2016年3月27日日曜日

ごきげんさん 2016.3.27.

「がんが自然に治る生き方」by ケリー・ターナー(プレジデント社)を読み終えました。 癌の自然治癒・・・と言っても放っておいたわけではなく、三大癌治療(手術・抗癌剤・放射線治療)を受けたが効果なく、腫瘍専門医に匙を投げられたため、代替医療や民間医療を探し求めて・・・癌が治った世界中の人たちをレポートした本です。 今日は私自身の医療と最も関係が深い「自分の魂と深くつながる」のチャプターを読みました。 医療の犯した最大の過ちは、身体を診る医者と心を診る医者を分けてしまったことだ。 身体と心は、分けられないのに   by プラトン この章の始めに、「スピリチュアリティによる治癒」と聞くと、耳をそばだてて聞く人と、即座に心を閉ざしてしまう人の二極化します、とあります。 日本人は血液型や占いがあれほど好きなのに、スピリチュアリティ:霊性には拒絶反応を示すのは、やはりオーム真理教の影響でしょうか・・・マスコミの刷り込み、恐るべしです。 日本のホスピスに欠落しているのは、このスピリチュアリティ:霊性による治療です。 ホスピスでは、癌の自然治癒は期待できない、と言っても過言ではありません。 「誰もが自然治癒力を持っているから、治る」のベクトルで日々、接しているのか、 「癌になってかわいそう、苦しまないように見送ってあげましょう」のベクトルで接するのか、 自然治癒した癌患者さまに医者は「そんなことはありえない」と否定し、「他の患者に黙っておくように」と言われたと、このレポートが語っています。 そんな現状を踏まえた上で・・・ 「癌が自然治癒した患者は、身体と心の両面で魂のエネルギーを強く感じます。その感覚は、温かく安らかなエネルギーが頭からつま先へと流れ、おだやかな無償の愛を毛布で包まれているようなものです」 このエネルギー感覚は、「光の前世療法」で光と繋がった人たちが感じる感覚と同じです。 すべての経絡経穴を疎通する経絡太極鍼を続けていると、この感覚に近づいていけます。 この章に挙げられている「第三の愛」・・「自分と外の世界との境界は消え、自分は一人で存在しているのではなく、すべてと、誰もと一体だと感じる」もやはり「光との対話」で光と合一して感じられるワンネスと同じです。 「わたしたちの世界には集合的無意識というものが存在します。わたしたちがその集合的無意識に向き合うほど、意識上に治癒の力がどんどん宿ってくるのです」 瞑想をすると、メラトニン(健やかな睡眠に欠かせないホルモン)分泌が増えます。 免疫システムがじっくり時間をかけて細胞修復や排毒作業に当たるのは、睡眠中だけです。 癌患者のメラトニン分泌レベルは、危険域といえるほど低いことが分かっています。 毎日30分の瞑想を8週間続けると、脳の中の不安やストレスにかかわる部分の密度がまばらになり、共感や記憶にかかわる領域の灰白質の密度が高くなることが分かっています。 瞑想をすると、身体はウィルスへの抗体を増やすという報告があります。 瞑想はテロメラーゼ(細胞寿命を延ばす酵素)を有意に活性化します。 瞑想を8週間続けると、遺伝子の発現が健康を増進する方向へと有意に変化します。 このような「科学的」な報告が数多くなされてきているのも、今の私たちが生きている世界の一面でもあるのです。 だからこそ、「癌は治る」と信じて治療できるし、実際に「癌が治った」人たちも数多くおられる善き時代になったのです。 この章の中で、悪性脳腫瘍が自然治癒した患者さまのレポートの中で・・・ある夜、バスルームの電気を消し忘れたと思った彼は・・・ 「目を開けて見渡すと、光はバスルームの電気じゃなかった。何かがそこで、動いていました。人です。女の人が歩いて、こちらへやってきたのです。光に包まれていて、顔ははっきりと見えませんでした。ただただ美しい光そのものでした。色は、表現できません。完璧な光としか言いようがなく。彼女は何も言わず、ゆっくりと僕の方へやってきました。そして僕の横まで来ると、手を差し出して、僕の頭の上に載せたんです。その瞬間、僕の頭からペンキがしたたり落ちるように、ゆっくりと何かが身体の中から外へと流れ出してきました。全身、全神経がその流れを感じ、身体のすべてを満たしていきました。僕は目を閉じてなされるままになっていました。完璧という言葉でしか言い表せないような感覚でした。あるいは純粋な愛。・・・僕は、あれは愛の姿だと思っています。愛の正体。そして神の正体だったんだと」 これは光の前世療法で、光さんと初めて繋がった時の感覚と同じです。 繋がった瞬間に、自然治癒が始まります。 この本は癌の自然治癒だけを取り上げていますが、 癌が治るということは、他の難病・奇病も治るということです。 脳卒中後遺症でさえ、治らない人たちの中に、奇跡?と思ってしまうような治る人がおられます。 奇跡が当たり前になってきました。 末期癌から劇的な寛解を得た患者さまたちが、癌の治癒を目指して実行した共通9項目 1)抜本的に食事を変える。 2)ハーブとサプリメントの力を借りる。 3)治療法は自分で決める。 4)直感に従う。 5)抑圧された感情を解き放つ。 6)より前向きに生きる。 7)周囲の人の支えを受け入れる。 8)自分の魂と深く繋がる。 9)どうしても生きたい理由を持つ。 これに1項目を付け加えたいと思います。 10)誰もが自然治癒力を持っている、だから癌が自然治癒する、と信じている主治医を持つ。