2014年1月26日日曜日
おはようさん 2014.1.26.
今日は花写真レクチャーに参加してきました。
季節毎にあって今日で4回目 一年分の花写真を見てきました。
私は花写真を撮る時、花たちとお話します。
もう100%直感の世界に入ります。
私も撮って こっちから撮って・・・といろいろ注文をつけてくる花たち。
それは姿形を撮っているのではなく、花の魂エネルギーを写し撮っているかのようです。
そこには左脳的な呪縛はありません。
構図も水平もボケも意識から遠のいて、ただ花の魂エネルギーと繋がりあってるだけになります。
女性とお話する時、目を見ますよね。あの感覚です。
左脳的な呪縛は、女性の身体をジロジロ見たり、学歴や仕事、親のことや家庭のことなどなどを重箱の隅をつつくようにダメ出ししていきます。
パッと見て、好き!と一目惚れした異性にドキがムネムネしながら話していたら・・・あとで何を話したかなんて覚えてませんよね。ただステキな思い出だけが強烈にこころに残ってる。
そう! そんな強烈な想いこそが最高の写真になると思います。
ひと目会ったその日から 好き!とときめいたのに、学歴は? 仕事は? 家族は? お住まいは? 年収は? ご趣味は?・・・左脳的な呪縛をご披露してしまって、さて結末は如何に・・・ダメとは言わないけど、それなりの人生、魂エネルギーが歓喜に震えるような人生にはなりませんよね。
でも、プロの写真家さんたちのほとんどがそのレベルの写真だけを撮っている今日この頃なのです。
スカートの丈のようにファッション化された写真界では、「かわいい」「とろとろ」「乙女写真」「女子カメラ」といった流行ワードに乗ったカメラや写真がもてはやされています。
それはそれでいいのだけど、どうも巨大なコンツェルンがAKB商法をマネして、写真&カメラの世界をゼロ&1だけしかない薄っぺらいデジタル世界に貶めているように感じられて・・・残念です。
AKBは秋元康という世阿弥に匹敵する天才プロデューサーが理念と理想を掲げながら現実化していっていますが、どうも昨今の写真&カメラの世界は「売れればいい」な浅はかな欲望しかなく、写真の魂エネルギー集合体がどんどん脆弱化していっているのが気がかりです。
ゼロと1しか認めないデジタル世界では魂は生きていけません。
ゼロと1の間にある無限の中に、美の真髄も生命の根源も人間の可能性も宿っているのです。
今日の帰り道、虹を見上げながら、そんなことを思ったのでした。
前世物語
美子レポート
娘との再会
これは十五年前に娘さんを事故で亡くされた、お父さんのお話です。
先生はいつものように、「娘との関係がわかる過去世へ」と誘導しました。
彼の意識の中にイメージが湧いてきました。
「大きな白い石がひとつあります。キューブで、小さな家のような感じです」
先生は尋ねました。
「触ると、どんな感じですか?」
「ごつごつしてるけど、手に馴染む感じです」
「では、その石の中に入ります。そこはどんな感じですか?」
「お風呂のような感じです」
「大きさはどうですか?」
「大きいです。薄紫の広がりがあって、ゼリーの中に浮いてるみたいです」
「居心地はどうですか?」
「馴染んでいます。良い所です」
先生は彼に心の中でお願いするように言いました。
「娘に会わせてください」
彼は答えました。
「まわりのゼリーが揺れるだけです。・・・ぶどうの種のようなものがひとつ、出たり入ったりしています」
彼はゼリーの空間に向かって尋ねました。
「この種は何を意味しているのですか?」
種が白く平たくなって、上へと昇って行きました。上を見上げると、白っぽい空に星がたくさん見えました。彼はその星空に向かって娘の名前を呼びました。すると、ひとつの星が迫ってきました。先生は彼にその星の中に入るように導きました。
「星の中はどんな感じですか?」
「まわりは暗くて、中央にピンク色の炎が見えます」
「その炎に向かって、娘さんを呼び出してください」
「炎の中で顔が見え隠れしています」
「娘さんはどんな顔をしていますか?」
「笑っています。二十歳くらいです。でも、娘ではないみたい・・・」
「あなたは誰ですか? と聞いてください」
「あなたの娘です、と言っているみたいです」
「あなたが私の娘なの?」
「前の娘だよ」
先生は尋ねました。
「どういうことですか?」
彼は泣きだしながら、「前の娘でもいいです・・・」と言いました。
先生は炎の顔に向かって、「お父さんの前に出て来てください」と頼みました。
「目の前にいます。私よりも背が高い女の人です。笑っています」
「その娘さんにゆっくりと近づいて、手を握ってください。どんな感じですか?」
「自分の手と溶け合っています。気持ちいいです」
彼に娘さんをしっかりと抱きしめながら、心の中でお話してもらいました。長い沈黙と涙が続きます。
やがて彼は答えました。
「何を聞いても笑っています」
「私のもとに生まれる前の娘は、あなただったのですか?」
「うなずいてます」
「今の娘はどうして早く死んでしまったのですか?」
「よくわかりませんが、自分で考えてみて欲しい、って言っています」
「今回、なぜ私をお父さんに選んだのですか?」
「好きだからです」
「どうしてお父さんは娘を忘れられないのかなぁ?」
「そこに意味があるから考えてね」
「どうして今の娘の姿で出てきてくれないの?」
そう聞くと、その女の人は上へと昇っていきました。上に明るい筒が見えます。彼もその筒の中を昇っていきました。
彼は緑色に輝くバスの中にいました。広いゆったりとしたスペースでソファーがあります。坊主頭の男の人が出てきました。ロボットのような硬い表情をしています。
「あなたは誰ですか?」
彼はマスターの召使いです。そしてバスがどこかへ着きました。