2014年1月4日土曜日
おはようさん 2014.1.3.
お正月三日目。新幹線が止まっていたり、高速道路が渋滞したりしてましたが、皆さんは如何お過ごしでしたでしょうか?
大阪は晴れのち曇りの予報がはずれて、ずっと天晴れ上天気でした。
昨日は各地方のお雑煮コーナーなどの新春企画があった万博公園ですが、今日は何のイベントもなし!でしたので、新春お散歩に行ってきました。
11時。予想通り駐車場もがら空きで。
平日なので駐車料金も一日800円、ちょっと得しちゃいました。
まずは日本庭園へ。
サザンカ、寒椿が誇らしげに咲いていましたよ。
冬はモノクロ写真が映えます。
今日はぶらぶらお散歩写真なのでローライ君にモノクロフィルムを入れました。
もう一台は・・・ケンコーという昔ながらのフィルター&レンズ会社さんがライカL仕様のピンホールフィルターを出していたので、ネットカメラ屋さんで買ったライカE型(多分1940年製)に装着したピンホールカメラです。バルナックライカの取り扱いは、私のバースディカメラ:ライカⅢg(1957製)をよく使っているので大丈夫です(古いライカのフィルム入れ替えは独特のお作法があるのですよ)。
ちなみに私はオールドカメラが好きです。
骨董品のように大事に磨いて&眺めて・・・は嫌で、ともかく使います。
カメラだって写真を撮るのが生きがいやろうから、写真を撮ってあげます。撮らせていただいてます、だよね。
自分と同じ年のカメラがちゃんと動いて、写真が撮れて・・・ものすごくうれしいですよ。
勇気と元気がもらえます。
そりゃぁ最近のデジカメの方が技術的にはすごいです。あらゆる条件下でちゃんとした写真を撮ってくれます。
同じ年のカメラ君には露出計がありません。ピントだってあやしいものです=ご主人さまだって老眼でピントずれずれですからねぇ。
暗いところ、動くものは撮れません。
連写なんてムリムリ・・・36枚撮ったらフィルム入れ替えです。
まぁ、バッテリーの心配はご無用ですけどね。
老眼で白内障も入ってきた目には、フィルム写真がとても気持ち良いのです。
デジカメ写真は、目が痛くなります。目と脳みそが嫌だ嫌だ!と泣くのです。
デジ写真はアイポンで十分なのです。だって記録だもん。
フィルム写真だってスキャンしてデジタル化するんだから同じや!・・・ではないのですねぇ。
なんだろう? 山を越えるのに、トンネルで超えるのと、峠道を登って、頂上に立って、向こうの峠道を下っていく・・・そんな差かなぁ。結果は同じやけど、五感で感じ得たもの、汗や気持ち、さまざまな気づき・・・そんな小さなものたちの有無の差ですよね。
それを無意味と切り捨てるのがデジタル。
そこに幸と楽を感じるのがアナログであり、感性なんですよ。
冬の日本庭園にも美がいっぱいあります。
お日さまのぬくもり。影も生き生きとしています。
植物たちは寝静まっていて、そこを冬風たちがスラロームしながら走り去っていきます。
冬至が過ぎたので、水の流れにも、滝の音にも新しい息吹を感じられます。
地上が静かな分だけ、大地の鼓動がよく聞き取れます。
そんな中で思ったこと・・・この世には八百万の植物・動物がいます。
それぞれが争いあったり、支配しあったり、共存したりで互いに何かとどこかで関わり合いながら、大きく俯瞰してみれば、青い地球 ひとつの生命体のように生きています。
人間も同じですね。それぞれに個性があって、勝ち負け・支配従属・損得共存・貧富貴賤などなど、まるで植物や動物たちとまったく同じレベルで相変わらず暮らしていますが、これを神の目で俯瞰してみれば、人間というひとつの生命体に見えます。
だから、いろんな人がいてもいいんだよ・・・かな?
マナーを守らない人たち、ダマしてもズルしても勝てば、得すれば良い人たち、
悪い人たちに昔から罰が当たらないのは、神の目で見れば、それはライオンが子鹿を殺した、ワニが子猿を飲み込んだ・・・くらいなもので、別段、天罰を下すほどのことでもないから・・・かもしれません。
ダマされ損な人生。真面目に生きてきて損だった人生。
そういう損な人たちが多いほど、為政者・勝ち組は安泰に暮らせます。
そこで・・・宗教を創りました。
ダマされ損な人生だったから、真面目に生きた損な人生だったから、天国に行けますよ!
恨み多き人生は、真面目に生きない人生は、地獄へ墜ちるぞ!
