2013年4月19日金曜日

おはようさん 2013.4.20.

先日、哺乳障害・でべそ・腹部膨満・げっぷ嘔吐・夜泣き・そりかえりの舌癒着症症状で初診した赤ちゃんが、向井將先生のところで手術をして、再診されました。 初診時あった顔の青黒さ・身体の固さ・泣き声の甲高さもすべて消失していて、見違えるような元気な赤ちゃん顔に回復していました。 もちろん、舌癒着症症状もほとんど治っていました。 向井診療所からの帰り道に、顔色がよくなり、身体がとても柔らかくなった我が子を抱きながら、ご両親で涙されたそうです。 そして「今日がこの子の生まれ変わった日」 ホテルに帰って、スヤスヤ気持ちよさそうに眠る我が子を眺めながら、何度も萬歳されたそうです。 赤ちゃん〜子供さんの舌癒着症手術は、確かに大きな人生の節目です。 泳ぎが下手・かけっこが苦手・鉄棒が苦手・音痴・・・体育や音楽がトラウマになります。 集中力がない・注意力散漫・すぐに眠くなる・気が散る・・・勉強が苦手になります。 イライラ・ボッとしてしまう・かんしゃく・わがまま・飽きっぽい・・・対人関係がうまくいきません。 こんな苦手やトラウマに、この先の人生行路で落ち込まないとしたら・・・どれだけ未来が明るくなることでしょう。 自閉症や多動症、発達障害の子供が急増しています。 みんなが重度の舌癒着症ではないし、重度の子供でも手術したら必ずよくなるわけではありません。 ただ、多少〜びっくりするくらいよくなる子供たちがいることも事実です。 赤ちゃんの術後すぐに顔色がよくなり、立っていた髪の毛が柔らかくねてしまうことから、舌癒着症手術は頭の血流がよくなる効果があると考えられます。 自閉症の子供に開頭して頭蓋骨形成術する施設がありますが、これは頭蓋骨が脳を圧迫するのを弛める→脳皮質の血流改善を間接的に示唆してくれているものです。(ただし、これでは数年内に再び脳は圧迫されることになりますが→私が自閉症へのこの手術を支持しない理由です) 私は自閉症や多動症の要因は、脳皮質の血流改善よりも、脳の皮質とその深部に溜まる二酸化炭素濃度の問題じゃないか?と考えています。 この100年で大気の二酸化炭素濃度が上昇しています。特にこの数十年間に急上昇しています。 大気の二酸化炭素濃度と自殺やうつ病の増加の関係に注目している報告を読んだことがあります。 舌癒着症を治すと、脳を含め全身の二酸化炭素濃度が正常化します。 サッカーやマラソン選手でこの手術をすると、後半に足がつるのを防げるという実証もあります。 町中や電車の中で多動症っぽい落ち着きのない、ききわけのない子供たちを見ていると、大抵、キャンキャンした声をしています。 ハイテンションだからキャンキャン声なのか、 舌癒着症のキャンキャン声だからハイテンションなのか・・・ そばにいる親を見ながら、さもありなん・・・・だったら・・・ですが、 それなりの善き親なら、思わず声をかけてあげたくなります。 ひとりでも多くの子供たちの未来を救ってあげたい。 そんな想いで、舌癒着症手術をしています。 <参考> 舌癒着症の赤ちゃんの症状 ☆乳頭障害(痛み・きれつ・白斑・つぶれ)と乳房障害(しこり・痛み・乳腺炎)は、赤ちゃんの舌運動が悪く噛んで哺乳しようとするために起こります。 ☆哺乳障害(むせる・吐く・寝てしまう)・腹部膨満・ガスが多いのは、噛み飲みと空気嚥下が原因です。 ☆向き癖・抱き癖・あくび・反り返り・寝つきが悪い・寝息が荒い・眠りが浅い・無呼吸発作は、呼吸障害が原因です。 ☆視線が合わない・手足冷感・顔色が悪い・よく泣くのは、呼吸障害と哺乳障害(精神的に余裕がないため)が原因です。 舌癒着症の子供の症状 ☆多動症(ADHDなど)、アスペルガー、自閉症、登校不能、保健室登校、学習障害、友だちが少ない。 ☆歌が下手(音痴)、運動が苦手(持久力や平衡感覚が弱い)、図画や習字が苦手(空間認識が弱い)、給食や掃除当番が苦手(約束を忘れる)。 ☆歯列不整,逆咬合,顎の発育不全,頭部形態の不整(絶壁,いびつ,逆三角)。姿勢悪い。痩せもしくは肥満。短躯など。 ☆咀嚼能力が低い,好き嫌いが多い、あまり食べない。吐きっぽい,食物をいつまでも口の中で噛んでいる。 ☆よく風邪をひく、身体が弱い、夜尿症、夜中おびえる、悪夢が多い、貧血・低血圧症状、寒がり、下痢しやすい。 ☆目に隈がある,顔色が悪い、不活発でだらだらしている、表情に乏しい,眠りが浅い,イビキをかく,昼間眠い、寝起きも悪い。これらはすべて呼吸と睡眠障害の症状であり、このような児はすぐに疲れたと言う。 ☆生活状態では母親以外とはあまり喋らない,発音が悪い,声が小さい引込思案、警戒心が強い、臆病、依頼心が強い(親が何でもしてくれるものと思っている)。  怒りっぽい,甘ったれ,協調性に乏しい、自分本意,友達と遊べない、一人遊びも不得意,飽きっぽい、落ち着きがない,運動能力が低いよく転ぶ。診療中に異常に泣き叫んで暴れる。これらすべては新生児・乳児・幼児期のコミュニケーション障害に起因します。ADELの最大の障害はコミュニケーション障害なのです。