2013年5月4日土曜日

おはようさん 2013.5.4.

ゴールデンウィーク、みなさんはどのように過ごされていますか? 去年の私は出雲巡礼の写真旅をしていました。 あの頃はデジカメだったなぁ・・・(Sigma SD1M) 温泉と美味しい晩ご飯をいただきながら、出雲の神社をフルオープンにして爽やかな風を楽しみながらマイ・ワーゲン君でまわってました。 人生の善き思い出のひとつです。 昨日は、いつもと同じ6時起きして、お京阪で京都へ。 新緑をわたなべもも先生風にほわもこっ♡に撮ろうといろいろ考えながら。まるで小学生の遠足です。 カメラはどれにするかな? フィルムは何がいいかな?  ハンカチ&ちりがみ、露出計にマクロフィルター・・・よしよし、全部持ったぞ。 私のカメラポリシーは「お散歩写真」・・・だから三脚はNGです。レフ板やフラッシュもなし。 (お花をしっかり撮る時は別です。三脚使ってライティングもします) 光の具合が悪い時や人の邪魔になる時、プラバシーで問題かも?な時は素直に撮るのをあきらめます。 お散歩カメラは朝令暮改 優柔不断・・・ちゃう!臨機応変です(;^^)ヘ.. 昨日もお京阪(電車)に乗る改札前で突然「東福寺へ行きなはれ」ってメッセージが天から振ってきたので、素直に(あれだけいろいろ考えた)予定を大変更して、東福寺へ向かいました。 すると、いつもは閉まっている退耕庵という塔頭が開門していて、新緑を背に樹齢300年の霧島ツツジが燃える真隠庭を堪能できました。 もちろん、お抹茶もいただきましたよ。 霧島ツツジは先日の雨風で少し散っていて、それを惜しむ声も聞こえてきましたが、苔むした地面にはらはらと散っている赤い花々も今しか見れない美しさです。 パンフレットと見比べてしか判断できない美しさは、まだまだお子ちゃまなステキ!です。 値段とか作者名とかでしか価値判断できない古い世界の人たちです。 中高年に多いですね。 ネットの評価やいいね!・ともだち数で価値判断してるIT世界の若い住人たちも同じですよ。 こういう人たちは死んだ時に意識体が愕然とします。 だって、あの世には財産も権力も地位も名声も・・・何も持って上がれないもの。。。 価値判断に使っていたものさしが消えてしまって、さて、神さまに「今生はどうでしたか? 楽しめましたか? 生きられましたか?」と尋ねられて、どう答えるのでしょうね。 これだけ儲けました・こんなに有名になりました・思うままに世界を動かしました・・・ 「じゃぁ、胸を開けて、魂の輝きを見せてごらん」 ・・・・魂の輝きはどうなっていると思いますか? 今、目の前にあるものは、きっと神さまからのプレゼントです。 まだ蕾でも、もう散っていても、今の姿の中に必ず「美」があります。 いかに「今の美」を見つける目を養えたか? 「今の美」こそ、永遠の美です。 永遠の美を見つけると、その美は胸の中にスッと入ってきて、いつまでも胸の中で輝いています。 そう、魂の輝きがひとつ増すのですね。 神さまに胸を開けて、魂の輝きをみせてごらんって言われて 「神さま、目をつぶっておいた方がええですよ。眩しすぎて目がくらみますからね」なんて大見得切れるようになりたいものです。 東福寺通天橋は古都の紅葉のメッカのひとつです。 ここの新緑もすばらしい。しかも、なぜかあまり人が来ていない。 秋の喧噪が嘘のように、静かにゆっくりと新緑を楽しめます。 どの新緑の葉っぱの上にも、蝶々の羽のような二枚の花びらが今にも飛び立ちそうに立っているのを見つけました。葉っぱは外縁がピンクに染まっていて、家に帰ってググるまで、これが紅葉の種だとは知りませんでした。 この日の紅葉の新緑写真は、この2枚プロペラの種ばかりをフォーカスして撮っていたように思います。 さて、どんな写真になるのでしょうね。楽しみです。 爽やかな風を楽しみながらベンチに座って、新緑たちが揺れるのを見ていると、 いつしか自分も2枚プロペラを羽ばたかせて、大空へ飛び立っているような夢想の世界へ誘われます。 山を越え、町を通り過ぎて・・・ 風に運命を託しながら、風と共にくるくる踊りながら楽しみながら。 人生も同じ。 いくら自分の人生は自分で創造してる!と言われても、やっぱり風に吹かれる運命には逆らえません。 だから、あきらめた。誰かに、何かにすがりついた、依存した。 だから、競争に打ち勝って、権力や支配や財産を強めようとした。 風に吹かれて、くるくる回りながら、どこかへ飛ばされてもいいじゃないですか。 落ちたところが土でなく、日も当たらず、発芽できないてもいいのです。 望めば、何度でも同じ人生にチャレンジできるし、他の人生へトライすることだってできます。 慌てたり、悲観したり、怒ったり・・・するヒマがあるのなら、今を楽しみましょう。 風に吹かれながら、くるくる回りながら、眼下の景色を楽しむのです。 くるくる回りながら、歌うことだってできます。 風とお話することだってできます。風と仲良しになったら、絶体絶命ないざという時に助けてくれますよ。 風に吹かれるって、そういうことだったんだね。 またひとつ気づきが増えた休日でした。