2014年6月25日水曜日
おはようさん 2014.6.24.
沖縄の慰霊の日に思ったこと・・・
Wサッカーやおやじヤジ事件などに隠されるような扱いのニュースを見ながら・・・
戦争したい人たちにとっては、やっぱり真実は都合悪いんだなぁ、と思いました。
中国や韓国やアジアのさまざまな国々で日本軍がやったことがどんどん「なかったこと」だと塗りつぶされていくけれど、
さすがに、鉄の雨の下を生き延びた沖縄の人たちはまだ健在なので、「なかったこと」にはできないからねぇ。
だったら、隠す。
そういえば、おやじヤジの政党さんは、そんな人は「いなかったこと」だと言っていたよね。
都合の悪いことは、隠す。
いつの時代もお子ちゃまやなぁ。
先の戦争でも、大本営発表は「隠す」&「誇大妄想」の百花繚乱やったしね。
真実の戦況が上へ伝わらないから、トンデモ作戦を敢行して・・・負けてしまうの繰り返し。
おっと・・・フ***も同じだった(伏字にせんと秘密ナントカ法で突然逮捕&自白させられちゃうからね・・・って、今はいつの時代やねん。。。)
私はもちろん、♪戦争を知らない子供たち♪の世代だけど、
医師としての経験上、人が死ぬって・・・正直、汚いし酷い状況やと思います。
ましてや戦争で人が死ぬって・・・手足が吹き飛び、顔が裂け、内蔵が飛び出し・・・血だらけです。
負傷すれば・・・傷は膿み、ウジがわいて、あの吐き気をもよおす悪臭の中・・・絶望だけです。
TVゲームとは違うんだよ。
現実はもっと悲惨でエグイんだよ。
次の大戦は・・・核爆弾 毒ガス 細菌兵器 さまざまなロボット兵器
戦争する人たちはTVゲーム感覚かもしれないけれど、
戦場になった都市の人たちは・・・沖縄や広島と同じ苦しみを味わうことになるのです。そう今でも。
ここ数年、戦争賛成の人たちがどんどん増えているのが信じられない私です。
ただ、客観的にこの時空の流れを眺めれば・・・
2011年がピークだった全ての時空間の収束・光と闇の世界への移行 そして闇の世界の退行がまるで宇宙の理のように順調に進んでいるだけとも思えます。
つまり・・・こうやってまだ私が居る世界は、歴史を退行している「闇の世界」ということ。
その退行のスピードがあまりに速いので、ちょっと戸惑ってはいるけれど、昨今の世論や政治や国際情勢は、もうすでに昭和初期にまで退行してしまったように思えます。
さすがに大戦になれば、この時相は終わるでしょうが・・・それを見たいとは思いません。
光さんがそれを見ろと言ってるのかしら・・・と、光さんをコソッと呪うこともあります(;^^)ヘ..
いやいや、この時相から光の世界への最後の渡し船に、できるだけたくさんの人たち(魂たち)を引き連れて乗り込みなさいって言われてるって・・・信じてます。
幸いなことに、同じ使命を帯びている人たちを最近、ネットを通じて見かけるようになりました。
人と人が殺し合っている限り、ファーストコンタクトはあり得ないよ。
光の世界って、意識が覚醒して、宇宙的に広がるのもあるけれど、この生身の肉体を持ったまま、今のあなたたちには想像もつかないような世界が待っているのですよ。
それは、まるで黙々と葉っぱだけを食べていた青虫が蝶々となって大空を自由に羽ばたけるような、素晴らしい世界観の広がりを味わえるのです。
だから・・・今はこれで順調なの。このまま、できることをやっていきなさい。それが貴方たちの使命ですよ。 (from 銀河通信)
前世物語
美子レポート
幻覚
十九世紀の初頭のイギリスに、アンドリゲスという騎士がいました。いつも黒い革の靴に紅い刺繍ししゅうのある靴下、薄茶色の半ズボンに青いベスト、茶色の革の手袋につばの広い帽子というナイトの姿で馬に乗っていました。剣の腕前が素晴らしく、国王の信頼も厚く、町の人々からも敬愛されていました。
二十五歳になって、アンドリゲスは悪夢を見るようになりました。
いつも暗い闇の中に古いお城が浮かんできます。彼は城壁の上から遠くを見ています。何かがやって来ます。敵の大軍でした。しかし彼には何もなす術すべがありませんでした。それは十三世紀の戦いで、彼が三十歳の時の記憶でした。彼は城壁の上で決心しました。
「やはり戦わなくてはいけない。とにかく自分だけでも防がなくては」
彼は城の中庭へ降りて行きました。すでに敵が侵入して戦いが始まっていました。もう間に合いません。彼は奮戦しましたが首を刎はねられました。
古い悪夢が黒雲のようにアンドリゲスの心を厚く覆い隠していきました。
「また、敵が攻めてくるぞ」
古い悪夢が彼とともに町へ歩き出しました。
アンドリゲスは次第に疲れやすくなりました。原因は彼にもよくわかりません。ただ身体が重くてイライラします。黒髪の妻が怒って彼に言いました。
「あなたは怠け者よ」
彼は小さな息子のピーターに八つ当たりしました。妻は息子をかばいながら彼を罵ののしりました。
「これは本当の自分じゃないんだ」
彼はそう思いながら馬をとばして走り去りました。
ある日、アンドリゲスはイライラしながら罪人を取り調べていました。壁に手足を繋つながれた罪人を拷問しています。
「敵のスパイに違いない」
彼は確信していました。罪人はもう死にかけていました。彼は国王に進言しました。
「こいつは悪人ですから、もっと痛めつけてやりましょう」
罪人は叫びました。
「私はやっていません!」
彼は殴りながら言いました。
「そんなはずはないんだ!」
国王の許可を得た彼はその罪人をなぶり殺しました。
アンドリゲスは城を出て町を悠然と歩いていました。突然、後ろから誰かに殴られました。彼の剣が反射的に抜かれます。彼は女を突き殺していました。それ以来、町の人々は彼をとても恐れました。
ある夜、アンドリゲスは悪夢の終わりを見ました。いつもの城で敵と戦うために彼は中庭へ駆け降りて行きました。でもそこには敵はいませんでした。彼は町の人々に取り囲まれました。いつもアンドリゲスに敬愛の眼差まなざしを向けてくれていた人々です。彼は気づきました。
「これはオレの思い過ごしだったんだ。オレの独りよがりだったんだ」
町の人々が彼に石を投げ始めました。
「違うじゃないか!」
町の人々の叫び声が聞こえてきます。彼は袋叩きにされました。人々の信頼が彼の血とともに滴り落ちて、彼の夢を赤黒く染めていきました。
二十七歳のある日、アンドリゲスは牧草地の大きな木の下に馬を休めていました。これから彼は決闘へ行くのです。彼の心は不安でいっぱいでした。なかなか踏ん切りがつきません。家族のことも気がかりでした。
彼は想いを振り切るように馬に乗って走り出しました。町外れの草むらで誰かが彼を待っていました。シルクハットにステッキ姿の貴族の男、ロドリゲスとその妻ルーシーたちでした。ロドリゲスは「今の父親」です。アンドリゲスとルーシーの夫は言い争いを始めました。
「お前が妻を苦しめたんだ!」
ルーシーの悲しそうな緑の視線を感じました。アンドリゲスは思いました。
「ルーシーは結婚しているのにオレが好きになってしまったんだ」
突然、ロドリゲスが銃を構えました。アンドリゲスは剣を抜きました。
「頭を撃たれそうだ」
アンドリゲスは倒れました。赤黒い血が草むらを染めていきました。