです。  先生はよく「あなたは私で、私は彼で、彼は彼女で」という言い方をされますよね。その意味が今、しっかりつかめました。誰がパトロクロスだってヘクトルだっていいのです。親友の間にも、敵味方の間にも、必ず愛があったのです。善悪の統合だけが愛ではないのです。ふたつの人生が友か敵で絡み合う時、そこには愛があるのです。それを学ぶために、私たちは幾つもの人生を絡み合わせながら生きているのです。  先生、これで私もこのお仕事をみんなに説明しやすくなりましたわ。 過去生退行で何が学べるの? と聞かれたら、これからはこう答えることが出来ます。 『生きる意味が学べます』  それは何なの? 『愛の本質に触れることです』  そして私はトロイアで先生の愛の原形を知りました。それでもう私には十分なのです」  先生の目から涙が溢れています。それはアキレウスの涙であり、パトロクロスの涙なのでしょう。 「よくそこまでわかったね、美子さん。もう教えてあげることなんか、ないんじゃないかなぁ・・・。そう、ひとつだけ、補足できたよ。  『今』に集中してくると過去も未来も『今』に追従してくる、というのは素晴らしい気づきだよ。ビジネスの世界で流行っている成功理論などは、まさしくそれを言っているのだからね。『今』が過去も未来も引っ張っているのだから、『今』に集中して願望を念じれば、過去と未来がその願望を叶える形に変化してくるんだよ。過去が変化すると言うとわかりにくい人もいるだろうけど、簡単に言えば、過去の人脈や経験が願望を成就する方向に働き始めるということだね。過去の人脈や経験が突然生き返って目の前に立ち塞がっていた壁を木端微塵にしてくれた、なんてことはビジネスで成功したことがある人なら誰しも経験があると思うよ。『今』に集中して生きていれば、過去だって生き返ってくるんだね。 もちろん未来は意のまま、に出来るはずだよ。

2014年8月20日水曜日

おはようさん 2014.8.19.

原因不明の右顔面を主として右半身に強い違和感がある患者さんを診ています。 もちろん大学病院を受診済みで・・・原因不明で治療法なし(適当&当たり障りのないお薬を処方)と言われている患者さんです。 初診時は手十井穴刺絡をしました。 今日は夏休みをはさんでの再診です。 前回の刺絡で、顔の違和感はちょっと軽快したそうです。 さて今日も手の刺絡を・・・なんてことは致しませんよ。 ちゃんと今日の脈を診て、舌を診て、腹診して・・・ あれれ? 今日は右天枢(ST25)と滑肉門(ST24)にすごい陰邪があるぞ! (もちろん他にもたくさんの異常所見を見つけましたが) そこから頭の中でいろいろと弁証論治していって・・・ 今日は右天枢に1本、鍼をするだけでOK!という結論になりました。 そして、今日のこの患者さんの「右天枢への鍼1本」を得るまでの道は、蓮風先生がいつも歩まれているのと同じ道だ!と感じました。 蓮風先生はほんの数分で終えられますが、私はまだまだ10分、20分とかかります。 でも、同じ道だと感じとれたことがとても感動的でした。 いくつかの経穴候補の中からベストを選んでいるのではありません。 体表観察と弁証論治から、ここしかない! と断言できる経穴に1本鍼をされているのです。 蓮風先生の感性と知識について行けないと、実はわからない世界だったのです。 ここしかない! これはものすごい快感でした。 鍼が楽しくてしかたない・・・蓮風先生のお気持ちがよくわかります。 もちろん怖さも知っています。 鍼の怖さを知らずして、鍼を楽しみことはできません。 そう、バイクと同じですね。 真夏でも革ジャンを着て、手袋をして・・・の決して肌を露出しない格好でバイクにまたがるのは、怖さを知っているからです。 怖さを知ることは、バイクの神さま、鍼の神さまに深い敬意を払うことになります。 怖さを知っている人を、それぞれの神さまは守って下さいます。 だから、楽しめるのです。 この患者さんは前回、手十井穴刺絡をしたので、今日はより深いところに潜んでいた病源が見えてきたとも言えます。 刺絡があるから、鍼がより生きる。 鍼があるから、刺絡がより生きる。 お灸も同じですね。 漢方薬も同じです。 まるで五行のやうに、刺絡・鍼・灸・漢方薬は相互に繋がっています(五行にするには、あとひとつ・・・「祈り」であり「気功」かな) そして、虹がひとつの光であるように、この五行が漢方治療というひとつの太陽になるのだということが分かりました。 刺絡にも鍼にも灸にも漢方薬にも祈りや気功にも、同じ光が宿っているのですね。 前世物語  静かな私の心の中に先生の言葉が心地よい風となって流れ込んできます。 「月明かりの湖面とは鏡のように心が静かな状態でしたよね。そんな時、心はレンズとなって魂を光として映しだすのですね。魂の光が内面から輝き溢れ出す一瞬なのです。そこには悪意も善意もありません。ただ神様の光が心と肉体を支配して、光の世界が肉体を持ったこの世界にも具現化できることを示されるのです。  神様はずっと長い間、私たち人間に光と水と土を与え続けてくださいました。ずっとずっと、人間という知恵の種が発芽するのを楽しみにしておいでなのです。でも、人間の知恵の種は固い固い殻で包まれていることもよく知っておられます。だから根気よく私たちの世話をしながら、毎日毎日、人間社会を覗いておられるのです。  今日はいくつ芽を出した・・・  今日はいくつ葉を茂らせた・・・  今日はいくつ花を咲かせた・・・と  そして神様は知っているのです。ある日のこと、無数の種が一斉に発芽して神様の庭一面を緑の葉で覆いつくし、色とりどりの見事な知恵の花を咲かせてくれることを」  私は瞑想中に浮かんでくるイメージをそのまま先生に伝えました。 「素晴らしいよ。そのままその神さまの庭にいてごらん」  先生は私をしっかりとサポートしてくれています。私は知恵の花々が咲く庭で瞑想を続けました。 「私は神様に尋ねました。 『あなたの光の世界が肉体を持ったこの世界に具現化して、何が得られるのですか?』  神様はおっしゃいました。  私は愛の何たるかを知っている。それは大きな愛だ。お前たちの魂の求めているところはこの大きな愛であろう。  お前たちはゆっくりと歩む。それはそれでいいのだ。肉体を持つものたちよ、お前たちは歩みが鈍のろいが故に、小さな小さな愛を味わうことが出来るのだ。だから嘆くのではない、そんな小さな愛の美も大きな愛の美と勝るとも劣らない尊いものなのだから。  神の足は光のように早い。だから神は肉体を持たなければ、お前たちの小さな愛を味わえないのだ。  そして死から免れえない運命さだめのものたちよ、お前たちは祝福されている。神の光がお前たちの肉体に入る時、生老病死が愛を永遠とわに創造するからだ。お前たちは愛の創造主なのだ。  魂の光に輝く肉体を持つものたちよ。新しき時代、お前たちは『愛を育むもの』と名乗るがいい。お前たちの花々はやがて神の庭を甘美な愛の果実で埋め尽くすのだから。神はいつもお前たちと共にある。神は愛の僕しもべであり、愛を育むものこそが愛のマスターなのだから。  土から生まれしものたちよ。神の庭より善悪を知る旅に出て、今再ふたたび神の庭に帰ってくるが良い。善悪を越え、愛を育むものとなって」  私には神様の言葉がはっきりとわかりました。私の心が最も澄み切っていた一瞬でした。そして気がつくと私は砂浜に引き上がられた舳先の反った船にもたれながら夕日を見つめていました。私は屈強な戦士です。ヘファイストス鍛冶屋の神の丸い盾に夕日が射し込んで真っ赤に燃えています。私の名前は・・・わかりません。しかし明日は戦いがあります。私は死ぬかもしれません。いえ、死を望んでいました。友のために、名誉のために、そして神々のために。  私は夕日に吸い込まれて、そして先生の前に帰ってきました。

2014年8月19日火曜日

おはようさん 2014.8.18.

夏休み明け、今年の後半戦の開始です! ♪年の初めのためしとて♪じゃないですが、 老化の腎虚を予防するために、今日からまた歩き始めました。 医院までの往復、お散歩通勤です。 時間にして片道1時間半。 しばらく歩いていなかったので、今日は最盛期よりも10分ほど遅れました。 火曜日はバイクde往診が、木曜日は蓮風先生の漢祥院へ車で行くので、歩けるのは週に1,2回ですが、それでも「塵も積もれば山となる」 がんばって体重オーバーを是正しないと、秋の謡いの発表会での正座でレッドカードくらっちゃいますからね。 やっぱり何かイベントとか目的があると、がんばるんばっ☆彡 になれますね。 最近、大阪と神戸のマラソンに出るとがんばってるお友だちができました。 毎日のFBでこれだけ走った!というのを見てると、うん、自分もがんばらなくちゃ!って思います。 これは善の循環。 世の中、こうやって善きこと、楽しきこと、うれしきこと、 それをまとめて「愛」とか「和」って言うんだけど、そういう愛であり和がどんどん循環していったら、この世は生まれ変われるのにね。 (以下、長文がを書いたけど・・・読み返してみて・・削除しましたので、今日はここまで) 前世物語  先生はワークが終わった後で、このように話しかけてきてくれました。 「先生の言っていることは何となくわかるわ。極く稀には善意に満たされた人生を初めから歩む人もいるでしょうが、ほとんどは悪意からスタートしたり、途中で悪意に落ち込んでも、頑張って最後には善意でゴールできた人がほとんどのはずですよね。悪意が悪魔の誘惑だとすれば、心を狂わせる煩悩の誘惑を振り切って善意に辿り着けた人たちなのですから、その人生は充実感に溢れた素晴らしいものだった、と感じることでしょうね。ただ、これでは悪意と善意という二元性の中を生きただけなのでしょう。  そうではなくって、先生が言っている悪意が現れない心とは、悪意と善意という二元性を統合した境地のことなのでしょう。それがどんな境地なのかはさっぱりわからないけど、そんな境地があることは直感的にわかるわ。そんな境地になれば、誰だってもう心が病んだりはしないわよね」 「その通りだよ、さすが美子さん。もう哲学の講義が出来そうだね。悪意を捨てなさい、とよく言うけれど、悪意は善意の対極にあるものであって、悪意を捨てるには善意も捨てなければならなくなるよね。これって今の世の中のことじゃないかな? 今の世の中が進化したということではないよ。むしろ逆だよね。悪意と善意は哲学的な知恵がなければ生じないものなんだ。だから人間の世界は二元性で、動植物の世界は一元性なんだね。すると最近の世の中は・・・一元性に逆行していると言うことになるのかな? そう、本能のままの世界にね。  でもね、神さまがこの本能のままの世界を今、私たちに見せてくれているのは、この一元性の世界を参考にして、悪意と善意の二元性を統合した新しいフィロソフィーを創り出しなさい、と言われているように私には感じられるんだ。それは悪意が現れない人生なんだね」 「善意に満ちた人生はとても素晴らしい人生だと思います。そんな善意に満ちた人生を送っている時、まるで晴天の湖面に広がる細波さざなみに揺れるように、心はキラキラと美しく輝いていますよね。そして悪意が現れない人生には、鏡のように静まり返った湖面に映る満月のような冴えた美しさがあるような気がします」  私は瞑想するようにイメージを浮かべていました。 「そうだね、すてきなイメージだね。善意がキラキラ光っている湖面は美しいけれど、ゲシュタルト的に湖を主体にしてみると、湖面は風で波立っているだけで、たまたま晴天で光が射し込んでいただけなんだよ。ここでは悪意を雷雨だとすれば、湖面を眺めている人にとっては美と恐怖の両極端になってしまうけど、湖にとっては晴天か雷雨かの差であって、波立っていることには変わりないのだね。つまり、湖にとっては善意も悪意も同じだということになってしまうんだ」 「すると悪意が現れない人生とは鏡のような湖面なのだから、湖からみれば晴天の光が揺れる美と鏡の月明かりの美とは違うものなのですね。その差とは実際にはどんな感じなのでしょうか?」  私は瞑想したまま尋ねました。 「悪意は誰でも得意だから説明は要らないよね。善意の時の心の揺れとは、例えば共同募金にお金を入れて赤い羽根を付けてもらった時の心の揺れかな。ホラ、ちょっと心がくすぐったかったりするだろう。バスや電車の中ではちょっと胸を張っていたりしてね。あれが心の細波なんだよ。良いことをしたのだから胸の辺りが輝いているよね、キラキラと・・・。善意って実際はそういうことが多いのではないかなぁ」

2014年8月17日日曜日

おはようさん 2014.8.17.

