2014年4月24日木曜日

おはようさん 2014.4.24.

木曜夕方は藤本漢祥院での研修&鍼治療です。 瀉血しても全然良くならない真性多血症の患者さんが蓮風先生の数回の鍼で治っていました。 すごいですねぇ。 うちから紹介した癌の患者さんたちもみなさん、とても良くなっていました。 私は今日も督脈の筋縮(GV8)へ鍼をしていただきました。 これがとっても良く効くんですよねぇ。 帰り道からもう身も心もトロトロトロリンコで・・・週に一度のリセット&再起動でございます。 今朝の外来では・・・ 剣道師範のおじいちゃんが正座をすると足がつって困っていると来院されました。 体表観察すると、足がつる方の腎虚と膀胱兪の冷えが酷い・・・ということで、お椀灸をしてあげました。すると、腰の怠さと足のつっぱり感が消えてなくなり、スキップするように帰っていかれました。 局所を温めると言えば、お風呂・ホッカイロ・灸 を思い浮かべます。 お風呂は確かに温まるけれど、その後に冷えてくるのが問題です。温まったところが冷える時に、寒邪が侵入してきやすくなります。風呂上がりに風邪を引くってヤツですね。腰痛や肩こりでせっかく湯治に出かけても、温泉で温まってきたら、そのまま湯冷めしないように布団に入らなくちゃ・・・卓球したりカラオケしたりしてたら元も子もありませんよねぇ。 ホッカイロは、局所的に温まるんだけれど、同時に汗をかかせてしまいます。暖だけど湿・・・梅雨ですねぇ。梅雨時って神経痛には辛い時期のひとつです。そういえば、ホッカイロでずっと温めていると、よけいに痛くなるって患者さんもいました。湿邪を生み出してしまうのでしょうね。 灸は局所を温めます。そして灸は乾です。湿邪を祓います。灸で温まった局所はお風呂よりも冷めにくいです。 なるほど・・・だから局所の冷えには灸がええんやなぁ。 アンポンタンな外科医に延々と抗ガン剤を投与されている可愛そうな乳癌のおばあちゃんは、おかげさまでとっても&とっても元気になりました。 癌になる前よりも元気だと家族が喜んでくれています。 やっているのは、ほぼ毎日の夢分流腹打鍼とヘソ灸です。 今は抗ガン剤服用による肝脾腎のアンバランスも消えて、神闕(CV8)の冷えも軽度になってきました。 毎日、抗ガン剤を服用させられているので、月曜日には邪気が出ていますが、それもすぐに祓えるまでに免疫も改善してきています。 今日、大阪で抗ガン剤を服用しながら副作用に苦しんでいる患者さんってどれくらいいるのだろうな? 医院のある門真・守口だけでも、きっと何十人 何百人っているんじゃないのかな? 全員に効くとは言えません。 この乳癌のおばあちゃんは、とっても素直な性格やから、とりわけ打鍼や灸がよく効くのです。 自己中の強すぎる人、生きるのを諦めてしまった人、死をあまりにあまりに怖れている人・・・には何をやってもあまり効かないかもしれません。 それでも、何十人かの癌患者さんの苦しみを副作用なしで払い除けてあげられるのになぁ。。。 今はまさに闇の時代。夜明け前が一番暗い・・・闇の世界だから・・・ 悪口やネガティブな評判はどんどん増殖しながら広がっていきます。 クレーマーやヘイトスピーカーがまるで癌細胞のように、この世に増殖していってます。 さすがに患者さんにはいませんが、医院の近所にもそんな闇人がいっぱいいます。 だから、いくら善き治療をしても、患者さんたちの喜びの声&感謝の声はかき消されてしまいます。 今はまだまだもっと腕を磨けということなんやろうかなぁ。。。 いつか来る光の世界 夜が明けるのを信じて、明日も治療を続けていくのです。 P.S. 神さま、あなたを信じる勇気を私にください  (イエスズ会の祈りの言葉:クリストフ・バタイユ「安南」より) 前世物語 「これから充実した人生を送れますか?」 「送れます。送れないわけがないよ」 「私の人生はここまで順調ですか?」 「何が順調ではなかったのか? と聞き返されました」  彼女は当惑して言いました。先生がサポートに廻りました。 「何と答えますか?」 「病気は良くならないし、未だに望んだものが手に入りません」 「夫は何と答えましたか?」 「お前が望んだものは全部手に入れたはずだ」 「いいえ、まだ手に入っていませんよ」 「それはお前が望まなかったからだよ」 「本当に私は望んだものが全て手に入っているのですか?」 「そうだ、そしてこれからもそうだよ」 「私が望んだのにまだ手に入っていないと思ってるものは、本当は私は望んでいないということですか?」 「そうみたいです」  彼女は狐につままれたような顔で答えました。気づきとの出会いとは、いつも、誰でもこういうもの なのです。先生もフッと一呼吸置きました。そして独身の女性が必ず聞く質問を続けました。 「私はパートナーに出会えますか?」 「絶対に出会うと約束したから大丈夫です」 「もう出会っていますか?」 「まだのようです」 「その人はどこにいますか?」 「違う国にいるような気がします」 「それでも出会えるのですか?」  「もうすぐ会えるらしいです」 「私はその人を見たらすぐにわかりましか?」 「わかるようです」 「その人も私がわかりますか?」 「わかるよ。向こうの方が先に私のことをわかるようです」 「その人もまだ独身ですか?」 「笑っているだけで何も言ってくれません」 「その人から私は何を学ぶのですか?」 「人の気持ちを学びなさい」 「それはどういう意味ですか?」 「相手を思うことです。相手を、人を愛するということが本当はどういうことなのか、それがわかります」 「これから出会うパートナーとは何回一緒の人生を送りましたか?」 「五十八回です」  彼女は喜びと驚きが入り交じった声で答えました。先生はこのワークの締めくくりに入りました。 「最後にもう一言、何かメッセージをください」 「頑張れ、と励ましてくれました」 「私、このまま頑張れるかなぁ?」 「大丈夫だよ。なぜそんなに迷うのかわからない、と言われました」 「この迷いと不安は何とかなりますか?」 「もう迷わない、と言ってくれました」 「私をこのまま見守ってくれますか?」 「ずっと応援してきました。そしてこれからも応援します」  彼女は嬉しくて泣き出しました。先生は最後に尋ねました。 「ところで、あなたはどなたですか?」 「あなたの魂です」