2013年9月25日水曜日

おはようさん 2013.9.26.

今年も京都 能楽大連吟がスタートします。 今日、謡いの深野師匠に伺ったところ、今年はすでに220名の参加申込みがあったとか。 まずは能楽大連吟のご紹介をいたしましょうね。(パンフレットから) 能楽大連吟は「謡」を通して古き良き日本文化を知ると共に、世代を超えた多くの人との「合唱」によってコミュニケーションの輪を広げようという新たな試みです。 謡独自の発声法を身につけることで、伸びやかな声になり、まっすぐな美しい姿勢も身につきます。 2008年から始まった能楽大連吟、今年で6回目を迎え、通しで能「高砂」を上演します。 「今年は200人。いつかは1000人。目指すは10000人!!」 毎年恒例の行事になる事を目指して、京都から発信していきます。 2013年の終わりに、世界中の平和と幸福を祈って、共に「高砂」を謡いましょう! 演目 高砂とは? 相生の松から夫婦愛と長寿、国土安穏を祝う能の作品です。古くから新年の宴席や結婚式などで謡われてきました。 能は一番目物から5番目物までジャンル分けされており、高砂は脇能(一番目物)として扱われ、その一節は能公演一日の締めくくりとしてもよく謡われています。 今回の大連吟では、四海波、待謡、ロンギ、後場の地謡を皆様に謡っていただきます。 ー昔は男であれば当たり前、女性においても武家の子女ならば当たり前ー この大連吟を機に高らかに謡ってしまおう高砂を! 能のあらすじ 阿蘇の宮の神主さんが、都見物したいと思うて都に向かっている最中、高砂に立ち寄ったそうな。そこは綺麗な浦と松が美しく、鐘の音まで聞こえるいい情景だったそうじゃ。 そこにどこからともなく老夫婦が現れて、木陰を掃き始めました。 神主は「高砂の松はどこじゃ?」と問うと、「高砂の松と住吉の松とは相生の松での。離れていても夫婦なんじゃよ」と枯れぬ松の永遠さや夫婦の仲睦まじさを述べたそうです。(四海波) その後、老夫婦は自分達は高砂・住吉の松の精である事を打ち明け、「住吉で待っているぞよ」と告げ小舟に乗って消えたそうな。(中入) 神主は早々、住吉に向けて舟を出します。(待謡) 住吉へ着いた神主は美しい月光の下、住吉明神に遭遇しました。 影向された住吉明神は天下泰平、国土安穏を祝って颯爽と舞を舞います。(千秋楽) 折しも、今日のあまちゃんを見た人たちはみんな、幸せ&号泣でしたよね。 「にげるの嫌なんです 自分の声で謡って、自分の想いを直接、届けたい」 高砂と言えば、結婚式。 時代劇ドラマの結婚式には必ず高砂が流れています。 今や結婚式もマニュアル化された企画物ばかり。 プロたちが新郎新婦と家族たちを号泣させようと手練手管を駆使した企画の目白押しです。 それに満足してる人たちはそれでいいのです。 一流シェフのお料理と同じレベル。泣けばいい、泣いたから満足。結果だけ、形だけしか見えない感性だから、それで良いのです。 そのレベルの愛なんだよね。 太巻さんが海女カフェ見て、言ってましたね。 「プロでもない、素人でもない、アマチュアだからいいんだ」 高砂を新郎新婦の親御さんが謡う。 一生懸命練習して、息子の門出を祝って、娘の幸せを祈って謡う。 下手でもいい、移ろいやすい音程でもいい、自分の謡声で想いを届けたい。 そんなアマチュア あまちゃんの結婚式の演出は蜷川幸雄さんも脱帽でしょう。 みんな笑うかもしれない、拍手もまばらかもしれない・・・いいじゃないですか。 必ず新郎新婦に想いは届きますから。 今はその愛がわからなくても、いつか必ず高砂に込められた愛を感じ取れる人になってくれますから。 私だったら、そんなシーンを我が子・我が孫たちにプレゼントしたいな。 今からでも大連吟に参加できますよ。 今年、ご一緒に謡いましょう! 今日も「不潔恐怖症の前世療法」の続きをご覧下さいね。 D その場面から、今、あなたが入っているその男の人の人生で、一番幸せな場面へと移りましょう。