2013年4月4日木曜日

おはようさん 2013.4.4.

とうとう鳥インフルエンザが人間に感染するようになりましたね。 ウィルスは遺伝子の集合体なわけで、細胞(=生き物)のようにミトコンドリアなどの生命維持装置がありません。生きていないから死にもしない、でも進化し続ける存在です。 ウィルスの元々の神ベクトルが広がる&進化するですから、 どのウィルスもデジタルのように簡単&大量にコピーしたり、さまざまな姿に変容させることができます。 鳥インフルエンザもとうとう来たな、が実感です。 昨日のニュースに、福島の低濃度ガンマー線汚染地域の稲や蝶々や猿の遺伝子に大きな変容が認められた旨の研究報告がありました。 放射能も遺伝子の変容を促進することは昔からよくわかっていたことですが、こちらはえらく早く来たな、と思いました。 渡り鳥たちも東北と中国やシベリアを行き交っているわけですが、鳥インフルエンザが低濃度ガンマー線でとんでもない&想定外な変容を来さないことを祈るばかりです。確率的には少ないでしょうが、それでも「100万年に1回」ないいかげんな確立論よりは高いと心配してしまいます。 鍼灸の藤本蓮風先生は、中医学弁証と漢方&鍼灸があれば、鳥だろうが新型だろうが、どんなインフルエンザだって怖くない、とおっしゃっています。なるほど、そのとおりだと思います。 インフルエンザ初期なら疏風散熱、解毒利咽。高熱期には瀉熱解毒。回復期には益気養陰、清瀉余熱します。もちろんその患者さんの陰陽、気血津液の虚実に合わせてオーダーメイドに治療します。 インフルエンザだから皆この治療をしなさい、な流行のエビデンス治療とは真逆なところに漢方鍼灸の中医学はいます。 ある意味、エビデンス西洋医学と漢方鍼灸の中医学も陰陽なわけで、両者のバランスが取れているのが善き医療、上医だと思います。 あの著明な方とFBで繋がった時に「医者のあなたが癌になったら自分に抗ガン剤を使いますか?」という愚問をいただきました。 抗ガン剤は使いたくないけど、中医学的に弁証していって、ここだけには必要だなっと納得できれば使うでしょう。もちろん毎日の使用前後に舌診と脈診して決して使いすぎないように、身体とこころの声をリアルタイムに聴きながら使うでしょう。検査データーはあくまで参考です。だってそれは今の状態ではないし、ましてや未来は見えませんから。(中医学ではこの先がどうなるか?も分かりますよ) 話がそれちゃいましたが、 私も新型鳥インフルエンザをあまり怖がっていません。もちろん油断大敵ですが。 西洋医学と漢方と必要なら鍼灸して、明日も来なさいねっで何とか治療できるでしょう。 近年、こころ素直な人が激減して、モンスターな人が急増しています。 こころのモンスターウィルス感性かいな?って思うくらい深刻です。 モンスターな人と西洋医学、特にエビデンス医療との相性はバツグンです。 素直な人と中医学は相思相愛なラブラブになれます。 結局、次のこの世に生き残れるのは、素直な人だけやなぁ、と思う今日この頃です。