2014年5月20日火曜日

おはようさん 2014.5.20.

甲状腺腫瘍を阪大で全摘して、放射線療法&抗ガン剤治療を受けた患者さんを診ています。 抗ガン剤投与されてから、目に見えて体力&氣力の衰えが著しく、ほとんど食べられずに歩くのもやっとになっていました。 血液検査でも、手術&抗ガン剤治療の前は正常だった腎と骨髄機能が急激に悪化していて・・・ おいおい! 阪大のデジタル・ドクター諸君! このままやと死んじゃうでぇぇぇ 今日、藤本漢祥院の蓮風先生に診て頂きました。 まだ大丈夫やから、先生のところで(夢分流打鍼の)火曳の鍼と心脾に軽く打鍼をしたらええ と教えて頂きました。 蓮風先生の「大丈夫」のひとことから一騎当千のパワーを頂けます。 この数日間、明らかに酷い腎虚が元凶でしたので、照海に補法鍼、神闕に補法灸をして、それなりの効果を得ていました。 治療はいくさと同じです。いのちの遣り取りです。 だから、迷いや焦りがあれば・・・負けです。 鍼灸でも同じです。迷いは術者の氣を弱めます。 神の手が神の手であるためには不惑でなければなりません。 蓮風先生の「大丈夫」のひとことが「神」をもたらしてくださるのです。 医学を伝える・・・知識を伝えること、弁証の仕方を教えること、手技を伝えること・・・だけではありません。 一子相伝じゃないけれど、この人だと直観した師匠から学び、此奴だと神に導かれてきた弟子に伝授する「神」が加わってはじめて、医学は人の波動と完全にシンクロするのだと・・・気づいた今日でした。 氣とは神の風なり 神とは氣の命なり 前世物語 神様が人間を様子眺めしているということは、人間が二元性の苦しみの中でもがき苦しんでいることはとりあえず良いことなのです。魂の本質は善だとしましたが、肉体を持って人間となる時には学ぶべき課題に沿った悪を秘めて生まれてくるので人間は性悪説です。そして人間の顕在意識と魂の間に心があります。心は魂と顕在意識を結ぶ窓であり、過去生退行では死後、死体の上に浮いた時から光の中に入るまでの空間に相当します。  性悪説の顕在意識だけで生きている時、人間は人生に何の疑問も持ちません。人間界自体が性悪説で流れていますので、顕在意識だけで生きた方が流れに逆らわずに上手に生きていけるかもしれません。学ぶべき課題を忘れてしまった人たちです。ただ、誤解してはいけません。このような人たちでさえ、生きている、この世に存在している価値は十二分にあるのです。映画で言えば、セリフのない俳優さんたちに当たります。彼らなしには性悪説の人間界の流れが維持出来ないのです。心を完全に閉ざして心の存在すら忘れて、ただ性悪説で人生を生ききってみることも魂にとっては良い経験なのです。物理法則を実験的に得ようとすると無数の失敗を繰り返します。無数の失敗の中からキラッと光るものが見えるのです。失敗が多いほど美しい法則が導き出せるのです。気づきとは宇宙の根本法則に触れることです。深い気づきとは美しく単純な宇宙法則に触れることなのです。そんな気づきを得るためには、まず無数の失敗体験をしてみることが必要なのです。  性悪説を極めていけば、ある人生で大悪人の人生を選んでしまうこともあるでしょう。多くの人を不幸のどん底に陥れるような人生です。大悪人の人生を生きていると、さすがに性善説の魂が悲鳴を上げます。しかし心の窓がしっかりと閉じていて顕在意識には聞こえません。魂と顕在意識との間に無限に思えるような厚い黒雲が立ちこめているので魂の善き光が人生を照らすことも出来ません。そして悪人のまま人生を終えるのです。  そんな大悪人の人生を終えた魂は『マスターの下で今、終えたばかりの人生を見せつけられ大いに反省させられる』と言われてきましたが、先生と私はちょっと違った解釈を組み立てました。