僕の夏休み 最終日 今日は京都観世会の月例会で、去年の秋の謡いの発表会で謡った「橋弁慶」があるぞ!と早起きして、準備して・・・出かける直前に「パンフレットを持って行かなきゃ」と見ると・・・ 来週の日曜日じゃないですか! ガビュ~ンです。 朝ご飯を食べている時に「お盆明けすぐに能楽師さんたち、やるのかな?」ってフッと思ったのが「天使のささやき」だったのでしょうね。 まだ出かける前でよかったです。これが電車の中でだったら・・・明日からのお仕事に立ち上がれません。 だったら、日も射してきたし、天気予報も曇りだから、今日も万博を歩いて、暑くなったら民博へのいつものコースにしましょう! と気を取り直して準備して、車を出そうとしたら・・・駐車場が故障していて車が出せましぇ~ん(>_<) さすがに落胆の色濃く、トボトボと家に帰って放心状態に。。。 それでも久しぶりの青空を眺めていると、これではいけません! そうだ、バイクでドライブしましょい! とガラ空きの阪神高速を神戸へドライブしました。 夏空と風がとっても心地よくって・・・やっぱ夏はバイクだぜ! ??? 燃料残量アラームがピカピカと・・・う~ん、せっかくええ気持ちやのに・・・ 芦屋の目的地に着くと・・・??? 閉まってるの。。。 今日は何という日なんでしょう! すぐにお店が開いたので、熱中症にならずに済みましたけど。 芦屋でちょっと期待してたことも起こらず・・・いえ、実はあともうちょっとのところで起こりかけていたのですが・・・スルーしてしまったことを後で知りました(>_<) 「今日は三隣亡やなぁ」 帰り道も事故に気をつけながら、無事に帰ってきました。 さて、そんな「三隣亡」な今日の教訓は・・・ アクシデントが立て続けに起こることって、結構ありますよね。 起こってしまったアクシデントは、もうどうしようもありません。 日にちを間違えていた自分を責めても、 機械の故障を管理人さんに怒鳴っても、 お店のオーナーさんを責めまくっても、 自分の運のなさ、不幸さを嘆いても、 起こってしまったことは消え去りません。 でも、それにどのように対処するかで、ダメージを最小限に抑えることが出来るし、すぐに立ち直ることも出来ます。 責めたり、怒鳴ったり、嘆いたりするよりも、「ええよ ええよ 大丈夫やから」って、頭真っ白な状況下で、全然大丈夫じゃないやんか!な時にこそ、「笑顔」と「ありがとう」が大切なのです。 失敗した自分はあたふたして泣きべそかいてます。 管理人さんは急いで業者に連絡したり、他の車の出入りを待ってもらったりと大変です。 オーナーさんは想定外の手間がかかってしまっただけで、大変な話し合いだったそうです。 期待したことだって、また次のお楽しみに神さまの利息が付いただけです。 どれにも「ありがとう」と「笑顔」を返せます。 三隣亡って、明治以前は「三輪宝」っていう吉日だったそうです。 禍を転じて福となす ですね。 天地自然の理 大宇宙の真理のひとつ・・・ この世に起こることに善し悪しはない。 感謝と笑顔で迎えれば、善しとなり、 怒ったり嘆いたり泣いたりで迎えれば、悪しきこととなるのです。 で・・・今日の善悪なバランスは取れたの? はい、ちゃんととれてますよ。ちょいと善に傾いてね。 今日は種まきの日だったのでしょう。 そして、どのアクシデントにも笑顔とありがとうを返せたから、きっと神さまも最幸な光のタネを下さったと思っています。 そんな 脳天気な? 天地自然の理 大宇宙の真理のひとつ・・・ 脳天気が和・輪・笑 そして愛を高める! 前世物語  先生の診療にはたくさんの心の病気の方が来られます。一般の保険診療ではどうしても薬に頼らざるを得ないケースが多いことを先生も気にしています。しかし最近では、心療内科に来られる心の病気を軽快させ、治癒させてしまう薬も現れてきました。ですから先生は薬物療法を否定したりはしていません。どんな治療法にも有効と無効があって然るべきことを知っているのです。いろいろな治療法の中から、その患者さんに最適な治療法を見つけ出してあげるしか能がないんだよ、と先生は言います。この言葉の底には、患者さんに裏切られ、罵倒され、踏みつけられても、また這い上がって慈しみの心を患者さんに向けている先生の苦悩が私には感じ取れます。心を開いて患者さんに向かうからこそ、先生の心の傷が深く大きくなるのです。  先生は私を愛してくれています。もちろん私も今は先生を愛しています。きっと誰よりも深く暖かく・・・。でも、先生は私にさえ慈悲の心で接してくれています。私に彼の心の奥底に溜まってしまった悪意の掃除をさせてくれません。彼の心は開いています。彼は心の中にも入れてくれます。でも・・・彼の心の中では、私はまだ汚れ仕事をさせてもらえないのです。彼の愛が邪魔していることは知っています。そんなに愛してくれていることを感謝しています。しかし今の私には彼を救えないのです。私は彼の観音様にはなり切れないのです。 「素晴らしい人生を送るためには、どうしたらいいのですか?」 「悪意を取り払うことです。そうすれば心が病気になりません」  このワークでこの対話を耳にした時、私の心の中にそんな熱い想いが湧き出してきたのです。 「心が病気なのは心に悪意が取り憑いているからだ、なんて言うと、オカルト医者だ! と言われるだろうね。ここで言っている悪意は憎しみや恨み、妬みだけではなく、悲しみ、絶望、恐怖等のネガティブな感情すべてを含んでいると思うのだけど、そんな悪意は確かに心の病気の原因だと言えるよね。そして、そんな悪意が現れない心で人生を送ることが出来れば、それは素晴らしい人生だと言えるだろう。  ポジティブな感情、喜びや至福感、慈悲や愛の心等で満たされた人生は素晴らしい人生だと言えるけれど、それだけではなくて、悪意が現れない心の領域まで達することができた人生もまた素晴らしい人生だと言えるんだよ」

おはようさん 2014.8.16.

僕の夏休み 第5日目 大阪は朝から雨が降り出しそうな曇り空でした。 今朝で梅干しの土用干しも三日目 今夜はそのまま干しておいて夜風に当てます。 例年だったら熱風なんだけど、今年は湿気が多すぎますよね。 お日さまが顔を出さないので、梅干しさんたちもまだまだ水気たっぷりです。 う~ん・・・まぁ 何とかなるでしょう(;^^)ヘ.. 今日も万博公園の国立民族博物館へ。 昨日のリベンジです。 館内の暗い照明下で、如何にしたら撮れるかしら? いろいろ考えて、写真の師匠さまや詳しい方にお伺いして・・・ それでも今日のお出かけ直前まで、どのカメラにするのか? 迷いました。 まるで遠足のおやつを買いに行って、どれにしようかな?って迷ってる子供のようでした。 趣味があると、こういう楽しみもGETできますよ。 これが趣味でなく仕事だったら、カメラの選定を間違うって一大事ですからね。 心身症の中高年の患者さんたち(特に男性)は、これといった趣味を持っていないか、今はやっていない人が多いです。 そんな人たちに、写真の話やバイクの話や園芸の話や能の話や・・・いろいろ振ってきてあげるのですが、返ってくる答えは「でも・・・・」「まだ・・・」「今は・・・・」 結末はどれも「ムリです」か「考えときます」 ともかく一歩を踏み出せば、道はおのずと開けて、生きがいに繋がっていくのにね。 国立民族博物館のお宝物の中でも、私が惹かれるのはやっぱり「神&祈り」です。 民博には世界中の神と祈りが集められています。 それをすべて撮り歩いたわけではありません。 自然と目が釘付けになるお宝ものがあるのです。 例えば、神道系とかインド系とかチベット系とか・・・これは今生からもうなずけます。 アフリカの神々&祈りにも、今回、ゾクゾクと鳥肌が立ちました。 きっとアフリカ系のDNAも色濃く入っているのでしょう。 その反面、ヨーロッパ系 キリスト教の神と祈りには、あまり血が騒ぎませんでした。 なんだか嫌悪感を血が感じているようで・・・きっと昔々、さんざん痛い目にあったのでしょう。 そう、キリスト教だけでなく仏教とかイスラム教とか・・・大きな宗教組織そのものが嫌いなんです。 血が騒ぐのは、土着の祈りと神々に。 そんなドキドキするようなお宝ものを撮っていると、フッとそこで生きていたビジョンが浮かんでくることもありました。 そして、次の生活コーナーに展示してある衣食住の道具の・・・使い方が何となくわかったりもして。 昨日今日と続けて民博に腰を据えて向き合ったからでしょうか? ものすごい量の過去の知恵と思い出が解凍されたように感じています。 あとは・・・リセット&再起動するだけかな? 民博の中で「光の前世療法」グループワークをしたら・・・ものすごいことになるやろうね。 過去生云々じゃぁなくって、世界中の「今」の人たちを愛して、許して、ありのままを認めて、素直に信じてあげられると思う。 そして、宗教や政治や経済支配を越えて、世界中の誰とも笑顔なお友だちになれる・・・民博のすべてのお宝ものたちの集合意識がそう言っているように思いました。 さまざまな武器や支配道具も展示してあります。 槍やこん棒は原始的かしら? 最新鋭な武器や軍艦や飛行機 核爆弾に生物兵器・・・人が人を殺す・・・昔と同じやんかって。 私は数年前、ワンコを飼って、自分の中に潜んでいた残虐性と怒りを知って、恐れおののきました。 これが人間の残虐性だ! 暗黒面だ!って。 すべての人間の中には、もちろん私の中にも、どんな獣よりも怖ろしい残虐性と暗黒面があるのです。 だから、人間はダメなんだ・・・と宗教は言い続けてきました。 それを乗り越えて、解脱しろだとか、天国に行けないぞとか・・・それはムリなんです。 自分の中にとっても怖ろしい一面が潜んでいて、怒りや恐怖に駆られると、一気にその怖ろしい残虐性が暴れ出してしまうってことを知っていればいいのです。 無知の知を越えるのです。 人間はこの世のすべての生きものの中で最も怖ろしく残虐です。 でも、人間は知恵を授かっています。 自分の中には怖ろしい残虐性があるという知恵。 それは恐怖や怒りがスイッチを入れるという知恵。 その恐怖や怒りは人間が自分で創ってしまう妄想だという知恵。 そして、人間はその恐怖や怒りを認めて、許して、手放せる勇気があると信じることができる知恵も授かっているのです。 民博のお宝ものたちを見ながら、確かに、そんな知恵が人間にはあるぞ!ということがわかりました。 なんだか強い勇気と信念を授かった夏休みとなりました。 前世物語 先生は女神に聞きました。 「人間は何のために生きているのですか?」 「それぞれの目的が違います。けれども目的のないものはいません。目的は明確じゃなくても構いません。その過程で変化するのです」 「私はこれから先、どうなるのですか?」  女神が答えました。 「それは言うべきことではありません。それを探しながら、探すために生きるのです。見つけなさい。見つかるから」 「素晴らしい人生を送るためには、どうしたらいいのですか?」 「悪意を取り払うことです。そうすれば心が病気になりません」  先生は女神にお願いしました。 「私の今回の人生の目的をクリアーできた、未来の私の姿をちょっと見せてください」 「四十五歳で、ユニフォームを来た子供たちと野球をしています。俺が投げて子供が打っています。俺は笑ってるけど子供は歯をくいしばって真剣です」  先生は未来の彼に聞ました。 「何をしてるの?」 「子供たちと甲子園へ行くのです。この子たちの中からプロになる子がきっと出ます。だけど厳しい練習は絶対しません。楽しく遊ぶ。遊んで勝つ。自分に出来なかった夢を話したら、子供たちがそれに興味を持ってついてきてくれました」 「あなたは今、幸せですか?」 「幸せです。充実しています」 「未来のあなたに何かアドバイスを貰ってください」 「選択枝は多いけど、全てが正解です。でも選べるのは一つだけです。本当に幸か不幸かは自分が感じ取るものだから、どれが正解かはありません。どれを選んでもいいのです。選ぶのは自分です。あまり迷っていても何にも変化は起こりません。どれかを選ばなければ変化は起こらないのです。立ち止まるな!」 「あなたも今の私を応援してくれますか?」 「応援してなきゃ今、ピッチャーしてないよ」  先生は女神に聞きました。 「今回の人生はここまで順調ですか?」  女神が答えました。 「あなたは恵まれてる方です」 「あなたも私を応援してくれますか?」 「私はすべての人をサポートしています。だから私が応援してくれるかどうか、という不安は必要ないのです」  先生は女神の下の白いフワフワした人たちにも尋ねました。 「みなさんも私を応援してくれますか」  白いフワフワした人たちが、おしくら饅頭みたいに動き出して答えました。 「がんばれよ。逆に俺がそうなった時には応援してくれよな。がんばれ!」

2014年8月16日土曜日

おはようさん 2014.8.15.

僕の夏休み 第4日目 そして、終戦記念日です。 朝から梅干しの土用干し二日目をして、お日さまが顔を出してくれたので思わず\(^O^)/ 午後から雨の予報だったので・・・だったら車で万博に行って、午後まで歩け&歩けして、午後は国立民族博物館で涼しく雨宿りしましょい! どや ええアイデアやろう!とモチベーションが一気に上昇! 午前10時の開門ちょうどに万博に到着しました。 空は晴れ&曇り! そして、もう枯れたと思っていたヒマワリ畑にたくさんのヒマワリが待っていてくれました!\(^O^)/ もううれしくて&うれしくて(*⌒▽⌒*) 12時には雨雲予報通りに「不思議や晴れたる空かき曇り。俄かに降り来る雨の音」で、思う存分にヒマワリ写真を撮った後、雨に濡れずに国立民族博物館へ。 民博のレストランのメニューは「ベトナム料理」でした。さすが民博やわ。 フォーランチをいただいて、元気が戻ったところで、いざ、民博へ。 日本庭園に行くのに、いつも民博の前は通るのですが、実際に民博に入るのは初めてで。 万博の年間パスポートがあるので、民博リピーター料金の320円を払って展示室に入ると・・・ 目の前に、あのモアイ像が・・・民博ですから「生」モアイですよ、複製じゃぁありません。それも、お触り自由! そして最幸のプレゼントが「展示物の写真撮影OK!」(ただし三脚やフラッシュはダメです・・当たり前やな) 今日はお散歩用のカメラチョイスだったので、あまり撮れませんでしたが、それでもうれしくて&うれしくて(*⌒▽⌒*) 民博と言えば、「芸術は爆発だ!」の岡本太郎さんのDNAが非常に強く働いています。 岡本太郎イズムが「カメラOK」を維持してくれているんだなって思いました。 展示物 というよりも世界中の衣食住に関わるお宝物にはドキドキ&ワクワクの連続でした。 どのお宝物にも「生と死」「神」のエネルギーが色濃く漂っていました。 人間の創造力の豊かさ&素晴らしさ 人間のどう猛さと弱さ 世界中、どんな環境の中で生活していても、どんな時代に生きていても、人間はみんな、同じやなぁ 100年前 1000年前 3000年前 人間は進歩したんやろうか? この民博ができた1970年万国博覧会のテーマは「人類の進歩と調和」でした。 岡本太郎さんはこの国立民族博物館を万博にぶつけることで、「人類の進歩と調和」をあざ笑ったんじゃないのかな? どや 3000年経っても、どこに進歩と調和なんてあるんや ってネ。 そして今、これだけ科学技術が進歩して、文明を謳歌している(つもりになってる)我々に、 「あんたら この民博の中で息づいている未開人 野蛮人 古代人たちとどこが違うんや?」って、檄を飛ばしてくれているのではないかな。 この「同じやわ」ってことに気づけたら、戦争も貧困も差別も・・・本当にサヨナラすることができるんじゃないかな。 そして、その時にやっと・・・ファーストコンタクトが訪れるんじゃないのかな。 民博にはたくさんの仮面が展示してあります。 どれも宇宙人の姿に見えます。 もしかしたら宇宙人が「今」の私たちに見せようとして、古代の・未開の人たちに、その異形な姿を見せつけたのかもしれませんね・・・さぁ、気づきなさい!って。 岡本太郎さんはその先駆者だったのかもしれない。 もしかしたら岡本太郎さんにも宇宙人の氣が・血が入っていたのかもしれませんね。 国立民族博物館とは、そんな果てしない時空旅行ができるユニットなのです。 前世物語 先生はコンガの魂に聞きました。 「死んだ時、何か決心したことはありますか?」 「前の島に帰りたい。もっと上がったら他の島が見渡せます」 「もっと高く上がって行きましょう。あなたの生まれた島が見えますか?」  彼の魂が答えました。 「あそこでも誰かが死んで上がって来ています。別の島でも上がっています。死ぬと上がるのです」  先生は彼を高みへと導きました。そして彼の人生を振り返りました。彼の魂が呟きました。 「海の道です。じっとしてません、たぶん・・・島から島へ行きました。流れています・・・」  先生はもっと高みへと導きました。そしてコンガの人生と、今、生きている人生を見比べてもらいました。 「今のは真っすぐな線です。昔のはちょっと曲がっていました。だけど昔のは細くありません。今の方が細いです」  先生は更に高みへと導きます。彼の魂が答えました。 「空に黒い穴が何個も開いています。その中に入らなくてはいけません。どれに入るかは自分で決めます」  先生は言いました。 「自分で決めて入ってみてください」 「入った瞬間に宇宙の星々のような光の点々が見えます。上には明るい渦巻きの雲が見えます。そこを突き抜けると雲の上に出ます。雲の上には燃えている太陽が見えます」 「その太陽に向かって昇ります。そして太陽の中に入ります。太陽の中はどうなっていますか?」 「たくさんの白い玉がフワフワしています。自分と一緒に上がって来た人たちです」 「その中心はどうなっていますか?」 「噴水がある池のような所に女神さまのような人がいます。ぽっちゃりしていて笑っています」  先生は女神さまに尋ねました。 「今回の私の人生の目的は何ですか?」 「本当の優しさでみんなを守りなさい。本当の優しさは難しい。だけどみんなを守りなさい」 「自分自身がわからないのは、どういう意味があるのでしょうか?」 「しゃべらないからわからないのです。いろんな人と話をしなさい」  そう言って女神が笑いながら肩を叩きました。 「自分に意見がなくて人の意見に流されるのですが、どうしたらいいのですか?」 「最後に残すのは一つだけにしなさい。そうすれば答えは見つかります」

2014年8月15日金曜日

おはようさん 2014.8.14.

