2013年8月28日水曜日
おはようさん 2013.8.28.
秋の高気圧さんが猛暑の太平洋高気圧さんをグィ〜ンと南へ押し下げてくれて、夜はもう秋の気配がいっぱいです。
ジャングルと化した我が家のベランダでは、お盆明けから虫の音が聞こえ始めています。
2年前に放した鈴虫さんたちも世代を重ねて、今年は3代目が綺麗な鈴の音を響かせてくれています。
初代の買ってきた鈴虫さんたちに比べて、ベランダといえども野放図な環境の下で生命を紡いだ野生の鈴虫さんたちの鈴の音は、思わず後ずさりしてしまうほどの迫力です。
天地自然にのっとった生命力のすごさ、例え鈴虫一匹の生命力でさえ、星ひとつに匹敵する輝きを放っているんだなぁと感じ入りました。
秋の音に
夏惜しむらく
恋こころ
終の学舎
逢う人もなく
星風
患者さんたちの腹診をしていると、猛暑の頃と涼しくなってきた今日この頃とは明らかに身体が変わってきました。
私自身、先日まではあんなに美味しかった夏野菜さんたちが何となく「もう違うよ」な感じがしてます。
生協のオーダー表をつけながら、夏野菜よりも秋の味覚に自然と視線が集まるのは、身体が秋から冬を迎える準備に入ったしるしなのでしょう。
冷凍食品やジャンクフードの生活をしていると、こんな季節感も忘れてしまうんだろうなぁ。。。
身体の声を聞き取れないのに、こころの声を聞き取れるわけは・・・ありませんよね。
ましてや天の声、光の声、神さまの声なんて・・・むりむり。
旧約聖書 創世記の大洪水の再来かしらむ・・・と思えるほどの情報の大洪水に翻弄されながらも、自分らしさ 大切な自我を守り抜くには、身体とこころと天地自然の声を聞き取れる感性が必要なのだと思います。
その感性とは何ぞや? それは「素直さ」だと私は答えます。
身体の素直さ。
熱ければ・痛ければ手足を瞬時に引っ込める素直さです。それを我慢すれば、癌や難病になります。
こころの素直さ。
泣きたい・笑いたい・怒りたい。ありがとう・ごめんなさい。それを我慢すれば、うつ病やノイローゼになります。
魂の素直さ。
子供は鍼にとてもよく反応します。氣がとてもスムーズに動くからです。魂の素直さが清く美しいほど、天地自然と強く広くシンクロできます。魂の素直さを失うと、鍼も効かないし、過去生も見えません。いつまでも古い世界で輪廻転生・因果応報な生まれ変わりを繰り返します。
初秋の深い夜の闇の中に鈴虫の音を聞きながら、そんな夢想をしていました。
今日も「前世療法ハンドブック」から、ご紹介しますね。
対人恐怖の原因は?
対人恐怖を前世療法で治療していて気づいたことは、大きな心の壁があることです。
心を閉じているのではなく、心の中に壁があるのです。
光との対話を通じて、あなたの心の壁が透けてきます。
壁の向こうには、愛に飢えたあなたがしゃがみ込んでいます。
愛が足りなくて、崩れ落ちそうなあなたが見えます。
愛を与えなければ愛をもらえない、ということを、あなたはよく知っています。
でも、与える愛がもう残っていないような気がしています。
愛のささやきさえも、あなたを砂塵に帰してしまいそうなのです。
だから、あなたは自分を守るために壁を築きました。
愛に飢え苦しんでいるあなたを封印したのです。
今生のあなたが裏切られたり、傷つけられたりする度に、あなたの心の壁は高く立派になっていきます。
同じような傷心を過去生で味わっていると、今生の心の壁はそんな過去生のエネルギーで年輪のように塗り固められて、ますます頑丈になっていきます。
今生のあなたには、もはや何が原因なのか、見当がつかなくなってしまいます。
ただ、人が怖くなるのです。
心の壁の中のあなたは、愛を欲しがっています。
そんなあなたの心の壁には鍵穴が開いています。
鍵は、あなたへの無償の愛です。
誰かがあなたへ無償の愛を注いでくれるだけで、あなたは再び愛のキャッチボールができるようになります。
あなたへ注がれた愛が、心の壁を内側から壊してくれます。
今生だけではなく、過去生のあなたも解放してくれます。
人を愛せるようになったあなたには、もう対人恐怖などありません。
そして、対人恐怖を克服したあなたは、もっともっと人を愛せるようになるのです。
対人恐怖は、無償の愛へのチャレンジコースなのです。
無償の愛をめざしましょう
対人恐怖のキーワードは?
