2014年12月26日金曜日

おはようさん 2014.12.25.

メリークリスマス!(*⌒▽⌒*) 昨夜、つるしておいた靴下の中には・・・目には見えないけど、手では触れないけど、ふっても音はしないけど、クンクンしても何も匂わないけど、な~にかがそこに入っている!のがわかりました。 きっとネ それはね、笑顔の素と幸せの種、それにチャンスのふりかけだと思っています。 ふふふっ サンタさん ありがとう\(^^@)/ チャールズ・ディケンズのクリスマスキャロルっていう物語&映画を知ってますか? ネタバレのストーリーは・・・ あるクリスマスイブ。 貪欲で心が冷たく、孤独な老人のスクルージは嫌われ者だが、平気で金儲けに精を出している。 彼は「キリストの生誕を祝って人々が許しあい、お互いに助けあう」という【クリスマスの精神】を バカにしていた。 ところがその夜、家に戻ったスクルージの前に、商売仲間であったマーレイの幽霊が現れる。 マーレイの幽霊は鎖につながれ、「生前に貧しい人達を助けなかったこと」を悔い、この鎖は生前自ら作り出したものであり、スクルージのそれは「さらに大きな鎖だろう」と … しかし、彼には「まだチャンスが残されている」と告げ消える。 それから三晩つづいて、3人の幽霊がスクルージのもとを訪れ、それぞれ過去と現在と未来のクリスマスを彼に見せる。 「過去のクリスマスの幽霊」は彼に、小さかった頃の思い出や、自身の貪欲のために別れた恋人とその後などをみせる。 「現在のクリスマスの幽霊」は彼に、使用人の家のつつましいが暖かい食卓や、甥の家の楽しいパーティーなどたくさんの幸福なクリスマスをみせる。 楽しそうなクリスマスに心をうごかされるスクルージだが、幽霊は最後に、ゾッとするほどみすぼらしい荒んだ少女と少年をみせ、姿を消す。 「未来のクリスマスの幽霊」がみせた、彼の未来は悲惨だった。 死んでも誰にも悲しまれず、むしろ喜ばれる自分の末路を目のあたりにして、さすがの彼も生き方を変えようと決心する。 彼が目をさますと一晩しかたっておらず、クリスマスの朝だった。 スクルージは、生まれ変わった気持ちで、みんなと共にクリスマスを祝います。 その後の彼は、すすんで貧しい人達を助け、よい友となり、晴れやかに笑って残りの人生を過ごすのであった。 今日は何となくこのお話を思い出してしまったのでした。 今日の午後は、火事後ずっとお休みしていた蓮風先生の鍼治療を受けに行ってきました。 さすがに身もこころもボロボロ・・・やっぱり肝が痛んでいました。 八椎下へ30分の置鍼(本当は40分したいけど、気虚起こすかも・・・で) 清熱解毒の鍼は良く効きます\(^^@)/ 鍼後10分くらいして、フッと全身の緊張が緩んでしまいました。 この1ヶ月あまり、がんばってきましたからね、肩と背中にすごく力が入っていました。その分、腎虚からの腰痛も出ていて・・・これを放置すると腎癌になっちゃうわけです。 全身の緊張が緩むと、腰のぎこちない痛みと張りも軽快しました。 気持ちもユルユルに・・・ええ感じです。 抜鍼後、いつものプチ刺絡をしていただいて、今日の鍼治療は終了です。 毎週、鍼を受けていると、その効果の程がわかりにくくなりますが、ひと月分もストレス&緊張を溜めていると「やっぱり蓮風先生の鍼はよう効くわぁ」と見事に実感できました。 そして何より、このひと月あまり、患者さんに触れることのなくなって感性が鈍っていた我が手に蓮風先生の手のエネルギーが蘇ってきたことが嬉しかったです。 やっぱり毎週、漢祥院へ行かなくちゃネ。 1年くらいは患者さんに触れることもないだろうけど、それはこの手の感性の熟成期間だと思っています。 上手に熟成するように、時々は蓮風先生のエネルギーに触れさせてあげなくちゃ・・・帰り道の電車の中でニヤッとしながら思ったのでした。 前世物語  翌日、彼女はとても晴れ晴れとした表情で来院されました。待合のソファーに座った彼女に常連のリハビリ患者さんたちが親しそうに話しかけています。今日の彼女はオレンジ色のオーラに包まれています。その温かさが患者さんたちにも伝わったのです。待合が笑い声で満たされました。笑いは痛みを和らげます。今日の患者さんたちは今晩ゆっくりと眠れることでしょう。 「美子さん、今日はいつもより肌が輝いているよ。いつも奇麗だけど、今日はとても若返っているみたい。ホント、毛並みがいいよ」 「まぁ、またそんなお上手を言おうとする。ダメですよ。先生は口説くのが超ヘタなんだから。だいたい何ですか、毛並みって?」  私は噴き出しながら答えました。私が留学時代に乗馬をしていたことを彼はなぜだかよく知っていたのです。先生の掘った穴はまるでブラックホールです。小学校での出会いから高校での再会、私の留学、そして卒業式での別れまで、私のありとあらゆる情報を吸い込み続けていたようです。でも高校卒業後の私たちは医学と美術というまったく違う銀河にいたので、私が直接吸い込まれてしまうことはありませんでしたしブラックホールの彼の姿に気づくことさえありませんでした。 「あれでよかったんだわ。もしかしたらその後の長いブランクも二人で相談して決めたことなのかもしれないわね。私も神様に生かされているんだね。あんなに愛した夫が急に天国に戻されちゃって・・・悲しみから立ち直ったと思った途端、先生が再登場するんだもの・・・きっと天国でも視聴率抜群のトレンディドラマだわ、私のこの人生は」  私はちょっと間が外れた大笑いをしました。先生はキョトンとしています。いいんです、私だってしっかりと自分の人生を生きているんですから。二十数年ぶりに先生に出会った時、正直、先生の人生の輝きと落ち込んでいた私の人生を見比べて大きなショックを受けました。ジェラシーも、あったかなぁ・・・。でも一緒にワークに入るようになって、人の人生と比較することの無意味さを学びました。裕福さ、幸福度、波乱万丈さ・・・全てを自分で選んできた人生を生きているのです。大金持ちになりたければなれたのです。スターにだってなれたのです。平凡だけど満たされた人生だって選べたのです。でも今回は何かを決心して、今の人生を選んだのです。その何かをマスターするには今の人生をしっかりと生きればいいのです。人生の結果よりもプロセスです。生きざまが評価の対象になるようです。今の人生の今日一日をしっかりと生きること、その積み重ねが大切なのです。他人の人生と比較している暇などないのです。比較する必要などないのです。だって全てはワンネスですから。あなたは私、私は彼、彼は彼女・・・すべてはひとつですから。ワンネスに触れると他人の人生との比較など、どうでもよくなります。すべての人の人生が自分の中にあります。だから、すべての人の人生が許せます。すべての人生が愛せるのです。自分を愛しなさい、許しなさい。どの人間にも共通した目前の目標は、このワンネスを得ることなのかもしれません。 「美子さん、怒った?」