2013年4月14日日曜日

おはようさん 2103.4.14.

今年初めから能楽の謡いを習っています。 去年末、京都能楽大連吟に初めて参加して、170名余りで「高砂」を謡いました。 ニッポン人の第九 ですね。 これがすごく気持ちよかったので、はまってしまいました。 < 趣味がありません の方はご参考に。 まず面白そうと思ったものに手を出してみる→うまく事が流れれば、それは神さまのお導きでGO!(今回も一昨年の祇園祭宵山で大連吟を知って、秋にネットで申し込んだけど上手く届いてなくてボツ。そして満を持して昨年申込み。これは神さまが一昨年はダメ、去年はGOを出してくれたと思ってます。ダメな時はダメだし、うまくいく時はいくのです) →やってみて、面白い! 楽しい! なら、本格的に始めましょう! →はい!あなたの趣味がひとつできました(*⌒▽⌒*) > 今、橋弁慶をお稽古NOW。 さて、皆さんは「弁慶」のことはよく知っていますよね。 橋弁慶は、牛若丸と弁慶の京五条の橋の上での出会いの場面です。 マイ・スピリチュアル・スポットの出雲 鰐淵寺には、若き日の弁慶が大山寺から一夜で抱え持って来たという梵鐘があります。今でも、大山寺から鰐淵寺まで歩き通す催しがあるとか。 日本中に弁慶ゆかりの地はいっぱいあることでしょう。 その「弁慶」をググってみると・・・ 弁慶は実在したかどうか? わかっていないと書いてあります。 私も正直、びっくりしました。 かなりの伝説化や誇張で人物像がヒーロー化されるのはしかたないけど、実在の人物だと思い込んでいましたから。 もちろん、いなかった、とも断定されていません。 実在の明確な証拠がみあたらない、ということです。 この話・・・身近でよく聞きます。 そう、死後の世界、魂の世界、天国の話 などなどと同じです。 唯物論な人、左脳が絶対な人、証拠がないと信じられない人・・・医学で言えば、エビデンス&エビデンス(エビデンス:証拠・根拠がない医学はニセモノだ!なドクターたち) この方々は、死後の世界などない、魂などない、心は脳の中の電気化学反応、天国なんてない・・・ないないづくしです。 弁慶が実在した明確な証拠を示せ! と血相変えて迫られたら、ごめんなさい・・・です。 でもね、それじゃ、面白くないじぇ 弁慶さんには青年時代に鰐淵寺で修行して、京の五条橋で牛若丸と運命の出会いをして、平百戦錬磨で平家討伐して、頼朝に嫌われて都落ちして(もちろん道中で義経殿を杖で打ちつけて)、平泉で義経殿を守って立往生していただくと、こちらの人生が楽しいですよね。 弁慶など実在しない! とそっぽ向くより、チャーシュー1枚おまけしてもらったくらい、うれしくなるし、楽しくなるでしょう。 生きがいは、そんなチャーシュー1枚1枚の積み重ねなんです。 死後の世界や天国や魂のお話だってそうです。 明確な証拠なんてありません。 ただひとつの真実はありますけど。→死ねばわかる。そして、誰もが必ずいつか死ぬ。 中世は宗教の暗黒世界でした。 輪廻転生やカースト制、絶対支配とさまざまな呪縛の暗黒世界を打ち破るには、エビデンスな科学が必要でした。科学が人々に自由を与えてくれたのがルネッサンスです。 そして、今。 エビデンスな科学がこれほどまでに焦り&息巻いているのは、科学自体が人々を支配し、さまざまな呪縛で自由を奪い続けてきたのがうまくいかなくなってきたからです。 癌もエイズも治らない。うつや人格障害がもたらすこころの病が伝染病のように世界中に蔓延してきてる・・・八方ふさがりやん。 東洋医学? 八綱弁証? 鍼灸経絡?? そんなもん、感覚だけやん、オカルトやん、新興宗教やん、また中世の暗黒時代に逆さ戻りや。 科学も医学も焦ってます。何だか焦ってジタバタしてるように感じます。 何から逃げてる、怖がってるのかというと、「感性」や「五感を超越した何か」です。 弁慶もあの世も、この五感を超越した感性で楽しんだり、涙したり、ハラハラしたり、こころ癒やされたりするものです。 そうです、科学の世界の向こう、次の世界では、五感を越えた感性が生きがいを育み、笑顔の花を咲かせ、光色した幸せの実を結びます。 感性が五感を超越しようとする時、我欲とエゴが邪魔してきます。 何が本当に幸せなのか? 何がこころから楽しいのか? 魂から湧きあがる愛おしさとは何か? 我欲とエゴなんて、簡単に超越できる時期に来ています。 だから、大丈夫。 だって、弁慶も天国も、好きでしょう?