2014年3月11日火曜日

おはようさん 2014.3.11.

今日は3年目の311でした。 黙祷の時間は、在宅往診先の一人暮らしのおばあちゃんの家で迎えました。 311で、このようなひとりぼっちになってしまったお年寄りは、どれほどおられるのでしょうか・・・ ひとりで仮設暮らしも哀しいけれど、田舎には近所づきあいが色濃く残っています。 声をかけてくれる人たち、どかどかと顔を見に来てくれる人たちも多いことでしょう。 今日、往診した患者さんは6人。そのうち5人は一人暮らしでした。 都会では、近所の人がわざわざ様子を見に来てくれることは・・・ありません。 ヘルパーが来るか、デイケアに行く以外は、家から出ることもなく・・・孤独の極みです。 当然、こころは暗くなります。 黙祷の時間を共にしたおばあちゃんは、往診する度に「死にたい。早く楽になりたい」と言います。 311の被災地のことももちろん気になっています。 仮設から移り住む予定の復興住宅は予定の15%しかできていないなんて・・・ でも、今、目の前にも熾烈な戦いがあります。 老いとの戦い。 アンチエイジングとは違う、もうひとつの老いの悪夢が高齢者たちに襲いかかってきています。 寿命を延ばすよりも、笑顔を取り戻したい。 「死にたい」と言わすよりも、「楽しいからもっと生きていたい」と言わせたい。 「幸せだぁ」と言わせたい・・・どうしたらいいんだろう? これは311のお年寄りだけではなく被災者のみなさんすべてに当てはまる問題だと思います。 ならば・・・被災地から遠く離れたところでも、日々の「老いとの戦い」で得られたスキルやアイデア、こころのケアーを研鑽&共有していくことが今、とても大切なのだと思います。 放射能が七つの海を汚染してしまうよりも早く、老いが世界を覆い尽くすでしょう。 「老いとの戦い」に勝利しなくては、人類の未来はないと言っても過言ではありません。 その「老いとの戦い」のキーワードは・・・ ・孤独 ・不安(死・病気・金銭・孤独・・・) ・絶望 ・生きがい ・・・どれも今の政治家・官僚・経済界・マスコミには無理難題なことばかり・・・です。 あぁぁ 「老い」の5回コールドゲーム勝ちなのかぁぁ。。。 本当は日本には「老いとの戦い」に勝利するだけの力はあるんだけど・・・3年経ってもこれじゃねぇ。。。 今週末の「光との対話」のグループワークでは、このあたりも光さんに尋ねてみるつもりです。 3月16日(日曜) 天満満天堂Liveのご案内 「今、やるべきことがわかる過去生へ」 日時 3月16日(日曜日) 午後1時から4時まで 開場:12時半 開始1時(時間厳守・・・1時に誘導を始めます) ワーク後のシェアーやQ&Aをする時間はありませんのであらかじめご了承願います。 参加予約は不要です。当日 時間厳守で起こし下さいませ。 会費:3000縁 会場:天満満天堂(新日本天満橋ビル10階) 地下鉄谷町線天満橋駅は2番出口から、京阪天満橋駅14番出口を目指して右に曲がって徒歩2分、走れば30秒。新日本天満橋ビル10階です。エレベーターで9Fまで。階段で10Fへ。 個人の宗教・教義は自由です。どんな方でもご参加いただけます。 ただし過去生の見方、光との対話の仕方などの解説は時間の関係上、致しません。 前世物語 「最初は自殺した場所の宙に座っていたんだ。お母さんに向かって助けを呼んだんだけど、なかなか来てくれなかったんだ。仕方ないから隣のおばさんを呼んだんだよ。警察署にお姉ちゃんが来てくれた時にはホッとしたよ。お姉ちゃん、ありがとう。でもね、僕の死体が警察の安置室に入れられた時には寂しかったなぁ」  ゆかりさんが彼に「ごめんね」と言いました。 「お姉ちゃん、いいんだよ。お姉ちゃんたちが家でお葬式をしてくれて、お寿司とか僕の好きなものをお供えしてくれたから、とっても嬉しかったよ。僕、お腹がすいてたからね」 「それからどうなったの?」 「死んだお父さんがこの勉強している場所まで連れて来てくれたんだよ」 「君のそばに、まだお父さんはいるのかな?」  ゆかりさんの魂に戻って答えました。 「もう見えないんです。お父さんはそのお城みたいなところに行ってるのかなぁ・・・」 「では、あなたはそのお城に入ります。お父さんはいましたか?」 「はい、ニコニコ笑っています」 「お父さんはあなたに何と言っていますか?」 「お母さんのことを頼む、って。お母さんを大事にしてくれ、って。お姉ちゃんと仲良くしなさい、って。お母さんをあまり怒らないでくれ、って。お母さんはあれでお母さんなりに一生懸命やっているのだから、もういいだろう、って。お前ももうちょっと自分の家族を大事にして相手の立場になって物事を考えるようにしなさい」 「お父さんはなぜ先に死んでしまったの?」  お父さんが彼女を通じて答えました。 「その時が時期だったんだ。役目が終わったんだよ。最初から長くいるつもりはなかったんだ。子供を一人前にするのが役目だったんだ。その役目が終わったから、ここへ帰ってきたんだよ」 「今、幸せ?」 「うん。ここは楽しいよ」 「お父さんはいつも私たちを見守ってくれてるの?」  お父さんは「えへへ」と笑いながら答えました。 「お前たちにはそれぞれ旦那さんがついているから大丈夫だけど、残されたお母さんのことが心配なんだ。お母さんのことを頼んだよ」  先生はマスターを探しました。 「そのお城の中には王様のような人はいませんか?」 「お不動さんみたいな人がいます」  先生がお不動さんに尋ねました。 「今回の私の人生では、なぜ人が怖いのですか?」