2014年4月11日金曜日

おはようさん 2014.4.11.

時々、ここで話題にしてる乳癌術後で骨転移しているおばあちゃんが又、土色顔貌になって再診されました。 聞けば、抗ガン剤の点滴を続けていたが、腫瘍マーカーが憎悪するので、先日から経口の抗ガン剤に切り替えられたとのことで・・・ 眉毛が抜け落ち、顔から血色が消え去っていて・・・おいおい!データーばかり見とらんと、ちゃんと目の前の患者さんを診んかいな! このボケ外科医! と叫んでしまいました。 患者さんを診る目を持たず、触れ方も知らずの哀れな医者は、検査データーしか頼るものがないのですねぇ・・・かわいそうに。。。 今の世の中、腫瘍マーカーが怖ろしいほど高値やけど、元気に暮らしている癌患者さんたちもいっぱいいます。 癌と共生できることは実証されているのです。 でも、白目のダルマな医者たちは、検査データーという杖を失うと、もう冥府魔道を彷徨うしかないので、決して杖を手放しません。 こういう下医は、患者さんに恐怖と不安を与え続けます。 それが患者さんの肝鬱気滞を憎悪させて、結果的に癌を増大させていることにも気づきません。 抗ガン剤が悪いんじゃない。それを使おうとする医者の無知が悪いんだ、と思いました。 ステロイドも同じですね。患者さんを診て、触れながら、注意深くパッパッと使えば、副作用なしに良い効果だけを得られます。 抗ガン剤も同じでしょう。検査データーで決めるんだったら、人間の医者は要りません。 コンピューター診断の方がよっぽど適確でしょう。 まるで屋台のコンピューター占いみたいですね。医者はお代をいただいて、出てきた結果を渡すだけ。。。あぁ 情けなやぁ。。。 占ってもらうのなら、当たるも八卦当たらぬも八卦でも、やっぱり手を取って、人の目で手相を見て欲しいですよね。 さて、このおばあちゃん・・・夢分流腹診と打鍼をして、邪気を祓い、生気を整えてから・・・。 あまりに臍周に冷邪が集まってきていたので、このまま放っておくと、この邪気が臍の深部に達してしまい、一気に生命を落とす危険性が感じられたので、急ぎ へそ灸をしてあげました。 10分もすると、顔色に血色が戻って来て、冷たかった手足も温かくなってきました。 とりあえず、これで大丈夫。 明日からしばらくは へそ灸 で全経絡を補法してあげるつもりです。 帰りしなのおばちゃんと付添の家族さんの安心した笑顔こそ、医療の何たるかを物語っていると思いました。 (そやけど、また 体調良くしたら、抗ガン剤の量を増やしてくるやろうなぁ 困ったことやなぁ。。。) 前世物語 先生らしいお話ですね。ギリシャ神話みたいだったわ」  私は先生をコントロールする知恵を持っています。おだてておけばいいのです。これはたしかに経験値の積み重ねです。でも、この人生だけでこんなに彼のことを知っているのはおかしなことです。きっと私もこれまでに彼と苦労しながら生きた人生がたくさんあるのでしょう。その経験が知恵となって今、生かされているのです。  この症例でもうひとつ注目されることがあります。それは病気の意味とは何か? ということです。この症例では、患者さんの身内の方のある病気について光に尋ねました。光はこう答えました。 「あの人は強い人だけれど、人に頼ることが出来ないのです。人に頼れないので、そうやって病気になって人の力を借りなければならない状態に身を置いているのです。私たちはいつでもあの人を助けられる状態にあるのですが、あの人は何でも自分でやりたい、と思っています。あの人は人が助けてくれるありがたさや謙虚な気持ちを学ばなければなりません」  人の助けのありがたさと謙虚な気持ちを学ぶために病気をすることがあるのです。これは実際に入院中の患者さんがよく言う大切な気づきでもあります。病気は感謝することを教えてくれるのです。  強くなればなるほど心の中は孤独になっていくのでしょうか・・・見栄、プライド、自尊心・・・心が虚ろになっていくのです。人に頼れなくなってしまいます。その強さが永遠に自分のものであるかのような錯覚をしてしまいます。何でも自分で出来る、そう思い込んでしまうのです。でも本当はどんなに強い人でも、目に見えないところでたくさんの人たちに支えられ、助けられて生きているのです。人だけではありません。すべての生き物、海や森や山々、そして地球に支えられ抱かれて生きているのです。そんな感謝と謙虚な気持ちが失われた時に、病気が始まるのかもしれません。  では病気の予防はどうしたらいいのでしょうか?