2014年1月5日日曜日

おはようさん 2014.1.4.

今日は一日、現像から返ってきたフィルムたちをスキャンしてました。 この秋に撮った古都の紅葉写真たちです。 今年はハッセルブラッド(という中判フィルムカメラ。もちろん中古&ローンで購入)で撮りなさいね、と天からメッセージが降ってきたので、これ一本で撮りました。 元々は広告写真などの商業写真用のカメラなので、きっちりした写真が撮れます。 まじめで優等生、生徒会会長!みたいな写真です。 そう、アームストロング船長たちが月面で撮ったカメラもハッセルです。 古都の秋 紅葉写真たちを眺めながら、 その日の情景、こころ模様を思い出していました。 なぜハッセルだったのか? はまだ・・・わかりません。 これから、わかるのかな? お楽しみです。 もうひとつ、この秋、新しくチャレンジした写真があります。 ピンホールカメラ。 そう、小学校の時に・・・「針穴写真機」で習ったような気がします。 遮光した箱の中にフィルムを入れて、対面に針穴をあけておいて、その穴をパッパと開け閉めすると・・・写真が写ってるというやつです。 針穴といっても0.3mm前後で、昼間ならパッパは数秒でOKです。 それできれいに写ってる。 最初に見たときは感動しますよ。 光ってすごい! 小さな小さな針穴から入ってくる、ほんの数秒間の光の中に、あれほどの情報が詰まっているとは。 光も水も、そこにあって当たり前のただの物質のように使っているけど、 一瞬の光、一滴の水を成しているエネルギーって、すさまじい大きさ&強さなんだなって改めて感じました。 この世、この次元は、光で出来ているんだね。 写真をスキャンした後の私のお楽しみ・・・ FaceBookの写真愛好家さんたちのグループに写真を投稿するのです。 今回は、ハッセルブラッドのグループとピンホール写真のグループへ写真をアップしました。 するとね、世界中の人たちが「いいね!」を送ってくれます。 その「いいね!」をしてくれた人たちに「友だち申請」をするのです。 半分くらいの確率で、お友だちになれます。 ハッセルの写真が好き・ピンホール写真が好き という共通点があるし、写真だから言葉はあまり要りません。 (チャットになると、別画面で翻訳しながら・・・でちょっと手間ですが。まぁ、ムリせず長話になりそうだったら寝たふりします。あくまでラテン系 お気楽です) 今夜も早速、10人の新しいお友だちが世界中にできました。 なんかFaceBookから表彰されそうやね、本来の正しき使い方してるって。 そう、これも善であり美だと思います。 写真のうまい・下手って、いったい何だろう? 世界中の写真好きな人たちが撮った写真を眺めていると、思います。 日本のウマイ写真のベクトルなんて・・・なんだか小さいねぇって思えてきます。 日本のプロで有名な写真家さんのウマイ写真を見ても、全然ピーンと来ないくせに、 無名の虎子ちゃんの写真に感激したり、ニナミカや一咲先生の昔の写真にこころ揺さぶられたり、 世界のどこかの誰かさんの写真に驚いたり・・・ なんだか芸術の世界って次元上昇中!なのかもしれないね。 昔は有名だとか評判が良いとかの情報が先にあって、写真を見た時にはすでにウマイ印のレッテルがペタペタ貼ってあったわけだけど、 今はそんな先入観なしに作品に向き合える。 そこで、本当に自分が好きがどうか、と言える時代です。 そう、感性の時代 なのですね。 妄想日記 H26年8月16日 今夜は大文字焼き(五山の送り火) 運良く土曜日なので、ちょっと早めに三条かつくらでトンカツをいただいて。 鴨川べりに腰掛けてます。 「今日はさすがに絶妙な等間隔で・・・はムリやね」と僕。 「な〜んや、鴨川デートしたかったん? そやったら、また来週末、トンカツ食べて涼みに来ましょう」とうれしそうな君。 次第に後ろには人垣ができてきました。土埃がちょっと気になったりして。 「ねぇ、家から舟形が見えるんやけど」 君も人混みが苦手なのはよくわかってます。 「うん、家から見物しよう」と君の手を引く僕。 二条の橋を上がってタクシーひろって・・・8時前に到着! ベランダに出て・・・ちょっと身を乗り出すと・・・うんうん、船山が見えるよ。 遠くから歓声が聞こえてきて・・・舟形が闇に浮かび上がってきました。 「きれいやなぁ」 「きれいやぁ」 君の髪の香りが南蛮渡来の媚薬のやうに 僕はいつしか君と炎の舟に乗っていて 舟はゆっくりと大波小波をのりこえながら、ゆれて ゆれて 天上高く昇っていくのでした。 「よかったわぁ」 「よかったねぇ」 よき夏が、おわりました。 前世物語 美子レポート   失恋の意味  昔々、風車に囲まれた町に、アントニオという青年がいました。彼には青い目の恋人がいました。金 髪の美しいアニーです。二人はとても幸せでした。  ある時、金持ちの貴族がアニーを連れ去りました。彼女を奪ったのは「今の父」です。アントニオは 一人で貴族の館へと乗り込みました。激しい口論が続きます。アントニオは思い余って、貴族を石で殴 りつけました。  アントニオは冷たい石壁の牢の中で気がつきました。悲しみと憎しみが滴したたり落ちました。彼は町外れ の教会の塔に閉じ込められたのです。見張りは永遠に無言でした。彼は孤独でした。  風車が回る夜は、アニーを呼ぶ叫び声が町へも届きました。  数年後、アントニオは死の床にいました。彼は無口な見張りに話しかけました。 「全て私が悪いことになってしまいました。私はあいつを許せません。この恨みを残していきます」 「アニーに伝えてください、君に会いたかった、と。無念だ、と」  そして彼は胸の病で死にました。  先生はアントニオの魂に尋ねました。 「死んだ時に、何か決心したことはありますか?」 「好きな人を守ることです」  先生は彼の魂を高みへと導きました。そして彼の人生を振り返ってもらいました。彼の魂が答えまし た。 「良い人だったけど、良い人過ぎました」  先生はもっと高みへと導きました。そしてアントニオの人生と、今、生きている人生を見比べてもら いました。 「さっきは『守る』って思いましたが、今の私は逆で『守って欲しい』と思っているようです」  先生はさらに高みへと導きます。そこには「あったかい白い光」がありました。そして、光の中に優 しそうなおじいさんがいました。先生はおじいさんに聞きました。 「今回の私の人生の目的は何ですか?」 「人を信じることです」 「それはどういうことですか?」  おじいさんが答えました。 「許すことです。嫌なことをされても許すのです」 「では、私の人生では嫌なことがたくさん起こるのですか?」 「違います」 「私はどうしたらいいのですか?」 「見方を変えるのです。悪くとらないのです」  先生は尋ねました。 「父との関係は何ですか?」 「償いです」 「何の償いですか?」  おじいさんが答えました。 「あなたは殴ったり傷つけたりしました」 「あの人が裏切ったからですよ。どうしていけないのですか?」 「それも以前からの繋がりで、あなたたちは繰り返しています」 「どうやったら、それを止やめられますか?」 「あなたが許すことです」 「今回の人生で、それが出来ますか?」 「あなたには出来ます」 「どうしたらいいですか?」 「繰り返していることに気づけば出来ます」