2014年5月30日金曜日

おはようさん 2014.5.30.

今日も暑かったですねぇ。 そして、ジメジメ暑さがやって来ました。 身体は正直なものですね。 みなさんの腹診をしていて、今週初めにはまだ邪気がバラバラに散っていたのが、昨日・今日と見事に大巨(ST27)に湿邪が集まってきました。 そして柴胡の証、季肋部から心を衝き上げるように熱邪がうごめき始めました。 身体の芯に残っていた冷えに湿邪が流れ込んできて、まるで水蒸気爆発したようにキノコ雲となった熱邪が心を衝き上げているのです。 もちろん左章門を主として肝火肺犯もしています。 ジトジト&ベトベト汗の季節到来ですねぇ(^_^;) さて・・・これにどう対処していこうかしらむ・・・ いくつも道が見えてきて 患者さん毎にベストな道を選んでいければ最幸ですね(*^^)v 今週はなぜか患者さんたちのSpO2 経皮的動脈血酸素飽和度が低くなっています。 これも肝火肺犯の兆候ですね。 試しにSpO2の下がっている患者さんの章門を打鍼してあげると・・・ちゃんと数値も改善してきます。 ちなみにこの時、患者さんは「そこ・・・痛いけど気持ちいい」と言ってくれます。 章門をトントンしながら「何のストレスをこんなに抱えてるの?」と尋ねると・・・「実は・・・」な秘めストレスが出るわ&出るわ・・・ 章門は正直者の穴なのですね(;^^)ヘ.. 今週は膝や腰、肘や肩の痛みが増してきた患者さんも多かったです。 これも湿邪と関係が深いのですが、関節痛は棒灸がとても良く効いています。 棒灸はお椀灸と一緒に導入したのですが、なかなかそこまで手が回らなくて・・・ 今週になってやっと棒灸も始めることができました。 時はちょうど湿邪が暴れ出した頃・・・見事なシンクロニシティです。 梅雨時の関節痛はやはり湿邪が悪さをしていることが多いのですが、棒灸は見事に湿邪を昇華してくれます。 昨日の棒灸だけで、膝の痛みがなくなりましたぁ!と患者さんの弁 (ふふふ あったりまえよぉ\(^^@)/) 今週はお灸で盛り上がった奥山医院でした。 前世物語  私は、このワークから身体の不自由な方が何か学べるものがあるのではないか、と考えて先生にレポートに挙げてもらうように頼みました。  この症例のトニー君は生まれつき「身体が不自由だったので自分の殻の中に閉じこもっていました。後半生では身近な人や自然に対して気持ちを開きましたが、もっとたくさんの人々に触れ合うチャンスを自分で見つけなければいけない」人生だったようです。そして、トニー君の魂は人に会うために何度も生まれ変わっているようです。たくさんの人々に会って、みんなと慈しみ合うことを学び続けているのです。そのためには心を開かなくてはなりません。光のマリア様は言いました。 「心を自由にして、とらわれないことです」  人を拒むのには心のエネルギーが要ります。心を閉ざす最初の段階は、心にエネルギーシールドを張ってしまうことです。この段階では心はまだ開いています。ただ、他人がズケズケと心の中に入ってきて自分の心と魂を痛めつけるのを阻止するためのシールドなのです。またこのシールドは自分の心が自己否定によって内部から崩壊するのを防ぐ働きもしています。心の目の前に置かれたスリガラスのような働きもあるのです。  この心のエネルギーシールドは自分の心の持ちようで強弱が決まってきます。このシールドが破られるのではないか? という心の奥の不安がいろいろな形を持った不安症となって現れてくるのではないでしょうか? 「心を自由にして、とらわれないことです」とは、この心のシールドを外してみなさい、と言うことなのです。これはとても勇気の要ることです。いくらマリア様から言われたことでも、そう簡単に出来ることではありません。みんなを無条件に受け入れて優しくしていたら、また誰かが心の中で大暴れするでしょう。そんな一握りの人たちに心は幾度も辱められ痛めつけられてきたのです。瀕死の心を守るために作り上げたシールドですから、もう外したくはありません。もしシールドが破られたら、もっと強力にすればいいだけなのです。その方が勇気など要らない簡単な方法なのです。心を閉ざしていると、とりあえずシールドの中は平和なのです。  でもトニー君は教えてくれました。 「幸せな人生でしたが、上から見るとすごく細い線に見えます」