僕の夏休み 第3日目 やっぱり今日も小雨&曇り空・・・週間予報は月曜まで雨&曇りやん(>_<) いつものように起きて もう秋風も感じられるからね、仕方なしに曇天の下、梅干しの土用干しを敢行しました。 そよそよと甘酸っぱい梅干しの香りが漂ってきて・・・そうそう、この感じやねん と自画自賛して。 午後は松柏美術館へ。 ウッドワン美術館とのコラボ展示をやっていて、心惹かれる絵画にたくさん出会えました。 奥村土牛「仔犬」 小野竹喬「夕空」 もちろんお目当ての松園さんも・・・ 「虫の音」 「人形つかい」 松篁さんはやっぱりすごい・・・ 「月明」 「雁金」 「兎」 今回は松園さんの下書きがたくさん出展されていました。 下書きって、見ているとゾクゾクしてきますね。 作家の生原稿のそうですが、画家・作家の息づかい・煩悩と迷い・閃きと挫折 さまざまなエネルギーが染み込んでいます。 松柏美術館は、上村三代の日本画が好きな人しか訪れない かなりコアな つまりオタクな美術館です。 その分、ゆったりと&静かに作品とお話できます。 大好きな絵をひとりじめ! 最幸の贅沢を味わわせてくれる美術館です。 私の秘密の善き隠れ家・・・です。 そのまま藤本漢祥院へ研修&鍼治療へ。 お盆ですから、さすがに今日はゆっくりとしていました。 蓮風先生の鍼はおなじみの筋縮(GV8)へ そして、アモンへのプチ刺絡を。 だいぶ 熱が取れてきたそうです。 また1週間 寿命が延びました。 鍼後の休憩を終えて外に出ると・・・もう黄昏時になっていました。 季節が秋へと駆けていくようで、松柏美術館で見てきた「晩秋」 野焼きの煙が秋の侘びしさをとってもよく表現していました を思い出しながら、帰って来ました。 夜、録画してあった映画「サウンド オブ ミュージック」を観ました。 ナチスドイツに飲み込まれようとしている古き良きオーストリア・・・ 映画に描かれているナチス派の人たちと祖国愛の人たちに、今の日本がピッタリと重なって見えてきました。 ナチスを信奉する人たち・どうしようもないと流されるままの人たち・抵抗する人たち 特に、最近、私のまわりでも増えてきて、正直、驚くばかりの「ナチスを信奉する人たち」のような人たちのことが、とても気がかりで、心配でなりません。 情報洗脳の恐ろしさ、教育の怖さを・・・あの頃と同じだなっと哀しくなりました。 そんな中でも、歌うことが勇気と愛を与えてくれることをあの映画は教えてくれていると思います。 映画の中のことが、現実社会でも起こり始めているという恐怖と哀しみを・・・明後日の京都五大送り火で空高く捨て去りたいと思っています。 前世物語 美子レポート     愛を育むもの  昔々、南の島に、コンガという男の人がいました。日焼けした肌が逞たくましく、いつもたくさんの魚を捕ってきました。  ある日、彼は激しい嵐に襲われました。一緒に漁へ出た船は海に飲み込まれてしまいました。コンガだけが知らない島へ流れ着きました。ヤシの木の向こうから踊りの音楽が聞こえてきました。彼はフラフラと歩きながら考えました。 「仲良くなれるかなぁ」  小さな村の広場が見えました。焚き火を囲んで、お面をつけた人々が踊っています。祭壇の前で赤ん坊に乳をふくませている女もいます。コンガは子供たちに見つかってしまいました。手を引かれて踊りの輪の中へ連れ出されました。腰ミノが大きく揺れています。彼は安心しました。  踊りが激しいスコールを呼びました。村人たちは一斉に小屋へ逃げ込みました。ブタもニワトリも入って来ました。みんな、とてもお喋しゃべりです。 「お前、どこから来た?」 「流れ着いたんだ」  みんな、優しくしてくれました。 「船を貸してくれるかどうか、わからないなぁ。しばらくここにいることにしよう」  スコールが彼の涙も濡らしました。  時が過ぎました。コンガは六十五歳になっていました。もう村の長老です。小屋で車座になっては若者たちに魚の知恵や漁の心得を教えていました。彼はいつも言いました。 「あまり沖には行くなよ。無理するなよ。必ず帰ってこいよ。漁は気をつけろよ」  船のいない白い砂浜で、コンガは夕日が沈むのを見つめていました。 「私の島へとあの夕日は帰っていく。私は帰りたいけど帰れない。長老としてこの島を守っていかなくてはならないから。みんなから信頼されているから・・・」  彼は子供の頃を思い出しました。ヤシの木のブランコに、お母さんが弟に乳をやりながら座っていました。コンガが後ろから押してやりました。お母さんが嬉しそうに笑いました。お父さんが森から獲物を持って帰ってきました。それは大きな鳥でした。お父さんは強くて狩の名人でした。  お父さんはレイキといいます。  お母さんはハルといいます。  弟はジークといいます。  みんなとても仲良しでした。  コンガは十八歳で結婚しました。妻はシュールといいます。同じ村の幼なじみでした。村のみんなが祝ってくれました。彼は決心しました。 「これからは一人前の男だ。怖いものなしだ。恐れちゃダメだ。守るために戦うのだ」  やがて二人にかわいい男の子が生まれました。ルーといいます。彼はもっとたくさんの魚を捕ってくるようになりました。  七十八歳になって、コンガは死の床にいました。老衰です。島のみんなが来てくれています。小屋に入りきれず広場でじっと座っています。 「島のみんな、ありがとう」  コンガの魂は感謝しながら、頭から抜けました。

2014年8月13日水曜日

おはようさん 2014.8.13.

僕の夏休み 第二日目 今日こそ 歩くぞ! そして木陰で読書バカンスや! とカメラと本をリュックに入れて、バイクで万博公園へ。 途中、自然酵母のパン屋さんに寄り道して、お昼をGETするはずが・・・お盆でお休み・・・さもありなん。。。 気を取り直して、途中でガソリンを入れて、万博公園へ。 さすがに開園の10時ちょっと前だから、バイク駐車場もガラガラやわ。 メットと上着をバイクにしまって、さぁ 出発!しかけたら、向こうから来たおじさんが「今日は水曜日やから休園やでぇ。夜のイルミナイトはやってるらしいけど・・・」と教えてくれました。 うううっ(>_<) もう一度、気を取り直して・・・だったら花博公園があるさ!と帰り道に フッと思いました。 二度もダメ出しをくらったのには何か理由がある。。。 ここで花博公園のお散歩カメラを強行すれば、明智光秀になるんじゃないの? そのまま自宅へ戻って、午後からベランダ菜園の夏仕事を片づけました。 もちろん 何も起こりませんでした。 じゃぁ あの予感というのか、二度のダメ出しは意味なしだったのかと言うと・・・ここからスピリチュアルな考え方を・・・ あの時、ダメ出しを無視して花博公園に向かっていれば、きっと何か大変なことが起こっていたでしょう。(実際にプライベートなことですが、気になる事案があります) あの時、行かずに予感に従ったから、その大変なことは起こらずに(先延ばしに)なったのでしょう。 そんなもんかいな? はい、そんなもんです。これも宇宙の理のひとつ。 えらい脳天気やなぁ? はい、脳天気でございます。 さて、ベランダ菜園では、いっぱい実をつけてくれたミニトマトさんたちを片づけました。 例年、一気に真っ赤に熟してしまって、とても食べきれなくなってしまうのですが、今年はちょうど一日分が次々と熟してくれて、長い間、いただくことができました。 先日、大収穫祭をしたブドウさんたちにお礼肥をあげて、まだがんばってくれている胡瓜と苦瓜さんたちに追肥をあげて・・・ ベランダ菜園のみんなに水やりしながら、思いました。 ベランダ菜園は4月にトマト・胡瓜・苦瓜などの苗を植えつけてからは、毎晩、帰宅後に水やりをしています。 疲れていても、遅くなっても、毎晩&毎晩 水やりします。 辛くないの? って聞かれることもあるけど・・・結構 辛いかも。 でも、心身共に疲れて帰って来てからの水やりは、物言わぬ生きものたちとの対話の時間でもあります。 仕事のことも、今日のいろいろなことも忘れて、ただ呆然と水やりしている自分が居ます。 ある意味、無の境地でもあるのです。 4月から9月まで ちょうど陽気が勝る時期です。 水やりは夜 陰が盛り返してくる頃に、静かに呆然と作務していると、昼間、昇った陽気を祓うことができます。 理にかなっているからでしょう。私はこの夏夜の水やりが実は苦になっていません。 (苦になっていたら、とっととやめていたでしょう) 千日回向するお坊さんも、実は修行は苦になっていないんじゃないかな。 凡人が傍から見てると、とても厳しく辛そうやけど・・・ 水やりの最中、フッと妖精さんの気配や植物さんたちの声を感じることがあります。 行き詰まっていたことに「そうや!」とアイデアが降ってくることもあります。 こころを無にすると、さまざまな善きこと&楽しきこと&面白きことが起こることを知ってしまうと、もう修行も難行苦行も苦になりません。 千日回向で山々を歩き回わりながら、仏さまや観音さまたちと話したり、教えを授かったりしているんじゃないかな。 だから、全然、苦にならない。 千日で終わり・・・いやだ! もっと歩いていたい!って思うんじゃないかな。 今年の胡瓜さんもブドウさんも、おすそわけした方々に、とっても喜んでいただけました。 実のところ、あまり喜んでいただけない or スルーされてしまう人たちばかりに長い間、囲まれていたので、今年はとっても喜んでニコニコ顔なのです、私もベランダの植物さんたちも。 こころ素直な人たち、こころ美しい人たち、楽しく&面白く人生を生きている人たちとの出会いが急に増えてきました。 みなさん、それなりに苦労をされてきているのが感じとれますが、ともかく「今」の笑顔がとってもステキな人たちばかりです。 そこには「人生は修行だ! 学びだ!」も、輪廻転生もカルマも・・・ありません。 和・輪・笑の光で繋がっている実感があるだけです。 それで十分! それだけでよいのです。 あげても、もらっても、ありがとう&うれしいなぁ しても、されても、ありがとう&たすかるわぁ ほら、胡瓜さんも苦瓜さんもブドウさんも薔薇さんも、み~んな、ありがとう でつながっているでしょう。 水をあげて、ありがとう。 実をつけてくれて、ありがとう。 これが天地自然の理、宇宙の真理です。 古い世界の人たちは、ありがとうなしに奪い取ることだけを、もっと収穫することだけに走っていました。 そんな古い世界がどんどん縮退逆行していく時の中で、こうやって光の人たちが出会い、繋がっていくことに、とても大切な使命を感じています。 光の人はひとりひとり異なった能力を持っています。 だから光の人たちは集まれば集まるほど、大きな力を発揮できるようになります。 宗教のように教祖は要りません。 光の人たちの誰もが、大いなる光さんと繋がっているからです。 大いなる光の知恵を自分なりの造形で受け取っていますが、それは目の色、肌の色くらいの違いでしかなく、元の大いなる光の知恵は揺らぎようがないので、誰もが互いに認め合い、許し合って、信じ合えています。 教祖はいないけど、ひとりひとりの働き所はわきまえています。 そして、みんなの力で、光の世界は日々、輝きを増していくのです。 今日はベランダでゆっくりと水やりしながら、そんなことを思いました。 前世物語  この症例は私のセレクションです。この一見、特記すべきことがないように思われるワークの中で、私がとても心を揺さぶられたシーンがあったからです。それはエリックが死んだ後、自分の亡骸を見てこう言ったシーンです。 「あぁ、一生懸命生きた人だなぁ」  私は彼女にとてもピュアーな嫉妬を感じました。それは学生時代に先輩が好記録で優勝した時に感じたような祝福の中に潜むジェラシーです。次は私の番。私にだって手が届くわ、でも・・・という青いエネルギーに満ちたパッションなのでしょう。  貴族とまではいきませんが、このエリックに似た人生を送ることはとても多いのではないかと思います。私の人生も似ているように思いますから。だからこの症例を見る度に、なんだか私まで励まされているように感じるのかもしれません。 「確かに美子さんの言うとおりだよ。死んだ時、自分の亡骸を見て、『一生懸命生きてきたね。ごくろうさまでした。そして、ありがとう』と言いながら自分の亡骸をしっかりと抱きしめてみたいものだね。 それは生への執着なんかではなく、生への深い感謝の気持ちだからね。死んですぐに、今、生きてきた人生に向かって感謝すること、その人生を乗り切ってきてくれた亡骸に手を合わせることが出来たら、その人生はとても輝いた人生となって魂の中にいつまでも残ることだろうね。そう、まるで錦織の金糸のようにね」  先生のワークの中では、過去生の人生を終えて肉体を離れた時に、必ず亡骸を見ていただきます。それまで死ぬのが恐かった方、死ぬのが不安でいっぱいだった方にとって、この過程はとても大切です。前にも述べたように、不安症の根源とは『死への不安』だからです。この過程を体験することで、死への不安が和らぐことが多いのです。そしてほとんどの方々は静かに冷ややかに亡骸を見おろします。魂に帰るとこんなにも冷静なのかしら・・・と考えてしまうほどです。このエリックの様な感想は稀なのです。一生懸命生きてきたからこそ、生きている最中に魂もしっかりと目覚めていたのかもしれません。魂が目覚めたまま肉体の死を通り過ぎたので、魂は素直に肉体を慈しむことが出来たのでしょう。  エリックの場合は辛い試練によって彼女の魂が目覚めたから、一生懸命生きることが出来たのかもしれません。そして一生懸命生きていたから、魂も更に目覚めていったのかもしれません。しかし、夫と息子の死という試練を気づきに変えていったのは彼女自身だったのです。ここに彼女の人生の大きな分岐点があったのです。彼女にはとても辛い試練が二度もやって来たのです。彼女はそれを見事に乗り越えました。 「あぁ、一生懸命生きた人だなぁ」  この一言に私は、エリックの魂の大きな自信を伺い知ることが出来ました。そんな魂だからこそ、『今は辛いと思うけど、その先にはいいことがいっぱいあるから頑張って乗り越えて行ってね』と言えるのです。そして、今の辛さを乗り越える力は誰にでもあるのです。そうです、『大丈夫ですよ』なのです。

おはようさん 2014.8.12.

