2013年12月31日火曜日

おはようさん 2013.12.31.

実父の四十九日の法要が無事終わりました。 四十九日というのは、チベット死者の書でその云われが有名になりました。 亡くなると四十九日間、魂はバルドと呼ばれる中間層?を彷徨います。 さまざまな因果や誘惑に負けて極楽への道をあやまると、虫になったり動物になったり・・・で人間に転生できないから、お坊さんが毎日、死者のもとに来て「そっちはダメだよ、迷わずあっちへ進みなさい」とお経を唱えます。四十九日目にやっとバルドを抜けて極楽へ入れる・・・というお話だったかな? 前世療法:光との対話では、過去生で亡くなった魂さんを私はグイッと光まで昇らせてしまうので、そんな中間生はないけれど、もしかすると、私の手法は特急電車みたいなもので、各駅停車の旅をすれば、さまざまな生き物に転生しちゃうかもしれないステージを垣間見れるのかも・・・しれませんね。 私は・・・死んだら、パッと上を向いて、グングンと光に向かって戻っていくんだ!と決めています。 途中で観音さまが現れて、「おいおい! 下を見てみいな。ちょっと降りていって、あの衆生を救済してきなはれ!」なんて言われても・・・聞こえないふりして、とっとと光の中へ戻っちゃうんだもん。 そやけどなぁ、フッと振り向いた観音さまのお顔が詩仙の君そっくりやったら・・・あきまへん、やっぱ この世に戻ってきてしまうわなぁ。。。つまりは、成仏でけへんちゅうことでんなぁ。あれれぇ。。。 親戚から「なんで坊主にしたの?」って聞かれて、いつものように「悟りましてん」と答えて・・・ 私の悟りは「和・輪・笑」 和は愛・信・許・認。 神さまにこの人生で何に気づいたの?と問われれば、この悟りを語りたいと思っています。 つまり神さまへのリーチ!なわけで。 その証に剃髪した次第です。 神さま、もしこのリーチがボツならば、この命、要りませぬ、という覚悟でした。 幸か不幸か、そのままもう何年も生かされいますので、まだツモってはいなけど、リーチは生きたままなんでしょうね。 神さまとの真剣勝負だから、いつ死を賜ってもかまわないし、日々、生かされている感謝でいっぱいです。 そやから、和尚さんからポータブルな教典を渡され、皆さんでご唱和願います、と言われても・・・まっ、いろいろ思うところでした。 この世のシステムに死というものを組み込んでいるのが宗教です。 仏教もキリスト教もイスラム教も・・・どの宗教も、政治と民政と経済というこの世で「死」をシステム的に処理するという大役を果たしています。 そやけど、どの宗教にも真理はありません。 開祖は光を見ていた、光と話していたかもしれないけど、宗教教団になってしまうと、もうどこにも光はありません。 死を敬う、死を大切にする気持ちも失せています。死と光は同じベクトルやのにねぇ。 大衆も死への恐怖を宗教で紛らわせたまま死んでしまうので、そりゃぁ、輪廻転生しちゃいますわねぇ。 ホントはね、光の世界では輪廻転生や因果応報なんてありゃしないんだけど。 本当に光と繋がった人は、輪廻転生や因果応報から解放されるけど、 光と無縁の大衆は、いつまでも輪廻転生し続けるし、因果応報な地獄から抜け出せないのです。 しびれた足に「あと5分」と叱咤激励しながら、そんなことを思っていたBAD 喪主さんでした。 妄想日記 H26年7月16日(水) 「今年の宵山は平日やもんなぁ」と寂しげな僕に、 「いいじゃない! ゆっくり夜の祭りを楽しんで、朝駆けしたら」って、悪戯っ子の目で笑う君。 「三日間、朝弁作ってあげるわ」 「えっ!三泊するの?」 「何ならずっと京都から通う? あなた、京都、大好きでしょう?」 「きつぅぅ・・・(そやけど、それもええかも。。。)」と僕。 祇園祭の宵山はワンダーランドです。 感性さえ冴えていれば、ディズニーよりもワンダー&ワンダフルです。 何年通っても、新しい発見があって、古都の奥深さを堪能できます。 もちろん、私はローライで写真撮り。 古都の祭りにはローライ君が一番お似合いでしょう。 「いいなぁ、今年のお祭りには浴衣で一緒に歩ける人がいるんだもん」 「うれしいなぁ、今年はポートレートがいっぱい撮れるんだもん」と僕。 「ねぇ、ローライ君、私に貸してよ。 そうだ! ちょっと待っててね」 君のトントントンという足音が二階へとあがっていって。 「はい、あなたはこれを使っていいわよ」と手渡されたのはライカM3+ズミクロン50/2.0 「父の形見なの。