2013年5月23日木曜日

おはようさん 2013.5.23.

暑くなりましたね。 大阪28℃ 京都は30℃ 1週間前までは、まだ風が爽やかだったのに、昨日は夏の熱風でした。 夏近しを実感する天晴れです。 TVでは、しきりに「水分をとりましょう。特にお年寄りの皆さんは熱中症にご用心!」の啓蒙CMが流れ始めました。 確かに脱水・熱中症は怖いです。 私も去年の祇園祭宵山の炎天下で役行者鉾の護摩炊きを撮っていて、あやうく熱中症で倒れそうになりました。ムリすると、危ない&危ない。。。 ただ、誰もが水分をとればいい・・・わけではありません。 特にお年寄りは難しいです。 東洋医学的には、湿痰ー湿熱の人や心腎不交の人にガブガブ飲ませると、秋が終わる頃には西方浄土へ旅立って・・・なことも起こります。 お年寄りは口渇が乏しいから、どんどん飲ませましょう。 これは正しいけれど、死に追いやることもある・・・水分を飲ませる前と飲ませた後を比べてみて、もしどこか調子が悪そうだったら、無理強いしないで、早めに近医へ連れて行った方がいいですね。 素人目でいいのです。 普段と違う。水分をとっても楽にならない。水分をとらせたら、よけいに調子がわるそう。 医者の医学的な観察眼も確かに大切ですが、毎日見ている家族やパートナーの目にはかないません。 そして、家族の直感。 医者の中には、家族の直感なんて全くとりあってくれない医者もいますが、そんな直感に診断の見落としや他の治療法のヒントが宿っていることも多いのです。 真夏の水分といえば、ガンガンに冷やした飲み物が美味しいですよね。 アイスクリームは太っちゃうけど、水やお茶だったらいいだろう・・・ 確かに冷たい飲み物を飲むと、汗がスッと引きます。 身体が冷えて、涼しい。ふぅっ 生き返ったぁ。。。 これも東洋医学的には大問題です。 腎脾に負担を強いて、夏バテのきっかけを作ります。 胃虚ー肝鬱となって、暑さ負けに陥ってしまいます。 子供の頃は大丈夫だったけど、大人になると身体がついてこれません。 そもそも、冷たい飲み物なんて中国4000年の歴史の中で、つい最近に現れたものです。 25年前に香港に行った時、冷たい飲み物なんてありませんでした。 真夏でも香港の皆さんは熱いお茶を楽しんでおられました。 日本でも言いますよね、熱いお茶を飲むと汗が引くって。 アーユルヴェーダでは、真夏もお白湯が最幸です。 熱いお茶はさすがにムリでも、 真夏の飲み物は、せめて常温にしたいものです。 夏バテ&夏うつ予防にもなりますよ。