僕の夏休み 第一日目 昨夜からの雨空に「いつになったら梅干しの土用干しができるんやろう」と溜息つきつつ、おはようさん! 午前中は、我が家のベランダ菜園のブドウさんたちの大収穫祭! 今年は天晴れが少なくて、ブドウさんたちの甘みが足りませんが、お盆を過ぎると天敵のカナブンたちが襲いかかってきますので、タイムリミット! ブドウ狩りしながら「ウン それでもええ味してるやん ブドウらしい甘酸っぱさがCOOLよ」と自画自賛して。 午後は収穫したてのブドウさんたちをおすそわけしに、芦屋のたわし屋さんへ愛車「まほちゃん」に跨がりGOGOGO。 高速道路は渋滞してたので、2号線をのんびり&トロトロとツーリングしました。 地道のノロノロツーリングもええもんですね。 「へぇ~~こんなところにこんなもんがあるんやぁ」 なビックリがいっぱいありました。 たわし屋さんでは、店長さんの邪気を見つけて・・・ちょっと掌を触れただけで、その邪気が霧散してしまいました。 「こんなにも氣が動く人って、なかなかいないよね」 蓮風先生は癌や難病の患者さんの氣が動くかどうか? を大切にされています。 氣の動かない患者さんは・・・危ない・・・すでに鍼の効き目も期待できません。 氣が動く間は大丈夫。 鍼をすると、滞っていた氣が流れ始めます。 鍼灸を始めて経絡を診るようになって気づいたことがあります。 元気で仕事もこなせている人たちの中にも、氣が動かない人がかなりいます。 こころを病んでいる人がほとんどなのですが、氣が滞る原因をなかなか手放せない人が多いのが難儀です。 氣が滞っている人たちは、イライラしています。 うつ状態で落ち込んでいても、内面はイライラだらけです。 イライラしている人たちには、のんびり&トロトロなツーリングや散歩は難しいです。 「ゆったりしてますよ」と言い返す人たちもいますが、歩き方からして「イライラ」してます。 そして、最近、そんな「イライラ」な人たちが急増していることを憂いています。 何が原因やろう? ・・・・今は夏休み。 もう考えるのはやめにしました。 だって、夏休みやもん! 前世物語  未来の彼女が答えました。 「本を書いたのです。子どもたちが優しくなれるように、いっぱい本を書いたんだよ」 「幸せですか?」 「とっても幸せです」  「今の私に何かアドバイスをください」 「今は辛いと思うけど、その先にはいいことがいっぱいあるから頑張って乗り越えて行ってね」。 「その力が私にありますか?」 「大丈夫ですよ」 「未来のあなたとしっかり握手してください。どんな感じですか?」 「その人から光をもらいました」 「あなたは子どもはいるの?」 「ひとりできたよ。とってもかわいいよ」 「私は子育てに自信がないんだけど、大丈夫でしょうか?」 「とっても良い子だから大丈夫だよ」 「これからも私を応援してくれますか?」 「いつもそばにいるから頑張ってね」 「お祝に来てくれた人たちにも聞いて下さい。みなさんも私を応援してくれるますか?」 「みんな応援してくれます」 「あなたもみなさんに頑張る、って約束しましょうか」 「頑張るよ」  先生は未来から白いおじさんのところへ戻しました。 「最後にもう一言、何かメッセージをください」 「もっと楽しんでおいで。苦しいこともあるけど、もっともっと楽しんでいいんだよ」 「私のところに生まれてくる予定の魂はいますか? いたら会わせてください」 「ちいちゃいのが出て来ました」  先生は小さな魂に尋ねました。 「未来のお母さんに何かメッセージをください」 「・・・お母さんが産んでくれるのを待っているからね」 「なぜ私をお母さんに選んだの?」 「私がお母さんのそばにいたいからだよ。お母さんを支えてあげるからね」 「そのちっちゃい魂をしっかり抱きしめてください。どんな感じですか?」 「すごく柔らかくて、あったかいです」 「その子に何と言ってあげましょう?」 「もうちょっと我慢してね。もう少し落ち着いたら産んであげるから待っててね」  先生は小さな魂を光の中へ帰しました。そして白いおじさんに尋ねました。 「あなたも私を応援してくれますか?」 「いつでも応援してるよ、大丈夫だよ」

2014年8月12日火曜日

おはようさん 2014.8.11.

明日から医院も夏休みです。 だから&やっぱり 今日は一日中、怒濤の外来でした。 これまでに刺絡をした患者さんたちが「また血が昇ってきてるから刺絡して~~!」と再診してくれるようになりました。 刺絡するまでは、血が昇ってる感覚を自覚していなかったのですが、一度、刺絡して、あの爽快感を味わうと・・・やみつきになります・・・正常&健康な状態を知ってしまうと、それまで放置しておけたトンデモ異常が気持ち悪くなってしまうのですね。 女性の場合、血が昇るとか、血が滞る(=悪血)のは、生理痛や生理不順、不妊症。更年期障害や便秘、頭痛に肩こり、腰痛に直結します。 男女ともに、高血圧・脳卒中・心筋梗塞 そして癌の誘因にもなります。 知らぬが仏・・・正常&健康な状態を知らないと、早くして仏になってしまいますよ(;^^)ヘ.. かくいう私も、週一で蓮風先生にアモン(GV15)周辺へのプチ刺絡をしていただかないと、生きた心地がしません・・・頭に昇りかかっている爇血を祓っていただいて、やっと次の1週間、寿命をいただいている心地です。脳外科医だから脳卒中だけでは死にたくないから・・・。 最近、血が昇ってきたなぁとか、血が滞ってきたなぁって自覚できることは、未病を治すことになります。 未病を治す医者は上医です。 上医は善き患者さんたちが育んでいってくれるものなのですね。 これも大自然の摂理 宇宙の理のひとつ。 自分がどれだけ一生懸命に勉強&努力しても、それだけでは上医にはなれないのです。 大自然が育み、宇宙が受け入れてくれるから、上医への階段を昇っていけるのです。 愛と感謝がなければ、大自然も宇宙も見えてきません。 東洋医学の真髄は、やっぱり愛と感謝なんだよって思った外来でした。 前世物語 「なぜ私は今回、夫とペアを組んだのですか?」 「前の人生で夫に早く死なれているから、今回はゆっくり過ごせるように・・・」 「今回、私は夫から何を学ぶのですか?」  白い人が答えました。 「自由。自由なことをしてもいいのです」 「夫は私から何を学ぶ予定ですか?」 「家庭の暖かさです」 「私はなぜ今回この両親を選んだのですか?」 「自立心を持たせるためです」 「どうやって選んだのですか?」 「信仰を持っていたからです」 「私は今の親から愛情を受けないことがあるって知っていましたか?」 「困難があることは知っていたよ」 「それを知っていて選んだのですか?」 「そうです」 「私の今回の人生はここまで順調ですか?」 「大体順調だそうです」  先生は白い人にお願いしました。 「私の今回の人生の目的をクリアできた、未来の私の姿をちょっと見せてください」 「花束を抱えています。白っぽい服を着て、まわりに子どもたちや大人の人がたくさんいます。すごく優しそうできれいな顔をしています。私は表賞されています。・・・何かに貢献しているのか、何かのお祝です」  先生は未来の彼女に聞きました。 「今日は何の日ですか?」

2014年8月11日月曜日

おはようさん 2014.8.10.

夏台風にたたられた土日でしたが、みなさんのところは大丈夫でしたか? 我が家のベランダ菜園も何とか無事でしたが、西日本の農家のみなさんは大変だったと思います。 ただでさえお盆前の出荷でてんてこまいしてはるやろうに、台風の雨風で・・・夏風邪も流行ってきていますので、くれぐれもご自愛くださいね。 今年のセミは夜中まで騒がしく鳴いているなって思っていましたが、セミたちは台風が連発して来ることを察知していたのかもしれません。 現に台風一過の今夜は、セミの鳴き声もなく、とても静かな夜ですから。 蓮風先生も「立秋になった途端に、風の香りが変わった」と仰ってましたが、確かに冷房を切って窓を開けていると、秋風の香りを感じることができます。 もうちょっとすると、蝉時雨が虫の音に代わってきますね。 こういう季節の移ろい、自然の香りを感じ取る感性は、世界中で日本人が断トツなようです。 日本人の聴覚器官は、虫の音を心地よく感じ取れるように進化しているそうです。 外人が虫の音を聞いても、雑音&騒音にしか聞こえないのは仕方ないことなのですね。 あぁ 日本人でよかったぁ。 日本人の細やかで豊かな感性は、大陸伝来のさまざまな文化文物をより美しく&優しく&味わい深く進化させてきました。 料理も織物も絵画も陶芸も・・・そして鍼灸も。 そんな日本の強みを最近は自ら放棄している企業が目につきます。 SONYしかり、SHARPしかり、TOYOTAしかり・・・ 数年前、SONYの製品を久しぶりに購入して愕然としました。 商品の梱包が酷い・・・そこに美も喜びも優しさもありませんでした。 APPLEの商品の梱包の美しさ・開封の喜び・優しさは世界断トツです。 天国と地獄やなって思っていたら、案の定、SONYは没落の一途です。 世界は機能重視、コンパクト重視から、美しさ・喜び・優しさ重視に進化しています。 本来は日本が再び日の目を見るはずの・・・でも、今の日本はあらゆる分野で、真逆に進んでいるように感じます。 鍼灸の分野でも、効率&採算が幅をきかせてきて、治療の中に宿る 美・喜・優 がどんどん忘れ去られてきたように危惧しています。 感性を高めるのは大変です。 でも大変だからと言って、エビデンスに頼ってばかりいては、生身の人間は治せません。 感性が冴え渡った鍼灸には、美も喜も優もあります。 生体の気血津液が美しく循環して、衛気が穏やかに輝いて、腎脾肝肺心が喜んでいれば、どんな病気も癒やされるでしょう。 私の手は蓮風先生の手のコピーです。 一年前に蓮風先生の労宮と触れあうことで、一気に感性が触発され目覚めてしまいました。 こういうことってあるんですね。 だったら、AKBの握手会ならぬ若手の鍼灸師さんたちとの握手会もあり? かしらね。 採算&効率一辺倒の鍼灸界に渇!を入れるためには・・・ これからの鍼灸界を善き方へ引っぱっていく使命をまたひとつ背負ってしまったと・・・覚悟を決めた私です。 乞うご期待! 前世物語 「今回の私の天職は何ですか?」  白い人が答えました。 「・・・・何でもいい」 「ヒントを教えてください」 「人と接することです」 「今回の人生で私は天職を決めてないのですか?」 「・・・まだ経験してない、やり残したことがあるから、もう少し経験しなさい」 「なぜ私は自信が持てないのですか?」 「人まかせにしているからです」 「どうしたら自信が持てますか?」 「好きなことを見つけて、本当にやりたいことを探して、それだけに絞りなさい」  先生は白い人に聞きました。 「私がこれから大事にしなくてはいけないものは何ですか?」 「優しさと触れあい。思いやる心。家族」 「なぜ私は愛情を失うことを恐がっているのですか?」 「・・・親の愛情を受けないことがあったからです」 「どうしたらそれを克服できますか?」 「自分を大切にしなさい」 「私はなぜ何度も生まれ変わっているのですか?」 「本当にしたいことをしていないからです」 「私が本当にしたいことって何ですか?」  白い人が答えました。 「もうお前は知っているだろう」 「ヒントだけでも教えてください」 「いろんな道があります。ひとつの道に決められないなら、平行しながら行ってもいいのです」 「私は今まで何回生まれ変わりましたか?」 「六回です」 「そのうち、今の夫とは何回一緒に生きましたか?」 「三回です」

2014年8月9日土曜日

おはようさん 2014.8.9.

