2013年8月29日木曜日
おはようさん 2013.8.30.
NHK スーパープレゼンテーション「医師の手のもつ力」を見ました。
「現代医療では、医師がパソコン上の患者のデータに集中するあまり、患者本人を診察することをおろそかにしている」。そう危惧するのは、スタンフォード大学教授で医師のエイブラハム・バルギーズだ。医師が患者を診る際に、触診を行ってきたことには、本当は大きな意味があるのではないか。バルギーズの自らの体験と熱き信念が語られる。医師と患者の関係を根底から考えさせられる、感動的なプレゼンテーション。 from 番組紹介
カルテも検査もどんどんデジタル化されてきた医療世界で、確かにモニターを見ながら診断し、処方を入力し、PCが挙げてきた病名をチェックする・・・あれ? 患者さんはどこ? な臨床が増えてきていることに私も危惧していました。
この番組の中でバルギーズ先生は、生身の患者さん不在で診断&治療方法が決められていく臨床を iPatient と揶揄しています。思わず手を叩いてしまう ナイス! です。
患者さんの脈を診て、舌を診て、聴診して、リンパ節を診て・・・西洋医学的にも体表観察&触診がとても大切な儀式だとバルギーズ先生は言っていました。
その儀式を介して、患者さんのこころにメッセージが届きます。
「あなたのそばにいますよ。あなたを見捨てませんよ。あなたと共にがんばっていますよ」
この儀式は医療の原点であり、ラスコーの洞窟で暮らしていた頃からずっと「医」のDNAだったものです。
西洋医学では病名が決まって薬が出ると、2週間、1ヶ月と同じ薬を飲み続けます。
それはそれでOKです。薬もそういう作用になっていますから、全然問題はありません。
漢方だって同じです。この漢方薬をしばらく飲んでみてくださいね・・・です。
鍼灸の面白さは、毎回、体表観察・舌診・脈診・原穴診をして鍼するところを決めることです。
結果として前日と同じところに置鍼することもあるけれど、日々、違うことも普通にあります。
なぜ?
だって、生きてるんだもん。
同じ病名の人たちでも、鍼するところは人ごとに違ってきます。
今の世界経済 資本主義経済が近々に崩壊することは自明の事実で、大富豪や超権力者たちはその次の「保険管理世界」を模索し始めているそうです。
人々の健康と生命を画一化して管理する社会です。
命の値段 なんて言葉がありますが、近未来はまさしく命の値段のやりとりな世界になるのかもしれません。
鍼灸治療は、そんな夢も希望もない暗黒世界に唯一灯る光になり得ます。
患者さんの身体に手を当てて診る。
直接、医者の手で患者さんに触れながら治療する。
やがてこころが通じ合う。
ロボット&デジタルな世界が暴走しないように、
iPatientが当たり前の医療にならないように、
神さまたちに鍼灸の世界へドボンと放り込まれたんだなって思うシンクロがしばしば起こっている今日この頃です。
今日も「前世療法ハンドブック」から少しご紹介しましょう。
人生の意味とは?
「意味のない人生は、あるのでしょうか?」と聞かれます。
絶望と孤独だけの過去生もあります。
そんな人生の目的は「生きる喜び」だ、と光の存在は言います。
喜びなどないよ、この世は地獄だ、と心の底から思うこともあります。
神や仏をののしり、生みの親を恨むことさえあります。
死にあこがれることだって珍しくありません。
生きている意味なんかないよ、と唾を吐き捨てたくなります。
でも、どんな人生にだって、それが例え一瞬であっても、幸せを感じるひとときがあります。
おぼろげな母の背中の記憶。
片思いのあの人とすれ違ったときのドキドキ。
春風のささやきや赤とんぼの唄。
子供の寝顔。
まっ暗やみの中の一瞬の幸せだからこそ、大きく輝いて見えます。
幸せに死ぬほど飢えているからこそ、どんな小さな幸せにも心が反応します。
小さな幸せは、大きな感謝を生み出します。
小さな幸せを感じ取れる人は、生かされていることをよく知っています。
生きる喜びを魂のふるえとして感じています。
悲しみで泣きはらした目だからこそ、本当の幸せが見えてくるのです。
本当の幸せは、あなたのすぐそばにあるのです。
もうひとがんばり、生きてみましょう。
生きる喜びを感じましょう
なぜ生まれてきたの?
