2014年5月29日木曜日
おはようさん 2014.5.28.
「夫源病」という言葉がネットから流れてきて、思わず ガッテン!ガッテン!してしまいました。
熟年女性なら誰もが罹る病気・・・かもしれません。
定年後の夫は家でブラブラ
昼ご飯の用意だけでも面倒なのに、まるで上司のような口調で心ないことをあれやこれやと言ってくる
やることがないから、妻の買い物についてきて、あれやこれやと口出したり命令したり
一緒に旅行に行きたがるけど、女友だちたちと行った方がどんだけ楽しいか
自分がヒマなもんだから、妻までヒマだと思い込んでる 私はやることいっぱいあるのよ!
などなど・・・
うちの医院でもリハビリや鍼灸をしながらの熟女たちのおしゃべりは・・・上記の如くで鴨南蛮。。。
かくいう私の母も父からものすごい言葉の暴力を受け続けて、肝臓癌になってしまいました。
(肝には怒りが溜まりますから、怒りを浴び続けると肝臓癌になりやすいのです)
これは「夫源病」の最たるものですねぇ。
これから60代の熟年離婚が急増しそうな予感です。
夫は90代まで元気な可能性が大・・・えっっ こんな毎日がこれから30年以上も続くの?!
自分らしく生きたい
いつまでも若々しくありたい
自分の人生を楽しみたい
そう思った時、今の夫が自分のライフスタイルの大切なワンピースになっていれば、ラブラブなカップルのままで添い遂げられるでしょう。
「夫も仕事を離れて、これから変わると言ってることだし・・・」
「私が夫を変えてみせるわよ」
たくさんの患者さんたちを診てきて・・・性格を変えることができるのは40代までだと思います。
50代になると、もうほとんど固まってしまっています。
60代になると、その性格が誇張され始めます。(特に悪いところが誇張されやすいんだよなぁ)
つまり、バリバリ働いている間に趣味や生きがいを始めないと、定年後では手遅れなのです。
優しくなろう
人の話を聞こう
怒らず穏やかになろう
そんな努力も40代までに始めないと・・・60代になってからでは、鴨川の水 双六の目よりも難しいのです。
スピリチュアルケアから言えば・・・
自分の人生なのだから、自分らしく生きなさい。今生を楽しみなさい。
まず自分を大切にしましょう。まず自分を愛しましょう。
なので・・・結果「あんさん わかれなはれ」になってしまいます。
う~ん、これでいいのかしらむ・・・実はまだまだ答えが見つかりません。
精神科は・・・貴方が我慢しなさい的に様々な抗うつ剤や抗不安剤を飲め!と言います。
これは嫌だなぁ。
世の中は、貴方の辛さ、よくわかるわ。大変だわよね。別れちゃいなさいよ・・・と言いながら、裏では、あの人、我慢のない人だわよね、あんな人だと思わなかったわ、とあげあしを取ります。
どうせいってんねん!
寿命がこれほどまでに伸びた時代はありませんでした。
ついこの前まで、人生70年だったのですから。
あの頃は、夫が定年・・・あと10年我慢すればいいわ、で終わっていました。
子育ても終わり、やっと自分らしく生きるチャンスが巡ってきて・・・今「夫源病」の壁が立ちふさがっているのですね。
この「夫源病」の壁も、自分に自信がある人、勇気のある人、これまで自分の足で自分の人生を歩んできた人には大した壁ではないのですが・・・
甘え 依存 支配 コントロール わがまま・・・で生きて来てしまった人には大変な壁なのかもしれません。
前世物語
美子レポート
心を開く
今から七十年前のヨーロッパのある町に、トニーという少年がいました。彼は生まれつき足が不自由で車イスの生活をしていました。女の先生が彼の世話をしてくれていました。毎日、先生と庭で花を見たり絵を描いたりしました。トニーはとても幸せでした。
二十四歳の時、先生が病気になりました。トニーは泣きながら看病しました。先生も泣いています。彼は深い悲しみを学びました。
先生は死にました。彼は毎日、先生のお墓にお花を持っていきました。トニーはとても感謝していました。そして彼は先生に誓いました。
「これからは一生懸命に生きます」
二十八歳になってトニーは死の床にいました。身体がとても衰弱しています。彼は先生と一緒に庭で絵を描いていた楽しかった思い出とともに死にました。