2014年4月15日火曜日

おはようさん 2014.4.15.

先週から春の風邪が流行ってきています。 悪寒が強い・頭痛がひどい・熱発は38度前後・ノド痛あり・鼻水&クシャミあり・咳少々・関節痛はなし・倦怠感強し が特徴です。 普通の風邪の治療で治りますが、風邪薬と一緒に麻黄湯や葛根湯などをちょっと飲んでおいてねって感じの風邪さんです。 こういうタイプの風邪は子供の脳炎を起こしやすいかも。 春の陽気が身体の中も上気してるのに、春の山菜や筍を食べ過ぎたり、お酒を飲み過ぎたりして氣を煽ってしまう人も増えました。 まだまだ昼夜の温度差が激しいのに自然の移ろい以上に氣を上気させてしまって、腎が冷え冷えになっていた人に、この風邪が多いようです。 そういえば、女性の膀胱炎も増えましたね。 ジャンクフードやスナック菓子ばかり食べてると腎が冷え冷えになってしまいますが、そんなバカモノ ちゃう 若者に、この風邪さんは風神のように襲いかかっているのですね。 懺悔懺悔六根清浄でございますよ。 今夜は赤銅色のまんまるお月さまが昇ってきました。 月食だとわかっているけど・・・ 昔の人たちがこの春の赤い満月さんを見て、何を思うのかしら と日本人の血にシンクロしながら思いを巡らしてみました。 平安 奈良 ヤマト 弥生・・・の人たちは不吉さを感じたでしょう。 たくさん殺して、大勢を支配して、搾取と恐怖の富の中で生きている人たちは、大自然からの復讐を最も怖れていました。 だから、まず脳裏に浮かぶのは、不吉 でした。 あれ? 昔話のはずなのに、なんだか今も同じじゃん? 縄文の人たちはどうだったのでしょう・・・ お月さまの顔が赤い! お月さま どうしたんだろう? 大丈夫かな? なにかできることはないかな? そうだ、みんなでお月さまが元気になるように祈ってあげましょう。 そう、縄文の人たちはお月さまもお日さまも、この大自然 大宇宙のすべてとお友だちな感覚です。 だから、まずお月さまのために祈ったんじゃないかな。 弥生以降の人たちもお月さまに向かって祈ったけれど、それは自分たちに不幸が降りかからないように、という自己中な祈りでした。 縄文の人たちの祈りはお月さまのため。利他的というよりも、ワンネス 自分たちもお月さまも同じ仲間だからという一体感の祈りでした。 どちらの祈りの方が波動が美しいか・・・もう月とスッポンですよね。 (波動が高い・低いというのは、弥生以降の人たちの思考ですよね。 縄文の人たちの和・輪・笑のベクトルでは、美しいが尺度です。これがわかるなら、貴方も縄文DNAが開窮してますよ) 日本には縄文のエネルギーが残っている地が散見されます。 その中で最大なのは、やはり出雲です。 もちろん今の出雲は弥生ヤマトに侵略蹂躙されて以来、まるで今の沖縄のやうに、五感の範疇ではすっかりヤマト化されてしまっています。 あの大戦で、出雲の縄文の人たちは戦うよりも縄文のエネルギーを出雲の地に封印することを選びました。 その縄文のエネルギーがうずうずしながら開かれるのを待っています。 光の世界はこの国から。 去年からの出雲ブームで出雲の地に引き寄せられた人たちの中から、わずかですが・・・本当にわずかしかいませんが、縄文のエネルギーを開く天命を帯びる人たちが現れます。 (出雲大社に参って、伊勢神宮にも参って・・・な方は・・・ゴメンナサイ) まだ私はそんな出雲の光の人たちとは誰とも巡り会ってませんが(蓮風先生が出雲出身なので・・・この先生はもしかして・・・とにらんでいますが)、これから10人と輪が繋がった時、光の世界が始まるのです(それも11日間で)。 以上、まんまるお月さまが中継してくれた銀河通信でした。 前世物語 第四章       魂の自由 「美子さん、休日出勤、ごくろうさま」  汗を拭きながら医院に着いた私を先生は受付で待っていてくれました。待合の冷房がとてもよく効いています。 「先生、休日くらい、ゆっくりと出て来てくださいね。身体も大切にしなくちゃいけませんよ。どう見ても先生はワーカーホリックなんだから」 「大丈夫だよ。タージマハルに住むハクション大魔王は不死身だからね」  先生はランプをこするマネをして笑いを飛ばしました。ハイテンションは先生の危険信号です。私は怒り顔でそれを受けました。眉間のシワを汗が流れていきます。 「いくら急いでワークを受けたがっている患者さんがたくさん待っているからって、こんなに土日、祝日ぶっ通しでワークをすることはないんじゃないですか? 先生、先月も今月もお休みなしじゃないの?」  先生はなおも笑顔です。 「だってここはハーレムだよ。私は麗しき女性たちを幸せにする義務があるんだからね。マハラジャは戦う勇者だからこそ、最高の女性を手に入れることが出来るんだろう、美子さんのよ・う・な」  そうだったんです、先生は院長であり経営者なのです。だから無理を重ねてもがんばっているんです。先生が職員のことを「クルー」と呼ぶ訳がわかったような気がしました。先生にとって、この医院は船なのです。それも未知の世界へと旅を続ける孤独なヨットなのです。職員はみんな大切な家族なのです。クルーたちが船長の冒険とロマンを支えてくれているのを十分知っているのです。だから、いつもアクセル全開なのです。私もそんなクルーの一員になれて・・・。 「もう、おバカさんには付き合えないわ。お化粧直しに行ってくるから、ちゃんとお留守番してなさいよ」  汗が目にしみます。私はトイレに駆け込みました。  今日の患者さんは三十六才の女性です。とても痩せているのが第一印象でした。待合での物腰がとても古典的クラッシックなエレガントさを感じさせてくれました。彼女はチェアーに沈み込みながら、バッチ・エッセンスをポケットから取り出して口に含みました。ほのかなブランディーの香りが拡がります。 「私は高校の交換留学生としてイギリスで過ごしたことがあります。その時、友人からこのレスキューを教えてもらいました。私の体質にぴったりのレメディも見つかり、イギリスでの生活はとても健康そのものでした。そのご縁でハーブやエッセンスにはとても興味がありました。大学を卒業後、東京で外資系の銀行に勤めましたが、何だか息苦しくなってきて故郷の鎌倉に帰りました。そしてハーブと自然食品の小さなお店を十年前に始めました。お店は順調でトントン拍子に大きくなっていきました。今では会社になって湘南や伊勢や倉敷にお店を展開しています。イギリス時代、夏休みに友人といろいろなところへ行きました。地中海の白い都市まちや北アフリカのオアシス、ヒマラヤの村々など・・・どれもすばらしい旅でした。そのイメージを大切にした商品が新しい時代にマッチしたのですね。仕事が楽しくて、すべてがとても順調でした。