台風が吹き荒れています。 そんな中での明日は天満満天堂Liveです。 やるんですか? というお問合せをいただきましたが、予定通り やります! です。 数日前までは大阪直撃コースでしたが、昨日には直撃コースから外れてくれました。 こういう時は「大丈夫!」なのです。 なぜか? って言うと、光さんが やりなさい! って後押ししてくれている証だからです。 そして、来るべき人はちゃんと来られます。 まだ光さんとコンタクトすべきでない人は、何かが邪魔をして来られません。 これは光の前世療法の個人ワークを4000例あまり行ってきた上で得られた実証です。 さぁ 明日はどんな「選ばれし光の人」が集うことでしょうか・・・とても楽しみです。 「光の前世療法 お盆のグループワーク」のご案内 亡くなってしまった大切な人とお話をするお盆恒例のグループワークです。 ごめんなさいを言いたい ありがとうを伝えたい 今、どうしてるのか? 元気にしているのか? を確かめたい そんな皆さんのためのグループワークです。 8月の天満満天堂Liveは、お盆の恒例「亡くなったあの人との再会ワーク」です。 亡くなったあの人と光さんの見守る中で再会して、たっぷりお話していただきます。 「亡くなったあの人」がいない方は、歴史上の有名人物を呼び出してみても面白いでしょう。 例)卑弥呼に邪馬台国について直に尋ねてみる 例)ノストラダムスに未来を占ってもらう 日時:8月10日(日曜) 午後1時~4時 天満満天堂:大阪府大阪市中央区天満満京町1-23 サンシステム天満橋ビル10階 満天堂への行き方:京阪・地下鉄天満橋駅 2番出口より京阪14番階段出口を目指す 土佐堀筋を西(みずほ銀行に沿って)に100メートルほど行くと 1階に「ほんまや」という居酒屋のあるビルの10階 (9階までエレベーターであと1階は階段です) 09038614701(ごろっぴあ芝田) 会費:3000縁(当日払いのみ) 参加の予約は不要です。 明日の誘導台本も出来上がりましたよ。 2年前の「お盆のワーク」の台本があまりに素晴らしかったので、それを元に手を入れて仕上げました。 2014年8月10日 天満満天堂Live「お盆のワーク」 「あの人との関係がわかる過去生へ」 * 子供の頃の一番幸せな場面 * その人生で最も幸せな場面 * その人生で最も大切な場面 * あの人との出会いの場面 * あの人との関係がわかる場面 * あの人との別れの場面 * 死の場面 * 人生を振り返るワーク(節目なし) * その人生と今生を見比べるワーク 光との対話 * 今のあなたに一番必要な光のメッセージ * あの人との関係は何ですか? 今回、私はあの人から何を学んでいるのですか?  * あの人とこれまで何回一緒に生きてきましたか? * あの人は今、どうしていますか? 元気にしていますか? * あの人は今でも苦しんでいませんか? 泣いていませんか? * あの人はどうしたら喜んでくれますか? * あの人は今、私のことをどう思っていますか?    * あの人は今でも私たちを見守ってくれていますか? 私のそばにいてくれますか? * あの人に会わせてください。  <姿・顔が見えたら、抱きしめて、そのまま心の中でお話しましょう> * <ダメだ、まだだ、と言われたら>  せっかく会いにきたのだから、会わせてください。顔だけでも見せてください。 <姿・顔が見えたら、駆け寄って、手を伸ばして抱きしめましょう。そしてそのまま心の中でお話しましょう> * <それでも出てこなかったら、光さんの後ろへ駆け込んで、あなたの愛とありがとうの思いを込めて、あの人の名前を呼びます。私の前に出てきてください、と呼びかけます> * <それでも出てこなかったら、天を見上げて、天に向かってお願いします> あの人に会わせてください。顔だけでも見せてください。声だけでも聞かせてください。こころだけでも繋げてください。<3回繰り返し>   あの人に向かって尋ねましょう。 * あなたは今、どうしていますか? 元気にしていますか? そちらで何をしているのですか? * あなたは今でも苦しんでいませんか? 泣いていませんか? * あなたは何か思い残していることがありますか?    今でも悔やんでいることはありますか? * あなたはどうしたら喜んでくれますか?    私に何かできることはありますか? * あなたは今、私のことをどう思っていますか?   今でも愛してくれていますか? * あなたは今でも私を見守ってくれていますか?   私のそばにいてくれますか? * あなたが私のそばにいる時のサインを教えてください。 * こちらにいる家族や友人のひとりひとりに、あなたからのメッセージをください。 * そちらはどんなところですか? * そちらで誰か懐かしい人に出会いましたか? * そちらで誰か親しい人はできましたか? * そちらでは今、何が話題になっていますか? * そちらのことを、もっといろいろ教えてください。   光さんに向き直って尋ねましょう。 * 今回の私の人生の目的は何ですか? * 今回のあの人の人生の目的は何だったのですか? * 私は何回、生まれ変わっていますか? * あの人は何回、生まれ変わっていますか? * 私の今回の人生はここまでこれで順調ですか? * あの人の今生は順調だったのですか? 予定通りだったのですか? * あの人が亡くなった意味は何ですか? どうしてあの人が先に亡くならなければならなかったのですか? * あの人の死を私はどう受け止めればいいのですか? どのように乗り越えていけばいいのですか? * あの人の死は誰が決めたのですか? どのように決めたのですか? * 残された私のこれからの使命は何ですか? これからの天職は何ですか? * あの人とまた一緒に生きられますか? また愛し合えますか? * 光さんが、あなたとあの人のことを話してくれます。 あなたの知らないこと、あなたが気づいていないこと、あの人の想い・・・いろいろなことを教えてくれます。 * 光さんがあの世のことを教えてくれます。この世とあの世のことをいろいろ話してくれます。この世とあの世の繋がりをいろいろ教えてくれます。 * 光さん、私のこれからの使命を果たすことができた未来の私の姿を見せてください。 * 光さん、あの人とまた出会えた未来の私の姿を見せてください。 * 光さん、この世とあの世の絆が深まった光の世界を見せてください。 * 光さん、私がいるこの世の未来を見せて下さい。 * 光さんがあなたを祝福してくれます。 * 光さんがあの人を祝福してくれます。 * 光さんがあなたとあの人を両脇にしっかりと抱きながら、スッーと後ろへと戻っていきます。どんどん戻っていって・・・気がつくと、光さんとあなたとあの人は、あの世に立っています。 次第にその世界の景色があなたにもはっきりと見えてきます。 どんな景色ですか?  まわりを見渡して、空を見上げて、地面を触ってみましょう。音を聞いて、風を感じましょう。 光さんとあなたとあの人は手をつないで、あの世を歩き始めます。 誰かと出会ったら、話しかけてみましょう。 歩きながら光さんがいろいろ教えてくれます。あの人もいろいろ話してくれます。 光さんのもとへ、いろいろなあの世の人たちが集まってきます。光さんがひとりひとりを紹介してくれます。 集まってきた人たちがあなたを祝福して、あなたにメッセージをくれます。あなたに何かを託す人もいるでしょう。ひとりひとりの声に耳を傾けましょう。 あなたの今生に深く関わった人たちも集まって来ました。 光さんがひとりひとりを紹介してくれます。 集まってきた人たちがあなたを祝福して、あなたにメッセージやアドバイスをくれます。あなたに何かを託す人もいるでしょう。あなたの今生に深く関わった人たちの声に耳を傾けましょう。 光さんがあの世の人たちに向かって話を始めました。 あなたとあの人はすぐそばで、光さんの話を聞いています。光さんの話のひとつひとつがあなたの記憶に刻み込まれていきます。 光さんの話のひとつひとつがあなたの感性を広く深く美しく広げていってくれます。 光さんのあの世での話が続きます。 光さんとあなたとあの人のまわりに、あの世の人たちの大きな輪が出来ます。あの世の人たちの大きな輪がゆっくりと回り始めます。風も回り始めます。光も回り始めます。 大きな光の輪があなたたちを包み込んでくれます。 大きな光の輪の中で、あなたへのメッセージが聞こえてきます、見えてきます。 その大きな光の輪のエネルギーに包み込まれ、そのエネルギーとひとつになります。 あなたも光の輪の中でくるくると回ります。 くるくると回りながら、あなたのこころの目を開きます。そこに何かが見えてきます。あなたの感性を開きます。そこに何かが触れます。気づきます。その気づきとひとつになります。くるくる、くるくる、ひとつになります。 * 気がつくと、あなたはあの人と光さんと一緒に、あなたの安全な場所に立っています。 * あの人が祝福してくれます。メッセージをくれます。 * 光さんが祝福してくれます。メッセージをくれます。 * あの人と光さんの前で、あなたは宣言します。約束します。何を宣言しましたか? 何を約束しましたか? * 天上からあの世の人たちの祝福の声が降ってきます。 あなたは天上を見上げます。 何色の祝福が降ってきていますか?  どんな香りの祝福が降ってきていますか? 掌に受けとめてみると、頬で感じてみると、どんな感じがしますか? 掌で受けとめた祝福に息をフッと吹きかけてみましょう。何が見えましたか? 何を感じましたか? 何が起こりましたか? あの人を見ましょう。あの人はどんな姿になっていますか?どんな表情で、あなたに何と言っていますか? そして、光さんが今日、ここに集ったあなたに、光の珠をくれます。その珠を受け取って。どんな珠を授かりましたか? その珠をジッと見つめると、どんな文字が浮かび上がってきていますか? その珠をあなたの両手の掌で包み込んだまま、今、この時へと戻って来ます。 前世物語 エリックの魂が肉体を離れました。自分の亡き骸を見て彼女は言いました。 「あぁ、一生懸命生きた人だなぁ」  先生は彼女の魂に尋ねました。 「身体を離れた時に、何か決心したことはありますか?」 「今度は自分のために生きます」 「あなたのまわりに何か存在を感じますか?」 「丸いものが『おいでよ』って言っています」  先生は高みへと導きました。そしてエリックの人生を振り返ってもらいました。 「エリックさんは両家のお嬢さんです。少女時代は幸せでみんなに愛されていました。幸せな結婚もしたけれど、夫と息子が死んでから自分の生き方を見つめ直して、最後は孤児達と暮らして良い人生を送りました」  先生は更に高みへと導きました。そしてエリックさんの人生と、今、生きている人生を見比べてもらいました。 「二人の少女時代は一緒です。主人も良い人に恵まれました。だけど今の人生は何かがずれています」 「何がずれていますか?」 「したいように生きてません。肝心なことをしていないのです。恐がっています。愛情を失うことを恐がっているのです」  先生はもっと高みへと導きます。そこには雲の上にひとつの大きな光が見えました。先生は光の中へと導きました。 「中に入るとどんな感じですか?」 「あったかい感じです」 「その中に何かありますか?」 「階段が見えます」 「それを登ると何かありますか?」 「すごく優しい表情の白い服の人が一人おられます。そのまわりにも何人かおられます」  先生は白い服の人に尋ねました。 「今回の私の人生の目的は何ですか?」 「・・・人を救え」 「それはどういうことですか?」 「・・・魂、心を救いなさい」 「どうやったら出来ますか?」 「・・・体験したことを人に話しなさい。優しくしなさい。心に残るものを残しなさい」

おはようさん 2014.8.8.

昨日の藤本漢祥院での研修で・・・ 食物アレルギーの幼児がお母さんに抱っこされてやって来ました。 診察室へ入る際、その子の顔を見て・・・ものすごい邪気に充たされていることにびっくりしました。 まるでスターウォーズのシスです。 蓮風先生の鍼治療を続けて、かなり食物アレルギーが緩解しているそうで・・・ この日も蓮風先生は古代鍼で後溪(SI3)へ翳す鍼をされました。 その時、見えました! その子の身体のまわりにある衛気が古代鍼を翳された後谿でパチン!と弾けて、ものすごい邪気が飛び散ったのを。。。 それは酷い悪血が滞っている穴に刺絡をすると、ビュッとどす黒い血が噴き出してくるのとそっくりでした。 なるほど・・・ 古代鍼で翳して瀉するというのは、刺絡で邪血を祓うのと同じく、邪気を衛気の表層を破って祓っていたのです。 衛気は体を包む込むように全身に拡がっていますが、後谿や百会などの経穴は、全身の邪気が流れ流れて集まり、滞り濃縮しやすい穴なのでしょう。 それを掌や感性で感じとれれば、あとはお餅を焼いた時のプッーとした膨らみのような穴を古代鍼でチョンと衝いてやるだけなのですね。 要は、衛気が見えるかどうか?  な~んや そうか! ガッテン&ガッテン&ガッテンだぁ(*^^)v なるほど・・・ええ勉強になりました。 さて、この子の邪気が後谿から爆発&噴出した際、「なるほど!」に気を取られていて、この邪気をまともに被ってしまいました。 蓮風先生の鍼を間近で見学していると、しばしば邪気を被ることがあるので、最近はちゃんとマイ古代鍼&金銀打鍼を持って来ています。 急いで銀の古代鍼で、被った邪気を祓い除けながら・・・もうひとつ わかりました! 気も単に滞っているだけなら、湿痰のように、ドロドロと滞っているだけです。 気の流れが悪いとか、この経絡は気が流れていないとか・・・のレベルです。 これは詰まっているだけで、陰と言うか、ネガティブな悪さをするだけです。 例えば、うつ状態だとか、倦怠感だとか、異様な眠気だとか・・・ ところが、この気の滞りが濃縮されていくと・・・湿爇のように熱を帯びるようになります。 すると気がマグマのように暴れ出して、アクティブな悪さを始めます。 錯乱だとか、自傷&他傷だとか、アトピーや喘息や関節炎だとか、脳卒中や心筋梗塞だとか・・・癌もそうですね。 あれ? どれも刺絡が得意とする病気ばかりやん! 刺絡は血を祓います。 それだけで、かなりの効果があります。が、刺絡を続けていると、時として、効かなくなってくるという話が刺絡の成書に書いてありました。 それはきっと、血だけを祓っていたからですね。 もちろん、悪血を祓えば、気も流れるようになります。 ただ、マグマのようなアクティブな邪気は、悪血の解消だけでは動かない可能性もあります。 下手をすれば、経絡の悪血は解消させたまま、もっと深く・・・五臓六腑の悪血を密かに(経穴や体表に現せないようにして)憎悪させてしまうかもしれません。それくらいマグマのような邪気:赤邪気とでも呼びましょうか は怖ろしくアクティブに襲いかかってきます。 それはまるで邪悪な意思があるかのように・・・悪霊や病魔、祟りといった目に見えない存在たちは、この赤邪気が正体ではないでしょうか。 ちなみに、ドロドロと滞っているだけの邪気:青邪気と呼びましょうか は、そんな意思などは感じとれません。そこに静かに滞っているだけです。 では・・・青邪気を赤邪気にしてしまうものは何でしょうか? いろいろあるでしょうが、断トツ第一位はストレスでしょう。 人間は胎児の時からストレスを感じとれます。 生まれたての赤ちゃんの顔に酷いアトピー様湿疹がある・・・なんてことはよくあります。 幼児になれば、かなりのストレスを感じたり、創造したりも出来ます。 だから、赤ちゃんや幼児、子供たちの古代鍼は後谿が多いのでしょう。 なんだか様々な疑問が一気に解け始めた、とても勉強になった研修日でした。 感謝&感謝(*⌒▽⌒*) 前世物語 美子レポート      一生懸命生きた人  大昔のギリシャの都に、エリックと言う娘がいました。左腕に貴族の印の金の輪を着けていました。  今日は海辺で嬉しそうに誰かを待っています。舳先へさきの反った軍船が着きました。背の高い立派な戦士が笑いながら降りてきました。ピーターと言います。丸い盾と大きな剣が彼の勇気の証です。彼は「今の夫」です。  二人は大理石の円柱が立ち並ぶ廊下を肩を寄り添って歩きました。奥からエリックの父がにこやかに出迎えました。父は金髪のあごひげを嬉しそうに撫でながら、結婚の許しを二人に与えました。  祝宴が始まりました。みんなが祝福してくれました。二人は祝い酒に囲まれたままバルコニーへ退却しました。エリックはとても幸せでした。酒宴が続きます。ピーターがバッカスの神の生贄となりました。エリックはメイドたちに守られながら白い奇麗な部屋へ戻りました。歓喜の歌声が聞こえてきます。 月の光も小窓で踊りだしました。 「これでいいのかなぁ。とても嬉しいけれど、何だかちょっと違うような気もするなぁ・・・」   彼女は少し悩んでいたのです。  エリックはピーターと結婚しました。そして男の子が生まれました。彼女は幸せでした。  彼女が四十代だったある日、盗賊が突然、家に押し込んで来ました。ちょうど居合わせたピーターが勇ましく戦い、家族と家を守りました。しかし、その時のケガがもとで夫は死んでしまいました。夫は死ぬ間際に言いました。 「また会おうね」  エリックは手を握りながら答えました。 「また会えるからね」  そして彼女は決心しました。 「もう誰も好きにはなりません」  やがて大きな戦争が起こりました。息子も少年兵として戦争に行きました。彼女は一人、家に残されました。  息子は戦死してしまいました。彼女は泣き崩れました。 「ずっと帰りを待っていたのに。私はこれから何をしたらいいの・・・」  黒い服を着たエリックは夫と家族の墓に毎日お花を供えました。 「もうこれで終わったんだね」  彼女の気持ちに光が射し込んできました。 「今まで普通に結婚して生きて来たけれども、私の人生はこれからなんだよ。これから好きなように生きて行くんだ!」  やがて彼女は心の声を聞きました。 「これからは自分で生きて行かなくてはなりません。自分のためにも人のためにも、何か役に立つことをしたいのです。今日まで家に仕えてきました。今日からは自分のために幸せになりたいのです」  それからエリックは孤児たちと小さな岩の家で暮らし始めました。彼女はとても幸せでした。やがて孤児院はみんなに認められ、寄付も集まるようになりました。若い女の人たちも大勢手伝ってくれました。孤児院は大きくなっていきました。  九十歳の頃、エリックはお腹の病気になりました。若い頃の自分にうりふたつに娘さんが献身的に看病してくれました。 「あぁ、良かった。一生懸命に生きたから悔いはないよ。これで良かった」  彼女は安らかに死を迎えました。

2014年8月8日金曜日

おはようさん 2014.8.7.

