2014年1月14日火曜日

おはようさん 2014.1.13.

今日は成人の日。 朝からゆっくりさせていただきました。 おかげさまで風邪も何とか治ってきた様子で、昨夜はトイレも行かずにぐっすりと眠れました。 朝一のオシッコがさすがにビックリドンキーな濃厚オレンジ色で・・・やばい!・・・いやいやぁ、夜に1回もトイレに起きなかったし、風邪の邪気がやっと排泄されただけやわ・・・と勝手に納得(←良い子はマネしちゃぁダメだよ) その後のオシッコは正常色だったので、大丈夫でしょう。 そういえば、よく患者さんが「血の色のオシッコが出た!」と駆け込んできます。 血尿のこともあるけど、結構、風邪の治り始めに起こることがあります。 私自身は昨日がかなり脱水気味だったのと風邪と休日で、そんなことになったのだと思います。 やっぱり風邪の時は適度の水分が必要ですね。特に寒い冬は、あまり飲んでない人が多いので、風邪の時はしっかり目に(ちゃんとオシッコが出るくらい)水分を摂りましょうね。 明日はちょっと遠いところへの在宅往診がある日です。 午後からバイク(T-MAX500)を起動して、医院まで走ってみました。 何年、バイクに乗ってなかったのだろう? と思ってカルテを出してみたら・・・ H16年12月に左鎖骨骨折をしてるので、丸9年間、乗ってなかったのですね。 最後に乗ったのは、12月の奥山医院のクリスマス会の翌日でした。 あの時のゲストは山川ご夫妻だったかなぁ。。。 大阪でも雪が積もった寒い日でした。 クリスマス会を無事に終えて、打ち上げ二次会しての翌日。 ちょうどスクーターが車検中で手元になかったので、冬には乗らない!と決めていた大型スポーツバイク(CBR954RR Fireblade)に乗って・・・家を出てすぐの交差点でスリップして転倒。多分、時速10Kmくらいしか出てなかった(後で考えると、マンホールで滑ったのかも) そう、あの日以来、乗ってません。 10年ぶりの第一印象は「重い」 やっぱり10年の老化は否めません。 45,6才の頃は楽々と操っていたのに、今日はヨッコイョ&ヨッコイショでした(^^ゞ う~ん、やっぱり体力作りしなくては。。。 10年前は早朝ジムに通ってましたからねぇ。 医院にバイク通勤&バイク往診するのは、今のところ火曜日&金曜日だけです。 事故の巻き込まれないように気をつけながらのバイクライフ復活です! 妄想日記 「とうとうたらりたらりらぁ たらりあがりららりとう」 シテの声がまるで天地八百万の神々を呼び招く呪文のように渦を巻きながら拡がっていきます。 「ちりやたらりたらりらぁ たらりあがりららりとう」 地謡が地の底から唸り出てくるかのような声で続きます。 もうそこは別世界、時空間を旅する舟の中のようです。 まわりの音々が薄らいでいき、意識だけが無限に広がっていきます。 純粋意識に至ったのでした。 やがてたくさんの光輝く人の形が幾重もの輪になって集まっている処に着きました。 まるで曼荼羅のよう。すべてが神さま、仏さまでした。 その中心へと誘われます。 そこに翁が立って、私たちを迎えてくれました。 ふっと記憶が蘇ってきます。 昔々 ずっと昔、この翁に教えてもらっていました。 今年はいつ種を蒔いたらいいか? いつ船出をしたらいいか? どんな獲物がどこで獲れるか?   今年の斐伊川は暴れないか?  今年の日照りは大丈夫か? 大風はいつごろ来るのか? シテが謡い終わり翁面をはずすと、私たちの前の翁も光の中へ消えていきました。 そして、狂言三番曳が黒面を着けて謡い始めると、今度は亡くなった懐かしい人たちが目の前に現れました。 そして、口々に皆への伝言を語ります。 愛する人から愛される人への言葉たち 託したい人から託される人への言葉たち やがて黒面の三番曳が鈴を手に取って天に翳しました。 その時・・・ (明日に続く) 前世物語  平凡ですが暖かい家族だった人生です。でも平凡だからといって、学ぶものも簡単かというと決して そんなことはありません。 「ひとつひとつの小さな喜びを感じることが出来る幸せです」  これは目覚めた人の至福感だよ、と先生は教えてくれました。この状態になると、目に入るもの、肌 で感じるもの、すべてが愛おしく純粋な幸に満たされるので、散歩をしていても涙が止まらなくなり、 なかなか前に進めなくなってしまうそうです。