2013年12月4日水曜日

おはようさん 2013.12.5.

先週の藤本漢祥院での研修中に、鍼灸師さんが心不全の愛犬を連れてこられました。 蓮風先生は犬の背中の氣を感じながら、金の鍉針を翳しておられました。 犬は気持ちいいのかな? じっとしています。 最初は胸がバコバコしていて、とても苦しそうだったそうですが、数回、補法を受けて、かなり良くなってきたそうです。 犬や猫、馬などの動物はとても鍼が効くそうです。 「人間よりずっと素直やから」 そう、金魚も翳す鍼でよくなるそうですよ。 人間でも、赤ちゃんや幼児の方が鍼は良く効きます。 古代鍼で氣をサッと動かすだけで、アトピーも発達障害も喘息も・・・どんどん良くなっていきます。 治療時間は数秒〜数十秒まで。 肉体的侵襲は皆無で、もちろんお薬のような副作用もありません。 氣が見えない・感じられない人たちにはマジックのように見えますが、氣が見えてくると、ものすごいダイナミックな氣の動きが生じているのがわかります。 まるで・・・トイレ詰まりをラバーカップでバコッとしたら、気持ちいいくらいザッと流れていった・・・感じかも。 この「素直なほど鍼が良く効く」のは、大人のさまざまな患者さんに鍼をしていてつくづく・・・納得させられます。 身体の病気、こころの病気の区別はありません。 身体でもこころでも、ともかくその人となり=こころの内が素直なほど鍼は良く効きます。 逆に言えば、鍼はもうええわ・・・と言った患者さんたちはなるほど・・・なるほどです。 まるで・・・閻魔さまの踏み絵みたいですね。 天国に行くか、煉獄へ墜ちるか・・・鍼一本でわかっちゃう。それも生前に・・・あな恐ろしや? これで本物のスピリチュアルかどうか? も見分けられますね。 本物のスピリチュアルな人は素直です。 4000人に前世療法をしてきて、その中で、本物の過去生とアクセス出来て、本物の光さんと対話できる人たちは、やっぱり根が素直でした。 自称&他薦スピリチュアル・リーダーな人たちの中に、鍼が良く効く人って果たして何人いるかしら? きっと猫の手を借りるだけで十分でしょうね。 これまでの時代は、素直なほど損でした。特に最近は素直なほどバカを見ます。 でもね、近未来は素直が一番!になっていると思います。 損・得ではなく、素直がええわって誰もが当たり前に思っている世の中になることでしょう。 素直になればなるほど、病気にもなりにくくなります。 素直になればなるほど、誰とでも笑顔になれます。 素直になればなるほど、幸せになれます。 鍼は病気を治すことから、その人を笑顔にして幸せに導くワンポイントになっていくでしょう。 楽しみですね。 <昨日の続きです> 「丘から海を見てるんだ、とってもいいよ。海は穏やかですか?」 「穏やかです」 「今はね、何時頃でしょう。朝、昼、夕方、夜・・・どうでしょう?」 「昼間・・・です」 「天気はどうですか?」 「晴れてます。とってもいいお天気です」  彼女は目を閉じたまま、ニコッと微笑みました。 「周りに誰か人はいますか? それともひとりかなぁ?」 「誰もいません」 「ひとりだね、いいですよ。じゃあね、丘の上にひとりで立っている女の子はね、海を見ながら何を考えているのでしょうか? 心に触れてみると、どんな感情がありますか?」 「気持ちいいなぁ・・・風が・・・」 「風が吹いているんだね、とってもいいですよ」  彼女は視覚的にも感覚的にも、もう十分に過去生の中に入り込めました。私はその過去生での場面転換の練習をしてみました。 「さぁ、これから時間が流れ始めますよ。これから場面が進みます。その丘に立って風が気持ちいいなぁと感じている一日の続きを見ていきましょう。時間が流れ始めて、場面が動き始めると、それからどうしていますか?」  彼女はちょっと下を向いて、小さな声で言いました。 「なんだか寂しいです・・・つまらないです・・・友達がいないのです」 「いいよ、大丈夫だよ。そのまま、その日の夕食の場面へと進みましょう・・・その日の夕食はどこで食べていますか?」 「私の家です」 「どんな家ですか?」 「小屋みたいな・・・海の近くに一軒だけポツンと建っています」 「小屋ですね・・・では、そのまま小屋に入って夕食の場面を見ましょう。小屋に入ったら、小屋の中はどうなっていますか?」  彼女は突然、泣き始めました。 「囲炉裏があります・・・えっ・・・あのう・・・タカシさんが・・・タカシさんがお父さんです・・・」  彼女は大きな声を上げて泣いています。涙がいっぱいこぼれています。驚き、悲しさ、嬉しさが入り交じった涙です。私は彼女の気持ちが落ち着くまで待ちました。 「女の子のお父さんがタカシさんなのですね?」 <明日に続く>