これを見ていた神さまは・・・ふ〜ん、勝手におやり・・・で我関せず。
だって人間というひとつの生命体の中のちょっとしたルールなだけですから。
たとえて言うならば、足はいつも地面を踏みしめて痛い思いをしてるけど、足の役目だからしょがない。人間なんだから足を手に、手を足にするわけにはいかんし・・・。
足に靴をはかせましょう、と人間界が決めても、神さまがそれじゃぁ足なかりがかわいそうだからといって天罰を下すなんてことはありません。
ダマされ損、真面目で損。ダマしてズルした方が得。
これが天罰も奇跡も起こらない理由です。
ところが・・・ところが・・・
動植物界にさまざまな異変が生じてきています。人間の強欲が原因だけど・・・。
人間界にも同じ強欲が原因でさまざまな異変が生じてきています。
さずがに神さまも考え始めて・・・います。
今日の万博の日本庭園も、ものすごい数のカラスがいました。
カラスは人間の強欲の象徴です。
カラスに追われて小鳥たちの姿は見えなくなっていました。
これが今の自然界と人間界との危ない関係です。
いろんな人たちが声を上げたり行動したりしていますが・・・カラスは増え続けています。
これまでの歴史を見てみると、神さまが天罰を下す時、まず小さい天罰が下ります。
これで人間界が気づけば、OKですが・・・なかなか為政者・勝ち組は気づきません。
気づいてるけど、動けないのです。
そして、本命の天罰が下る。。。
まぁ、それがいつのことかはさっぱりわかりません。この目でそれを見るのか、見なくてもいいのか・・・どっちでもいいですけど。
今日は「なぜ悪い人たちに天罰が下らないのか? 悪い人たちが得をする世の中を神は許したもうのか?」の答えが降ってきた日でした。
妄想日記 H26年7月25日
「はい、この法被着てね」
「うわぁ、ほんまに船に乗るんやぁ、うれしおすわぁ」
「お母さん、大阪弁になっとるやんかぁ」とコソッと君に耳打ちするけど
「ええやん、ええやん、気にしぇ〜へんと」と君までわけのわからへん大阪弁に。
君のお母さんの「一生のお願い!」で、今年の天神祭は金幣船に乗ることになりました。
「ダーリンは大阪の人やさかい、よく来るの?」
お母さんは祇園祭以来、僕のことをダーリンと呼びます。まぁ、ええけど。
「いやぁ、いつもTV観戦ですわ」と僕。
「な〜んだ、私の宵山と同じやねぇ」と君。
ほんまに京都の人かいな、この親子。
船に乗ってからも、よ〜しゃべる&しゃべる。
お弁当食べながら、もうお隣さんたちと親友になっとるやんかぁ。
??? ええっ、もう「うちの婿が・・・」な話になっとるやんかぁ。
どうみても大阪のおばちゃんやわ。今度、ヒョウ柄の浴衣、着せたろう。
じぇじぇじぇ??? 君まで「うちの人は・・・」ちゅうてるやんか。
君にはヒョウ柄のブラ&パンやわ。もうラムちゃんにしたるもん!
催太鼓船に神鉾講船。地車、花梅、花傘。文楽船に落語船。
その間をどんどこ船が行ったり来たりして、もうお祭り気分は最高潮に。
そしてお待ちかねの大花火大会。
夜空いっぱいに花咲く大花火に大歓声があがって。
夜空の花火がキラキラと落ちてきて、大川に浮かんでいます。
「きれいやぁ とってもきれいやぁ」
誰もが天を仰いでいたけれど、
大川に花咲く花火に見入っていた君と僕でした。
花火が終わって、船を下りて、駅までの帰り道に・・・
「あんたらのラブラブなツーショット TVに映っとたでぇ」と茶化すお母さん。
「まさかぁ」
「ほら、となりのとなりにいはった酒屋のおばちゃん、小さいテレビ持ってきてはってん。それでな、ほらほら、おたくの若夫婦さん、ええ感じやないのって見せてくれはってん」
「・・・・」ことばのない君と僕。
「今日は楽しかったわぁ。ありがとさんねぇ。ええ彼氏でよかったなぁ。ほんま、良かったわぁ」
「ありがとうございます。僕も楽しかったです」
「疲れたさかい、今晩、ダーリンとこに泊めてもらおうかな」
「(やっぱ そう来たかぁぁぁ) ええですよ。そやけど、明日、彼女も僕もお仕事あるから、朝は早いですよ」
「年寄りは、朝はよ〜目が醒めるんよ。そやから気にせんといて。あんたも大丈夫やろ?」
うれしそうにうなづく君。(おいおい、大丈夫かいな?)
天神祭に来ると決まってから、こういうシチュエーションも予想して(なんせA型やさかい)1ヶ月かけて我が家を片付けた僕でした。
翌朝は君も僕も5時起床で。
お母さんは・・・何時に起きたの?
