2014年1月2日木曜日

おはようさん 2014.1.2.

今年の元旦はすっかり寝正月でした。 いつも初日の出の写真を撮るので7時前には起きるのですが、今年は「全然曇ってるやん」とそのまま寝てしまいました。 まぁ、論理的・合理的な一年になるんだろうなって事にしておきましょう。 今日、お正月二日目は、医院で年末にスタッフたちが仕上げてくれていたレセプトのチェックをしてきました。2014年の初仕事ですね。 その後、枚方パークのイルミネーションを撮りにいくつもりでしたが、お仕事で使い尽くした脳みそのパワーダウン著しく、帰宅して喪中はがきの宛名書きをしました。 毎年、パソコンで宛名は印刷しちゃうのですが、今年は自筆で書きました。 私の字はとっても下手です。 小学校の頃からの超絶トラウマです。 あまりの下手さに、硬筆の教室に行かされたこともありますが・・・なんでだろう? 下手なんですねぇ。 最近になって下手な理由もわかってきました。お手本のきれいな字をイメージできていないんですね。 お手本をイメージできれば、後はそれをなぞるだけ。 人の名前と顔が覚えられないのもイメージ能力と関係あるんだけど、下手くそな字もやっぱりそんなイメージ能力の欠損からなんだろうなぁ。 まっ、人にはそれぞれ何かが欠けていて、何かが秀でているわけだから・・・と開き直ってしまえば、下手でもええやん、個性やもん!と思えてきたのです。 どうせ年賀状(喪中はがき)出すのはお友だちやし、みんな、私の字が超絶下手なのは知ってるわけですから、「これは奥山の字や。なつかしいなぁ」と感慨に耽っていただければ、それはそれで楽しいですよね。 医大生時代、私は授業全出席で、私の授業ノートが試験前にコピーされて出回っていました。 それがですねぇ・・・ そのままコピーしても字が読めないもんだから、解読専門役がいて、私のノートから原稿を起こしてコピーしていました。 昔ながらの教授が自分の古いノートを読み上げて、それを学生はひたすらノートするだけの授業ってのもありました。それをほぼ完璧にノート出来ていたのは私だけ・・・字は下手くそだけど、書くのは早かったのです。早稲田速記か? とも言われていました。 なぜ今年になって急に吹っ切れたのかはわかりませんが、 ええやん、下手くそな字も個性や! 誰にもマネでけへんオンリーワンの字やもん! この字を見たら、きっと懐かしんでくれるやろうなぁ。これでええのや! 私の下手な字を介して、みなさんと繋がっていたあの頃を思い出してみるのも、きっと何か意味があるのでしょう。 字が下手だと損をする。 そう言って子供に習字や硬筆を習わせる。 子供が楽しそうにしていれば、もちろんええんやけど、もしプレッシャー&ストレスに感じてるそぶりがあれば、無理強いしない方がいいですよ。 もちろん自我下手だと損をする世界は大きいでしょう。 でもね、医者の世界では字が下手で損をしたことはありません。 私よりもっと下手くそな字の先生も結構おられますからね。 字が下手でも損をしない世界だってあるのです。 字が下手だとダメだ!ばかりではなく、字が下手でもなんともない世界だってあるけど、やっぱり字がうまい方がいろいろと得だよ、と子供たちをソフトに導いてあげて欲しいな。 そしてね、公式の場、記帳するような時にも奥の手があるんですよ。 実は私は華道斑鳩流の師範をいただいております。つまり・・・「星風」という雅号があるのです。 記帳する時はもっぱらこの雅号を使っています。 するとね、みんな、おっ!となります。 下手くそな字が芸術的な字へと昇華されちゃいます。 能楽の謡いの場でも、「奥山星風」を名乗っています。 「西行」みたいでしょう、へへへ。 雅号は別になにかお稽古を極めなくても、勝手に名乗ることができますが、 (ただし、そのいわれは? と必ず聞かれますよ) やはり何かお稽古を続けて、雅号をいただくと良いでしょう。 