平凡な人生だからこそ、そんな小さな喜びを感じとるこ とができるのです。 「着飾ったり見栄をはったりしなくても、そのままで十分に幸せなのだ、ということを彼と一緒に感じ なさい」 「今ある悲しみを悲しみとしないで学ぶことです。ないものを嘆いたりしないで、他に持っているもの を喜びなさい」  まるで中国の偉人たちの言葉のようです。  平凡な人生からでも、こんなに大切な学びが得られるのです。 「全ての人生には学びがあるんだよ。無意味で無駄な人生など、本当はないんだよ」  先生は遠くの宇宙を見つめる眼差のまま続けました。 「これは国、世界、人類全体にも共通するメッセージだね、ちょっと耳が痛いけど。例えば日本。今の 大不況の悲しみを悲しみとしないで学ぶことはたくさんありますよ。閉塞した経済状況は資本主義の断 末魔のようでもあり、ある意味で世界に先駆けて経験しているのです。日本から新しい時代の経済が創 造される期待があります。ないものを嘆いたりしないで、他に持っているものを喜びなさい・・・これ がそのヒントなのかもしれませんね」  どんな八方塞がりの悲惨な状況でもフッと息を吐いて、「この状況から私は何を学ぼうとしているの か?」と考えることが出来たら、そんなドン詰まりの中でもがいている自分の姿が客観的に見えくるそ うです。「神様はどんな気持ちで私を見ているのだろうか?」と悪戯いたずらに推しはかってみるだけで、神の 目から見た自分の姿が見えてくるそうです。 「そんな神の目だなんて・・・バチが当たっちゃいそうだわ」 「そうかな? 歴史を学ぶということは、私たちの過去の経験を神の目で見てみることじゃないのかな?  歴史から学ぶということは、それほど一種冷酷な目で智を学び取ることなんだ。中途半端でつかんだ ものは智ではなく、感情であり結果に過ぎないんだよ。それに満足しているから歴史は繰り返す・・・ になってしまうんだ。  そんなにかしこまらなくたっていいんだよ。自分が自分を神の目で見るだけなんだから別にバチは当 たらないよ、他人を神の目で見ちゃうのとは全く別問題だからね」 「そうかな・・・神様の目がいつも自分を見ていると思うと、何だか絶えず監視されているようで自由 に振る舞えないんじゃないの?」 「うん、確かにそういう人もいるだろうね。では、どんな人が神の目で自分を見ると自由を奪われるの だろうね?」 「う〜ん・・・やっぱり後ろめたさ、でしょう。ホラ、先生って風俗のお姉さんたちのお友達がたくさ んいるでしょう? 最近でこそ先生の考えが解わかってきたから私も一緒になっておつき合いしてるけど、 初めはビックリしちゃったんだから。何? この変わりようは! 昔と全然違うじゃない!? ってね」 「僕も昔々、ヨーロッパで高級娼婦をしてたことがあるんだ。ひどい環境に生まれたんだけど、そこは 持ち前の向上心とアイデア、ポジティブシンキングで炭鉱町の娼館から次第に大きな町の娼館に出世し ていき、最後は大都会で自分の娼館を持つまでに至ったんだよ。あの人生は今に通じているし、なにか と思い出の多い、ある意味、輝いた人生だったんだ。まぁ、具体的にどんなことをしてきたか、を話す と、この部分だけ『袋とじ』になっちゃうから・・・。でも、さすがに美子さんだ、答えにワン・オン だ。さぁ、バーディ・チャンスだよ、パットもがんばって!」 「もう、真面目に考えているのに、そんなに茶化さないでよ。後ろめたさと先生の違いは・・・わかっ たわ、『許し』でしょう?」 「ナイス、バーディ! さすがだね。で、そのココロは?」 「自分を許している、自分を愛している人は、神様の目でどんな姿の自分を見ても、目を反らすことな くジッと自分を見つめることが出来るんでしょう。神様の目の中で自由に生きることが出来るのですよ ね。人生を楽しむことが出来るんでしょう? そしてそれが気づきであり、目覚めなのでしょう?」  先生はニッコリと笑ってくれました。先生のこの小さな微笑みが今の私の喜びなのです。私も大きな 幸せを感じることが出来るようになってきました。  新しい時代は目覚めの時代なのでしょう。愛の時代なのでしょう。私もそう思えるようになってきま した。