もう朝ご飯、用意してくれてました。
「ちゃんとした朝ご飯なんて・・・」朝から泣けてきた僕ちゃん。
「毎日、玄米なんて、ええ心がけやわ」とほめてくれるお母さん。
「ええ母でしょう」と君。
??? (もしかして・・・ハメられたかも・・・)
駅までルンルンで歩いてく親子を見送りながら、神のご加護を願った僕ちゃんでした。
前世物語
「ソウルメイトはわかりましたか?」
先生はお茶を飲みながら玲子さんに尋ねました。
「ソウルメイトが誰だかはわかりませんでしたが、まだ出会っていない人ですから、それが当たり前ですよね。それよりも、彼との深い因縁がわかったので、何だかとてもスッキリとしました。もう焦らないで、ジックリと彼が現れるのを待てるような気がします。そう言えば、私は今よりも過去と未来ばかりを気にしていたようです。これじゃぁ、彼が現れてもわかりませんよね。まだ頭がボーッとしているけど、何だか足がしっかりと地に着いたような気がします。もう大丈夫です。ありがとうございました」
そう言って、玲子さんは深々と一礼しました。
先生も大きく頷きました。先生のまわりには、いつものエネルギーの陽炎が立ち昇っていました。時空間を越えてきたエネルギーが木漏れ日のようにユラユラと揺れていました。マリア様の優しいまなざしが先生と私にも注がれているのがわかりました。
「美子さん、今日のソウルメイトは感動ものだったかなぁ?」
夜の診察が途切れると、先生は私の今日のレポートを覗き見しにやって来ます。私はその日のワークで気に入った症例があると、それを自分なりにまとめてノートしています。もちろん先生の承諾は得てありますし、患者さんのプライバシーはしっかりと守れるようにしています。最近ではワークの流れをつかんできたので、先生が夜診をしている間にまとめあげることが出来るようになりました。いつも私の方が先に帰るのですが、先生は夜診の後でちゃんと目を通してアドバイスを書き込んでくださいます。
以前は彼のそんな律義さが正直、堅苦しくて敬遠気味でした。今、堂々たるおばさんになった私は、そんな先生の律義さの奥にひそむ純真な愛を素直にうれしく受け取れるようになりました。
魂のプロセスを歩んでいると歳を取らない、と言われますが、確かに先生は昔のままの姿で生き残っています。
「お母さん、病院の仕事を始めてから、なんだか若返ってきたよ。お母さんのそばにいるとホッとするしね。流行の癒し系に変身だね」と娘に言われました。そう、先生と一緒にいるだけで、私までどんどん若返ってくるのを感じています。この前、お昼休みに先生とこの話題になりました。
「そりゃ、若返るよ。アインシュタインの特殊相対性理論だよ。光のスピードで移動すれば歳を取らない、って言うだろう。毎日、過去生ワークで時空間を行ったり来たりしていると、こちらの時間軸までゆがんできちゃうのかもしれないよ。
過去生ワークのガイド役は自分のセンターをしっかりと確立しておかないと、難しい症例に出会った時に自分のいる場所がどこだか、見失ってしまう危険性があるからね。普通は過去生ワークひとつに対してひとつの時空間が開放されるだけだからわかりやすいけど、時にはまったく関連のない時空間がいくつも開放されることがあるんだよ。そんな時、ガイド役のセンターがしっかりしていれば何も起こりはしないけど、ちょっとでもガイド役のセンターが揺らいだら最後、時空間はどう猛な野獣のようにガイドと患者さんに襲いかかってくるんだ。そして自分が今、生きている時空間面をボコボコにされて、心の奥深いところで破壊が起こって自己を喪失してしまったり、心の中にワァームホールが生じて分裂病のようになったりする可能性があるんだ。だから・・・過去生のガイド役は時空間を心して取り扱わないといけないんだよ」
私はちょっぴり怖くなりました。先生が、ではなく、そんな大切なお仕事をアシストしている自分の立場に、です。私の武者ぶるえでもありました。
「そういう危険性を考えて、催眠誘導の段階でたくさんの安全装置を設けているんだ。誘導の時間が長くなるけど、こればかりは仕方ないと思ってるんだよ。だって全国から患者さんが来られるということは、正しく『過去生ガイドのプロ』なんだからね。患者さんの私たちへの期待は、もちろん過去生が見れて抱えている問題解決の糸口がつかめることが第一だろうけど、それも安全第一の上での期待だと思うんだ。なんだか危ないけど問題解決はしてくれる、のを望む方は、きっと新興宗教系に行かれるだろうからね。美子さん、うちはあくまで安全第一だから、ね」
私は先生がとてもたくましく見えました。過去生へのガイドは確かに誰でも出来ます。しかし、ガイドによって安全性に差が出るのです。そういう信頼を求めておられる方々が、毎日、先生のところへ来られるのです。私もあらためてこのワークを医療機関で行なう意義を考えさせられました。