生まれてきた意味がわからない人が増えています。
「生まれてきた意味がわかる過去生へ」という誘導をしながら、気づいたことがあります。
これをワークのテーマに選ぶ人たちに共通している点は、自己否定がとても強い、ということです。
自分を否定するくらいですから、当然、他人を否定します。
自分も他人も、そのすべてが嫌なのです。
自分ではそのことに気づいていませんが、自己の内面でパニック状態に陥っているのです。
ネガティブなエネルギーが自己の内面に向かって、まるでブラックホールに吸い込まれるように激しく流れ込んでいるのです。
他人から見ると、殻に閉じこもった暗い人に見えます。
ネガティブなエネルギーをまき散らしている人を周囲に引き寄せます。
ポジティブなエネルギーをもらうと心の奥底で浄化が起こるので、笑顔や勇気、チャレンジを嫌います。
単調な仕事が得意で、義務の遂行を自他共に強く求めます。
物静かですが、人の話をぜんぜん聞いていません。
ある意味、一種の瞑想状態の中で生きているのですが、心の扉をまったく開いていないので悟りや神秘体験に至ることはありません。
前世療法の光との対話までたどり着くことはできますが、一時的に心を開いて光のメッセージを得て帰ってきても、家路に着くころには心を開いた自己を否定してしまいます。
安定していたネガティブなエネルギーの流れを乱したガイドを否定し、ポジティブなエネルギーの塊として感じられた光自体を否定します。
このタイプの方々は、スピリチュアルなセラピーの「ドクター・ショッピング」をしています。
自己を否定し続けるために、次から次へと新しいセラピーを受け続けます。
治療方法は、心に光を射し込むセラピーを根気よく続けさせることです。
人の話をぜんぜん聞いていませんので、「誰でも生まれてきた意味があるのだよ」などという正面攻撃は効果ありません。
ネガティブなエネルギーを注ぎ込むことになりますが、強い義務感に訴えかけながら、同じセラピーを受け続けることを習慣化してしまいます。
繰り返し光の言葉に触れていると、いずれネガティブなエネルギーの根源で浄化が起こり始めます。
ネガティブなエネルギーが枯渇すると、本当に生きているのが辛い時期が訪れます。
そこで家族や友人がポジティブなエネルギーを送り続けていれば、すぐに立ち直れます。
ここまで来れば、自己否定の原因を探り出し、解放することができます。
生まれてきた意味を知ることは簡単なことではありません。
でも知りたい人には、難行苦行することなく、自分が生まれてきた意味を悟ることができます。
スピリチュアルなセラピーは、自分が何を求めているのか、がはっきり浮かび上がってくる治療なのです。
自分も認めましょう
心の伝染病の治し方
この世の中には、心の伝染病がいっぱいあります。
ネガティブな感情は、すべて伝染病となる可能性があります。
憎しみ、恨みは、火事のようにまわりの人々にも飛び火していきます。
悲しみ、落胆は、炭疽菌のように近づく人々の心を腐らせていきます。
戦争末期のバンザイ突撃や集団自決のようなことが、自爆テロやメル友自殺に形を変えて、この社会に生き続けています。
そんな心の伝染病に効く特効薬があります。
即効性はありませんが、根気よく続けていると心に深く染み込んで効果を発揮してくれます。
その薬とは「ほめる」です。
人をほめるのは難しい・・・確かにそうです。
無理にほめようとすると、腹がたってきてネガティブな感情に押し流されてしまいます。
だから自分をほめるのです。一日3つ、自分のことをほめるのです。
「ほめる」は「認める」ことです。
ポジティブに注視することです。
そこには愛があります。
やがて、「ほめる」が「感謝する」につながっていきます。
3つほめる、が3つ感謝する、に進化します。
すると自然に「他人をほめる」「他人に感謝する」人になっています。
前世療法の最後に、光の存在に今の自分をほめてもらいます。
自分のほめ方を光の存在に直伝してもらうのです。
光の存在との対話で得た神託は、現実社会に戻ると急速に色褪せていきます。
気づきに至らないまま、失われていく言葉の多さに目をそむけたくなったこともありました。
今は、私自身が毎日、遠路遥々来られる患者さんをほめています。
「思いきって、よく来られました」
「今までよく耐えて、がんばってこられました」
「あなたの変化しようとする勇気がすばらしい」
相手をほめようとしただけで、心から感謝が湧き出てきます。
毎日、心の中で合掌しながらワークを進めています。
「ありがとう」は口先だけになりがちです。
ウソでも「ありがとう」は言えます。
でも、百パーセントのウソで「ほめる」ことはできません。
相手を一秒でも注視しなければ、ほめられないからです。
1パーセントの本当の思いがこもっているから、ウソでも照れ臭いのです。
この一パーセントの真実が種となって、やがて心の内外うちそとに感謝の花を咲かせてくれます。
心の伝染病の予防は「笑顔」でできます。
その治療は「自分をほめる」ことから始まります。
笑顔で自分をほめましょう