2013年6月24日月曜日

おはようさん 2013.6.25.

藤本蓮風先生の北辰会鍼灸の診察は、徹底的に、気を感じ取ること に終始します。 目で、指先で、掌:労宮で、(時には舌で・・・と蓮風先生はおっしゃってました。患者さんの汗の味でわかる・・・って)気を感じ取っていきます。 邪気はもちろんのこと、気の弱り、気の上気、気の淀み・・・気・気・気・・・です。 体表外にある衛気も感じ取らなければなりません。 身体から放射されている生体エネルギーを掌:労宮で感じ取るのです。 はい、もう ハメハメ波の世界です(;^^)ヘ.. 気がわかれば、血もわかります。津液:水もわかります。 逆は・・・血や津液がわかっても、気はわからないことが多いです。 そこに漢方薬治療の限界を感じていました。 だから今は、水を得た魚のように、すべての謎が解けそうな高揚感を(実際はまたすぐに壁にぶつかるけどね)楽しんでいます。 気とは・・・例えれば、それは車を運転してる時の車両感覚に似ています。 初心者の頃は、車庫入れや縦列駐車や細い道でのすれ違いの時には、目で見て確認してました。 慣れてくると、前を向いたまま、ちょっとミラーを見るくらいで簡単にできてしまいます。 ベテランになると、となりの車との距離が10センチでも平気です・・・当てなきゃいいわけだからね。 人は誰でも知らず知らずのうちに、気を感じ、気を使っているのです。 一目惚れなんかも、気が合うから起こります。 だれもが自分なりの気の周波数・波動を持っています。 周波数は、体調の良い時・悪い時 気分の良い時・悪い時 こころの状態 運気の上げ下げなどで日々、絶えず変動していますが、基本となる波動は、その人の生き方や智恵&目覚めの程度で決まるので、日々 変化することはありません。 そんな周波数と波動がピッタリと同期した時、人は一目惚れしてしまいます。 スピ系で言えば、ソウルメイトやツインソウルにやっと巡り会えた!って感じですね。 気の合う仲間 まさしく 気の世界です。 蓮風先生の古代鍼での施術を見ていると、古代鍼の先はほとんど肌に触れていません。 蓮風先生のかざす鍼・・・決してマジックではありません。 その手つきを見ていると、まち針で肌に刺さった棘を抜く動作に似ています。 そうかぁ! 邪気は衛気に突き刺さった棘のイメージでもあるんだ! 指先で&労宮で感じ取った邪気の棘を、古代鍼で丁寧に細やかに抜いているのです。 また、ひっかけちゃったり、やぶけちゃったところを糸針でかがっている動作にも似ています。 衛気の凹みや破れを古代鍼で丁寧にかがっているのです。 衛気の棘を抜き、破れをかがるのだから、肌から鍼先は浮いています。 これが「かざす鍼」だと思います。 風船に棘が刺さったり破れがあると、しぼんでしまいます。 シオシオノパーです。 パンクしてるのに走り続けようとすると、どんどん風船に空気を押し込まなくてはなりません。 ポンプ130%全開! 電圧Max ハイテンションにアップ! 摩擦熱で空気もポンプもどんどん加熱されて・・・いたるところにガタが来て、ダウンしてしまいます。 これが難病・癌・喘息・アトピーなどになります。 漢方薬は、水をかけろ! 油をさせ! 風を送れ! 風船のゴムを厚くしろ! な感じかな? (西洋医学は、ポンプ交換! 予備電池挿入! 冷却システム造設! 空気の代わりにアルゴンガス注入! な感じ・・・かも(~_~;) 身体の至るところからSOSが出ているけれど、どこに根本原因のパンクがあるのか? を感じ取って、その一点にパンク修理してしまうのが蓮風先生の鍼灸です。 だから、漢方薬治療との相性は抜群です。 パンクを修理できれば、気の漏れ出しはなくなります。 次第に気が充たされていけば、全身のSOSは消えていきます。 子供なんかは、根が素直だし、病気もあまり深みにはまっていないから、古代鍼をかざすだけで即効してしまいます。 なぜ? はパンク修理理論でもうおわかりですよね。 そんな思いで、私の患者さんたちにも古代鍼をしてみると、 棘を抜いた時の邪気のすごさ 破れをつくろった時の生気の盛り上がりをブルブルと肌で強く感じました。 (私はどうも気に敏感体質のようです・・・ラッキーなことですけど(*^^)v これからどんなことがわかってくるのだろう・・・ますます興味津々がんばるんばっ☆彡 なのです。 P.S. 外来で初診でも「鍼もしてください」と言ってくだされば、ほいほいと鍼しちゃいますよ。