広島と長崎の原爆の日を迎えました。 強力な熱線と放射能による被爆・・・もし今、「想定外」の事故で某国から核弾頭ミサイルが発射されて・・・その現場で何ができるか?を空想してみました。 ピカこと強力な熱線は、強力な放射線を含んでいます。 熱線だけなら皮膚→脂肪→筋肉→血管→骨と順々に焼いていくだけですが、強力な放射線を含んでいると、その熱エネルギー:熱邪は皮膚~筋肉をスルーして、いきなり血管 つまり「血」を犯すでしょう。 「血」は全身を巡ります。 強力な熱邪は、まるで爆発炎上するかのように身体の中から燃え上がってくるでしょう。 もちろん熱線で皮膚は焼けただれています。皮膚呼吸もできません。 皮膚=肺の宣散作用も犯され、身体はまるで蒸し焼き状態になるでしょう。 これにどう対応するか? 点滴しても、熱邪に犯された「血」はドロドロのままグミのように固まり、水分と混ざり合い、薄まることはないでしょう。 点滴した水分は血管から押し出され、浮腫や水ぶくれとなるでしょう。 もちろん抗血小板機能抑制剤は効きません。 「血」を犯している熱邪を祓うしかありませんが・・・難しいです。 それは抗ガン剤を投与されている癌患者さんの病態によく似ています。 体力が極度に衰えた酷い虚証だけれど、一か八かで丹田や命門を灸で補法しながら、手足の十井穴刺絡で「血」を犯している熱邪を祓うしか思いつきません。 十人やれば、ひとりくらい救かるかもしれません。 そして、熱線の治療を切り抜けたとしても、放射能汚染が追い打ちをかけてきます。 放射能は身体に吸収されて、五臓六腑を犯します。 放射能は、細胞DNAを破壊します。 細胞分裂=次世代への生命と機能の受け渡しの障害です。 各臓器は機能不全に陥ったり、癌化したりします。 腎脾肝肺心 すべてが関与していますが、「腎」がキーマンのように思えます。 放射能という強敵にボコボコにされて、かろうじてリングに立っているボクサーのような「腎」です。 そんな「腎」に何をしてあげられるでしょうか? 西洋医学では対症療法しかないでしょう。 点滴したり、癌を切り取ったり・・・ 「腎」・・・腎陽が異常亢進すれば、癌化します。  腎陰が亢進すれば、全身の難治性浮腫となるでしょう。 腎陽が低下すれば、羸痩となって衰弱死へ。 腎陰が低下すれば、手足のミイラ化から衰弱死へ。 「腎」を安定させるには、心のケアも大切だし、当然、肝・肺・脾からも目が離せません。 毎日、朝晩、目まぐるしく変化する証を診ながら、鍼灸を駆使していかなければならないでしょう。 それでも、西洋医学よりはずっと延命できるだけ・・・です。 放射能との戦いは死ぬまで永遠に続くのですから。 そんなことをシュミレーションしながら・・・ アフリカで大流行しているエボラ出血熱だったら? と似ていると感じました。 まだ原爆被爆よりもエボラ出血熱の方が、永遠に続く放射能汚染がない分だけ、ましだと思います。 エボラ出血熱は、熱邪が「血」を犯しているように思えます。 熱発も強いようですので、大椎に刺絡をして熱を祓い、「一か八かの丹田や命門を灸で補法しながら、手足の十井穴刺絡で「血」を犯している熱邪を祓う」療法をチョイスするでしょう。 もちろん点滴も併用します。 混合感染を予防するために、緩めの抗生物質の点滴も必要です。 ただ、出血爇だから止血剤&解熱鎮痛剤! なんてナンセンスはダメですよ。 余計に悪くしちゃいますからね。 まぁ しがない町医者の夢想ですから、こんな程度の療法しか思いつきませんが、現場はWHOのド偉いお医者様たちが最新鋭医療システムで立ち向かっているのですから、もっと素晴らしい治療を行っていることと思います。 エボラ出血熱なんて日本に来るわけないじゃん! ですが、「想定外」なことがしばしば起こる国ですから、油断大敵かも・・・しれませんよ。 桑原&桑原(;^^)ヘ.. 前世物語  私と先生とは神様しか作ることの出来ない頑丈な細い糸で結ばれている、と思います。先生は以前、こんなことを言いました。 「自分の人生を自分の足で歩み始めた途端、美子さんに再会したんだ。変に意識しちゃって話さえ十分にしたことがないのに、なぜこんなにあの子に夢中なんだろうって、ずいぶん悩んだこともあるんだよ。青春まっただ中だったから『これが愛なんだ』なんて思っていたけど、どこかに不思議な感覚を感じ取っていたんだね。今のこの時代の若者だったら、『ソウルメイトなんだ』ということになるのかな。ただね、あの当時も美子さんを中心に据えて考え、決断していったら、意外と何でもうまくいくことに気づいていたんだよ。不思議だな・・・とは思っていたけどね、さすがに、これが宇宙の法則だとか、神さまに見守られているんだ、なんてことは考えなかったけどね。でも今、振り返ってみると、あの頃の人生の選択枝はどれも、美子カードを引けば当りだったんだよ。まぁね、神さまが強引に美子カードを引くようには仕向けていたけどね。だってずっと同じクラスになる確立は千分の一なのだよ。勉強でもちょうどライバル的な関係にされるし、性格は適当にぶつかるくらいの距離を三年間キープだろう・・・磨けば輝く原石のような思い出をいくつか残して卒業して・・・それぞれ大学に入ってからは全くの音信不通、それから再会するまでのたくさんの出来事だって、今の美子さんに繋がっていることばかりだからね。もしかしたら結局、ここまでずっと私は美子カードを引き続けてきたのかもしれないな。美子さんと私は赤い糸どころじゃないよ、神さま印のトラクタービーム牽引光線で固く繋がれているのかもしれないな・・・」  先生の昔話によると、私のために医者になろうと死に物狂いで(三当五落って死語?)勉強したことが後々の人生での頑張りの素になっていること、そして人を愛するということを学んだこと、(失恋して)心が閉じるということを体験したこと、(私に幸せを全部プレゼントしたので)不幸なことを不幸だと思わなかったこと、そんな自分でも愛してくれる人が現れてとても感謝したこと・・・先生の意識下には常に私がいたようです。確かに先生ならずとも、これは神様の仕業かな? と勘ぐりたくなります。今、こうやって先生と再再会して、さて、これからふたりの人生はどのように展開していくのでしょうか? ヒロインの美子自身が神様からのシナリオが届くのをワクワク楽しみにしています。これも「人生を楽しむこと」なのでしょう。神様、私はどんな役柄だって頑張ってこなしますから、良いシナリオを書いてくださいね・・・いえ、違いますよね・・・私のパーフォーマンスが神様のペンを走らせるのですよね。神様は私をじっと見つめてくれています。神様のシナリオを私がどう演出して、私がどう演じるのか、を見ながら神様は次のシナリオを書いてくれます。私の人生劇は私が決めているのです。私が監督兼ヒロインなのです。神様のせいにしてはいけなかったのです。私の人生は私のものなのです。自分の人生を自分の足で歩んでいるからこそ、大いなる存在、宇宙の法則、神様のまなざしを感じ取ることが出来るのです。そんなことを思いながら、私は神様にお願いしました。 「神様、やっぱりハッピーエンドにしてくださいね♡」

2014年8月7日木曜日

おはようさん 2014.8.6.

今日の外来で・・・ 数ヶ月前に白内障の手術をしたおじいさんがブツブツ文句を・・・ 手術したら良く見えるようになるって言われたのに、全然、良くなってない 云々・・・ 「そんなん 手術した眼科の先生に言わんとアカンがな。ここで文句言っててもしゃぁないやろ」 「そんなん よう言わんわっ」 そもそもこの患者さん、当院へは糖尿病と高血圧で通院しています。 糖尿病性網膜症があることが、当の眼科ドクターから知らされています。 「糖尿病 最近 悪くなってたやろう。そやから目ん玉のレンズを入れ替えたって、目の神経が糖尿でダメになってるから、見えやせえへんのやで」 「そんなん、眼科の医者 最初に言ってへんかったし・・・。手術したら良く見えるようになるって言ったんやからな・・・」 実はこのケース 10年前くらいからよく起こるようになりました。 白内障の手術がまだ大病院や大学病院でしか受けられなかった頃は、手術まで1年 2年待ちなんて話がよくありました。 コネで横入りする人が多いので、予約の最後尾の患者さんは何年経っても最後尾のまま なんてジョークもありましたっけ。 白内障の手術は儲かります。 だから、民間病院も個人の眼科クリニックも競って白内障手術をするようになって・・・患者さんの取り合いが激化していきました。 そして、糖尿病性網膜症や黄斑変性症を合併している白内障まで、奪い合うように手術をするようになったのです。 眼科の先生だから、白内障の手術をして、見えるようになるのかダメなのか? は手術前から分かっているはずです。 昔は「私は糖尿病が進んでいるから、白内障の手術をしても見えるようにはならない、と言われました」と肩を落とした患者さんもいましたが、最近は・・・ひとりもいません。 それどころか、「え~~~~! あんたに白内障の手術をするって!」と叫んでしまうことがしばしばあります。 そんな患者さんに限って、手術後、「見えない」とブツブツ文句を言います・・・なぜか私の外来で。 今日はこの患者さんが午前診最後、もう午後1時を過ぎてしまっていて・・・つい口が滑ってしまって本当のことをしゃべってしまいました。 「眼科の先生もノルマがあるのよ。月に何人 白内障の手術をしなさい!ってね。民間病院だけじゃないよ、大学病院だってあるんだから。だからね、眼科の先生は最初から分かっていたと思うよ。あなたの目は良くならないってことを」 「わたしゃぁ ノルマのひとつやったんかぁ・・・」 そんなやりとりをしながら、目のまわりの経穴を調べました。 糖尿病性網膜症は悪血だから、目の経穴に圧痛や邪気があれば、そこに鍼や刺絡や灸をすれば、もしかして・・・と思ったのです。 でも・・・残念ながら、このおじいさんの目の経穴には反応はありませんでした。 「今、押さえてみたところのどこかに反応があれば、何とかなったかもしれへんけどなぁ・・・アカンわ」 「もうええわ、あきらめたわ。新聞を読めんだけやから・・・まだ見えてるからええわ」 白内障 心臓ペースメーカー 透析 外科的手技で「儲かりまっさ」の御三家です。 ほら みなさんのまわりにもいっぱい広告があるでしょう! それくらい日本では多いのです。 ちなみに内科的に「儲かりまっさ」は 抗ガン剤 免疫抑制剤(リウマチ&皮膚病)  痴呆薬に抗生物質&鎮痛剤 ・・・かな? そして、「全然、儲かりましぇ~ん」の筆頭が 外来で東洋医学的に診察&治療すること・・・つまり 私の外来でございます(;^^)ヘ.. 3分診療しても30分診ても、心療報酬は同じやもんね。 ブツブツ ブツブツ・・・ ということで、今日のおじいさんは私にブツブツ言い、私は今夜、みなさんにブツブツ言ってしまったわけです。ごめんなさい! ? みなさんは誰にブツブツ言えばええのか?って・・・ しゃぁないなぁ もう一度、私にブツブツを投げ返してもええですよ。 この世は陰陽の循環で。陰は転じて陽となる やから大丈夫やわ。 前世物語  これは私の体験談でもあります。私も先生に『今』の大切さを教わってから、このプロセスをどうにか自分の足で歩んで来れました。ですから、この患者さんのお手紙の内容が本当によくわかります。思い出の地からの絵はがきを見せていただいたような感じがしました。  このワークで見た過去生の女性は、自分を責めて自分から心を閉ざしてしまった結果、約束されていた幸せな家庭を失ったのでした。光はこう言いました。 『自分を責め過ぎています。仕方のないことは仕方のないことなのです。自分が思ってるほどまわりは責めていないし、共に悲しんだりすればいいだけのことであって、自分ひとりが苦しむ必要はありません』  しかしこの世の中を生きていく上で、『仕方がないこと』で済ませれないことだってたくさんあります。「仕方がないよ」と手放せれば、生きていくのがとても楽になることがわかっていても、どうしても手放せないのが人間の業なのです。私も夫が突然の事故で亡くなった時に、みなさんからたくさんの励ましの言葉をいただきました。 「自分を責めちゃいけないよ」 「あなたが彼の分まで幸せになりなさいね」 「一緒に神様にお祈りしましょう」  みなさんの愛は感じられましたが、どの言葉も固く閉ざされた私の心の中には届きませんでした。あのどん底で「仕方ないよ」と手放すことなど出来るわけがありません。もしかしたら私だって、この女性のような一生を送っていたかもしれないのです。  そうです、同じなのです。雷鳴を轟かせながら突然襲ってきた暗黒の世界が恐ろしくて悲しくて、固く閉じてしまった心の窓はそう易々とは開くことが出来ませんでした。閉ざされた窓の内側で、私は確かに膝を抱えて脅えていました。泣くことさえ恐くて出来ませんでした。雷鳴が聞こえなくなっても、たた真っ暗な中で奮えているだけでした。立ち上がることさえ出来なかったのです。黒雲が去り、お日さまが輝く光の世界が戻ってきていても、例え小鳥の平和な囀さえずりが聞こえてきたとしても、心を閉ざした私の耳には雷鳴がずっと鳴り響き続けていたのです。  ただ幸運にも私には先生がいただけなのです。先生と再会して、私もようやく自分を許すことが出来たのです。私の『今』を取り戻すことが出来たのです。先生は私の心の扉を開いてくれました。今の私には「あれは仕方がなかったのよ」と言える心の余裕があります。自分に向き合い、あの暗黒の中で膝を抱えてうずくまっていた私の存在を認めて、抱きしめてあげることが出来るのです。彼女はまだ私の心の中で膝を抱えてはいますが、もう脅えてはいません。私は彼女を愛しています。時々、彼女のもとに降りていって彼女を抱きしめてあげます。彼女はまだ窓の外に出ようとはしませんが、でも窓の外は青空の広がる光の世界だ、ということを知っています。

2014年8月6日水曜日

おはようさん 2014.8.5.

