2013年4月11日木曜日
おはようさん 2013.4.12.
漢方薬を本格的に使い始めて25年。
ずっと日本漢方的な、「これとこれとこれの症状があれば、これ」で使ってきました。
それでも結構な効果もあって。そんなものかなって思ってきました。
自分の中で、西洋薬>>漢方薬だったと思います。
サラダの乗ってるミニトマトみたいな感じ。
ここ5年間は、中医学を改めてまじめに学んでいます。
弁証論・・・気血津液の流れ、滞りを腎脾肝肺心の関係の上で考えに考えて処方を決めます。
ひとりひとりの「今」を診たオーダーメイド治療です。
ただ、効く・効かないがよりはっきり見えてきて。
特に湯液を処方すると(柴胡・芍薬各4.0;香附子・枳実・川芎各3.0;甘草・青皮各2.0 みたいな超オーダーメイド処方です)、自信があった処方なのに・・・が何となく見えてきて、なぜだろう? どうしてだろう? と思っていました。
今年初めに、お勉強しにいっている中医学講座で、ちょっとだけ鍼灸に触れられました。
その時、何か電撃が脳みそに走った感じがして。
これだ! 気の流れを上手く治せていないからやん! に気づきました。
漢方薬(湯液も)は津液と血の悪さには良く効きます。
ただ、気にはちょっと弱いかも。もちろん理気剤もありますが、気の流れをうまくさばききれないモヤモヤがありました。
例えば、右だけいろいろ症状の出る人って多いです。
右の坐骨神経痛、右の肩こりと頭痛、右の白内障に右の虫歯、、、なんてね。
気血は右半身を昇って、左半身を降ります(←むちゃ大雑把に言うと)。
これが経絡だということはずっと以前から知ってはいました。
以前、近くの鍼灸整骨院に鍼灸指示を出して鍼をしてもらったことがありましたが、全然ダメでした。
この世の中には、鍼灸のすごい先生っているんだけど、悲しいかな、出会っていないなぁ、とずっとずっと思っていました。
普通の漢方医のように、鍼灸はあきらめていたのかもしれません。
自学しようにも、どうやって学んでいいのかもわかりませんでした。
今年初めの中医学講座で鍼灸に痺れてから、不思議なことに、長い間繋がらなかった鍼灸に、いろいろなものが繋がって、新たな道が見えてきました。
それが今、お勉強させていただいている藤本蓮風先生の北辰会です。
実は、蓮風先生の本を何年も前に買っていたり、お名前を聞いたりはしていたのです(すっかり忘れてしまっていましたが)。
何年も漢方やスピリチュアルケアで診てきた患者さんが数名、この春、急に症状悪化、それも気の悪化を来してしまいました。ずっと安定していたのに・・・まさしく鍼灸の出番です。
この1ヶ月に7名の患者さんを藤本先生へご紹介しました。
腎不全、原因不明の右半身マヒ、極度の心身症、統合失調症(という精神科診断の方)、慢性疲労症候群・・・
精神科で3分診察されていた患者さんは、蓮風先生に「治るよ」と言われ、涙ながらに報告してくれました。
まだまだ鍼灸を学び始めたところで、いつになったら実践できるのかは??ですが、
今日の午後、鍼灸的体表観察の本を読みながら、新しい力が湧いてくる悦びを感じていました。
鍼灸も効く人と効かない人に結構、はっきりと分かれます。
これは光の前世療法と同じ。まぁ、西洋医学、東洋医学、どの治療法でも同じなんですが。
やっぱり「素直」な人はよく効きます。
つまり「素直じゃない」人は、何をやってもいまいちです。
これは外科手術でも言えることですよ。
術後の治りが悪いとか、予想外の副作用が出ちゃうとか、リハビリの予後が悪いとか・・・。
最近はほんまにモンスターな人が急増してます。
こころのインフルエンザちゃうん? ってくらいの大流行です。
モンスターな人は絶対に「素直」な人では・・・ないですよね。
素直じゃないから、なにがしらの結果が悪くなる。すると、また人のせいにしてモンスター度アップ!
これの繰り返し&ゆきだるまです。
これからは、素直な人はすご~~く良くなる時代でしょう。
未病を防ぎ(癌や卒中や心身症や認知症など)、いつまでも生き生き元気で、自分らしく生きられるのは「素直」な人です。
どうしたら「素直」になれるか? は、もう知っていますよね。