2014年7月11日金曜日
おはようさん 2014.7.10.
巨大な台風がやって・・・来なかった大阪です。
患者さんたち 「大阪はええとこやなぁ 大きな台風もようけえへんし(訳:大阪には台風は来ない)・・・」と呟いていました。
古の環日本海 縄文文化圏が衰退し、弥生 ヤマト文化圏が形成されるに及んで、奈良を都に選んだ意味のひとつに、この「大阪はええとこ」な感覚があるんじゃないのかな・・・そんなことを思いながら、患者さんたちの呟きに頷いていました。
木曜日の午後は藤本漢祥院で蓮風先生に鍼をしていただく日です。
今日は・・・いつもの筋縮(GV8)
脈診と背候診で、最近、ちょっと寝不足なのがバレバレでした(;^^)ヘ..
(こうやってブログを書いてるせいなんやけどね)
そして恒例のうなじ:瘂門(GV15)の辺りへのプチ刺絡を。
氣が昇って、かなりの熱邪がこもっている様です。
今日も「こんなに爇があると、危ないんや!」と・・・
確かに&確かに。。。
脳卒中に陥る人って、きっとここに(うなじ)爇がこもってしまっているんやろうなぁ。
仕事が多忙・睡眠不足・上から下からのストレス・身体の老化・将来の不安 などなどが爇となって昇っていくわけです。
この爇が頭を破れば脳卒中へ。心臓を破れば心筋梗塞へ。こころを破れば鬱病へ。
毎週、蓮風先生に刺絡で熱邪を祓っていただけている・・・それは神さまから1週間分の寿命をいただいているんだなって、台風一過の空を見上げながら気づきました。
日々、がんばってる
いろいろ しんどいけれど、何とかがんばれている
それはまだ山登りをしているから、しんどいんだって気づきました。
50~60代の同年齢相の人たちの多くは、定年間近だったり、普通の開業医だったりで、もっと進化しよう、もっと善くなろうとジタバタしてる仲間はほとんど見当たらなくなりました。(もっとお金を貯めようとか、権力を強めようとしてる人たちは多いけれどネ)
そういう普通の人たちは、もう山登りを辞めた人たちです。
眼下に広がる穏やかな牧草地や畑で悠々自適な生活をエンジョイしている人たちですね。
それはそれで善し。
変化に飲み込まれることはあっても、自分から変化することはありません。
しんどい とか がんばる とかは、まだ山を登っている証です。
何度も頂上を踏破して、その度に、次のより高い山が見えてきて、「またかよ いいかげんにしてくれよな」とか言いながら・・・そこで辞めて下山するのも自由なんだけど・・・より高い山へ向かって、息を切らせながら登っていくのです。
どこまで昇ればいいのか?
きっと終わりなき旅でしょう。
ただ今日の一歩 明日の一歩は必ずお天道さまに近づけた一歩となります。
空気も薄くなってきて
勾配もきつくなってきて
道なき道を一歩一歩と登っていく
何の因果かしらむ
それでも一歩一歩
きっと魂の目に焼きついている大いなる光さんに近づこうとしているのでしょう。
日々の道が正しければ、神さまはちゃんと守ってくれます。
しんどくて 辛くて もう辞めたいな と思っていても、
がんばれ がんばれ と週1回 刺絡をしたり鍼をしたりして、邪気を祓い、元気を入れてくれているのです。
だったら、同行二人 もう行けるところまで行くしかないですよね。
60才以上の「生きがい人生」って、そんなもんなのかな と思ったのでした。
前世物語
「何をニヤニヤしてるんだい? そう、何の話だっけ? ホルモン補充療法だったね。これからうちでやっていくのは『不老医学』と呼ばれている分野なんだ。アメリカではすでにHGH・ヒト成長ホルモンを中高年に用いるリサーチが続けられているんだ。その結果がとても魅力的なんだよ。まず第一に、今のところ致命的な副作用がないんだ。むくみや手関節の痛みなどはあるけど、投与量を減らせばすぐに回復するそうなんだ。ただし長期間の使用で副作用は出ないか? はまだわからないけどね。ここがギャンブルなんだよ。HGHが完全に安全であるかどうか? に結論が下されるのは何十年後になるかもしれないよね。私たちはまだいいよ、中年のおじさん、おばさんだからね。私たちはまだ間に合うけど、今六十才、七十才の方は待っていられないだろう。そこでギャンブルになるんだね。未知の副作用のリスクと十〜二十才分の若返りを賭けたギャンブルだね。このギャンブルを楽しめる人にだけ、HGH補充療法をお薦めしようと思っているんだ。ギャンブルは楽しまなくちゃいけないからね。ここだけの話、必死の血相でやって来る人はお断りするよ。だって必死に若返りたい人って、いざ若返ったら・・・人生を楽しむことが出来ないんだもの。また若返った分だけ必死になって生きていくだけだからね。これでは不幸のプレゼントになっちゃうよ。そうじゃなくって、自分の人生を楽しんで生きることが出来ている人に若返ってもらいたいんだ。充実した第二の人生を生きれているような人に第三の人生、第四の人生があったら、とても素敵だろう。
なぜこんなことを考え出したかというとね、過去生のワークは『生きがい療法』つまり、生きがいを見失った人の生きがいを再発見するお手伝いをする療法だけど、これはあくまで心の話、魂の話だけになっちゃっているからね。確かに生きがいを持って生きている人は生き生きしてるし身体も元気そうだから、肉体のことは放っておいても構わないかもしれないよ。でもね、心だとか魂ばかりに目が行き過ぎると、肉体を持って生きている意味、つまり生まれてきた意味、生と死の意味が疎かになってしまうことがあるんだよ。ほら、今朝方まで話し込んだあのワークだって、肉体の生と死がベースにあって魂の世界が展開していっただろう」
そうなんです。昨日のワークは私にとっては難しすぎる内容でした。でも何とか理解したい、という気持ちがとても強くて、夜診が終わった後も先生に付きあってもらいながら、私はあのワークのレポートを書き続けました。途中でしばしば先生と議論になります。それがまた楽しくて、気がついたらシンデレラ・タイムになっていました。
「この世の中を二元性で割って考えてみると、肉体と心・魂が二元性のペアーだね。この二元性で支配されている世の中を生きがいを持って生きていくには、心と魂だけが満たされているだけではまだまだ不十分なんだ。肉体的な若さが必要なんだよ。老化がネガティブだとすると若さはポジティブだよ。心をポジティブに向け続けるには、この肉体的な若さが必要なんだよ。ただ今まではそれが実現出来なかっただけなんだ。確かに約二十年前は成人に成長ホルモン・GHを使うことは人道上、許されなかったんだ。なぜならGHは屠殺した家畜の下垂体を何千と集めてきて抽出して、やっと手に入れることが出来る超貴重品だったからね。GHを待ち望んでいる小人症の患者さんに優先的に使われていたんだよ。でも今は違う。遺伝子工学的に合成されたHGHがあるからね。さっき言った『神の目』で見てみると、HGH補充療法の台頭は私たちの魂の療法の進歩にシンクロして進展しているように思えるんだ。
心を開いて魂の光を取り戻すこと、そして肉体の老化をコントロールして人生をしっかりと楽しめるようにすること、このふたつが今、始まるべき時が来たような気がするんだ」