2014年5月29日木曜日
おはようさん 2014.5.29.
木曜の午後は藤本漢祥院での研修&鍼治療です。
私はいつもの筋縮(GV8)に鍼を、うなじの瘂門(GV15)あたりにプチ刺絡をしていただき「肩の荷が下りた」快感に、いつものようにヘロヘロになって帰ってきました。
診療が始まる前に蓮風先生のお話を聞く機会があるのですが、今日は「癌を鍼で治す!」を熱く語っていただきました。
奥山医院から蓮風先生に紹介させていただいた癌患者さんたちは皆さん、とてもお元気になられています。
蓮風先生が真剣勝負で取り組んでいただいているのが間近に研修していてよく分かります。
癌は鍼で治る。
この患者さんには生きる力、治る力が残っている。だから鍼が効く!
生きる力、治る力とは何?
生命 それは波 寄せてはかえす・・・絶えず躍動している波
波とは陰陽
人が生まれ、死んでいくのも波であり、陰陽であり
天地自然の理もまた波であり、陰陽であり
雲も風も大地も木々も空も海も・・・波 波 波
無限の大宇宙にも、ちっぽけなひとりの人間の中に広がる小宇宙も、同じ波であり、陰陽であり
星が生まれ、死んでいくのも
銀河が渦巻くのも
無数の星々がさまざまな物理法則で関わり合いながら夜空に瞬いているのも・・・波 波 波
人の身体の中の無数の細胞たちも関わり合いながら、生まれ、死んでいきながら、ひとつの生命を宿している・・・それも 波 波 波
蓮風先生が目の前で「癌は鍼で治る」と言われたほんの一瞬に、
そんな大宇宙のさまざまな波が
生命を育んでいるさまざまな波が
天地自然を美しく彩っている波たちが
寄せてはかえしていく姿が走馬燈のやうに見えました。
生命とは波なのです。
波は美しくなろうとします。できるだけ調和しようとします。
健康とは陰陽が美しく波打っている姿です。
癌は不協和音です。
どんなに不協和音のノイズが大きくなっても、生きている限り、生命の美しき波は残っています。
それは雑踏の駅前で、ひとりストラディバリを静かに奏でている人の調べを聞くようなものでしょう。
でも、人間のすばらしいところは、その気になりさえすれば、どんなノイズの中ででも、美しい調べ、愛する人の声、幸せな笑い声を聞き分けることができることです。
鍼で癌を治す。
雑踏ノイズの中で、ストラディバリを、愛する人を、笑顔を指さして、生きたい意識を、生きる力を、美に 愛に 笑に導いてあげることが鍼の力だと思います。
だから、癌を治す鍼は、その患者さんの生きる力を、治す力を感じ取れなければ始まりません。
そして、患者さんの美と愛と笑の穴を見つけ出してきて、そこへ生きる力、治す力を導いてやるのです。
そんなん 難しすぎるわ?
いいえ、簡単なことなのです。
だって、天地自然の理が元々、そうなるように流れているのだから。
天地自然の理を成す波たちは風となって、この世を今日も明日も吹き抜けています。
その風を感じさえすれば、生命の息吹も、生きる力も、治す力も見えてきます。
あとは・・・両手を広げて、天地自然の風を順風満帆に受けとればいいのです。
癌を鍼で治す。
西洋医学だとか東洋医学だとかのちっぽけな範疇を超えて、
大宇宙を成している理論物理学や量子力学、時空理論学などが鍼の素晴らしさを証明してくれる日が来そうな気がしています。
前世物語
先生はトニーの魂に尋ねました。
「身体から離れた時に、何か決心したことはありますか?」
「今度は丈夫な身体になって、先生みたいになりたいなぁ」
先生は彼の魂を高みへと導きました。そしてトニーは彼の人生を振り返りました。
「身体が不自由だったので自分の殻の中に閉じこもっていました。後半生では身近な人や自然に対して気持ちを開きましたが、もっとたくさんの人々に触れ合うチャンスを自分で見つけなければいけませんでした。幸せな人生でしたが、上から見るとすごく細い線に見えます」
先生はさらに高みへと導きます。そこにはゆったりした光がありました。そしてその光の中には白い教会のようなものがありました。先生は尋ねました。
「そこに誰かいますか?」
「マリア様です」
先生はマリア様に聞きました。
「今回の人生の目的は何ですか?」
「心を開きなさい」
「それは具体的には、どういうことですか?」
「受け入れなさい。優しくしなさい」
「今の不安感から何を学ぶのですか?」
「心を自由にして、とらわれないことです」
先生はマリア様に今の病気について尋ねました。
「今の喘息の意味は何ですか? どうやったら治るのですか?」
「心配しないことです。そして母親に愛されることです」
「なぜ何度も生まれ変わってるのですか?」
「人に会うためです」
「人間は何のために生きているのですか?」
マリア様が答えました。
「慈しみ合うためです」
「今の私の人生はここまで順調ですか?」
「はい、順調です」
先生はマリア様に最後のメッセージをお願いしました。
「自分を信頼して進みなさい」 そうマリア様が答えてくれました。