三つ数えると、一番幸せな場面へと移ります。3・2・1・0.その男の人の人生で、一番幸せな場面へと移っています。一番幸せな場面へと言うと? その男の人はどこにいますか? どこで何をしていますか? どんな場面かな? C なんかわりと良い町人みたいで、奥さんがいて、ちっちゃい子がいて、一緒になんか笑ってご飯を食べてます。 D その奥さんを見て。その奥さんの目をじっと見たら、その奥さんは今のあなたが知っている人ですか? C なんか顔が浮かんでこないんですけど、誰だか・・わからない・・・ D 子供は男の子? 女の子? C 男の子で小さい。 D 可愛い? C 可愛い子だけど・・・ D 髪型は? C 髪の毛は、あの、つるっぱげでちょっとまげを結っているような。 D その男の子の顔を見てごらん。男の子に意識を向けてじ〜っと見たら、その男の子は今のあなたが知っている人かな? C なんか顔がよく浮かばないです。けど・・・わからないです。 D 町人のあなたはその時、年は幾つですか? C 30代から40代かなあ・・・ D 名前を何ていうの? 名前は?というと頭にぱっと浮かんできます。名前何ていうの? C ヤスベエっていう・・・ちょっと浮かんだんですけど。 D ヤスベエさんね。ヤスベエさんのお家がある場所はどこですか? 日本の中のどこかな? 日本地図が浮かんで、ヤスベエさんが今くつろいでるお家がある場所が赤く輝きます。さぁどこの町かな? C なんとなく江戸みたいな気がするんですけど・・・ D 江戸ね。ヤスベエさん。今日のヤスベエさん、家族でくつろいでいるんだけど、その時の年代は何年ですか? 年代はというと数字が浮かんできます。  C うふふふ(笑)1600年とか(笑) D ではヤスベエさん、その場面をしっかり覚えておいて。ヤスベエさんのその人生で、一番大切な場面へと移りましょう。三つ数えると、ヤスベエさんのその人生で一番大切な場面へと移ります。3・2・1・0 ヤスベエさんのその人生で、一番大切な場面へと移っていきます。ヤスベエさんは幾つになって、どこで、何をしているかな? C やっぱり30代から40代なんだけど・・・なんかすごい大金を見て目を輝かせている・・・ D 家の中ですか? 外ですか? C 家の中で。 D 大金を見て目を輝かせている。その大金はどうしたの? ヤスベエさん? C なんか何かをやると、それが貰えるみたいな・・・ D ヤスベエさんは何をやったら貰えるの? C わからないです・・・わからないけど・・・ D ヤスベエさんの心の中にしっかりと入って、意識ををす〜っと入れると、ヤスベエさんの心の中が伝わってくるよ。ヤスベエさん、何をしたらそれを貰えるの? C なんかわからないけれど・・・何か悪いことをしたら貰えるみたいな。 D どんな悪いこと? ヤスベエさん、何をしたら貰えるの? C なんか賄賂のような気がするんですが・・・ D ヤスベエさん、他にそこに誰かいるの? C ん〜なんか太ったかっぷくのいい、時代劇に出てくる・・・なんか・・・町人というかそういう・・・ D その人の目をじっと見て。その人の目をじ〜っと見ると、その人は今のあなたが知っている人ですか? C ちょっとわか・・・わからない・・・です・・・あ。でも(笑)もしかしたら、死んだ祖父かなあ・・・(笑)ちょっと思ったんだけれど・・・ D 他に誰かいるの? C いや、その二人で、なんか・・・ D その二人でお金を前にして、ヤスベエさんの心に触れてみて。どんな思い? 何を考えているの? C 悪いことだけど、このお金は欲しいなって。なんかそうすれば、もうちょっと家族も楽に 暮らせるし、いいなって思っている。 D それでどうしたの? ヤスベエさん。 C それで、結局迷ったけど、することに決めた・・・ D それでヤスベエさん、どうなったの? 場面を続けて。 C 何か悪いことをするみたいなんですけど、それが何なんだかわからないんですよね・・・ (続きはまた明日)