対人恐怖症の前世療法でのキーワードは「自分に自信がない」ことです。
これは、自分に自信がない親や教師が子供へ伝えてしまう伝染病のようなものです。
自信を持つと傲慢になるぞ、自己中心的になるぞ、という恐れを植えつけます。
勝者は悪党だ、がんばらなければならないが勝ってはいけないぞ、と教え込みます。
これは運動会のかけっこを廃止する思考です。
ドラえもんのジャイアンとスネオを悪役の笑いものにしてしまう発想です。
そこには、すべては平等の錦旗の下にモノトーンの没個性化した単純労働者を作りだそう、という闇の占領戦略が見え隠れしています。
教育を破壊すれば三世代で国が滅びる、と言います。
ちょうど三世代目になって対人恐怖や引きこもりが急増していることが何よりの証拠です。
傲慢にならないためには、自分と他人を比べないことです。
自分と他人を比べてみると、自分が何の価値もない者のように思えてきます。
自分より勝っている人と比べると、落ち込んでしまいます。
自分より劣っている人と比べると、優越感の後に「私もあのようになってしまうのではないか」という強烈な不安感に襲われます。
どちらにしても自分の価値観を見失ってしまいます。
子供は三才までは成功体験の塊です。人と比べたりしていません。
食べる、立つ、歩く、話す・・・この頃の子供たちは自信に満ちあふれた目をしています。
神さまのワクチンが自信喪失型伝染病を防いでいてくれるからです。
その後の子供の反抗期は、親と教師の自信喪失病を再発させてしまいます。
彼らの恐怖と不安は、子供たちの自信をことごとく摘み取ってしまいます。
これはインナーチャイルドのトラウマとしても残らないような、社会的な一種の洗脳行為なのです。
他人と比べないで生きる、というのは、この社会では強烈な個性です。
社会との摩擦が大きい分だけ、前世療法で自分の対人恐怖の原因と治し方がわかっても、なかなか実践できない理由がここにあります。
本当の意味で自分らしさを取り戻して、自分とはいったい誰なのか、を知る必要があるのです。
他人と比べないで生きましょう
心身症のキーワードは?
心身症のキーワードは「良い子ぶる」です。
前世療法で見つかった心身症のトリガーひきがねは、いろいろあります。
恥をかかないように、良い子ぶる。
失敗しないように、良い子ぶる。
捨てられないように、良い子ぶる。
良い子は、友だちから尊敬されます。
良い子は、親や先生から褒められます。
良い子は、世界の中心にいれます。
でも、良い子は疲れます。
良い子であるほど、気が抜けません。
良い子は、がんばり続けます。
心身症になる良い子は、本当は臆病です。
「してはいけない。ねばならない」
心の中は、いつも消去法です。
否定形は、精神的ストレスの生みの親です。
心身症の良い子は、自分が否定されるのが一番怖いのです。
だから、良い子を否定されないように、がんばり続けてしまいます。
肉体のストレスが果てしなく増幅して、目に見える病気を引き起こします。
こうやって、心も身体もストレスで蝕まれた心身症が起こるのです。
前世療法では、心身症のトリガーとなった過去生を簡単に解放できます。
セラピストの鼻が、ちょっと高くなります。
でも、次から次へと身体症状が起こってきます。
もぐらたたき、の前世療法になってしまうからです。
「良い子ぶらなくても、大丈夫だよ」と気づかせてあげましょう。
「君は、こんなにすばらしいよ」と安心させてあげましょう。
心身症の良い子には、「ローマの休日」の過去生が必要なのです。
悪役もやってみましょう