2014年7月5日土曜日

おはようさん 2014.7.4.

昨日の午後は藤本漢祥院で蓮風先生から鍼をしていただく日でした。 先週の歯痛は厲兌(ST45)の刺絡で見事に消えてなくなって、今週は・・・数日前からちょっと身体がかゆいかな・・・マイ・トピックスでした。 蓮風先生の鍼はいつもの督脈:筋縮(GV8)へ。 そして、うなじを触って「ものすごい爇や! ほら、触ってみぃ!」とお弟子さんの手を持って来られて・・・う~ん、今週は心理面でかなりストレスがあったからなぁ。それも熱邪タイプのストレスやったしぃ。。。 「こういうのが危ないんやっ!」って蓮風先生がおっしゃいましたが、これも自覚しております。 はい、放っておいたら脳卒中でサヨウナラ だったと思います。 未病を治すのが上医。 ありがたいことですねぇ。 ということで、いつもの倍以上、瘂門(GV15)へプチ刺絡を・・・さすがに「痛いか?」と尋ねられて「痛いです」とは言えませんよねぇ。。。まっ 痛いのは一瞬やし、多分、私は患者さんへの同じ瘂門刺絡をもっと深く刺しているので、これも ♪ 懺悔 懺悔 六根清浄 ♪ でございます(^_^;) そして昨夜は、いつものようにヘロヘロへろりんで熟睡してしまいました。 今日の夕診で。 精神科通院中の患者さんが電車を乗り継いで「肩こり」の鍼を所望されて初診されました。 口コミで「そんなに治らないんやったら、よう診てくれるところがあるから行ってみぃ」と紹介されたそうです。 顔貌は明らかに精神科疾患顔でしたが、今の私は動じませんよ。 舌診・脈診・背候診・腹診をして・・・やっぱり肝鬱気滞心衝(腎虚なし)が酷くて実の熱邪が全身を犯していました。 霊台(GV10)に圧痛があり、そこへ鍼1本! そして・・・ 瘂門(GV15)への刺絡! 予想通り、かなりの交感神経緊張状態で、すぐには血は出ず、ワンクッションおいてから黒い血が流れ出してきました。 そして、もうひとり。 漢方医で胃痛を治してもらっていたけど、その先生がいなくなって云々の方でした。 この方もやっぱり口コミで「漢方でよく診てくれる」と紹介いただいたそうです。 明らかな腎虚顔。舌も脈も湿痰脾虚。腹診も酷い腎虚+肝鬱気滞が梅雨の湿痰に犯されていて、陽明胃経がボロボロに(特に滑肉門~大巨)。これが何とも言えない不快感の胃痛の原因ですね。 背候診でも胃兪(BL21):右実 左虚で、右膈兪(BL17)・心兪(BL15)もやや実。 この方には腎兪(BL23)周囲へのお椀灸で補法して、左胃兪へ鍼1本! 漢方薬は啓脾湯:朮・茯苓各4.0;人参・蓮肉・山薬各3.0;山査子・陳皮・沢瀉各2.0;甘草1.0 を梅雨明けまで飲んでいただくことにしました。 おっかぶさってきている梅雨の脾虚を祓わないとね。さて、効果の程や如何に・・・ この方、左の陽明胃経の不容(ST19)・気戸(ST13)・人迎(ST9)にも圧痛があったので、乳癌検診を受けることもお薦めしました。例の乳癌の患者さんも、この陽明胃経の胸部ラインに打鍼痛がありますので、乳癌要注意!だと思いまして(エビデンスはありません(;^^)ヘ.. うれしかったのは、どちらも「口コミ」で初診されたことです。 それも「(漢方的に)よく診てくれる」ってネ。 北辰会の体表観察のおかげです。感謝&感謝。 東洋医学の診察は、身体を触れば触るほど、いろいろな情報をGETできます。 身体、特に「皮膚は第三の脳」とも言われているくらい、さまざまな病状を教えてくれます。 触らないで何がわかる! って見得を切りたいくらいです。 中医学の脈診だって、アーユルヴェーダの脈診に比べれば、その情報量は1/5以下です。 その中医学には腹診は・・・ない・・・。 漢方診に鍼灸の体表観察を加えて、本当に診断力がアップしたと思います。 何倍やろう・・・3倍以上はアップですね。 「口コミ」初診 大歓迎です(*⌒▽⌒*) 今日はとっても忙しかったのですが、そんな疲れも吹き飛んじゃう、うれしい外来でした。 前世物語  ここまでで過去生ワークから見た時空間が少しわかっていただけたでしょうか? では、ちょっと基本的な部分をまとめてみましょう。  まず人間の目で見ている限り、時間は過去から未来へと続く一本の線に見えますが、魂の世界では時間はありません。人間界を離れて見ると過去も未来も今に収束しているように見えます。魂の本質は光であり、物理学的なエネルギーとしての光と同じものだと考えられます。そして光のエネルギーの中に時間と空間が包容されているのです。  それでは過去生退行からみた分裂病の解釈に入ります。ただし分裂病と言っても私は専門家ではありませんから、普通の医者の知識として幻覚妄想がある内因性精神病として考えてみます。そして特にここでは幻覚妄想にスポットを当ててみます。  先程述べてきたように、「時間は人間界で生きている間しか存在しない」と過去生ワークから推測されました。人間界というと人間だけ、と誤解されてしまって意地悪な人から、「植物や他の動物、それにもし宇宙人がいたら、それぞれ固有の時間を持つのか?」と詰問されそうですね。ここで言う人間界と言うのは、「私たちが光と呼んでいるエネルギーの速度、つまり光速が同じ系の世界すべて」と定義出来ます。光子フォトンで定義される世界であって、超光速粒子タキオンは認知しない世界なのです。 人間が炭素を核にして出来ている炭素ユニットと言えるように、物理学上、この世界は光速を核にして出来上がっています。地球上のすべての生物はこの光の物理法則に完全に支配されていますから、人間界の中に含めても構わないのです。そしてもし宇宙人が私たちの前に現れても、私たちに認識されるということは人間界の光の物理法則に支配される状態で現れるのですから、彼らもまた人間界に含まれているのです。もしも光速以外の何かを物理法則の核にした系からなる宇宙があっても、我々の宇宙と彼らの宇宙はお互いに認識し合えないし、ぶつかることもありえないのです。  さてここでは時空間から完全に自由である魂の立場に立って、時空を見直してみるとわかりやすいと思います。  この人間界で肉体を持って生きている間、どのようにして時間と空間を一定に維持しているのでしょうか?   過去から未来へと一本線のように見える時間と空間を作るために、肉体を持った人間は人間界用の時空フィールドに包まれている、と私は考えています。この時空フィールドは人間各々という個人のレベルから地球レベル、宇宙レベルにまで拡がっています。もちろん植物だって、例えば木々の一本一本のレベルから森のレベル、そして地球のレベルの時空フィールドがあるでしょうし、動物だって同じです。ただし地球レベルと個人レベルの違いがとても僅差のために、どの時空フィールドも同じように見えるのです。これは宇宙レベルで見ても、ほとんど差が生じないものです。なぜなら巨大なブラックホールや銀河同士の関係でわずかに時空間の歪みが観測される程度なのですから。ただしここまでは物理学的に見れば、の話です。