2014年1月7日火曜日

おはようさん 2014.1.7.

お正月明けの昨日、今日と「怒濤の外来」で、みなさんにたくさんお待ちいただきました。 おひとり おひとり 一生懸命&超真面目に診療しています。 西洋医学的に、東洋医学的に、こころの面から、氣の流れから・・・と、いろいろな面から考えて、ベストな治療を行っていますので、どうしても時間がかかってしまいます。 本当にこころから申し訳ないと思っております。 お待たせして、ごめんなさい。 今日は午後から在宅往診の日でした。 午前診を終えて、20分でマイ弁当をいただいて。 今日からバイクde往診が始まるはずだったのですが、昨夜、バイクのバッテリー切れが判明して・・・今日は自転車での往診になりました。 今日から在宅往診が始まる認知症の患者さん宅は、お京阪で駅3つ先。 幸いにして、寒かったけど上天気だったので、気持ち良く自転車往診が出来ました。 そのお宅を出て、今度は駅5つ戻る患者さん宅へ。 お正月太りの解消や!とモチベーション立てれば、全然苦になりませんでした。 やっぱ 気持ちですよね。 お正月1週間ぶりの在宅患者さんたちでしたが、みなさん、とてもお元気な顔だったのがとてもうれしく、今日一番の幸せでした。 医院の周辺にも、高齢者向け賃貸住宅が何軒もオープンしました。 でも、どうなんだろう? 国民年金だけで暮らしているお年寄りには、ちょっと高嶺の花な感じがします。 入居者、そう簡単には集まらないような・・・気がしてます。岡目八目やけど。 オーナーが本当に老人福祉をしたいのか?  結局、単なる金儲けなのか? 高齢者向け賃貸住宅もこれからますます流行っているところと全然ダメなところに二分極化されてしまうでしょうね。 お正月明けで鍼をしにきた難病・難症状の患者さんたちから、 「足の裏の鍼は痛いけど、なんかよく効いてるかも。調子が良くなりました」の声々をいただいております。 足の裏=湧泉への補法の鍼のことです。 湧泉への鍼を続けてきた難病・難症状の患者さんたちを俯瞰して眺めてみると、みなさん、性格がまるくなりました。こころの和ですね。 弁証すると、肝火上炎や肝欝気滞が和んできたということです。 肝の邪気が緩んで、真氣がくまなく美しく巡り始めたということです。 そりゃぁ どんな難病・難症状でも治っていきますよ(自画自賛σ(^^) じゃぁ 早速 近くの鍼灸接骨院へ行って、湧泉に鍼してもらおっと・・・ですか? 多分、効果は期待できないでしょうね。 湧泉とか百会はとても奥が深い経穴です。 鍼を持つ手によって、大きな差が出る恐ろしい穴です。 蓮風先生の百会の鍼は、前後左右の広がりがあります。 それと同じように、湧泉にも前後左右の広がりがあります。 まず鍼を持つ手に、その精妙な差が感じ取れるかどうか? また、湧泉は特にその患者さん、その病態に特有の氣を持っています。 その氣に鍼をしっかりと同化させないと、ただ痛いだけの鍼になってしまいます。 もうひとつ、鍼を入れながら、邪気と対話できるかどうか? 湧泉も百会も、その患者さんのすべて(病気、症状、こころ、今生の歴史)の邪気と対話できます。 邪気を追い出す、邪気を弱めるのではなく、邪気と落としどころを探る対話をします。 邪気が「しゃぁないなぁ」と引いてくれると、リバウンドや再発なしに症状が軽快してくれます。 とっても、東洋医学でしょう?(←わかる人にだけわかる=治るべき人だけ治る) 症状が消えました! よりも、症状が気にならなくなりました! の方が寛解なのは、そういうことなのです。 さぁ、明日もいっぱい鍼しましょう! (今日は妄想日記はお休みです) 前世物語  この症例からは大切なメッセージがいくつも読み取れます。  過去生の人生を終えるときに「好きな人を守る」と決心すると、次には幾多の試練から愛する人を守 り通す人生が待っているように思います。しかし、この症例のように今回の人生では逆に「守って欲し い」人生を体験することもあるようです。「愛する人に守られる」人生と「守って欲しい」が強すぎる 人生は、やはりまったく違った人生になりそうです。 「愛を学ぶためには、『守る』と『守られる』の両方ともマスターしなければいけないのでしょうね。 愛する人を守る、という強い信念の裏側には、愛する人に守られたい、という想いもありますから。そ こに気づくと『守る』という概念の統合ができて、愛のジグゾーパズルの一ピースが埋まります」と先 生は言いました。この方面から愛を学んでいる方はとても多いと感じています。愛の山への大きな登山 道なのかもしれません。  「償い」も過去生ではポピュラーな題材です。因果応報ですね。これを解消する手立てはズバリ「あ なたが許すこと」なのです。しかし、これはとても難しいことだと思います。光は誰にでも簡単に「あ なたには出来ます」と言いますが、現実の生活に戻るととても許せないことばかり起こります。では 「どうしたらいいですか?」という問いに光は、「繰り返していることに気づけば出来ます」と答えて くれました。 「自分の今の人生を少し客観的に見てみることだよ。誰もがみんな自分の人生の脚本家、兼舞台監督、 兼主演女優・男優なんだからね。今回の人生劇を頭の中が真っ白になって演じているけれど、実は今ま でに何度も練習してきているんだ。ただ今はアガッてしまってセリフが出てこない俳優なんだね。どう したらいいかな? レスキューレメディ? それもいいけど、まず監督の自分も脚本家の自分も客席か らこちらをじっと見てくれているのを思い出すんだ。彼らの目で舞台を見れば、どうしたらいいか?  はすぐにわかるんだから。だって今まで辛い練習を繰り返してきたんだからね」と先生は言いました。 「幸いにも私が人生の監督で脚本家で主役なんだから」と思っただけで広い視野で今の状況を見直すこ とが出来ます。そうすれば繰り返していることに気づいて許す、ということも心の中に見えてくること でしょう。昔から宗教の開祖たちは、どうにかして皆の心をこの状態に持っていこうと工夫し努力され たそうです。それがいろいろな祈り、お経等々になって受け継がれています。ですから、どんな宗教で もかまわないのです。ただ心静かになって客観的な目で自分の人生を見れれば、許しが始まるのです。 「私が今回許せたら父との関係は終わりますか?」  「あなたが許せたら、また同じように生まれても次は違う関係になれるはずです」  因果応報は許しによって断ち切れるのです。その許しとは誰かに許してもらうのではなく、ただ自分 が許すことなのです。自分を許すきっかけは、同じことを繰り返していることに気づくことなのです・・・ 先生は因果応報について、このように語ってくれました。