2014年1月29日水曜日

おはようさん 2014.1.29.

今日の光の前世療法は、パーソナリティ障害・神経症の方のワークでした。 選ばれたテーマは「生まれてきた意味がわかる過去生へ」 降りたのは・・・鎧兜の侍。大坂夏の陣のまっただ中でした。 家康の本陣に向かって突撃して、チラッと家康の姿が見えた時、矢が胸を貫いて首を落とされました。 時を遡って、その人生で最も大切な場面へ戻ると・・・ 林の中で敵将と会っています。寝返りを持ちかけられた場面でした。 しかし、断りました。その時の決心が「義を貫く」 過去生を通じて、光さんからこの方へ託された大きなメッセージだと感じました。 「義を貫く」ことが、今のこの方にとって、どういう意味を成すのかはわかりません。 でも、きっと今日を人生の大節目として、大きく飛躍されていくと思います。 「神経症をクリアーできた未来の姿」へと誘導すると・・・ 家族を持って、がんばってる自分が見えました。 「病気は治ってないけど、うまくやっている」とのこと。 何より家族が出来ていることが何よりの明るい希望となりますね。 またひとつの人生を救えた・・・ものすごく疲れるワークですが、こんなちっぽけな自己満足感が次のワークへの氣力の源となってくれているのです。 今日は鍼もいっぱいしました。 ムズムズ足のおばあちゃん・・・大巨に鍼をすると、ムズムズ足は治りました。 パーソナリティ障害・神経症の方たちも、湧泉ー百会の鍼でどんどん良くなってきています。 そういえば、今日は半数は湧泉組やったかなぁ。。。 患者さんたちの顔もこころも柔らかくなっていってくれるのが一番の鍼の喜びです。 インフルエンザの後、身体の怠さや咳が残って再診される大人患者さんが散見されます。 竹茹温胆湯や滋陰至宝湯、滋陰降火湯の証なのですが、さて他のお医者さんたち、特に漢方嫌いなドクターさんたちは、どんな処方をされているのかな? まさかロキソニンやポンタールなどの消炎鎮痛剤、PLなどの感冒剤を出し続けてる・・・わきゃぁないでしょうねぇ。 どないしてるんやろう??? と思った朝外来でした。 前世物語 「先生、初めに出てきた前世の娘さんの過去生って、どんな人生だったのでしょうね。ちょっと興味あるなぁ」  先生にレポートを見てもらいながら私は聞きました。 「そうだね、このワークでは、ともかく亡くなった娘さんにコンタクトをとることが最優先だったから、前世の娘さんの過去生までは見に行けなかったけど、もうちょっと時間に余裕があったら見れたかもしれないね。いつもの二時間枠だと駆け足どころか、百メートル・ダッシュものだからね。私も辛いんだよ。でもね、最近は二時間半の枠も作ったから、どうしても詳しく過去生を見たい方には予約の段階でそちらをお薦めしてくださいね。これは美子さんの大切な仕事だよ」  私はしっかりと頷きました。  先生の過去生ワークの時間割は分刻みです。  初めの挨拶は抜きで、今日の主題を決めます。「***の原因となった過去生へ戻りましょう」「***の理由がわかる過去生へ戻りましょう」「***さんとの関係がわかる過去生へ戻りましょう」の3タイプに大別されます。このうち一つを選んでもらいます。事前にはっきり決めることが出来なくても心配いりません。先生が話を聞きながらアドバイスしてくれますので、いつも五分ほどでテーマが決まります。そして先生はこう続けます。 「順調良くいくと、その過去生が一つ見えてきます。過去生ですから、その人は死んでますね。死ぬと上にあがって行きます。すると光、マスター、神さま、仏様、仙人、おじいさん等々、何かが出てくることがあります。出てくると、そこでいろいろ聞けます。まず主題についてもう一度、尋ねます。その原因と治し方ですね。そしてあなたの今回の人生の目的、これは聞くことになっています。これは生きがい療法ですからね。そしてあなたの好きなことを三つ、尋ねることが出来ます。何でも構いませんよ。ただし答えてくれるかどうか、はわかりません。例えば神様、仏様が目の前に現れたとして、何を尋ねますか? あなたの言葉で尋ねるとしたら、何と聞きますか?」 ここで質問が出そろうまで、だいたい五分です。  次に先生は説明を始めます。詳しい内容はまた別の機会に書きましょう。この説明が十五分ほどかかります。催眠が初めての方にとっては、この説明がとても役に立っています。説明の内容もですが、なによりその間にリラックス出来るのです。遅刻して来られた患者さんには、この説明がカットされます。遅刻して慌てているせいもありますが、やはりいきなり催眠誘導に入るとうまくいかないことが多いようです。 「あの説明はね、前催眠の役割を果たしているんだよ。催眠に入りやすい人は、あの説明だけで十分に催眠に入っているからね。だからあの説明も私のワークにとっては大切なパーツなんだよ。過去生を見るだけだったら割愛も出来るけどね。そうはいかないよ、だってこれは光との対話による生きがい療法だからね。そう、私の誘導の最短記録はね、テーマをまとめているうちに過去生が見えてきた人だったよ。あれには驚いたね。***の原因となった過去生へ戻りましょう、と一回言っただけだったからね」  先生はそんなこぼれ話をしてくれました。  過去生への誘導は約四十分かかります。他のセラピストに比べるとあまりに長いようですが、先生は自分の方法を押し通しています。この辺はすごい頑固オヤジです。ただ、東日本の方には意図的にゆっくりと喋ろうとしています。ワーク後のアンケートで、先生の誘導が聞きにくい、早すぎる、という方々と、丁度良い、という方々に意見が分かれたことがありました。患者さんのデーターを分析してみると、男女では男性に、住所では東日本に聞き取りにくい、早すぎる、という方が多いことがわかりました。そしてこれは講演会をする方には常識のことだともわかりました。それ以降、先生は東日本の方々にはゆっくり目に喋っています。ただし、先生の東と西の境界線はなぜだか関ヶ原です。 「先生、もしかしたら先生の過去生の中に、関ヶ原の戦で破れた西軍の侍がいるんじゃないの? だから今でも徳川側を恨んでいるんでしょう。患者さんには恨みや憎しみを持ち越してきてはいけませんよ、なんて言っときながら何ですか! ご自分は・・・さぁ、この美子が聞いて差し上げますから、すべてを打ち明けて楽になりなさい!」  先生は大笑いしながら走って逃げてしまいました。これも真相が解明し次第、このレポートに書き込みましょう。