あなたに使って欲しいなって、ずっと思ってたの」 君の頬がちょっぴり染まっているのは気づかないふりをして、 ファインダーを覗きながら、 「おっ、子供の頃の君が見える見える。おっ、可憐な乙女の君も見えちゃってるよ」と僕。 「ダメ! 今の私をちゃんと見て!」とふくれる君。 「卒業式の君も、入学式の君も、結婚式の君も。ぜんぶの君をひとまとめにして、今の君が大好きなのです」 M3のブライトファインダーの中には、僕とおそろいの蟷螂柄の浴衣を着た、君だけがいて。 「お父さんに最幸の君の笑顔を届けられるね」 今宵は君も狐の嫁入りでした。 <続く> 前世物語  私は玲子さんの手が誰かの手を包み込むように動くのを見ていました。先生は少し先へ時を進めまし た。 「お葬式はどんな具合ですか?」 「静かに土葬されています。神殿と青い海を見下ろす丘の上です。おじいさんが祝福をあげてくれまし た。アレンの腕に私の金と銀の髪留めが見えます。私の形見にしてくれたのです」 「あなたのお葬式を上から見て、どう思っていますか?」 「私の人生だったなぁ、という感じです」  先生は、アンジェリカの魂を誰かが迎えに来ていないか、尋ねました。 「あなたのまわりに、あなたに何か話しかけてくる存在やあなたを迎えに来た存在がいませんか、感じ ませんか?」  彼女はちょっと嬉しそうに答えました。 「羽のはえた天使がふたり、ニコニコしながら近くに来てくれています。あっちへ行こうよ、って言っ ています」  先生はアンジェリカの魂を高みへと導きました。 「その天使と一緒に高く高く上にあがります。どんどん高く高くあがります。高く高くあがったところ からアンジェリカさんの人生を見て、何か気がつくこと、感じることはありますか?」 「別に、特にありません。幸せな人生でした。生まれてきた目的は果たしました」 「その生まれてきた目的とは何ですか?」 「彼と一緒になることです。その前世で約束した目的だったのです」  先生は彼女の魂をさらに高みへと導きました。 「もっともっと高く高くあがります。高く高くあがったところからアンジェリカさんの人生と、今、生 きているあなたの人生を見比べます。そして何か気がつくことはありますか?」  彼女は淡々と答えました。 「別にありません」  先生は彼女の魂を光の方向へと導きました。 「そこから上を見ます。すると上の方はどうなっていますか?」  玲子さんの顎も少しあがりました。瞼の下で眼球がゆっくりと左右に揺れています。彼女は静かに答 えました。 「上はただ明るいだけです」  先生は自信に満ちた声で導きます。 「その明るい方へ、どんどん上がって行きます。そしてその明るい中に吸い込まれます。その明るい中 はどんな感じですか?」 「気持ちいいです」 「その明るい中心へと進んで行きます。その中心に誰か人はいますか?」 「いるような気がします」 「どんな人ですか?」 「女の人です。マリア様みたいな感じです。ブロンドで茶色の目をしています。とても優しそうな人で す。こちらを見て微笑んでいます。マリア様だと思います」  玲子さんのエネルギーが澄み渡っていって、キラキラ輝いてきたように感じました。その美しいエネ ルギーが部屋中に満ちていき、先生を丸ごと包み込んでいきました。先生は玲子さんの代わりにマリア 様に尋ねました。 「私の今回の人生の目的は何ですか?」  マリア様が答えました。 「あなたは彼を探し出して一緒になるための人生を歩んでいるのです」 「彼はもう生まれていますか?」 「生まれて来ています。すでに日本で生きています」 「彼は私がもうすでに知っている人ですか?」 「いいえ。あなたはまだ出会っていません」  玲子さんはちょっと嬉しそうに尋ねました。 「では、これから出会う予定なのですか?」 「それはあなた次第なのです」 「私次第ということは、まだ大丈夫ですよね。私はどうしたら彼と出会えるのですか?」  マリア様が言いました。 「その答えはあなたがすでに知っていることなのですよ」  先生が玲子さんに乗り移られたかのように聞きました。 「お願いです。どうしたら出会えるのか、ヒントだけでも教えてくださいませんか?」 「信じることです」 「何を信じるのですか?」 「愛です」 「その愛とは何ですか?」 「愛とは変わらないものです。何年経っても、何があっても変わらないものです」 「私は愛をすでに持っていますか?」 「あなたも持っているはずですよ」 <続く>