2014年1月7日火曜日

おはようさん 2014.1.6.

今日はお仕事始め。 みなさんのお仕事始めはいかがでしたか? うちの患者さんたちは誰も入院したり亡くなったりしていなかったので、まずはひと安心。 お寺の奥さんが疲労の胃けいれんで来られて、年末はお葬式が立て続けにはいって、とても忙しかったとのことで。 なおさら、よかったなぁ、ありがたいなぁ、と思いました。 お正月明けの診療初日は、なんだか小学校の夏休み明けのような感じです。 久しぶりに見るクラスメートたちの顔がうれしくもあり、まぶしくもありで。 同時に水泳大会や運動会のある二学期だ、さぁがんばろう!ってワクワクした意気込みもあって。 通院しなくなっていた患者さんたちも何人か、今日から再通院されることになって。 「来るものは拒まず」 それぞれにいろいろな事情や想いがあったのだから、それを乗り越えて、今日、来てくださった気持ちがとてもうれしかったのでした。 今年の抱負(医院編) 1)今年は鍼をもっと深くお勉強していきます。 せっかく持ち合わせた氣の感性を磨き上げると共に、弁証もしっかりできるように本を読み込んでいきます。同時に、鍼と漢方薬治療、鍼と西洋医学治療の融合をもっと推し進めていきます。 2)在宅医療に主たる力を注いでいきます。 これまで前世療法や舌癒着症治療などに午後のほとんどの時間を費やしてきましたが、今年からは在宅医療を最優先に力を注いでいきます。 3)治らない病気はない! 病気に意志があるならば、きっと「治りたい&治りたい!」と叫んでいると思います。 身体も生きている限りは、治る方向に進もうとしています。 治らないのは、治ろうとしないから&治そうとしないから。(←わかる人にだけ、わかることですね) だから、癌や難病、他病院でサジを投げられた病気の患者さんたちも、今まで以上に積極的に診察して、ズバリの苦言を呈していくつもりです。 そこから神さまの神意を聞き取れる方には、きっと奇跡が訪れるでしょう。 妄想日記 H26年9月23日 朝、3時に君と起床。 おにぎりを半分いねむりしながらほおばって。 君の着付けを手伝いながら、僕も紋付き袴姿に。 清々しい静けさの中、5時に南禅寺に到着しました。 快晴! 雨でなくて、よかったね。 「だって私、晴れ女だもん」と君。 お母さんはすでに懐石の準備中で。何時からやってるのだろう・・・ 背筋がピーンとはっていて、その手際の良さにただ驚くばかりでした。 「だって、私の母だもん」と君。 お日さまが昇ってきて、僕はお庭の打ち水に。 柄杓から広がっていく朝水が虹色にキラキラと輝いて。 君が選んだ茶花は、しろほととぎす。 「だって、永遠に貴方のものなんだもん」とそっと呟いた君。 席入りしてくださったのは、養老のヒロポン先生、我が弟君(京都へ前泊してくれました)、南陽院のご住職さま(お母さんのご親戚なんですって。なるほどねぇ) 亭主はお母さん。半東は君。僕が正客。 見事な初炭にうっとり。 一汁二菜の懐石に添えられた青竹のお箸で、朝の清々しさを美味しくいただきました。 中立する頃には、残暑の中に秋の涼しさが感じられて。 お母さんの濃茶には母の愛がいっぱい充ち満ちていて、 詩仙の君の薄茶には君の愛がいっぱい泡だちながら笑っていました。 「よきお見合いでしたねぇ」とご住職さま。 「ありがとうございます」と君と僕とお母さん。 「みなさまへのお礼に、ひと節、謡ってくださいな」と頼まれて (一緒に謡える曲って、あれしかないよねぇ・・・) 君と僕との高砂が朝の天授院の南池を蜻蛉のやうに泳いでいきました。 「お母さん、今日はほんまに素晴らしいプレゼントをいただき、ありがとうございました」と僕。 水屋の後片付けをしながら、お母さんが君を呼んで。 御菓子箱の水引を君の手首に結ぶと・・・ 「私の宝物なんですから。大切に、大切にしてやってくださいね」と手渡されました。 あかん。。。泣くしか ないやん。。。 君と僕の大泣き涙にも、キラキラ虹色が輝いていました。 前世物語  先生はおじいさんに聞きました。 「私の人生はここまで順調ですか?」 「概おおむね順調ですが、間違っている所もあります」 「どこが間違っていますか?」 「自分には価値がない、と思う所です。自分を信じない所は間違いです」 「それは今から治したら、まだ間に合いますか?」 「大丈夫です」 「どうしたら治りますか?」 「気づくだけで変われます」 「価値のない人って、この世にいるのですか?」 「いません」 「どんな人にも価値があるのですか?」 「あります」 「大虐殺したような大悪人でも、ですか?」  彼の魂が答えました。 「はい」 「そんな悪い人の価値とは何ですか?」 「幼稚なだけ・・・子どもみたいな状態・・・。難しくてわかりません」  先生はおじいさんに頼みました。 「最後に何かメッセージをください」 「人生は続きます。終わりはありません」