2014年11月28日金曜日
おはようさん 2014.11.28.
今日は医院の書類や本、さまざまな荷物とまだ使える物品たちを「押入産業」さんに預ける火事後の一大イベントでした。
昨夜、思いついた・・・これまで預けていた古い荷物たちを持って来てもらって、新しい荷物たちを持って行ってもらうダブルプレーを、何とかがんばって受け入れてくれた「押入産業」さんに大感謝です。
荷物をがんばって運んでくれたスタッフたちにも大感謝です。
私も運びましたが、久しぶりの肉体労働・・・すでに体中がイテテテテッです(^^ゞ
18年ぶりに見る荷物たちもたくさんありましたが、ここは思い切ってのサヨナラシリーズ。
濡れてしまった荷物たちと共に成仏してもらいましょう。
新しく預けた荷物は、どれも「新しいクリニック」を開く際に使えるものばかり・・・何も言ってませんが、スタッフたちもそのへんのことはよくわかってくれているみたいで、感謝&感謝です。
古い荷物で捨てられなかったもの・・・
LPレコードたち・・・レコードは捨てられない、と聞きますが、確かに思い出の写真のように捨てがたいものですね。
ひな人形と五月人形・・・新しいホスピスのロビーに飾りつけたイメージが浮かんできたのです。
脳外科入局当初に使っていた洋書たち・・・あこがれの最先端知識、美しいイラスト、神の手の作り方。日本語の本はボツにしましたが、さすがに洋書たちはキープです。
今日は一日引っ越しモードでお疲れ度も最高潮!!
明日の雨に備えて、次の搬出日待ちの荷物たちにブルーシートを被せて、今日の作業を終えました。
スタッフのみなさん、ごくろうさまでした。
昨日の朝、鰐淵寺の住職さんからお電話をいただきました。
この1週間でいろいろ当たってみたご報告でした。
鰐淵寺にホスピスを作るには・・・
その1:鰐淵寺内に作る案。
県の自然公園だけでなく、来年、国の自然公園にも認定されるそうで、文化庁?が難色を示しているとのことでした。まぁ、お役所っいうのはそういうもんですからね。
その2:鰐淵寺のすぐそばにとってもステキな丘があるからそこへ の案。
住職さんがお気に入りの丘が近くにあるそうです。ただし・・・田舎の人は先祖伝来の土地を手放しませんからねぇ、とのこと。
その3:鰐淵寺への道を下った海の近くにある中学校が来年、閉校になって、広大な敷地が残ってるんだけど、そこだと二つ返事で場所が確保できるとのこと。でもね・・・鰐淵寺から離れたら、普通のホスピスになっちゃうよねぇ・・・住職さんも「そう言われると思ってました」と、この案は廃案に。
まぁ、最初からお互いに三択の結果はわかっていたけど、ムチャクチャ無理難題ばかりが待ち構えているけど、鰐淵寺内にホスピスを作ることでがんばっていくことになりました。
そうそう、お寺の中に新しい建物を建てる時は、お寺と 同じような建物にしなくちゃいけない、とお役所さんが言ってるそうです。
はい! すぐに目に浮かんだのは、船戸クリニックのあの建物です。
日本でも中国でもインドでもないけど、どこか仏教的な建物ですからね。
あれ ええんちゃう!
夢が広がり、繋がっていくのはワクワクしますね。
さぁ、明日もがんばりましょい!
前世物語
「今のお父さんと一緒に生きた人生は何回ありますか?」
「八回です」
「その八回はいつも父にいじめられた人生だったのですか?」
「そうとも限りません」
「では逆に、私が父に恨まれるようなことをした人生もありますか?」
「あります」
「私が父に恨まれた人生を少し見せてください」
「江戸時代みたいです。私は侍で、父は町の商人のおじいさんでした。私は恨みと金欲しさから、おじいさんの大事な孫娘を殺しました。孫娘は今のお母さんです」
「それからどうなりましたか?」
「父は私を殺そうとして取り押さえられました。父はずっと私を憎んでいました。私も落ちぶれて、もう人生がどうでもよくなっていました。世をすねていました」
話が途切れ、静寂が広がりました。
「では、元に戻ってください。今回、私が憎しみを溶かす方法を見つけたら父も救われますか?」
おじいさんが答えました。
「かなり救われるよ」
「私の人生の問題は何ですか?」
「人に対する恨みからまだ解放されてないよ。自分が苦しむように、もっていってるよ。人を許した時、自分も許されます。人を許さないために自分を苦しめているのです。幸せにならないように自分を追い込んでいるのです」
「今回の人生では私は幸せになれないのですか?」
「人を許した時、自分も幸せになれるのです」
「今回の人生はもうダメなのですか?」
「気持ちの持ち方を変えたら、すぐに簡単に実現できるよ」
「どうやったらいいのですか?」
「人を許して優しくしていけばいいのです。人を許す、大きな気持ちでいた方がいいのですよ」
「そんなこと、私に出来ますか?」
「がんばれば、突然、氷が溶けるようにすべてが溶けますよ」
「具体的に、どうしたらいいのか、教えてください」
「人に怒らないことです。細かいことは許してあげることです」