2014年1月21日火曜日

おはようさん 2014.1.21.

船井幸雄さんが亡くなりました。 18年前、脳外科勤務医から開業医となるようにとの大きな運命の波に飲み込まれて右往左往、溺れかけていた時に、ワラをもつかむ思いで読みあさった本たちの中で最もインパクトのあったのが船井幸雄さんでした。 私をスピリチュアルな世界へと最初に誘ったのが船井幸雄さんです。 彼の著書からマハリシ超越瞑想を知って、マハリシへと飛び込みました。 瞑想もヨガの呼吸法も、アーユルヴェーダ全般、特に脈診は今も健在です。 前世や生まれ変わりの基本概念も彼の著書で紹介されたさまざまな本から学びました。 医院の活動方針も、「世のため人のため」という彼の根本思想と自由な発想に大いに影響を受けました。 ダスキンの駒井茂春さんに導いてくれたのも彼の著書です。 <駒井繁春さんの言葉> 世の中には 損の道と得の道があるのですが、 得の道を行こうと思ったら 満員電車です。 損の道を行ったら、 ガラ空きなのです。 損の道とは、 自己を大いなるものに没入させながら 損得勘定にとらわれず、 他人のために努力する。 そういう生き方です。 ******************* 経営の目的は 利潤を上げることではなく、 経営を通じてどれだけ多くの人の お役に立たせていただくかにあります。 ******************* 野越え、山越え、 歩いただけが人生です。 人生ははるかな旅路と言われますが、 どこへ行ったかということより、 どんな旅行をしたかということが大切です。 ゴールよりも、野越え、山越え歩んでゆく 一日一日のプロセスこそ人生の旅です。 今日こそは、新しく生まれ変わるチャンス。 悔いのない一駒一駒を、 大切に真剣に歩んでゆきたいものです。 ******************* 人生というものは、 「出しただけしか入ってこない」 というのが私の結論です。 何を出すのでしょうか。 それは、モノを出すこともあるでしょう、 お金を出すこともあるでしょう、 知恵を出すこともあるでしょう、 汗を出すこともあるでしょう。 何でもいい、人さまのお役に立つために 一生懸命に出したら、 その出しただけのものは、 ちゃんと神さまから 入れていただけるということです。 ******************** 本気ですれば大抵のことはできる。 本気ですれば何でも面白い。 本気でしていると誰かが助けてくれる。 世のため人のために、 お役に立とうと本気で働いている人は、 幸福で立派です。 ********************* そして、一燈園 西田天香さんへと導かれました。 医療法人 愛香会 の「香」は西田天香さんから一字をいただきました。 開業当初から2年間は、朝早く医院に出て、全部の掃除をして、特にトイレ掃除は便器を素手で洗っていました。 船井幸雄さんとの繋がりの最後は飯田史彦先生でした。 まだ飯田先生と面識がなかった時から、飯田先生がフナイワールドで講演されたビデオを見ていたので、飯田先生のことはよく存じておりました。 ただその後、飯田先生と船井さんが仲違いをされて、以後、船井さんの著書から遠ざかっていました。 去年、久しぶりに船井さんの著書を読んでみましたが、昔の迫力は薄れていたのが残念だったのを覚えています。 敵も多く、退職後は自社の若者たちからも煙たがられていたようでしたが、彼なくしては日本のスピリチュアルはなかっただろうと思います。 あのワクワク&ドキドキしていた良き時代がまたちょっと遠くに過ぎ去っていく寂しさを感じた今日でした。  合掌 前世物語 「今回の人生の目的をクリアーできた、未来の私の姿をちょっと見せてください」  お母さんが楽しそうに答えました。 「今の家にいます。エプロン姿でご飯を作っています。サトルくんがいます。いつものように『ご飯まだ?』と言っています。お兄ちゃんは高校生になっています」 「その未来のあなたの表情は?」 「笑っています」 「その未来の彼女にお願いしましょう。今の私に何かアドバイスをください」 「私は乗り越えたのよ。あなたもこの辛いことを乗り越えられるから、がんばってね。大丈夫よ」 「なぜサトルくんがそこにいるの?」 「写真から出てきちゃったのよ」 「では、サトルくんにも聞いてみましょう。サトルもお母さんに何か言ってよ」 「笑っています。もう一回生まれてきたのよ、と言っています」 「サトルくん、どうやったらもう一回生まれて来てくれるの?」 「今のとおりに僕から学んで、きれいな心のお母さんになってくれれば、また一緒に暮らしたいなぁ」  お母さんは大きな声で泣き出しました。お母さんの悲しみが出尽くすまで、先生は静かに待ちました。 「未来のあなたとしっかり握手してください。どんな感じがしますか?」 「がんばって。辛いこともあるけど、がんばってね」 「未来のサトルくんとも握手をしましょう」 「また会おうね」 「ふたりとも、今の私を応援してくれますか?」 「もちろんだよ。お母さんのこと、大好きだから」  お母さんはハンカチを握りしめました。先生はふたりを未来へと返しました。 「神様のところに戻りましょう。そして聞いてください。今回の私の人生はここまで順調ですか?」 「大変だったでしょう。よくがんばりましたね。もうこれからは楽ですよ」 「神様もこのまま私を見守ってくれますか?」 「見守っていますよ。ひとりひとりをちゃんと見てますよ」 「辛い時には、またここに戻ってきてもいいですか?」 「構いませんが、私はいつも見てるし、あなたが祈れば聞いてますよ。何かあったら祈りなさい」 「そこにいるサトルくんにもお願いしましょう。お母さんを見守っていてね」 「いつも見てるよ。今までと変わらないよ。時々そばに行くからね」 「どうしたらサトルくんがそばに来ていることを感じられるかなぁ?」 「僕は光だからお母さんの目には見えないかもしれないけど、ちゃんと行ってるからね」 「最後にしっかりと抱きしめましょう」 「はい」 「連れて帰っちゃおうかな」 「サトルくんはそれでもいいみたいです」 「神様、連れて帰っていいですか?」 「それはちょっと難しいです。我慢しなさい」 「あなたはどうしますか?」 「神様のところに置いていきます」 「サトルくんはどうですか?」 「終止笑顔のままです」