2013年12月4日水曜日

おはようさん 2013.12.4.

昨夜はこのブログを書いて、さぁ寝ましょう・・・でも、なぜか寝つけませんでした。 悶々とするでもなく、イライラもなく、ただ静かに時が流れていくのを見つめていました。 2時間くらい過ぎた頃でしょうか・・・ふっとこころの中に声が降ってきました。 「もう大丈夫ですよ。おやすみなさい」 「どういうこと?」 「死があなたを迎えに来ていたのよ」 「えぇ・・?」 「眠っていたら、そのまま死があなたを連れて行ったでしょう。だけどね、まだあなたに死なれてはいけないのよ。もうひとがんばりしてもらわなくちゃね」 「えぇ・・・このまま静かにポックリもよかったのになぁ。プラトンの「国家」もちょうど読み終えたところだったし・・・」 「あのね、不幸だとかどん底だとか苦しい、辛い、さびしい、かなしいなんて言っている間はね、死んじゃいけないのよ。死はね、幸せの中にやって来るものなの」 「えぇ・・・じゃぁなぜさっき、死が迎えに来たの?」 「今のあなたはね、天命を果たすための準備中なの。もう十分に天命を果たすことが約束されているわけ。これって最高に幸せなことでしょう。だからね、死が邪魔をしに来たの。未来のあなたを死が飲み込むよりもね、今夜のあなたを死の淵に連れ去ってしまう方が簡単だからね。神は死なないでしょう。神に近づくほど、死の影は薄くなるのよ。だから・・・死もちょっと焦っちゃったってわけ」 「じゃぁ、なぜか眠りを忘れてしまっていたのは、あなたのせいなの?」 「そう、死が近づけないように、結界をはらせてもらったわ。でも、もう大丈夫だから、結界は解きましたよ」 「なぜ今夜だったの? 新月は明日でしょう?」 「あなたたちが見ている新月と私たちの新月とはちょっとずれているの」 「見るのと感じるのとの違い?」 「そうね、あなたにはわかるでしょう」 「もうお休みなさい。明日になれば、(このことが)いろいろと確信が持てますからね」 今日は確かにいろいろなシンクロや神的な働きが起こりました。 それも小さなことですが、そのどれもが幸せ&ラッキーなことばかりでした。 突然やって来る死・・・それは天命・天職・天友を果たした証なのかもしれませんね。 <昨日の続きです>  彼女はとてもしっかりとした人です。夫が突然の事故で亡くなって心がパニックのまま、夫に会いたいという強い願いだけで、私のワークを受けに来られる方がほとんどです。ワークの主題も「夫に会って話をしたい」になります。そんな時の誘導テーマは「夫との関係がわかる過去生へ」になります。そこではまず夫と一緒に生きた過去生を見て、その過去生での死を通り抜けて光の中に入ります。光の中心にまで行ければ、亡くなった夫の意識とコンタクトできます。左脳でどうしても分析、思考してしまう方はコンタクトしても、うまく夫の意識とお話できません。そういう時は、私が間に入って患者さんの尋ねたいことを聞いていきます。  亡くなった方々の意識とのコンタクトをたくさん行ってきたので、患者さんが亡くなった方に尋ねたいことはだいたい分かっています。最も共通している質問は、「死んでから、苦しんでいませんか?」「今、元気にしていますか?」「今、どうしていますか?」です。  傍観者は論理的に考えて、「死んでから苦しむなんてナンセンスだよ。肉体がないのだから、苦しむわけないじゃないの」「あの人の魂は天国で幸せにしていますよ」「あの人の魂はいつもあなたを見守っていてくれますよ」と言い放ちます。傍観者同志の話なら、これでいいのです。  でも、愛する人を失って、まだ間がない当事者は、お葬式も終わって肉体が消え去って、あの人が死んだことが頭で分かっていても、それでも尚、感情に心が押し潰されてしまいます。あの人の死を受け入れたら、あの人が自分の心から永遠に消え去ってしまいそうな気がするのです。あの人への愛が深ければ深いほど、この漠然とした不安と喪失感が大きく、長く続きます。  だから私は亡くなった方の意識へ必ず尋ねるようにしています。 「あなたは今、苦しんでいませんか? 今、どうしていますか? 私(患者さんのこと)をちゃんと見守ってくれていますか?」  これの答えはいつも期待通りです。 「苦しくないよ。元気にしているよ。いつも見守っているよ」  この当たり前の答えが、これまでどれほど多くの残された人たちの心を癒してきたことでしょう。この一言が残された人の消えかかった心の光を蘇らせ、亡くなった人への想いを胸に抱きながら、自分の人生を再び歩み始めさせてくれるのです。 「その子供の中にあなたの意識をしっかりと入れましょう。あなたの意識がスッーと回り込んできて、その女の子の後ろに立ちます。後ろから、その女の子の中に入りますよ。着グルミに入るように、着グルミを着るように、さぁ、足から入って体を入れて着物を着ます。手を入れて、頭を入れて同じ髪形になります。その女の子に中に入ります。あなたはその女の子の目で物を見て、その子の耳で音を聞きます。その女の子の考えていること、言葉、知識がすべて分かります。その女の子の心とひとつに繋がって、心の中も分かります。あなたはその女の子の中にしっかりと入って、ひとつに繋がります。その女の子の目でぐるっと周りを見渡すと、どんな風景が見えますか?」  過去生の女の子と完全に繋がった様子です。まぶたの下の眼球が、またゆっくりと左右に動いています。彼女はちょっと甘えたような子供の声で話し始めました。 「どこだろう・・・丘から海を見ている感じです・・・」 <明日に続く>