今日も刺絡DAYが続きました。 酷い胸部帯状疱疹のおばあちゃん。 お薬で急性期は何とか乗り越えて・・・でも、痛い&かゆいを強く訴えてました。 今日こそ刺絡へ・・・ということで、帯状疱疹の酷いところ&痛いところに刺絡&吸角を施術しました。 昨日、腰痛で委中(BL40)に刺絡をした患者さんが今朝、にこやかにやって来て「先生 腰痛 すっかり治りました! もう大丈夫です!」と言ってくれました。 ほらね 効くんだから・・・(*^^)v 昨日、ひどい陽気の上気からの頭痛と肩こりと怠さにア門(GV15)&肩井(GB21)への刺絡をした患者さんも今日は「楽になりました! 肩も頭もすっきりです!」と言ってくれました。 触診してみると、肩井を中心にガチガチだった肩こりも、うなじの熱邪もきれいに取れていました。 百会もきれいに通っていて、「今日は鍼はなしだね」ということで臍灸だけして帰りました。 やはり陽気の上気だけど、下半身の酷い冷え、突発性腹痛の患者さんを腹診すると、両天枢(ST25)を中心に、両側の大巨(ST27)~滑肉門(ST24)に酷い邪気を認めました。脈も舌も実証。 来た来た! これぞ 四天刺絡(?)やん! 臍の周囲のお血点を刺絡&吸角していくと、どす黒い血が出るわ出るわ・・・施術終えると、「足が温かくなってきて、何だかお腹がとっても気持ちよくなりました」って。 そやろ&そやろ・・・(*^^)v ここでは省いていますが、私は基本的に、ちゃんと補法でフォローをしながら、刺絡をしています。 照海への鍼とか臍灸とか丹田灸とか・・・蓮風先生が癌患者さんへ手の十井穴刺絡をされる時、必ず照海に補鍼をされているのをチェック!してますからね。 そして、今日、とうとう吸角セットを購入してしまいました。 日本刺絡学会からの入会案内も届いたし・・・ かくして我が刺絡DAYはまだまだ続く・・・ 今度の日曜日は、光の前世療法 お盆のグループワークです。 亡くなってしまった大切な人とお話をするお盆恒例のグループワークです。 ごめんなさいを言いたい ありがとうを伝えたい 今、どうしてるのか? 元気にしているのか? を確かめたい そんな皆さんのためのグループワークです。 8月の天満満天堂Liveは、お盆の恒例「亡くなったあの人との再会ワーク」です。 亡くなったあの人と光さんの見守る中で再会して、たっぷりお話していただきます。 「亡くなったあの人」がいない方は、歴史上の有名人物を呼び出してみても面白いでしょう。 例)卑弥呼に邪馬台国について直に尋ねてみる 例)ノストラダムスに未来を占ってもらう 日時:8月10日(日曜) 午後1時~4時 天満満天堂:大阪府大阪市中央区天満満京町1-23 サンシステム天満橋ビル10階 満天堂への行き方:京阪・地下鉄天満橋駅 2番出口より京阪14番階段出口を目指す 土佐堀筋を西(みずほ銀行に沿って)に100メートルほど行くと 1階に「ほんまや」という居酒屋のあるビルの10階 (9階までエレベーターであと1階は階段です) 09038614701(ごろっぴあ芝田) 会費:3000縁(当日払いのみ) 参加の予約は不要です。 前世物語  後日、お手紙をいただきました。この患者さんは「軽いうつ状態を脱するには、この人生の目的を知らなければならない」と考えて、このワークを受けられました。そしてこの療法の後、ゆっくりと軽いうつ状態が治っていったそうです。 「今は良い意味で『自分が好き』で、過去にとらわれるでもなし、必要以上に未来を心配するでもなく、今を大切に生きているように感じています。  疲れた時には素直に休むようになりました。以前はかなり体を酷使してしまっていました。心も体も、自分を大切にするようになりました。甘やかすのとは違って、とても良い状態になったのだと思います」  『自分が好きだ』と言うのはとても難しいことです。それはこの患者さんがワークの後で気づかれたように、過去と未来から心が開放されて『今』を大切に生きることだ、と私も思います。先生のワークの真髄は、過去や未来に向き過ぎてしまった意識を『今』に収束させることなのです。『今』が大切なのであって、過去生や未来生は『今』を意識下に再浮上させるための支点に過ぎないのです。ですから先生は、過去生や未来生がホログラフィーであってもいい、とさえ考えているようです。  この患者さんのように『今』を大切に生きれるようになると、心の声、身体の声がしっかりと聞こえてきます。心と身体が良いバランスをとれるようになるのです。すると心と身体、そして時間に無駄がなくなります。心と身体、時間に余裕が持てると、自然と自分をポジティブに見れるようになるのです。自分が愛おしくなるのです。と同時に、人も自然もすべてのものが愛おしくなる瞬間がしばしば訪れてくれるようになります。光の愛を間近に感じるようになるのです。

2014年8月5日火曜日

おはようさん 2014.8.4.

昨日、刺絡のお勉強をしたら、やっぱり神さまは今日の外来に、お勉強の実践をしなさいよっと患者さんたちを送り込んでくださいました。 難治性腰痛→委中(BL40)へ 神経性食堂狭窄症→鳩尾(CV15)へ 難治性頭痛&肩こり→瘂門(GV15)&肩井(GB21)へ これまで委中や鳩尾に刺絡はしたことがなかったのですが、昨日読んだ刺絡の本には当たり前のように書いてあったので、とても勇気づけられました。 吸角の使い方も慣れてきて、スムーズに手技が運ぶようになってきました。 いつものADHDの子供に百会の刺絡を続けていますが、最近、落ち着いてきたとのことでした。 保育園でのトラブルも減ってきたようです。 夏は刺絡で瀉 冬は灸で補 これも陰陽に叶っていますね。 今日の「光の前世療法」は、久しぶりに善きワークでした。 内容は・・・守秘義務でほとんど書けませんが・・・ メインテーマの「こころが元気になるために」は、自分を許して、自分を愛して、自分を信じて・・・ 結局のところ、まずやるべきことは「部屋の掃除」でした。 部屋をきれいにすると、こころが元気になる。(あぁ 耳が痛いなぁって聞いていました(^^ゞ もうひとつ・・・「大きな声であいさつしなさい」とも光さんは諭していました。 なんだかピカピカの小学一年生みたいですね。 でも、さもありなん! ピカピカの小学一年生は、こころがとっても元気ですからね。 善きお手本が身近にいるわけです。 「会う人 みんな 神さま」 私たちのまわり いたるところに神さまの化身がおられるわけです。 それは子供だったり、年寄りだったり、障害者だったり、病人だったり・・・ ポジティブな悟りを体現してくれている化身ばかりではありません。 イライラしたり、すぐに怒ったり、ずるしたり、だましたり、ごまかしたり・・・ ネガティブな悟りを体現してくれている化身の方が多いかな、今のこの世の中には。 ネガティブな化身にイラッと来る時って、自分もしたいのに出来ないでいる場合と昔々の自分の姿を重ね合わせてしまう場合があります。 「それはあなたの化身ですよ、だから許せるでしょう」って光さんに諭されているように思います。 まぁ 難しいことは言わないで、 明日から「大きな声であいさつしましょう」&「部屋の掃除をしましょう」をボチボチできるところからやっていきましょうね。 きっと神さまは明日、「大きな声であいさつ」できるシチュエーションを仕組んでくれますからね。 前世物語  先生は光に、今回の人生の目的をクリアーできた、未来の姿をちょっと見せてくれるように頼みました。光の中にヴィジョンが見えました。 「二十代後半になって、男の赤ちゃんを抱いています。穏やかな表情です」 「未来のあなたに頼みます。今の私に何かアドバイスをください」 「あまり気にしなくて大丈夫ですよ。大切なことは心配することでも、人を恨むことでもありません。自分を信じなさい。まわりを信じなさい。家族にもっと感謝をしなさい」 「赤ちゃんはどんな表情ですか?」 「笑ってます」 「その赤ちゃんを抱かせてもらいましょう。どんな感じですか?」 「抱いたら温かい・・・」  先生は赤ちゃんに尋ねました。 「なぜ私をお母さんに選んだの?」 「幸せになれると思ったから」 「赤ちゃんを返して、未来のあなたとしっかりと握手しましょう。どんな感じですか?」 「温かくて強いです」 「あなたのその強さを分けてくださいませんか?」 「あなたも持ってるけど、活かし方を知らないだけなんです。あなたは十分パワーを持ってるし、何も心配することはありませんよ」  先生は光に聞きました。 「私はこれからまた、今の人生に戻っていきますが、最後にもう一つ、何かアドバイスをください」 「自分を活かしなさい。自分の力をムダに使わずに大切に使いなさい。信じなさい」 「これからも私を見守ってくれますか?」  光が答えました。 「これまでもそうだったし、これからもそうだし、心配しないでいいですよ」 「これから辛い時、いつでもあなたのもとに戻って来てもいいですか?」 「あきれて、いつもいるじゃない、って言っています」

2014年8月3日日曜日

おはようさん 2014.8.3.

台風の影響で曇り&雨ばかりです。 この日曜日も向日葵を撮る最後のチャンスやったけど・・・晴撮雨読で終わりました。 今はマイ刺絡ブーム。 しっかりお勉強しなさい!ってことですね。 今日、読んだのは「お血を治す 万病のもと、 お血(微小循環障害)を改善する刺絡療法の実際」by 西田皓一 です。 この本に載っているお血の刺絡治療例をご紹介しましょう。 関節リウマチ:あまりの苦痛のために死を望んでいた患者が、刺絡療法で劇的に痛みと浮腫が取れた例。 全身の煩熱と発汗の治療:1回の刺絡で、全身の火照りが消退した例。 アトピー性皮膚炎の治療:全身の強い痒みに約5年間悩まされ続けた患者が完治した例。 腹部手術痕にできたお塊の治療:腹部手術痕にできたお塊のため、右鼠径部や腹部の疼痛に29年間苦しんでいた例。 骨折後の疼痛治療:手関節骨折後の難治性機能障害と痛みの治療例。 下肢の難治性湿疹の治療:慢性湿疹もお血が大きく関与していることを示唆する例。 帯状疱疹の疼痛の治療:帯状疱疹の激痛が刺針と刺絡で劇的に治った例。 尋常性乾癬の治療:完治は困難なものの、痒みは軽減し皮膚所見が改善している例。 更年期障害の治療:腹部手術後のお血が原因する更年期障害が刺絡で改善した例。 凍傷の治療:刺絡により痛みが消失し、赤みや浮腫が大幅に軽減していった例。 肢端紅痛症の治療:現代医学で診断名がついても治療法がない本疾患による痛みが刺絡で即軽減した例。 お血による腰痛の治療:刺針のみでは効果の少なかったお血による腰痛が刺絡で鎮痛した例。 腰椎すべり症手術後の坐骨神経痛の治療:術後1年間も執拗に続く疼痛が数回の刺絡治療で治った例。 ぎっくり腰の治療:委中に刺絡すると即座に痛みが消失した例。 お血による頭痛の治療:帝王切開後の手術痕周囲のお血を刺絡して症状が取れた例。 手足煩熱の治療:原因不明の手掌と足底の火照りに刺絡した例。 肩関節痛の治療:肺経の肩関節痛が井穴刺絡と刺針の併用で完治した例。 ニキビ(面疱)の治療:背部の細絡や毛嚢炎に刺絡して速効した例。 脳梗塞の前兆と思われる症状の治療:後頭部の圧迫感、頭痛など脳卒中の前駆症状に刺絡した例。 脛骨骨折後の頑固な痛みの治療:膝関節痛などによる歩行障害が刺絡により正常に歩行できるようになった例。 円形脱毛症の治療:局所を梅花針で刺激し軽く抜缶したら、産毛が生えてきた例。 え疽の治療:え疽を刺絡で治療した例。 慢性蕁麻疹の治療:長年の蕁麻疹が刺絡を契機にいつとはなしに治まっていった例。 難治性毛嚢炎の治療:背部の掻痒感に長年悩まされた例。 下肢のお斑の治療:刺絡を根気強く続けて、痒みが軽減しお斑は縮小しつつある例。 上腕挙上障害の治療:障害された経脈の井穴に刺絡すると、上腕が挙がるようになった例。 背部の慢性湿疹の治療:数回の刺絡と刺針の治療で痒みが消失し完治した例。 ケロイドの治療:長年のケロイドによる痛みが刺絡により一時的に寛解できた例。 急性関節炎の治療:急性に起こった膝関節炎に刺絡すると速効した例。 漢方薬でも効かない難治性の病気はたくさんあります。 もちろん 知識不足&弁証不足で処方が間違っていることもあるでしょう。 鍼灸の施術も同じです。 でも、刺絡という大きな手法を得ることができて、またこれからも難病に立ち向かっていく勇気を得ることができました。 神さまもちゃんと背中を押してくれていて、得られた知識を実践する場をすぐに用意してくれます。 そして、ちゃんとアドバイスもくれます。 だからこそ、今のこの道こそ 天命&天職だと信じています。 同級生たちはそろそろ定年だったり、安住の仕事に移ったりしていますが、今なお、新しい天職に生きることができる幸せを・・・噛みしめています。 8月の天満満天堂Liveは、お盆の恒例「亡くなったあの人との再会ワーク」です。 亡くなったあの人と光さんの見守る中で再会して、たっぷりお話していただきます。 「亡くなったあの人」がいない方は、歴史上の有名人物を呼び出してみても面白いでしょう。 例)卑弥呼に邪馬台国について直に尋ねてみる 例)ノストラダムスに未来を占ってもらう 日時:8月10日(日曜) 午後1時~4時 天満満天堂:大阪府大阪市中央区天満満京町1-23 サンシステム天満橋ビル10階 満天堂への行き方:京阪・地下鉄天満橋駅 2番出口より京阪14番階段出口を目指す 土佐堀筋を西(みずほ銀行に沿って)に100メートルほど行くと 1階に「ほんまや」という居酒屋のあるビルの10階 (9階までエレベーターであと1階は階段です) 09038614701(ごろっぴあ芝田) 会費:3000縁(当日払いのみ) 参加の予約は不要です。 前世物語  先生はさらに高みへと導きます。そして穏やかな明るい光の中へと入っていきました。先生がその光の中心へ向かって尋ねました。 「今回の人生の目的は何ですか?」  光が答えました。 「平和を祈りなさい。あなたに出来ることがそのうち見つかりますから。今は今の仕事をしなさい。それには意味があります。離れる時が来れば離れるのです。今は間違っていないですよ」 「私の人生はここまで順調ですか?」 「頑張ってますね」 「人間は何のために生きているのでしょうか?」 「お互いを思いやるためです。思いやりはいつかは拡がっていくのです」 「まず何から始めたらいいのでしょうか?」 「自分が幸せになりなさい。幸せな家庭を築きなさい」 「そのためにはどうしたらいいのでしょうか?」 「大丈夫です。心配し過ぎないことです。自分を責めないことです。仕方がないこともたくさんあるのです。些細な争いごとにも、宗教的な複雑な争いごとにも、仕方がないことがあるのです。そこから学びなさい」 「なぜ私は何度も生まれ変わっているのですか?」 「平和の本当の意味を知るためです」 「それは何ですか?」 「平和は幸せです。まず自分が幸せになりなさい。その上で成すべきことが見つかりますから。まず今の自分を責めるのを止めなさい」  先生は光に聞きました。 「弟のうつ病の意味は何ですか?」 「何よりも弟本人の試練ですが、私たち家族の試練でもあり、弟の家族の試練でもあります。そこから得たものがたくさんあるでしょう。家族の繋がり等をいっぱい知ったでしょう」 「素晴らしい人生を送るためには、どうしたらいいのですか?」 「人を信じなさい。自分を信じなさい。祈りなさい。想うことも大切で、想いはパワーを持っていますから、あきらめないで祈りなさい」

おはようさん 2014.8.2.

