2014年4月13日日曜日

おはようさん 2014.4.12.

今週もたくさんの患者さんを診ました。 毎日 どれくらいだろう・・・千 万 もっと? の邪気を打鍼で祓い除きました。 体表観察を駆使して、未病で治したのもありました。 心音の聴診で、数日内の狭心症を予知して、しかるべき手を打てた患者さんもいました。 STAPじゃないけれど、今の私の研究心を煽っているのは、心身症と胸部打鍼痛の関係です。 経穴経絡も神経解剖学も越えて、説明&弁証のつかない胸部の打鍼痛が心身症の患者さんたちに認められるのです。 目の前の患者さんをよく診ると、医者心をそそられる不思議がいっぱい潜んでいます。 そりゃぁ 人間は小宇宙なんだから、まだまだ未知なものなんていっぱいあるさっ かな。 もちろん、生活習慣病の薬や認知症の薬、抗不安剤や睡眠薬、消炎鎮痛剤も抗生物質も適材適所で使っています。 漢方薬も大変重宝しています。蓮風先生の体表観察を学んでからは、漢方処方の有効率も格段に向上しました。 西洋医学でも、東洋医学でも、鍼灸医学でも何でも使います。 目的はただひとつ。患者さんの笑顔です。 病気を治すこと、痛みを取ること、心配を取ること、楽になること。 患者さんの笑顔のためなら、どの医学でも、どの手法でも構いません。 なんでもあり よろず診療が私のモットーです。 先生は変わり者やなぁ ってよく言われますが、 そうやろうか? 患者さんの笑顔を第一にすれば、誰でも結局は、こうなると思うんやけどなぁ。 ただひとつ、変わり者で痛いのは、世の中の大勢にそぐわないので、儲かりまへんわぁって処でしょう。 ホンマはそんな世の中がイカンのやけどなぁ。 光の世界に早よう移行せえへんかなぁ。 ちょっぴりブツブツ思いながら、土曜の外来を無事に終えたのでした。 さぁ、また来週、がんばりましょい! 前世物語  この問いに対するヒントもこの症例にちゃんと入っていました。それは、どうしたら自信を持てるのでしょうか? に対する光の答えの中にあります。もう一度、読み返してみましょう。 「人生を楽しむことです。今、一番興味のあることをしてみることです。とても大切なことです。あなたはいつも後回しにします。でもそういうことは、あなたの成長にとても大切なことなのです。あなたの好きなことをすれば、あなたはいろんな自分の面を見ることが出来ます」  人生を楽しむこと、も人生の目的の大きなテーマです。光から見れば、人生を本当に楽しめている人はそれほど少ないのです。逃げている人がとても多いのです。なぜ楽しむことから逃げるのでしょうか?  今、一番興味のあることをしてみましょう、と言うと、お金がない、時間がない、元気がない・・・の無い無い尽くしの言い訳が返ってきます。そして後回しにされて永久にお蔵入りしてしまいます。今、一番興味を持てることは、実はやり繰りすれば何とか出来ることがほとんどではないでしょうか。その時に全く不可能なことには興味が湧かないものなのです。一番興味がある、ということはその人の内なる声なのです。これは人生の成功哲学の本によく書いてあることです。お金持ちになりたかったら、お金持ちのように振る舞ってみるのです。ただし高価な持ち物も大切ですが、それを本当のお金持ちのように使いこなせるように心がけなければなりません。マナーしかり、話題しかり、教養しかり・・・そこまでなりきれれば、気づいたら本当にお金持ちになっていることでしょう。  先生はこれを私の目の前で実践して見せてくれました。この秋、先生は突然、大型バイクの免許を取ったのです。まわりは大ブーイングでした。ケガするぞ、命がないぞ、体力がないぞ、中年ジジイが何を血迷ったか・・・でも先生は教習所に通い続けました。大型バイクのための体力作りまで始めてしまいました。私には先生の光がいっそう輝いていくのがわかりました。そして秋、とうとう大型バイクに乗って通院するようになりました。バイク乗りの儀式をしている先生はとても嬉しそうです。そして、医院での先生も変わってきました。どうしても疲れた顔が多かったのですが、また笑顔が戻ってきたのです。 そしてずっと昔の彼の面影が色濃くなってきました。そうです、若返ってきたのです。心が若返ると身体までもが若返ってくるのかもしれません。実は、鼻が利く私には先生にも中年男性特有の体臭が少し感じられていたのです。これは男性の更年期みたいなもので、やはりホルモンバランスに老化の兆しが見えることと関係があるのかもしれません。でも大型バイクに乗り出してから、あの中年男性の体臭が感じられなくなりました。その代わり、ヨットの上のアラン・ドロンから漂うような艶香が微かに漂っています。先生の革ジャン姿を初めて見た時、正直、カッコいい! と思いました。私は見とれてしまいました。それは姿にではありません。先生の輝きにでした。そこには「今を楽しんで生きている人」が立っていたのです。そして私の「今を楽しんで生きている人」を見ていて気づいたことは、若々しいこと、美しいこと、お洒落なこと、楽しいこと・・・がどんどん集まってくるということです。今、先生はフィットネスで毎朝汗を流してから医院に大型バイクで来ます。サングラスに革ジャンかオシャレなバイクスーツです。ティファニーのマネークリップを使いこなしています。今を生きることが楽しい人には機能美があるのです。ロダンの彫刻のような美しさが私にはちょっぴり感じられます。若い人の若さとは深さが違います。油絵のような美しさ・・・でしょうか。先生を見ていると、私も頑張るぞ、という気持ちになります。前向きに押しだしてくれるような気がします。こんな先生に診てもらったら、病気なんかしてられないかもしれませんね。もっともこれは私の胸の内の秘密です。こんなことを言うとアイツは有頂天になって天にまで登って行ってしまいかねませんから・・・。この人生で二度も同じ悲しみを味わいたくはありませんからね。