2016年3月22日火曜日
OK通信 2016.3.22.
糖尿病で旧医院から通院されている患者さまたちを診ています。
HbA1Cで糖尿病がコントロールされているか・・・食べ過ぎていないか? 運動サボってないか? をフォローします。
何年か前までは、毎月HbA1C検査が保険診療でも出来ましたが、
ある日、HbA1Cは2〜3ヶ月の糖尿平均値のデータだから、2〜3ヶ月に一度の検査でいい、と減点査定されるようになりました。
糖尿病をフォローする網の目が倍以上の大きさになったわけです。
当然、細かな変化は見逃します。
大勢に影響ないと言えば、その通りです。国策ですから。それで、死ぬわけじゃないですから。
新医院では、院内迅速検査でHbA1Cも5分で結果が出ます。
糖尿病の患者さまたちは
「この1ヶ月間の食事傾向を覚えているので、糖尿の数値(HbA1C)の良し悪しを今日から活かせます」
と喜んでくれています。
「正直、一月遅れで結果をもらっても、説得力、なかったんですよねぇ」との本音も。
旧医院では血液検査屋さんへの外注でしたから・・・
糖尿の患者さまは、食事療法も運動療法もなかなかモチベーションが維持できません。
糖尿という病気がそうさせるのでしょう。脳も砂糖漬けですから。
こちらが本気を見せれば、患者さまも本気になっていただけます。
何より、糖尿病の治療リズムが以前の倍以上にアップできました。
患者さまにとっては、月単位で「時間の節約」になっています。
「結果は来月、説明します」がなくなったのは、
患者さまにとっても医師にとってもありがたい win & win なのです。
P.S. 毎月のHbA1Cの結果は、結構、変動するものなんですよ。