台風は九州の向こう側 大阪から遥か彼方に居るのに、今日の外来はその台風の影響をモロに受けている患者さんたちがいっぱいいました。 患者さんだけじゃぁなくって、朝の通勤時に、イライラ&ムチャクチャな運転の車をたくさん見ました。 陽気が上がっているだけではありません。 明らかに台風の低気圧の影響を受けている人たちでした。 きっと交通事故がいつもより多かったんじゃぁないかな? いつもの患者さんたちの腹診でも、陽気の上気は猛暑の頃とあまり変わりないのだけど、臍下丹田・腎・膀胱に広がる「芯の冷え」が台風の低気圧によって、より芯に固縮しているように感じました。 元々、めまいやふらつき、耳鳴り、頭重のある患者さんたちは昨夜から難儀をしていた様子でした。 それに夜間の脱水が加わると・・・もうハチャメチャな証に・・・ まるでお化け屋敷のように、虚火が腎脾肝肺心のあらゆるところにユラユラと出たり消えたりしていて・・・「自分の身体じゃないような感じ」「ふわふわ揺らいでいるような感じ」と訴えてくれた患者さんたちがいましたが、さもあらん です。 こんな時こそ、臍下丹田にはお灸&陽気の上気したホットスポットには瀉法鍼か刺絡です! (もちろん脱水でヘロヘロな虚証の患者さんには強い瀉法鍼や刺絡はダメですよ) 自律神経失調症やパーソナリティ障害・神経症の患者さんも、この夏の陽気の上気に苦しんでいました。 これも台風の影響でしょうか? 腹診&打鍼してみると、腹部を通る経絡のほとんどが詰まっていました。いくら緩めの打鍼をしても効果なしで・・・ 百会は? ・・・あれれ? 百会も詰まりかけてるわ (°0°) こういう時こそ、手の十井穴刺絡です。 今日、手の十井穴刺絡を施術した患者さんたちはみんな、黒血がビュッと飛び出してきました。 やっぱり経穴が欝滞して、邪熱邪気に身も心も犯されていたのですねぇ。 昨日、無血刺絡の本を読破しましたが、その時、振ってきた閃き=全く新しい打鍼法 を今日、早速、試すシチュエーションを神さまがこしらえてくださいました。 それも3例も・・・ですよ。 これはいける! と自信を持って、新しい打鍼に臨めました。 結果は・・・さぁ どうかな? しばらく臨床でトライアルして、効果があれば、またこの場でご披露しますね。 乞うご期待です(*^^)v 前世物語 美子レポート      自分が好き?  昔々、ナイル川の近くに茶色の肌をした女の人がいました。彼女には明るい茶色の髪と茶色の目をした双子の男の子と女の子がいました。彼女は毎日が平和な気持ちでした。ただ座って縫い物をしているのが好きでした。  夫は兵士でした。がっしりとした体に槍がよく似合いました。彼女は優しい夫が大好きでした。家では子供たちとよく遊んでくれました。平和な家庭でした。でも彼女はいつも思っていました。 「人殺しは嫌です。夫が殺されるかもしれないし、戦って欲しくないのです」  戦いが近くなると、夫は張り切って帰ってきました。彼女の心配が大きく膨らんでいきました。  時が過ぎました。彼女は砂漠の町を見下ろす丘の上にいました。夫が戦いで殺されたのでした。彼女の心も悲しみを通り越して、もう死んでいました。深い脱力感と無気力が彼女の心を癒しました。  彼女は今度の戦いで夫がもう帰ってこないことを知っていたのです。彼女は思いました。 「娘が病気で死んでから、すべてがおかしくなったんだわ」  娘の突然の死が彼女と夫の心を悲しみで閉ざしてしまったのです。それからはエジプトの砂のような生活が続きました。息子はそんな家庭が嫌になり、どこかへ出て行ってしまいました。夫の寂しさが堪え切れなくなっていきました。ますます二人はお互いの心を閉ざしてしまいました。  二人は別れるでもなく、淡々とした時が過ぎていきました。そして夫はとうとう帰るあてのない戦いに出ていったのでした。  その後、彼女は病に倒れました。薄暗い部屋に一人で寝ています。無気力が身体を蝕むしばみます。食事もせず、彼女は死を心待ちにしていました。死の床で彼女は思いました。 「幸せな家庭が作れるはずだったのに、自分から心を閉ざしてしまったんだ」  そして彼女の魂は痩せ衰えた身体を離れました。先生は彼女の魂に尋ねました。 「身体を離れた時に、何か決心したことはありますか?」 「今度は良いお母さんになります」  先生は彼女の魂を高みへと導きました。そして、そのエジプトでの人生を振り返るように促しました。 「夫が戦うことをすごく嫌がっていたはずの自分自身が一番、命を無駄にしてしまいました。子供の死は仕方のないことでした。自分や人を攻める必要などなかったのです。なぜかあの時、自分ばかりを責めて心を閉ざしてしまいました。それを後悔しています」  先生はもっと高みへと導きました。そしてエジプトでの人生と、今、生きている人生を見比べてもらいました。 「自分を責め過ぎています。仕方のないことは仕方のないことなのです。自分が思ってるほどまわりは責めていないし、共に悲しんだりすればいいだけのことであって、自分ひとりが苦しむ必要はありません」

2014年8月2日土曜日

おはようさん 2014.8.1.

ちょっと前に、横浜から難病の患者さんが漢方診察を所望されて初診されました。 どんなことをお話したかは・・・実はよく覚えてないのですが、 確実なのは、しっかりと漢方診したこと:望診・脈診・舌診・背候診・腹診+夢分流打鍼 です。 ものすごく感激されたみたいで、 今日、知り合いのご夫婦を診て欲しい、との依頼がありました。 うれしいですねぇ(*⌒▽⌒*) 漢方診といっても、やっていることは北辰会で学んだことが基本です。 どんな病気の方かは存じませんが、きっと名だたる大病院を転々とされているのだと推察いたします(そうじゃないと、わざわざ大阪まで来ませんよね) 如何に西洋医学的な外来診察がザルか・・・自分もかつてはそうだっただけに、痛切に恥ずかしさを感じます。 最近、ネット上で、WHOが抗ガン剤の使用を禁止した(?)という話題が流れてきています。 真相の程は未確認ですが(確認しようにも、FUKUSHIMA同様、超強力なバイアスがすでにかかっているでしょうから)、近未来に「抗ガン剤を使っていたんだって」と昔を恥ずかしく思える医者がたくさんいたら・・・いいののなぁ、と願っています。 「恥ずかしく思える」って、進歩した証です。 昔の幼稚だった・無知だった自分を認め&許したからこそ、真摯に反省して、新しい一歩を踏み出せたからです。 今の世の中を見渡してみてくださいな・・・ごまかす・隠す・偽造・擬態 だらけです。 正直ものは生きていけない世界になっちゃったの? 幼稚で無知なほど、攻撃的になります。 すぐにケンカする・クレームをがなり立てる・・・幼稚&無知の極みです。 そこに「恥ずかしさ」のかけらもありません。 抗ガン剤 ステロイド 免疫抑制剤 モルヒネ様鎮痛剤 ・・・ 私はこれらの薬剤を全面否定はしません。 上手にちょっとだけ、最適な時に最適な方法で使えば、何の副作用もありません。 でも今は常軌を逸しています。 火を人類は必要としています。ちょっとだけ、最適に使えば、幸せな世界(人間だけではなく、地球上の動植物たち みんなにとっても)が発展していきます。 今は・・・戦争&環境破壊で地球滅亡の危機にまで追いやられています。 ほら、医療と同じですよね。 それでも、今、やるべきことは・・・正直に・真摯に目の前の患者さんを診ること。 それで世界が救われるのか? はい、きっとそれが世界を救うのでしょう。 だって、これが天命なのだから。 そして、遠路はるばる診察に来られる患者さんは、神さまからのPEACEサインなのだから(*^^)v 前世物語  後ろを振る返ると、そこに大鹿が立っていました。大鹿は私の目の前で白い光の人に変身しました。私の心の揺れ方で白いヒゲを蓄えた老賢人にも見えますし、白いローブを身にまとった女神にも見えるのです。  女神の後ろには大きく眩しい光の世界が拡がっていました。私は先生の手を握ったまま女神に従って光の中へと入りました。  光の中で女神の姿は光に溶けてしまいました。私は先生の手の感触だけを頼りにして光の中を泳ぎまわりました。これまでのワークで患者さんたちが体験してきた光の世界を今、私も深く体験しているのです。 『このジェロニモの人生は私だけのものですか?』  光の中でフッと先生の問いの真意がつかめました。そうなのです。人の人生はその人だけのものではないのです。でも、その人のものでもあるのです。集合意識も、魂も、『ひとつでもあるが、ひとつではない』のです。その時、私は宇宙の意識に触れることが出来たのだ、と感じました。そう、そして『すべては動いている』のでした。  気がつくと私も光の庭園の噴水に座っていました。横に夫がいます。 「あなた、こちらで元気にしていらっしゃるの?」  私は何の疑問も抱かずに夫が生きていた時と同じように話しかけました。夫はニコニコ笑いながら頷きました。私の心に残っていた心配が眩しい天国の青空に消えていきました。私たちは久しぶりにおしゃべりを楽しみました。夫はとても元気そうです。笑顔で私の話を聞いてくれています。  私は先生への想いさえも夫に打ち明けていました。夫の笑顔は変わりません。私は今でも夫の愛に支えられているのです。  どれくらい夫とお話をしていたのでしょうか? 夫はゆっくりと立ち上がり、私の左手にそっとキスをしてくれました。リングは眩しく輝いています。その光の中を夫は天国の空高く昇って行きます。私は夫が大きな光の中に溶けてしまうのをずっと見つめていました。  意識が真っ白になっていきます。  気がつくと、私は診察室に戻っていました。先生は静かに瞑想しています。私は意識を身体にしっかりと戻していきました。  リングがニコッと微笑みました。私はリングを外しました。リングに刻まれていた銘が消えています。私はリングの中を見つめました。そこには夫と先生と私のにこやかな笑顔が見えました。私はリングを右手にはめ直しました。そして、うれしそうに光を放ちながら笑っているリングをゆっくりと握りしめました。

2014年8月1日金曜日

おはようさん 2014.7.31.

毎日、うだるような暑さが続きながら、7月も終わります。 脱水を起こしている患者さんが増えました。 手指のふるえ・ふらつき・頭重感・こむらがえり 低血圧や自律神経失調症の症状に似ていますが、状況的には「脱水」が考えられますので、まずは水分をしっかり摂りましょう。 それでも治らなかった、早めに近医で点滴をしてもらいましょうね。 喉が痛い・夜に咳が出る・熱っぽい などの症状が出る夏風邪も流行っています。 この夏風邪の原因の半分は、やはり「脱水」です。 汗をかいていなくても、皮膚から水蒸気となってかなりの水分が失われていますので、気がつかないうちに「脱水」に陥っている患者さんも多く見受けられます。 陰陽の関係で、夜と昼の身体(新陳代謝)は別物になりますから、眠っている間以外は、こまめに水分を摂るように心がけましょうね。 脱水と同じく、多くの患者さんに「陽気の上気」が見受けられます。 熱い氣が胸から肩、頭へと異常に昇ってしまっています。 イライラ・頭痛・肩こりや寝ちがい・耳鳴り・不眠・めまい・舌の違和感・喉の痛み・声がれや咳・・・・ まるで入道雲が胸から頭へ湧きあがっているかの様です。 もちろん、脱水とも深く関係しています。ニワトリと玉子の関係ですね。 この対処法は、冷やす効果のある夏野菜を食べる・早朝と夕方のお散歩・よく笑うこと・・・ でも、うなじや後頭部に手を当ててみて、熱いなぁ と感じれば、かなりの重症です。 その治療こそ・・・刺絡です!(というわけで、また今日も登場しちゃいました(;^^)ヘ.. かくいう私も、今朝、うなじが熱くて・・・今日は蓮風先生にプチ刺絡をしていただかなくちゃぁ と思い・・・夕方の漢祥院での施術で、いつものプチ刺絡もしていただきました。 ふぅぅ なんだかスッキリ(*⌒▽⌒*) 夏は交通事故や水の事故が増えます。 これらも陽気の上気によるイライラ・集中力や判断力の低下が原因かもしれません。 また、夏休みなのに全然、勉強する気にならない受験生なんかも、陽気にあたっているためかもしれませんね。 真夏で集中力&判断力&勉強力が低下している方々にも、ぜひ刺絡をお薦めしたいと思います。 高校球児にも刺絡がいいかもしれませんね。ドーピングではないし。 白球が止まって見えるかも・・・しれませんよ。 前世物語  先生が観音様の微笑みに変わりました。そしてゆっくりと指輪を受け取るとハンカチできれいに拭いてくれました。リングには私と夫のイニシャルが入っています。観音様はそれをじっと見つめていました。指輪がどんどん光輝いていきます・・・光のリングを観音様は私の指に戻してくれました。そして伸ばした指をそっと温かな掌てのひらで包み込んでくれました。私は観音様の愛に触れていました。 『私と彼がインディアンの時、火をはさんで向き合っている場面が見えました。この状態がいずれ来るのです。その時、焚き火が眩しい光となって空高く登って行きます』  先生は何事もなかったかのように続きを読み上げました。 「そうね、今はこうやって先生と向かい合っているもの。ここまで二人は別々の道を歩んできたけど、お互い、自分の道を精一杯歩んできたからこそ、またこうして再会できたのよね。本当に不思議な縁えにしだけど、でも私も感じるのよ、それがとても大きな流れに支えられていることを。先生がいつも言っている宇宙の意志とはこれなのだなぁ、てね」  先生は観音様の半開眼のまま私のリングを見つめています。私も半開眼になって左手のリングを見つめました。  リングのオーラが見えてきました。静けさが私の心に拡がります。  二人の間のリングが輝き始めました。それは炎のように明るく輝いています。炎がふたりを包み込みました。焚き火の煙に乗って、二人の魂が夜空へと舞い上がっていきます。医院の屋根が見えます。どんどん昇って行きます。大阪のきらびやかな街が見えます。先生が手を繋いでくれているのがわかります。明るい日本が見えました。アジアは夜ですが、夜でもやっぱり日本が一番明るかった・・・私は何だか嬉しくなりました。  私たちはスッーと巻雲のような層を通り越しました。すると、それまでのアジア地図が一変していました。とても小さな、でもとても明るく輝いている光の粒がアジア全土に散らばっています。日本とチベット、インドとヒマラヤ、古代メソポタミア地域に光の粒が集まっています。先生が心の声で話しかけてくれました。 「あの光の粒のひとつひとつが魂の光なんだよ。心を完全に開くことが出来た人はこうやって輝いて見えるんだ。大災害の時、死ぬ人と助かる人が紙一重のことがよくあるだろう。以前にね、光の中で尋ねてみたことがあるんだよ。 『大災害の一瞬の間に、助けるべき人と死ぬ定めの人をどうやって見分けるんですか? いくら神さまだからと言っても、たまにはミスすることもあるのではないですか? 助けるべき人を死なせたり、間違った人を助けてしまったり・・・なんてね』  光はそんなことを尋ねても怒らずに答えてくれたんだ。 『それは簡単なことです。私はただ光を拾い上げるだけですから。私から見れば助けるべき人たちは簡単にわかります』  そして私にこのヴィジョンを見せてくれたんだよ。どんな人を助けるのか、という基準は光次第で私たちには立ち入れない領域だし、『最後の審判』思想みたいになってしまうのは本意ではないのだけれど、ただ心が開いている人、愛に満ちている人はこうやって夜の地球に輝く光の粒としていつでも見守られているんだ、ということを美子さんに知っておいてもらいたかったんだ」  私はそれを聞きながら日本に目を向けました。大阪の辺りで先生の明るい光を見つけました。そして真新しい光の小粒が寄り添っているのを見つけました。 「そう、それが美子さんだよ」  私は優しく彼の魂に抱かれていました。 「後ろを見てごらん」