2014年6月28日土曜日

おはようさん 2014.6.27.

やっぱり今週は刺絡ウィークのようで・・・ 今日も氣の上気衝心した患者さんが数名、来られました(昨日、刺絡した人たちとは別に)。 この梅雨真っ盛りも影響しているのでしょうね。湿痰昂じて湿熱に至ってる患者さんも増えました。 今日は百会への刺絡が必要な患者さんばかりでした。 百会に手を翳すと、熱邪がドロドロで。 「三つくらいチクチクと刺すだけですよ」と言いながら刺絡針を近づけると・・・ 「五行の五つを刺絡しなさい」と天の声が・・・ とっさに百会の前後左右と中心の5カ所に刺絡しました。 はい、黒い血がドッと吹き出してきて・・・これでいいのだ! なるほど、五行で刺すと、手の十井穴刺絡のように、どの五臓六腑が病んでいるのか?がわかります。 陰が昇ってくる右が東で、陽が下って行く西が左。同じように任脈は下り、督脈は昇りだから、後が南で、前は北。とすれば・・・ 右が木で肝胆で目。 左が西で金で肺大腸で鼻。 前は北で水で腎膀胱で耳。 後は南で火で心小腸で舌。 中央が土で脾胃で口。 これは古典云々ではなく、降ってきたものだから、これから検証していきますね。さぁ どうかな? 今日の百会の刺絡の患者さんたちも、たちどころに顔色がきれいになって、舌の黄膩も弱まりました。 もちろんみなさん、安全のために臍周か丹田にお椀灸をして補してます。 この週末は刺絡の本を何冊か読込ながら、しっかりお勉強したいと思っています。 ということで、刺絡ネタは to be continued(;^^)ヘ.. 前世物語  このワークの最中、先生は少し頭を抱えて考え込むような格好をしていたのが印象的でした。私は夜診の終わった後、丁寧な秘書口調で先生に尋ねました。 「先生、今日もお仕事、ご苦労様でした。夜診の診察はこれでもう終わりですが、看護婦さんたちはまだリハビリで忙しそうにしておられますので、みなさんのお仕事が終わるまでお茶でも飲みながら、ちょっとお伺いしても宜しいでしょうか?」  先生は大きな背伸びを繰り返しながら答えました。 「何をそんなにかしこまっているのだい? 美子さんの質問なら、何時でも何でも大歓迎だよ。ところで何だい?」 「今日の二つ目のワークの最中、先生は何か深く考え事をしながらガイドしていたでしょう。何か具合でも悪かったの?」 「いいや、身体の方はまったく元気だよ。でも、そんなにいつも心配してくれているなんて、もうそれだけで泣けてきちゃうよ」 「はい、ハンカチ!」  私はすかさず先生にハンカチを差し出しました。先生は夜診で目が疲れるからなのでしょう、いつもこの時間に涙を拭いているのを私はちゃんとチェックしていました。たまには私に先制の一本を取らせてもらわないと、私も人生を楽しめませんからね。先生はとても嬉しそうにハンカチを受け取って涙を拭いてくれました・・・でも、何だか余計、先生の涙が溢れています? 「やったわ、今夜は私の連続一本勝ちだわ」