2014年6月4日水曜日

おはようさん 2014.6.3.

ある癌の全摘手術後、放射線療法と抗ガン剤治療を受けて、体力ボロボロになって当院へやってきた患者さんがいます。 蓮風先生にも診て頂いて、夢分流打鍼の火曳鍼をやっていれば大丈夫、というお墨付きをいただいていました。 私もこの人は氣を補って、邪気を祓っていれば、大丈夫だと診ていました。 蓮風先生に診て頂いた後、2 3回は通院されましたが、顔色も良くなり、食事も食べられるようになり、身体も軽くなったのを誤解したのか・・・その後、通院せずで。 今日、もう手の施しようもないくらい憔悴して再診されました。 聞けば、ムリして仕事に行っていたとか、墓参りに言っていたとか・・・動けず通院できなかったとか・・・ 明日、手術した病院に入院する予定だそうです。 今日、火曳の鍼をしてみましたが、もう氣があまり集まってきませんでした。 何も食べられないので点滴をしてくれ、との事・・・ 院内検査では極度の貧血に陥っていて、抗ガン剤の骨髄抑制による全身衰弱が考えられます。 大病院ですから、入院すれば「殺さずに」何とか持ちこたえるところまでリカバリーさせるでしょう。 今日はこの患者さんだけでなく、なぜか何人もの患者さんたちが「なんでぇなぁぁ(>_<)」な、とても悲しく、口惜しく、やるせないことをしでかしてくれた日でした。 そんな人たちに共通しているのは「素直でない」こと。 信じる力の弱さも、危機管理能力の低さも、我欲の強さも、感謝する力の乏しさも、すべて「素直でない」ことに通じています。 (アカン ワテ マダ カナリ怒ッテマスワ。話題ヲカエマス(;^^)ヘ..) いつもの強烈な抗ガン剤を飲まされ続けている患者さんは今日もちゃんと来られました。 夢分流打鍼と温灸をすると、とっても楽になるからって、蓮風先生に診て頂く日以外は毎日、来られます。 この患者さんも抗ガン剤を増やされる度に、ガーンと肝障害・骨髄抑制が来ますが(蓮風先生の体表観察を使えば、検査データで異常が現れるよりずっと先に異常を察知できます)、夢分流打鍼や鍼灸で抗ガン剤に負けない身体に戻し、癌治療を始めた頃よりももっと元気にすることができています。 そして、この患者さんはとっても「素直」なのです。 先の残念な患者さんと、この(*^^)vな患者さんを見比べてみて・・・ 鍼灸は癌治療:抗ガン剤や放射線療法などの副作用をしっかりと予防する力があるんだ、と確信しました。 それは巷の慰安鍼ではダメです。 ホスピス鍼や麻酔鍼でもダメです。 手術・化学療法・放射線療法・免疫療法といった西洋医学とガチで対バン張る心意気を持った鍼灸じゃないとダメです。 私が蓮風先生の癌治鍼にワクワクするこころの痺れを感じるのは、そんな素直で真摯な心意気を感じとれるからだと思います。 今、ロト6が大当たりしたら・・・ 大学病院の真ん前で「東洋医学クリニック」を開いて、大学病院で治らない患者さんたち・ヘロヘロになった癌患者さんたちを鍼灸&漢方を主に、これまで培ってきたさまざまな手法を駆使した統合医療で「元気にしていく」こと。 もう一度、元気になって、生きがいに充ちた日々を過ごせるように・・・ さぁ、あとは神さま次第やな。たのんまっせぇ 神さま。 前世物語 「家まで戻ってください。メリーの家はどんな家ですか?」 「赤いレンガの家で三角屋根をしています。緑の木々に囲まれた一軒家でまわりは芝生です」 「メリーさんが今いる年代は何年ですか?」 「千五百七十年です」 「メリーさんのお家がある場所はどこですか?」 「イギリスです」 「お家に帰りましたか? お家に誰かいましたか?」 「お母さんがいます。金髪でシニヨンに結っていて、目は薄いブルーです。食事の用意をしています」 「そのお母さんは、今のあなたが知っている人ですか?」 「少し恐い目をしています。・・・主人のお母さんです」 「では、その日の夕食の場面に進んでください。誰と一緒に夕食をしていますか?」 「両親と私より大きなお兄さんがテーブルについています」 「お父さんはどんな人ですか?」 「黒っぽい髪でヒゲをはやしています。目は深いグリーンです。お兄さんは少し明るい茶色の髪を束ね ていて、目はグリーンです」 「そのお父さんは、今のあなたが知っている人ですか?」 「わかりません。知らないみたい・・・」 「ではお兄さんはどうですか?」 「お兄さんのことが大好きです・・・でも誰だかわかりません」 「そこには他に誰かいますか?」 「犬がいます。黒くて精かんな顔つきです。ジョンと言います」  先生は雅子さんに場面転換を指示しました。 「メリーさんの人生で一番幸せな場面に移ってください。メリーさんはいくつになって、何をしていますか?」  雅子さんが嬉しそうな声で答えました。 「教会での結婚式です。私は二十二歳です。相手の人は背が高くて、細身で金髪で優しそうな顔をしています。薄いグレーの目が輝いています」 「その夫は、今のあなたが知っている人ですか?」 「知りません」 「夫を愛していますか?」 「はい。教会から出てきて、みんなから祝福されています。とても幸せです」 「結婚式に来ている人たちの中に、今のあなたが知っている人はいませんか?」 「今の友達が数人、来てくれています」  先生はいよいよ平岩さんの主題に導きました。