下手くそな字も一転、ありがたい字に変わってしまいますよ。 超絶なトラウマも開き直ったら消えちゃうよ!ってお話でした。 妄想日記 H26年7月16日 今夜は祇園祭宵山。 一昨日の夜は、まだ人出の少ないうちに、いつものお守りを買い求めて。 鯉山さんの登竜門のお守り。 霰天神さんの火乃要慎のお守り。 郭巨山さんの金運のお守り。 占出山さんの鮎餅。 繁昌神社の金の鈴。 「京都人の私より詳し過ぎるわよ」とあきれ顔の君。 「まだまだ知らないところがいっぱいあるワンダーランドだぁ」と岡本太郎な僕。 昨夜も君と浴衣でそぞろ歩き。 「祇園祭グッズ買ったら、急に歩くのがゆっくりになったわね」 そんな君を帯の卸屋さんへご案内。 「うわぁ ありがとう! どれにしようかなぁ」 ふたりで蟷螂山の占いをして。もちろん大吉! 「かわいい!」のひとことで、木賊山のうさぎ暖簾が君んちの風呂場にかかることになって。 「ねぇ、明日は母もご一緒してもいい?」 もちろん笑顔で手を握りしめる僕ちゃん。 祭りの夜は更けていきました。 今夜は宵山。 平日なのにすごい人出です。 「お母さん、どこか参りたいところ、ありますか?」とタメ口な僕ちゃん。 「占出山さんと保昌山さんにちょっと用が・・・」と意味深なお母さん。 「私は黒主山さんの黒おたべ!」とはしゃぐ君、やけに・・・かわゆい。 占出山の子供たちの「ろうそく一本 献じましょ」に聞き惚れている君と僕に、 「おまちどうさま」とお母さんの声。 「もう、お母さんったら、なに、これぇぇ」とうれしいそうな君。 「ほら、見て!」君の手には占出山さんの御腹帯(安産のお守り付き)。 「じぇじぇじぇ! まさか・・・」喜んでる? ビックリしてる? やっぱ 喜んでるかもな僕。 「ちがうわよ! できてないもん!」と大笑いの君がいて、やっぱり ホッとした僕。 「来年、間に合わなかったダメでしょう」と大笑いのお母さん。 「なんちゅう家族やぁぁぁ」と半べそ顔の僕ちゃん。 「神功皇后やな、君は・・・」 「そや、大切にしてな、連戦連勝させたるさかい」と強気がうれしい君。 保昌山さんに参っての帰り道。 ホテル日航でお茶しながら 「これはあなたに」 渡されたのは保昌山さんの縁結びの粽でした。 「この子とのご縁が幾久しく続きますように。母の祈りがふたりを守りますよ」 あかん、こういうの・・・君と僕の目はうるうる うるうる 「ありがたいねぇ」 うなずく詩仙の君はやっぱり 美しかった。 八幡山さんの鳩笛が気に入った君。 「紅白ふたつとももらいましょう」とお母さん。 ・・・・ 考えてること、分かりすぎて・・・いとこわし? 黒主山さんはいつものおじさんの説明で沸きかえってました。 君もお母さんも笑い転げて・・・京都人ちゅうよりも大阪人やなぁ。。。 黒おたべと黒団扇。黒主山の浴衣まで三人お揃いで買って。 「来年はこれ着て、歩きましょうね」 まっ、お祭りは幸せなもん勝ち、笑ったもん勝ちやさかい、これでええわ。 きらびやかな欄干が美しい橋弁慶山の前で 「あら 翔ちゃん」と君が友だちを見つけて。 翔ちゃんは橋弁慶山の町衆。 だから特別に、牛若丸と弁慶がにらみ合ってる二階にあげてもらいました。 「あなた、お礼に橋弁慶 謡ってあげて。私が舞うから」 この突然さ・・・そんな君が 大好きなんです。 舞扇と橋弁慶の謡本を翔ちゃんがすかさず持ってきて。 (なんか・・・はめられたような・・・気もするけど) 町衆さんたちが通りを空けてくれて・・・ 君が舞い、僕が謡いました。 すは 痴者よ 物見せんと 長刀やがて取り直し。長刀やがて取り直し。いで物見せん。手練の程と。 斬って懸れば牛若は。少しも騒がずつっ立ち直って。薄衣引き除けつつ。 しづしづと太刀抜き放ってつっ支へたる長刀の。切先に太刀打ち合わせ。 詰めつ開いつ戦ひしが。何とかしたりけん。手許に牛若寄るとぞ見えしが。 