2013年4月17日水曜日

おはようさん 2013.4.18.

昨日の朝一番の患者さんは、急に起こった腰痛の方でした。 カルテを見ると、冬の初めにも同様の腰痛で、その時は宙づり型腰椎牽引とブロック注射で完治してました。 早く&よく効いたので、朝一で飛び込んで来られたわけです。 診察してみると、坐骨神経痛はなし、腰椎根神経痛もなし、腰椎の湾曲は年相応で右第3腰椎近傍に母指大の圧痛点がありました。 これまでなら、そこにブロック注射して、宙づり型腰椎牽引して、遠赤外線レーザーを当てて、ホットパックで温めて、飲みたかったらロキソニン(消炎鎮痛剤)飲んでね・・・だったけど。 今回はちゃんと圧痛点の辺りの実虚の邪を読みました。 この方はけっこう浅いところに実熱邪が触れたので、まずは蓮風先生の古代鍼(銀)の瀉法をしてからブロック注射しました。後はいつものコースで。 夕診の時、この患者さんがやって来て、 「すごくよく効きました」と喜びの報告をくれました。 この方は牽引が効いたと思っておられますが、まぁ、それでいいでしょう。治ればいいのですから。 日曜日の北辰会月例講習会で藤本蓮風先生の鍼デモンストレーションを間近に見て、まずは刺さない鍼の古代鍼から使い始めていますが、ここまで効くの?とビックリしてしまうくらいの効果を実感しています。 うちのスタッフたちの肩こり&頭痛にも古代鍼をしてみましたが、重く乗っかかっているような肩こりが三日目の今でも、ほんわかふわっとしていると言っています。おそるべし、中国2000年前の鍼。 原因不明の背部痛が出た生活習慣病の患者さんは、背部診をすると、肝兪にウズラ卵大の実邪があって、その中に母指大の虚邪がありました。 「最近、飲み過ぎてない?」「えっ! えへへ・・・」 元々が肝火上炎・胃火亢進な方ですので、「これはこれ以上、飲み過ぎると、ぶっ倒れるぞっていう肝臓君からのイエローカードやで」とか言いながら、その肝兪穴を古代鍼(銀)で瀉法しました。 患者さん「あれっ、何か消えたわ」 そりゃぁそうでしょう。古代鍼で瀉した時に、そこに溜まっていた熱邪気が、まるでパンパンに膨らせた水風船をパンと割ったように、こちらに被ってきましたからね。 おかげで私は・・・どへぇぇぇ・・・。 (悪い気をもらったっていうヤツですね) 光の前世療法を本格的に始めた頃を思い出します。 患者さんのこころのブロック・抵抗勢力のダークなエネルギー・内なる闇 そんな邪気の嵐に巻き込まれる度に、何とか工夫して乗り越えてきました。 最初は、自分のエネルギーシールドを強めたり、波動を連続変調したり、亜空間フィールドを作ってジャンプしたり(これは後のパラレルワールドの旅に役立ちました)・・・ それは毎回、闇との競争のようでした。 一進一退・・・でも、負ければ、目の前の患者さんが闇に飲み込まれるので必死でした。 そんな時、必ず光さんが助けてくれましたけどね。 そして、ある時、思いました。もう抵抗や競争はやめようって。 次の闇の強い患者さんのワークでは、最強だと自負していた多次元亜空間エネルギーシールド(←かっこよく、そう呼んでました)を外しました。 ワークの最中、闇が襲いかかってきます。 私は無防備のまま、淡々とワークを続けます。 押し潰されるような闇のエネルギーに圧倒されて・・・でも、闇はそのまま通り過ぎていってしまいました。 それ以後、何度も闇に襲いかかられましたが、いつも闇は通り過ぎていってしまいます。 やがて、闇はもう襲ってこなくなりました。 闇にはこちらが見えていないように感じました。 そして、ワーク中の私の意識は光の中にいました。 大いなる光さん、そのものとひとつになっていました。 鍼で患者さんの邪気を瀉した時、そこにあった邪気は患者さんから放出されます。 当然、一番身近な人に乗り移ろうとします。 おまけにこちらは邪気を集める鍼を持っていますからね。 邪気を集め吸い出した鍼から、指・手を伝わって、腕・肩・頭へと邪気の雷電が抜け上がっていく感覚です。 今はまだ、私自身が邪気に抵抗しているから、被ってしまうのでしょう。 私自身が鍼と同化して、大いなるひとつの鍼となれれば、邪気はまるで避雷針をさかのぼって天へと還っていくように、この世から昇華してしまうのでしょう。 これも鍼修行かな。 今回も光さんが同行二人でついていてくれている実感があります。 だから、大丈夫。 そんな夢を思い描いた外来でした。