畳み重ねて打つ太刀に。さしもの辨慶合わせ兼ねて。橋桁を二三間退つて。 肝をぞ消したりける。 その夜、僕は謡いながら、天魔鬼神を舞う天女を見ました。 前世物語 「今回の私の人生計画は誰が決めたのですか?」 「あなたです。あなたが自分自身で決めたのですよ」 「邪魔をする国王との関係は誰が決めたのですか?」  マリア様の口調が厳しくなりました。 「彼は一緒に生まれたら邪魔をする定めなのです。ある意味では、彼もあなたのソウルメイトなのです。 彼から学ぶことも多いのです」 「その今回の国王役の人には、私が役柄を頼んだのですか?」 「いいえ、あなたが頼んだのではありません」 「邪魔をするような役柄は誰が決めているのですか?」 「わかりません。誰も決めていません。彼には邪魔をしている気はないのです」 「では、この定めを決めてるのは誰ですか?」 「あなたです」  しばらく沈黙が続きました。先生がマリア様に尋ねました。 「私が探している彼にとっても目的は同じなのですか?」 「はい、そのとおりです」 「私は探している彼に出会ったら、その人が探し求めた彼だとわかりますか?」 「光の中から彼が現れます。あなたも気がつくはずですよ。心配いりません」  玲子さんはニッコリと微笑みました。先生はマリア様にお願いしました。 「私の今回の人生の目的の『愛を信じること』ができた、未来の私の姿をちょっと見せてください」  玲子さんが答えました。 「男の子と女の子を連れて買い物に出かけています。とても幸せそうです」 「その未来のあなたに聞いてください。探し求めていた彼を見つけましたか?」 「もちろんです。私はその人としか結婚しないのですから」  未来の自分の返答に、今の玲子さんが頷いています。 「どうやって見つけたのか、ちょっとヒントを教えてくれませんか?」 「見つけようと思って見つけれたのではありません。何か大きなエネルギーが私に力をくれたのです。 その時になったら、あなたにもわかりますよ。大丈夫だから自信を持っていてね」 「あなたは今、幸せですか?」 「あなたなら聞かなくてもわかるでしょう。子供たちも元気ですよ」 「あなたもそこから、今の私を応援してくれますか?」 「もちろんですよ。がんばってくださいね」 「未来の子供たちにも聞いてください。君たちも、今のお母さんを応援してくれるかな?」  未来の子供たちが元気に答えました。 「うん。大丈夫だよ」 「君たちはなぜ私をお母さんに選んでくれたの?」 「とっても可愛がってくれそうだったからだよ。たくさん愛情を注いでくれそうだったからだよ。とて もお父さんと仲良さそうだったからだよ」 「君たちは、いつ私たちの子供になろうと思ったのかなぁ?」 「雲の上でお母さんの結婚式を見ていて決めたんだよ。絶対、このお母さんの子供になるんだ、ってね」  玲子さんはとても嬉しそうです。先生は玲子さんの人生の『今』を、彼女の過去生と未来にアンカー して言いました。 「未来のあなたとその子供たちとしっかりと握手してください。みんなの手はどんな感じがしますか?」 「暖かいエネルギーが送られて来るのを感じます。この子たちは私の子供だ、と自然にわかります」  先生はマリア様にお願いしました。 「最後にもう一言、何かアドバイスをください」 「もうこれ以上は何もありませんよ、大丈夫です。すべては予定通りですから」 「マリア様も私を応援してくれますか?」 「はい。がんばってくださいね」  「私の今回の人生はここまで順調ですか?」 「ある意味では順調なのです。辛いことでも、それを経験するために生まれてきたのですから。だから がんばれますよ」 「辛い時はまた、ここに来てもいいですか?」 「何度でもいらっしゃい。ここはあなたの庭ですから」  先生はマリア様にお別れを言いました。そして、先生は彼女をゆっくりと催眠から覚まして、今、こ の時へと戻してきました。